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【最強DF】キャプテンEDIT39【決定戦】
[428]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:09:10 ID:??? 実況「フィールド上では両チームのキャプテン同士が何やら言葉を交わしていますが……その間にも上手くパスを繋ぎます、ふらの!」 石田(ふっふっふっ。いかにふらの中がパスワークに優れていようと、心臓である松山が俺の近くにいてはいずれ回らなくなる。 その時に味方がパスカットして反撃だ! そしてこの口撃で冷静さを失った松山を上手くあしらえれば、チャンスは――) そう目算を立ててほくそ笑む石田。 大前(観客席)「? あの石田っての、さっきから松山に何を話しかけているんだ?」 石崎(観客席)「大方、挑発でも仕掛けているんだろ。どっかの誰かみたいにさ」 森崎(観客席)「こらーっ! 南宇和ーっ! 何をちんたらボールウォッチしてやがる! もっと積極的にプレスしろ!(←どこかの誰か)」 雪村(観客席)「ふらの中が去年のままだったら、挑発でも何でもして、松山のペースさえ崩せばどうとでもなるんだけどね。 今年はどうだろう?」 翼(観客席)「(マズイ。そろそろ発言しておかないと、主役である俺の存在感が!)そうだね。 だけど弱点をいつまでもそのままにするはずがない。ましてやふらのメンバーは小学校時代から全国経験のある地力のある選手だ。 そんな彼らに一年も時間を与えれば――」 言いながら、眼下のフィールドを顎で示す翼。 そこでは、 金田「……それっ!」 小田「よし、ナイスパス!」 巧みなパス回しで、見事に南宇和を翻弄するふらの中の姿があった。 翼(観客席)「――コレくらいの相手は、松山抜きでも切り崩せるチームにもなるさ」
[429]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:10:34 ID:??? 実況「南宇和中、何も出来なーいっ! ふらのの連携攻撃に守備陣はキリキリ舞いです! これは完全に攻略されて先取点を献上するのも、時間の問題かーっ!?」 石田「な、なにィ!?」 自分の描いた絵図面とは隔たりのある光景に、石田は思わず驚愕の声を上げる。 本多(観客席)「な、なあ。ふらのの連中、やけにパスが上手くないか? いや、去年も相当に上手かったが、今年はそれ以上に」 井沢(観客席)「じっくり見るのは久しぶりだが、格段に上達してやがるぜ……。 どいつもこいつも、よそのチームに移りゃ即ゲームメイカーが務まりそうなくらいのパス能力だ」 翼(観客席)「それは流石に(才能の無い連中らしい)大袈裟な表現だけれど、想像していた以上に厄介なチームになってるね」 菱野(観客席)「ふらの中の脅威度、上方修正の必要アリ……(メモメモ)。ふぅ、渡会さんの出停が明日には解けるのは僥倖ですわね。 こんなチームを相手にしたら、何度シュートチャンスを作られるか分かりませんもの」 森崎(観客席)「くっそー! 不甲斐ないぜ南宇和ーっ! それでも大会最大のダークホースかァ!?」 大前(観客席)「……って、お前はまだやってたのかよ森崎!?」 怒涛の勢いで南宇和を攻め立てるふらの攻撃陣に、観客席でそれを眺める偵察者たちも舌を巻く。 しかし、より驚いているのは対戦相手の南宇和である。 南宇和DF「くそ、止まらないぞこいつら!?」 南宇和GK「石田ァ!? 松山さえなんとかすれば怖くないって言ってただろー!?」 武井「み、味方がボールを取る気配さえ無ェ……お、俺はこのまま前に残っていていいのか?」 石田「ち、ちくしょう……こんなはずでは……」
[430]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:11:39 ID:??? 松山「フッ、さっき言われたことをそっくり返すぜ石田。 確かにキープ力に自信を持ち、相手と積極的に勝負するのは優れた選手のみ出来ることかもしれない。 だが、それは! 裏を返せば自分たちのチーム力に自信を持っていない証拠とも取れるんだぜ!」 藤沢「素敵、松山くん……」 もう一人のマネージャー「私ゃもう何も言わんわよ……」 松山が勝ち誇った様に宣言するのと時を同じくして、絶好の位置でボールを持った小田がミドルシュートを相手ゴールに沈める。 ふらの中、先取点獲得である。 実況「ゴォォォルっ! ふらの中、鮮やかァ! 素早いパス回しから小田くんをフリーにしてシュートを撃たせ、これが決まる! 開始から五分も経たない内に先制です!」 小田(ふ)「よっしゃあ、やりましたよキャプテン!(これで今日の俺はお役御免ですよね? ね?)」 松山「よくやった小田ァ! このまま勢いに乗ってガンガン撃っていけ! 鳴紋戦前の景気付けだ! 観客席の大前にも、派手にアピールしてやれ! 得点王争いのライバルは、ふらの中の小田和正だとな!」 小田(ふ)「は、はいっ!(……ハァ、こう言うと思ったよ。ううっ、大前め。余計なことしやがって)」 石田「く、くそっ……松山め、たった一点で勝ち誇りやがって! ええい、目に物見せてやるぜ! 南宇和は攻守のバランスが優れていると評されるが、その実、俺と武井の攻撃力がウリなのよ!」 松山「ふふふ。それは楽しみだ」 必死に虚勢を張る石田だが、こと松山に対してそれは悪手である。 相手が闘志を見せれば見せるほど、比例するように燃え上がるのが松山光という男なのだ。 そんな彼に対して挑発的な発言は、火勢の衰えたかまどに焚き木を新たに投げ込むようなもの。 味方が先取点を上げたことで収束しつつあった熱意が、更に勢いを増すことになる。
[431]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:12:47 ID:??? 大前(観客席)「南宇和も悪くないチームだと思うけど、相手が悪かったな。何しろ相手が松山だ。 司令塔のキープ力がウリのチームなのに、敵が中盤でのボール刈りの達人っていうのは不利過ぎる」 雪村(観客席)「オマケに松山はそれ以外の能力も一級のオールラウンダーだからね……」 国岡(観客席)「ガクガクブルブル……アーアー、キコエナーイ。オレニハナンモミエナーイ。マツヤマナンテシラナーイ。ブルブルブルブル……」 岩見(観客席)「おい、鳴紋中。コイツは大丈夫なのか? なんか様子がおかしいぞ?」 浅村(観客席)「あー、ご心配無用っス。この人の事はなるたけ気にしないで貰えると嬉しいっス」 去年のトラウマを刺激されて物陰で体育座りになる国岡は放っておいて、試合は大前や雪村の予感した通りに進んだ。 司令塔である石田は松山によって無効化され、ストライカーの武井はボールが回って来ず逆に守備に奔走する。 そして時たまボールを奪っても、元が空中戦型の悲しさ、キープ力やパスといった足元は不安定ですぐさま取り返されてしまう。 試合は圧倒的にふらの中が支配し、スコアもそれに応じたものとなった。 ――前半八分、松山がボールカットから攻め上がり得意のロングシュートで追加点。2−0。石田に対して味方任せではないことを証明する。 ――前半十五分、松山からのパスを小田が決め3−0。早くもハットトリックにリーチを掛ける。 ――前半十七分、石田が松山に対抗する様に無謀なロングシュートを放つも敢え無く防がれ、逆にカウンターで4−0に。 ――前半二十三分、松山が山室からのクロスをオーバーヘッドキック……雪下ろしオーバーで沈め5−0。 ――後半十二分、流し気味だった試合をキャプテン松山が独断で動かし、小田にハットトリックを決めさせて6−0。 実に六点差、無失点。支配率はふらの中64、南宇和中36という悪い夢の様な数字だった。 毎年優勝候補として名の上がる強豪校の実力を、初出場校へ存分に見せつけた、貫禄の圧勝である。
[432]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:13:56 ID:??? 石田「う、嘘だ……これは夢だ……」 武井「お、俺……この試合で何度ボールに触った? 何しに出場してたんだ?」 南宇和中監督「わ、ワシの監督人生で最強のチームが……こ、こんなこと有り得るはずは無いんだ。 そうだ、石田の言う通りこれは夢だ。ワシは今、本当は旅館の布団の中にいて夢を見ているんだ。 目を覚ませば、逆にふらの中に圧勝している石田たちの姿が……(ブツブツ)」 大前(観客席)「強い……本当に去年より強くなっているぞ、ふらの中。まるで別のチームだ」 石崎(観客席)「まったくだぜ。しっかしお前らのブロックも凄いな。昨日の相手は花輪。明日の相手は、このふらの中。 でもって、その次は東邦か明和東だろ? 俺たちが南葛SCで経験した時並の死のブロックだぜ」 宇津木(観客席)「こういうことは稀によくある。だがこれは逆に優勝フラグなので以下心配はひ不要です」 井沢(観客席)「……去年も似たような組み合わせだったけど、優勝は俺たちだったんだからな、オイ」 松山たちふらの中の貫禄の圧勝に息を飲む大前たち。 と、そこへフィールドの松山が観客席に向けて声を張り上げた。 松山「(ええっと、大前たちは……あそこか!)おーいっ! 観たか大前ーっ! 注文通り、勝ったぞーっ!!」 大前(観客席)「!」 松山「俺たちは一足先に、ベスト8で待つ! この後の試合で、負けるんじゃないぞーっ!?」 そしてブンブンと手を振る。 ライバルの声援に応えて快勝を飾った。スポーツ少年らしい爽やかな姿である。背後で肩を落とす南宇和中の面々を無視すれば、だが。
[433]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/24(火) 02:15:09 ID:AeLrAAw6 石崎(観客席)「おーおー、お熱いラブコールじゃないか。応えてやれよ大前」 大前(観客席)「か、からかうなよ石崎。大体、男同士で何でそんな言い方をするんだよ?」 菱野(観客席)「そ、そうです! 殿方同士なんて不潔ですわ!」 長野(観客席)「な、なあ? そう言えば石崎って……(ヒソヒソ)」 岩見(観客席)「一時期、あらぬ噂が立ったことがあったな……翼と(ゴニョゴニョ)」 翼(観客席)「ん? 何の話をしてるのかな?」 長野・岩見(観客席)「「い、いや! なんでもない!」」 何やらヒソヒソと囁き合う南葛メンバー。 実は森崎の裏工作の一環として翼と石崎の同性愛疑惑の噂が流されたことがあるのだが、神ならぬ大前には預かり知らぬところである。 さて、それはさておき大前の反応は―― 先に3票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「安心しろ、松山っ! 無事勝ち上がって、嫌になるくらい強い鳴紋中を今年も見せつけてやるぜ!」 松山に応えた! B.「馬鹿野郎ーっ! やり過ぎだーっ! お前には、傷ついた南宇和中の選手たちの姿が見えないのかー!?」 松山を非難した!? ……お前が言うな。お前だけは言うな C.(それはさておき、長野と岩見の会話が気になる……) 別の事に気を取られていた!? D.(あれ? そういえば森崎がヤケに静かだな?) 別の事に気を取られていた!?(Part2) E.その他(自由選択です。大前に取らせたい行動を併記してください)
[434]森崎名無しさん:2012/07/24(火) 02:15:56 ID:mCpnTFYo A
[435]森崎名無しさん:2012/07/24(火) 02:17:13 ID:gh2brul2 A
[436]森崎名無しさん:2012/07/24(火) 02:17:34 ID:??? A
[437]森崎名無しさん:2012/07/24(火) 02:18:29 ID:??? これで前回の判定も合わせて好感度アップしたかな
[438]森崎名無しさん:2012/07/24(火) 02:18:35 ID:KkNPe4VA A 外し忘れです
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0ch BBS 2007-01-24