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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[416]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 22:19:52 ID:??? そう言ってマッハーはビクトリーノの日焼けした足を羨むように眺める。 ビクトリーノ「……確かに5年前のjrユース時代には、今のようなドリブルはできなかった。 サルバトーレさんやルーベンさん。何よりダ・シルバの協力があってこそ…… そうだ。俺からも聞かせてくれ。お前の言う組織って、 お前みたいな仮面をつけた連中が大勢いるのか?」 マッハー「ああ。そりゃあもう。おもちゃ屋に並べられた人形みたいに同じ顔がズラリとな」 ビクトリーノ「……その中に『ダ・シルバ』って名前のやつはいなかったか?」 一縷の望みをかけて、ビクトリーノはマッハーに、ある日闇の中に消えていった相棒のことを尋ねる。 マッハー「……悪いな。なにしろ四六時中仮面をつけてるんだ。 任務中は余程のことがない限り互いのことを『ローロー何番』としか呼び合えないし まぁ、中には仮面を外して普通に生活できることを許される『幹部』みたいな奴もいたけどな。 その幹部の連中なら、仮面のメンバーのことも網羅しているかもしれないな」 ビクトリーノ「……そうか。いや、ありがとう。僅かでもアイツへの手がかりが掴めただけでもありがたい。 (俺がモンテビデオを離れ、ブレーメンに来たのも行方不明になったアイツの足取りを探すため。 もちろんサルバトーレさんの言いつけ通り、OMFとしての腕を磨くことも忘れてねぇけど)」 マッハー「とにかく、俺は俺とアイツの運命を弄んだ『ヨハン』を野放しにはしておけねぇ。 ヨハンは俺のような『倍速』で走ることの出来る人間を捕まえて、 技術化して高額で他国に売りつけるつもりでいやがる。 きっと奴らはお前にも目をつけているはずだ。そして……イスラス。アイツにも」 ビクトリーノ「イスラスに?だって、アイツの『倍速』はお前の筋繊維のおかげだったんじゃ…」 マッハー「力の出処なんて二の次だ。奴らはとにかく『倍速』で動ける被験体を集めている。 オランダだけじゃない。ブラジルやイタリア、果ては日本にまで『倍速』の才能を持つ人間を探しているんだ」
[417]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 22:21:16 ID:??? ビクトリーノ「どうして奴らはそこまでして『倍速』の才能を求めているんだ? いや、その企業の規模からして『倍速』以外の才能にもきっと興味を持っているはず……!」 マッハー「これは俺が掴んだ情報なんだが『ヨハン』を牛耳るとある人物がある計画を立てているらしい。 パワー、スピード、テクニック。全てが究極の才能で磨かれた『最高の芸術品』のような…… そんな選手を生み出し量産することを目的とするために、あらゆる手段を行使している」 ビクトリーノ「そんなことがまかり通ったらサッカー界がとんでもないことになるぞ! いや、サッカーだけじゃない。あらゆるスポーツという分野が 『ヨハン』の思うがままになってしまう…!」 マッハー「俺はこれからアムステルダムの『ヨハン』の支部に乗り込みに行く。 『イリュージョンストライク』が無いのが少し不安だが、まぁなんとかなるだろう。 ……話を聞いてくれてありがとうな。心の重さだけでも身軽になれたぜ」 ビクトリーノ「待てよ。……勝手なことばかり言いやがって。そこまで聞いて他人事にしちゃおけねぇだろ」 再び窓から外へと出ようとするマッハーを、ビクトリーノが引き止める。 ビクトリーノ「奴らが俺を狙ってるってんならここにいても危険なのは変わりない。 関係のない奴らにまで迷惑を駆けるくらいなら、こっちから直接乗り込んだほうが手っ取り早い」 マッハー「……いいのか?結構厳しい戦いになるかもしれねぇぜ?下手すりゃ奴らに捕まって体の良いモルモットにされちまう」 ビクトリーノ「ヨハンと仮面の集団がつながっているというのなら、俺は奴らを追いかける。 それがどんなに危険な道だとしても、俺は相棒を取り戻すためにその道を走り続ける」 マッハー「(飼われることを知らない、野獣の黒豹のような鋭い目。こいつならきっと……)」 ビクトリーノは素早く身支度を整え、外へと飛び出す。 寮の門の外でマッハーと合流すると、降りしきる雨の中廃ビルが立ち並ぶ郊外へと向かった。
[418]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 22:22:22 ID:??? 場面は再び森崎たちの所へと戻る。侵入に成功した森崎たちは、見張りの目をかいくぐり建物の奥へと忍び込んでいく。 マーガス「本当にこんな危なそうな所にビクトリーノがいるのか?」 森崎「奴らは『倍速』で走れる被験体を探していると確かにこの耳で聞いたんだ。 もしかしなくても、あいつがこの連中に捕まった可能性は高いはずだ」 マルス「(いざとなればたとえ剣を振るうことになろうとも彼らを守る。それが僕の使命だ)」 3人でうまく合図を取りながら、柱の陰から陰へと移り渡っていく。 何やら怪しい物が詰まった荷物の箱に身を潜めながら、見張りたちの話に耳をそばだてる。 ??「先ほど捉えたターゲットは地下3階の部屋に閉じ込めておきました」 ??「うむ、ご苦労。逃げられないようにしっかりと見張りをつけておくように」 森崎「地下3階に誰かが捕まっているらしいな。……ビクトリーノのことだろうか?」 マーガス「今俺達がいるのは地下1階。なんとか3階までの階段にまで辿り着かないとな」 マルス「この箱に身を隠しながら進んでいこう。音を立てないように、慎重にね」 ★森崎ダッシュ→!card マーガスダッシュ→!card マルスダッシュ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ※クラブを出したキャラは捕まってしまいます
[419]森崎名無しさん:2012/10/30(火) 22:27:11 ID:??? うーん、菓子の件は失敗だったか。 ★森崎ダッシュ→ ダイヤ7 マーガスダッシュ→ JOKER マルスダッシュ→ スペード5 ★
[420]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 22:49:01 ID:??? ★森崎ダッシュ→ ダイヤ7 マーガスダッシュ→ JOKER マルスダッシュ→ スペード5 ★ ※マーガスがJOKERボーナスで『柱に擬態』を習得しました!(一度だけクラブを無効) =========== どちらかと言えば小柄な森崎とマルスは、箱をバリケードにして見張りの目をかいくぐる。 だが、身長190越えのマーガスが体全体を隠せるサイズの箱がどこにも見当たらない。 マーガス「あ〜どうすっぺ〜!このままじゃ見つかっちまう〜!こ、こうなったら!」 案の定曲がり角の向こうから見張りたちが集まってくる。 もはや万事休すと覚悟を決めたマーガスは、角の隅にぴったりと身体をくっつけ硬直する。 見張り「あれ?確かにいま侵入者がいたような気がしたんだが……ただの柱かァ」 マーガス「(そうです。私がただの柱です)」 チーム随一のポストプレイヤーとして活躍する彼だからこそ、柱に擬態することができたのかもしれない。 森崎「いやいやいや、見張りの目が節穴なだけだろ」 マルス「いずれにせよラッキーだったね。もし危なくなったらもう一度柱に擬態するのもいいかもね」 マーガス「勘弁してくれよ〜。今ので絶対俺の寿命5年くらい縮まったから〜!」 地下1階の階段を駆け下りた森崎たちは、先ほどと同様に地下2階の階段を目指して進んでいく。
[421]森崎名無しさん:2012/10/30(火) 22:49:10 ID:??? おーっと、マーガスくんのダイナマイトヘッドが地下三階につながる大穴を開けたー!
[422]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/30(火) 22:50:23 ID:??? ★森崎ダッシュ→!card マーガスダッシュ→!card マルスダッシュ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ※クラブを出したキャラは捕まってしまいます ※マーガスはスキル『柱に擬態』で一度だけクラブを無効化できます
[423]森崎名無しさん:2012/10/30(火) 22:59:52 ID:??? ★森崎ダッシュ→ スペード5 マーガスダッシュ→ ハート6 マルスダッシュ→ ダイヤ9 ★
[424]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 07:59:48 ID:??? ★森崎ダッシュ→ スペード5 マーガスダッシュ→ ハート6 マルスダッシュ→ ダイヤ9 ★ =========== マーガス「ちょっとストーップ。この先に見張りが3人くらい居座ってるな。 こっちの通路から回りこむようにして進んでいこうぜ」 マルス「すごいねマーガス。あんなに遠くの位置にいる人の数が分かるのかい?」 マーガス「俺の自慢はこの背の高さと目の良さだからな。サッカーでも欠かせない俺の大事な武器になる。 シェスターみたいに器用じゃないし、ビクトリーノみたいに足も速くないけど、 これだけは絶対に譲れない、俺の胸を張って誇れる長所さ」 マルス「(誰にも負けないと誇れる部分か。僕にもそんな所があればいいんだけれど。 ……いいや、あったな。僕が誇れる僕の長所。 それはやはり彼らのような仲間たちに多く巡り会えたことだ)」 メディウスを倒し、暗黒戦争を終結させたマルスはその栄誉を讃えられ英雄王と呼ばれている。 だが、英雄とは一体どの部分を指し手言っているのだろう。 100年前にドルーア帝国を退けた先祖のアンリのような卓越した剣術も自分には無い。 だが、その強さの代わりにマルスは多くの仲間との出会いに恵まれた。 たった一人で幾千の竜を斬り伏せ、突き進んだアンリのような孤独は微塵も感じない。 そしてその出会いは、アカネイア大陸だけでなくこの異界でも同様だ。 運がいいことに見張りの数が少ないのもあり、森崎たちは誰にも見つかることなく先へと進む。 心に余裕が生まれてきたのか、マーガスは今季のブレーメンのことを色々マルスに語りだす。 マーガス「ブローリンが防ぎ森崎が止める。シェスターがフィールドを支配し中里が翻弄する。 ビクトリーノが前線に切り込み、絶妙のセンタリングをゴール前に放り込む! そしてこの俺が豪快にヘッドでを叩き込む!ブレーメンの黄金パターンってやつだ」
[425]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 08:00:50 ID:??? 森崎「特にシュナイダーのいるバイエルンを完封したあの試合は完璧だったよな」 マルス「頼もしい仲間たちがたくさんいることの心強さ…。君たちの強さの秘訣だね」 マーガス「チームの役割がはっきりしてるから、型にはまればどんなチームにも負けはしない。 だが、それでも上には上がいるのがプロの世界ってやつなんだ。 特に今季1位のケルンの連中は不気味な程な強さだったよな。 キーパーのヘルナンデスは無失点記録を更新したし、ヤスヒコっていうDFも厄介だった」 マルス「ケルン。それがドイツリーグで今もっとも強いチームなのか」 森崎「……俺は3位なんて順位には満足しないぜ。この遠征でもっと力をつけて来季こそ絶対に優勝してやる!」 マーガス「ケルンの何がすごいってやっぱり外せないのがエッフェンベルクさん! あの人のポストプレイには森崎も何度も翻弄されてたよなー」 森崎「う、うるせぇ!あの人、俺の渾身のカウンターパンチでも全く動じねぇんだよ!」 マルス「マーガスはそのエッフェンベルク選手のことを尊敬してるんだね」 マーガス「ああ。あの人の高さ、頑丈さ、力強さに追いつくのが今の俺の目標さ。 ドイツ一のポストプレイヤーの座を、いつかあの人から奪い取ってみせる!」 森崎「そのためにはもう少し足元の技術を磨かねぇとな。それと一本でもいいからミドルシュート。 PAをガチガチに固められたらお前、まったく仕事をさせてもらえないからな」 マーガス「お前こそもう少しスタミナつけないと。延長戦に突入したらほぼ負け試合ばっかだったじゃん」 森崎「ぐっ……人が気にしてることをズケズケと。心に平気でナイフをつき立てやがって!」 マーガス「お互い様ってやつだ。まぁ、この世界遠征で何かしらの結果を必ず出そうぜ」
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0ch BBS 2007-01-24