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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[843]test:2012/09/12(水) 13:30:52 ID:??? >>842 乙感謝です、取り敢えずそこは判定次第ってことで ====================================== 〜 vsサンパウロ 試合当日 〜 夜が明け、ついにサンパウロとの試合の日が訪れた。 現状を見渡す限り、フロレンティア・ヴィオラと三杉の未来を決める大事な試合だ。 到着から中一日と空かないスケジュールだが、選手達は時差ボケのないよう、確かな休息を取った。 一方のサンパウロは州リーグの合間を縫ったスケジュールであり、 コンディション的には両チームのいずれにも優位性がないと言えるだろう。 午後からのキックオフという事で、三杉達がホテルを発ったのは10時そこそこ。 昨日の石崎の言葉通り、ホテルの玄関にサンパウロの手配したバスが送迎にやってきた。 無論だが、今朝はバスの中に石崎の姿がない。 試合に向けてミーティングなりコンディション調製なりが行われているのだろう。 ブロロロロロロロ……… NOxやCO2をガンガンに排気しながら、快調にバスは走っている。 しかし何人かの選手達は何となく元気がなかった。 アウェイのスタジアムへのバス移動… 数か月前に行われた、フィオレンティーナとしてのラストマッチと近いシチュエーションである。 もしかすると、あの時の惨憺たる大敗北を無意識のうちに連想してしまっているのかも知れなかった。
[844]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:32:49 ID:??? ――15分ほど走った所でバスは停車した。 目的地であるエスタジオ・ド・バカエンブーへ到着したのだ。 サンパウロの中心街にデンとそびえるこのスタジアムは、サンパウロFC所有のものではない。 バカエンブーは市が所有する多目的スタジアムである。 ビッグクラブであるサンパウロFCは本拠地モルンビーにスタジアムを所有しているが、 収容人数8万人と大きすぎる為、今回は半分弱規模のバカエンブーで行われる事になったのだ。 三杉「…と言ってもこの規模か。 アルテミオ・フランキ(ヴィオラの本拠地)より大きいくらいだ… 流石は世界一のサッカー大国と思うべきかな。」 降車して目の前のバカエンブーを見上げつつ、三杉はこの国のサッカーへの深淵に舌を巻く。 ただ、そうは言っても諸手を上げて降参などと考えるつもりはない。 オジオ「市内にはあと二つも大きなスタジアムがあるらしいよ。」 ダラピッコラ「うへえっ、マジかよ!?」 ミュラー「流石はブラジルという事ですか。」 三杉「ふふ、そうウンザリとする事も無いさ。 確かに国としての力の入れ具合は、ブラジルが 世界一かも知れない。 けれど戦術面やマーケットの大きさはセリエAが世界一… 設備の規模や数の差が戦力の決定的な差でない事を、この都市の人間に教えてやろう。」 ミハエル「フフン。」 ブンナーク「へっ、その通りだぜ。」 同じように圧倒されつつある仲間達を、三杉は自らの言葉によって鼓舞した。 ミハエルやブンナークといった強気な選手達もこれに同調し、チームの雰囲気を押し上げる。
[845]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/12(水) 13:33:52 ID:??? シーザー「ほれほれ、行くぞ。 午前だからと言ってジッとしてたら太陽にスタミナを削られちまう。」 ミハエル「アーバックルも少々グッタリしてますし。」 メリー「キャプテン、コーチの仰るとおりです。」 三杉「ああ、了解。」 コーチとマネージャーに促され、三杉はスタジアム入口へ選手達を誘導する。 屋内に入ると、多少はヒンヤリした空気がまとわれた。 観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが… 先着で ★誰か声をかけてきたりしないか?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 森崎現る 《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった 《スペード》 賀茂と陽子がいた 《クラブ》 誰も声かけて来ないけれど、何故か視線を感じる(複数) 《クラブ5以下》 誰も声かけて来ないけれど、何故か強い視線を感じる(単独) 《JOKER》 森崎+パルメイラスの選手がいた
[846]森崎名無しさん:2012/09/12(水) 13:34:31 ID:??? ★誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ
[847]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:57:31 ID:??? > 誰か声をかけてきたりしないか?→ ハートQ > 《ハート》 おっと、丁度サンパウロも到着したとこだった ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 観戦目当てで既に会場入りしている人もポツポツと見られるが、当然ながら三杉の知った顔はない。 また今日のカードの一方である三杉達ヴィオラが会場入りしたのに何の反応もない。 …いや、正確に言えば視線は感じる物がないわけではない。 しかしそれが決して良い意味での注目でない事は、三杉には容易に想像がついた。 三杉(サンパウロ市民にとって、僕達はイタリアの4部チームに過ぎない認識というわけだ。 彼等は今日、サンパウロがイタリアの弱小チームをいたぶるのを観に来ている…) プリマヴェーラ杯は腐っても自国民同士、しかもユースクラスの話。 トップのリーグ戦に見られるサポーターの苛烈さは抑えられていた。 しかし今日は国外…しかも南米ブラジルの名門チームが相手である。 ぶっちぎりにアウェーでの戦いであると改めて認識し、自然と気が引き締まる思いだった。 ざわざわ… …と、ここで急に後方がざわつき始めた。 何事かと考えるまでもない、今日の主役と認識されるべき者達だ。 ヴィオラ(三杉達)に僅かに遅れ、サンパウロが会場入りしようというのであろう。
[848]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:58:46 ID:??? クルリと首を後ろに振り向かせると、丁度相手チームのキャプテンと目が合った。 距離の開いた3年ぶりの邂逅であった。 そして6年ぶりの再対決までもう間もない。 三杉(翼くん…。) 翼(三杉くんだ…。) ド ク ン ――瞬間、二人は互いに相手の実力に思いを馳せた。 三杉(背が伸びて線もガッチリしたみたいだ。 …これはフィジカル勝負は厳しいかも知れない。) 翼(小学生の頃から組織プレイを使いこなして来た三杉くん。 きっとイタリアサッカーは水が合っていたんだろうな…。 けれど今の俺は君に遅れを取る事はないよ、たとえ心臓病が完治してるとしてもね。) 警戒と自信…そして驚くほどの胸の高まりが全神経を支配した。 『ああ、これほどに自分は彼との勝負を望んでいたのか』と始めて知るみたいであった。 今この時の二人は互いに恋焦がれていた相手に出会えた乙女と同じ感覚になっていた。
[849]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 00:59:55 ID:??? 僅かな時間だったが、いずれのキャプテンも時が止まった空気の中… この場は三杉と翼以外の人間が動きを見せる。 先着で ★誰のターン?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ:奇数/偶数》 シーザー/ロベルト 《ハート:奇数/偶数》 ブンナーク/ストラット 《スペード:奇数/偶数》 新田/ドトール 《クラブ:奇数/偶数》 ダラピッコラ/アマラウ 《クラブA/2》 アーバックル/ミハエル 《JOKER》 甘い! ここで森崎のターン!
[850]森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:01:47 ID:??? ★誰のターン?→ クラブJ
[851]森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:01:47 ID:??? ★誰のターン?→ ダイヤ5
[852]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/13(木) 01:03:27 ID:??? 岡山姉のパラメータ高すぎて流石ラスボスです。
[853]森崎名無しさん:2012/09/13(木) 01:03:35 ID:??? なにィ!?リグル分岐がないだと
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0ch BBS 2007-01-24