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【覇者の称号】キャプテン森崎44【カンピオーネ】
[121]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/23(火) 10:45:37.09 ID:5m9Fv/OE 短いながらも更新を。今日はこれだけです。 "../test/read.cgi/morosaki/1345818150/118" >>118 そうですね。フラグAがなければ運が悪ければドリブル技すら未完成の ままだったかも知れません。
[122]創る名無しに見る名無し:2012/10/23(火) 17:31:33.41 ID:jfoTKmPq "../test/read.cgi/morosaki/1345818150/121" >>121 お返事ありがとうございます。 悪夢の紅白戦前半も意義があった・・・といえるでしょうか?
[123]創る名無しに見る名無し:2012/10/23(火) 18:41:39.44 ID:KDASB7AZ 乙 意義のない試合なんてないさ(キリッ
[124]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/24(水) 10:51:42.29 ID:3xS5GYi1 準決勝を前にして物思いに耽るのは全日本ユースだけではない。 イタリアユース、ドイツユース、そしてブラジルユースの面々もまた激闘の予感に胸を高鳴らせていた。 〜イタリアユース宿舎〜 アルシオン「(イタリアだろうと、ブラジルだろうと、月は変わらないな…当たり前だが)」 その夜、アルシオンは自室の窓から夜空の月を見上げていた。 イタリアユースではそのあまりにも輝かしいサクセスストーリーと生まれつきのイタリア人ではない故に浮いた存在であり、 所属クラブのACミランでは若すぎる一軍選手として目立ちすぎる彼は幸か不幸か孤独を苦としない性格で 試合の前日に物思う時もチームメイト達と群れる事はまずない。 その代わりと言うべきか、彼は夜の空を見上げるのが習慣となっていた。 誰もが認めるスター選手でありながら、本物の星を見るのが好きなのは彼の飽くなき名誉欲による物かも知れない。 アルシオン「(上に居る者程、落ちさえしなければ長く変わらず輝く事が出来る。 逆に下はあまりにも乱雑に混み合い、お互いの姿すら良く見えなくなる。恐ろしい事だ)」 アルシオンは孤児だった。彼は今ではイタリア国籍を有するが、それ以前は自分がどの国で生まれたかすら知らない。 アルシオンは己のルーツには興味がない。生きているかどうかも分からない親との再会も望んでいない。 アルシオンが望むのはただひとつ。自他共に到底忘れられない程巨大な輝きの源となる事である。 アルシオン「(自分の姿を見失いたくない。それが俺の戦う理由だ…フッ、我ながらマスコミ受けしそうな臭い独り言だ)」 今夜も彼は自分の目指す場所と目的を再確認してから眠りにつく。 ただただ上を目指し続けると言う彼の意思に迷いの余地はない。
[125]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/24(水) 10:52:44.70 ID:3xS5GYi1 たった1レスでも何とか毎日更新を… また明日お会いしましょう。
[126]創る名無しに見る名無し:2012/10/24(水) 13:13:48.01 ID:pmXA6u3F 乙でした
[127]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/26(金) 12:01:40.75 ID:nnTuDflU ストラット「…と言う訳で、俺はなんとかミアータとの約束を果たせそうだよ」 バンビーノ「ついに一軍に上がれるのか…良いなあ。俺には何も声がかかっていないのに」 ストラットはバンビーノと共にラウンジのソファーに座っていた。この二人が幼馴染である事、 かつて不幸な運命で道を違えた事、そして後に絆を結び直した事はイタリアユースの者なら皆知っている。 その特別な関係に配慮し彼らを見かけた者達は何も声をかけずに二人を水入らずにしていてくれた。 ストラット「まだ、の話だろ。お前のキャリアならきっと1軍に上がれるさ」 バンビーノ「いや…例えそうなったとしても、すぐさま格下クラブへの移籍かレンタルだな。 俺の器がどれ位の大きさかは俺自身が分かっている。俺は…ACミランのレギュラーにはなれない」 ストラット「…バンビーノ」 バンビーノ「そんな顔をするなよ。せめてまたアズーリになれる様には努力するさ」 だがこの二人にも遠くない内に別れが待っている。二人はそれを悲しみつつも、 傭兵の様なキャリアが当然とされるサッカー選手としてそれを受け入れていた。 ストラット「…そうだな。お前と一緒に世界一になるって言う夢、もうすぐ叶うもんな」 バンビーノ「そうだよ。今はクヨクヨするよりもワクワクしたいんだ」 故に二人は一期一会の精神で今を大切にし、明日の試合へ思いを馳せていた。 Jrユース大会では狙う事すら叶わなかった世界一の座。 ワールドカップでもこの二人が同じアズーリとして世界一を狙える保障はない。 最初で最後になるかも知れない二人同時の世界一への挑戦。 ストラット「やっと色々な事にケリをつけられそうだ…長かった…」 ストラットとバンビーノにとって特別過ぎる大会の準決勝まで後十数時間。
[128]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/26(金) 12:13:33.53 ID:nnTuDflU たった1レスだけですが以下略。
[129]創る名無しに見る名無し:2012/10/26(金) 12:13:56.50 ID:qGIPNUlh 乙デース 森崎と中山もだけど特別な絆を持つ二人が一緒に世界一を目指すってのは素敵ですね
[130]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/29(月) 00:52:25.21 ID:5RM2c9N9 ランピオン「…いよいよ、日本戦だな」 ジェンティーレ「ああ。Jrユース大会での奴らの大勝は何の価値もない物だったと思い知らせてやる」 ほぼ同時刻、ジェンティーレとランピオンはホテルに備えつきのバーで物憂げにミネラルウォーターを傾けていた。 彼らにはかつてストラットによって負傷させられJrユース大会に出場出来なくなったと言う共通点があり、 他の者とはまた別の意義でこのワールドユースを重大視していた。 ランピオン「だが、日本は強敵だぞ。そしてブラジルとドイツもだ」 ジェンティーレ「当たり前だ。俺たちはそんな強敵達より更に強いと証明する為にここに居るんだ。そうでなくては何の意味もない 元々俺たちジョカトーレは随分ヤクザな職業だ。恨みを抱き、恨みを買い、恨みを晴らし…敵と味方が金の都合で何回も入れ替わり… 栄光を掴んでも20年も持たない。だがそれが良い…厳しく理不尽な勝負の世界ほど、達成感は凄まじいんだ。そうだろう?ランピオン」 ランピオン「相変わらずお前は強気なんてものじゃないな。だが…その通りだ。俺もそんな理不尽な世界に自分の意思で居るんだしな」 戦いたくても戦えなかったと言う経験は彼らに無限に近いモチベーションを与えていた。 そこに敗北の恐怖に怯える暇などない。勝利や栄光への渇望すら薄い。 とにかく戦いたい、結果は後からついてくる。彼らの瞳にはそんな炎が燃え盛っている。 ランピオン「ああ、早く明日になって欲しいぜ。これ以上日本を調子に乗らせたくない」 ジェンティーレ「奴らはこれがワールドユース初出場なんだ。4位で良しとしてもらうしかないな。フフフ…」
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