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【ヤベッチュ外伝も】Another-CⅡ_4【超よろしく】
[837]森崎名無しさん:2012/09/10(月) 00:22:13 ID:??? > ★サンパウロ側のエピソード→ スペードK > ストラットがバンビーノと電話をしている バンビーノ「次のクラブ(負傷)活動いつにしようか?」 ストラット「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!」
[838]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:04:36 ID:??? 済みません、ご迷惑をおかけしました。 それ以外に言葉がございません。 >>834-835 バビ様的にも無念でしょうが、今回のスペードの結果的にもきっと皆さまは後悔すると思います。 スト様のトラウマ再び。 >>837 終わりのないのが終わり。 それがクラブAレクイエム。 ============================================ > サンパウロ側のエピソード→ スペードK > 《スペード》 ストラットが電話をしている(奇数でバンビーノ) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ストラット「いよいよ明日に迫ったよ。」 バンビーノ『ああ。 無事試合が行われる事になって、オレも安堵している。』 試合前日の夜… サンパウロのエースストライカー、チェザーレ・ストラットは親友に電話をかけた。 数年前に大怪我を負わせ、ブラジルまで逃げて来る切っ掛けとなった親友・バンビーノへと。 あの日、バンビーノが訪ねて来るまでの日々はストラットにとって苦難であった。 過去の罪に懺悔を想うも、それでもカルチョにすがるしかない自分を呪う日々。 夢も希望もない、まさに後悔ばかりしかなかった。
[839]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:05:38 ID:??? しかしストラットはようやく拾い掬われつつある。 明日、三年振りにイタリアのクラブチームとカルチョができる。 これは彼にとって他に替えられぬ幸福であり、また恐怖でもあった。 万感胸に迫るという言葉は、今の彼の心情を表わすに相応しいであろう。 自然と口数も少なくなるが…。 バンビーノ『フフ、大丈夫かストラット。 フロレンティア・ヴィオラは手強いぞ? 感傷に心を奪われていると無惨な事になる程度にな。』 それを察したバンビーノはストラットへ注意を喚起した。 バンビーノにとっても思う所のあるカードだが、今回は親友を応援すると決めていた。 なにしろ今回の試合はストラットがジョカトーレとして再び認められるかに係わっている。 ストラット「忠告感謝するさ。 相手がコッパ・イタリア・プリマヴェーラで優勝したチームって事も調べた。 ジノ、ジェンティ―レ、ランピオン達全員を破った奴ら相手に感傷を抱く余裕なんてないだろうな。」 バンビーノ『解かっているのなら良い。 ジェンティ―レ達が悔しがるような結果を聞かせてくれ。 実力によって過去を清算する機会を手に入れるためにも…な。』 ストラット「………」 そう、フロレンティア・ヴィオラとの試合はストラットにとって感傷を刺激するだけの物ではない。 今後再びイタリアの地に立つ事が出来るか、ミラノの青空の下を歩けるかに係わる試合であった。
[840]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:07:11 ID:??? 世代の主柱となる選手が誰も勝てなかったチームをストラットが破ったとなれば、これは大ニュースとなる。 つまり圧倒的名門、強豪、新進気鋭を破った古豪チームの名は、ストラットの汚名を塗り潰すのに格好なのだ。 現実的なバンビーノはその事を敢えて口にしたのである。 しかしストラットの頭の中にそういう打算は皆無だった。(←賢者モード) ストラット「なあバンビーノ。」 バンビーノ『なんだ?』 ストラット「オレの過去は後いばかりでしかなかった。」 バンビーノ『理解している。』 ストラット「だがそんな日々でも、シュートを磨き続けた時間だけは裏切らない。 これだけがオレの誠意なんだ。」 バンビーノ『………… ああ、そうだな。』 ストラット「だからこのシュートだけは皆に捧げたい。 シュート一本一本がオレの償いだ…償いにする。」 バンビーノ((ストラット…))
[841]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:08:44 ID:??? バンビーノにはこのストラットの言葉が青臭く聞えていた。 苦しいリハビリを超え、カルチョへの渇望と共に生き、人生を左右する決断を繰り返してきたバンビーノ。 あまつさえ怨恨から解放され、許しを与えた彼は、今のストラットよりずっと大人になっていたのだ。 しかし、故にこそバンビーノはストラットの気持ちを汲む事にした。 バンビーノ『お前がそうしたいなら、そうすればいい。』 ストラット「ああ。」 バンビーノ『誰が何を言おうとも、オレだけはお前のその気持ちを知っている。』 ストラット「ありがとう、ジョバンニ。」 間もなく電話の回線を切り、ストラットは本格的に明日の試合へ精神を集中し始める。 その胸にはかつてないほどの勇気が宿っていたのだった。 ※明日の試合限定でストラットに特殊スキル[勇気]が付きます。 【勇気の効果】 必中:一試合通してポスト・枠外無効 不屈:一度だけ被負傷無効 加速:一度だけ高速ドリブル(+4)を任意使用 気合:全行動においてダイヤで+1 熱血・直撃:シュート行動において一度だけダイヤで+2(上記+1とは重複して実質+3) ※一旦ここまでです。 ちなみにミアータと話していたら特殊スキル[愛]が付いてました。
[842]森崎名無しさん:2012/09/11(火) 13:14:23 ID:??? 乙です。 明日の試合前やハーフタイム中に森崎がホイホイ訪ねてこないかしら
[843]test:2012/09/12(水) 13:30:52 ID:??? >>842 乙感謝です、取り敢えずそこは判定次第ってことで ====================================== ~ vsサンパウロ 試合当日 ~ 夜が明け、ついにサンパウロとの試合の日が訪れた。 現状を見渡す限り、フロレンティア・ヴィオラと三杉の未来を決める大事な試合だ。 到着から中一日と空かないスケジュールだが、選手達は時差ボケのないよう、確かな休息を取った。 一方のサンパウロは州リーグの合間を縫ったスケジュールであり、 コンディション的には両チームのいずれにも優位性がないと言えるだろう。 午後からのキックオフという事で、三杉達がホテルを発ったのは10時そこそこ。 昨日の石崎の言葉通り、ホテルの玄関にサンパウロの手配したバスが送迎にやってきた。 無論だが、今朝はバスの中に石崎の姿がない。 試合に向けてミーティングなりコンディション調製なりが行われているのだろう。 ブロロロロロロロ……… NOxやCO2をガンガンに排気しながら、快調にバスは走っている。 しかし何人かの選手達は何となく元気がなかった。 アウェイのスタジアムへのバス移動… 数か月前に行われた、フィオレンティーナとしてのラストマッチと近いシチュエーションである。 もしかすると、あの時の惨憺たる大敗北を無意識のうちに連想してしまっているのかも知れなかった。
[844]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:32:49 ID:??? ――15分ほど走った所でバスは停車した。 目的地であるエスタジオ・ド・バカエンブーへ到着したのだ。 サンパウロの中心街にデンとそびえるこのスタジアムは、サンパウロFC所有のものではない。 バカエンブーは市が所有する多目的スタジアムである。 ビッグクラブであるサンパウロFCは本拠地モルンビーにスタジアムを所有しているが、 収容人数8万人と大きすぎる為、今回は半分弱規模のバカエンブーで行われる事になったのだ。 三杉「…と言ってもこの規模か。 アルテミオ・フランキ(ヴィオラの本拠地)より大きいくらいだ… 流石は世界一のサッカー大国と思うべきかな。」 降車して目の前のバカエンブーを見上げつつ、三杉はこの国のサッカーへの深淵に舌を巻く。 ただ、そうは言っても諸手を上げて降参などと考えるつもりはない。 オジオ「市内にはあと二つも大きなスタジアムがあるらしいよ。」 ダラピッコラ「うへえっ、マジかよ!?」 ミュラー「流石はブラジルという事ですか。」 三杉「ふふ、そうウンザリとする事も無いさ。 確かに国としての力の入れ具合は、ブラジルが 世界一かも知れない。 けれど戦術面やマーケットの大きさはセリエAが世界一… 設備の規模や数の差が戦力の決定的な差でない事を、この都市の人間に教えてやろう。」 ミハエル「フフン。」 ブンナーク「へっ、その通りだぜ。」 同じように圧倒されつつある仲間達を、三杉は自らの言葉によって鼓舞した。 ミハエルやブンナークといった強気な選手達もこれに同調し、チームの雰囲気を押し上げる。
[845]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:33:52 ID:??? シーザー「ほれほれ、行くぞ。 午前だからと言ってジッとしてたら太陽にスタミナを削られちまう。」 ミハエル「アーバックルも少々グッタリしてますし。」 メリー「キャプテン、コーチの仰るとおりです。」 三杉「ああ、了解。」 コーチとマネージャーに促され、三杉はスタジアム入口へ選手達を誘導する。 屋内に入ると、多少はヒンヤリした空気がまとわれた。 観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが… 先着で ★誰か声をかけてきたりしないか?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 森崎現る 《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった 《スペード》 賀茂と陽子がいた 《クラブ》 誰も声かけて来ないけれど、何故か視線を感じる(複数) 《クラブ5以下》 誰も声かけて来ないけれど、何故か強い視線を感じる(単独) 《JOKER》 森崎+パルメイラスの選手がいた
[846]森崎名無しさん:2012/09/12(水) 13:34:31 ID:??? ★誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ
[847]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:57:31 ID:??? > 誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ > 《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが、当然ながら三杉の知った顔はない。 また今日のカードの一方である三杉達ヴィオラが会場入りしたのに何の反応もない。 …いや、正確に言えば視線は感じる物がないわけではない。 しかしそれが決して良い意味での注目でない事は、三杉には容易に想像がついた。 三杉(サンパウロ市民にとって、僕達はイタリアの4部チームに過ぎない認識というわけだ。 彼等は今日、サンパウロがイタリアの弱小チームをいたぶるのを観に来ている…) プリマヴェーラ杯は腐っても自国民同士、しかもユースクラスの話。 トップのリーグ戦に見られるサポーターの苛烈さは抑えられていた。 しかし今日は国外…しかも南米ブラジルの名門チームが相手である。 ぶっちぎりにアウェーでの戦いであると改めて認識し、自然と気が引き締まる思いだった。 ざわざわ… …と、ここで急に後方がざわつき始めた。 何事かと考えるまでもない、今日の主役と認識されるべき者達だ。 ヴィオラ(三杉達)に僅かに遅れ、サンパウロが会場入りしようというのであろう。
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0ch BBS 2007-01-24