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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[434]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:18:41 ID:??? 「俺の足の筋力の減衰について色々と分かったことがあるので連絡する。 そもそも『倍速』で動くことは常人の倍の速度で走ると同時に倍の負担を足にかけることになる。 それを支えることの出来る稀な筋肉の持ち主で無い限り、足の寿命はあっという間に尽きていく」 イスラス「(マッハーの足は『倍速』の負担に耐えられなくなっていた?だが俺の足は……)」 「俺はまだ筋肉が発達しきっていない時期に『倍速』で動くことを覚えてしまった。 その分消耗は激しくなり、もはや以前のように走れる可能性はゼロに等しい。 だが奴らは、折角の『倍速』の才能を無駄にしたくなかったんだろうな。 いずれ『倍速』の負担にも耐えられるであろう、 豊富な才能の人間にその力を『保管』しておくことにしたんだ」 イスラス「(それが俺だってのか?倍速で走れる可能性があるというたったそれだけのために…?)」 「奴らは事故に見せかけて俺の身体から『倍速』で走れる才能を抜き取った。 最高の芸術品に相応しいスピード。奴らはそれを求め、探し、奪おうとしている。 イスラスの中に眠る才能。そしてシャル。俺と血を分けたお前にもあるはずの才能。 奴らはそのどちらかを狙ってくる。たとえどんな手段を使おうとも」 イスラス「(倍速の才能。何者かがそれを探し集めていることは分かった。 だが……俺は知っている。倍速で走れる人間が…俺の身近にもう一人いたことを)」 マッハーの代わりになりたくて。イスラスの助けになりたくて。 自己満足かもしれないけれど、そのためならばなんだって出来るはず。 逃げることから負けずに、困難に立ち向かう勇気をくれた。アイツが。 だからアイツは外へと飛び出した。自分を危険から遠ざけるために。 「ごめんねイスラス。すぐに戻るから心配しないで!」
[435]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:19:57 ID:??? イスラス「(ふざけんじゃねぇ。何が心配するなだ。お前は何時だって心配かけていいんだよ! むしろ心配をさせてくれ。俺にとってお前はそうする権利があるんだから)」 星の瞬きも月の光も差し込まない、どす黒い雨雲の空の下、 降りしきる豪雨の街をイスラスは必死に走り回る。 そして彼は導かれるように2人の男と合流した。 ??????「よぉ、待ってたぜ。ようやく役者が揃い踏みってところか」 ????「感動の再会の抱擁でもしたいトコロだが、悪いが先に用事を済ませちまおうぜ」 イスラス「……ああ。シャル。悪いが俺は逃げずに立ち向かうぜ。俺たちの平穏を脅かそうとする下衆共を……」 「「「ぶっ潰す!!!」」」」 『倍速』の才能を生み出した男。 『倍速』の力を与えられた男。 『倍速』の力を得た男。 3つの風は今、先の見えない未来を覆う暗い雲を吹き飛ばすため――1つになる。
[436]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:21:02 ID:??? 森崎「……で、かっこ良くキメてマネージャーの救出に来たけれどあっけなく捕まったと」 イスラス「それを言われると身も蓋もありゃしない。…だが、実際にここの警備は厳重だった」 マーガス「そうか?こんなザル警備、まるでスタミナ切れした森崎みたいだったぞ」 森崎「うぎぎ…言い返せないのが歯がゆい。まぁ、ここにビクトリーノと 例の仮面の男…マッハーも潜入してるんだろ?」 イスラス「ああ。出来ればアイツらと合流したいところだが ここからは俺も同行する。攫われたシャルを救出し、 人の才能を好き勝手に扱う『ヨハン』を叩きのめしてやる…」 森崎「言わば『連れ去られた王女』の救出ってところだな。 ……いいぜ、ここまで来たなら協力してやるよ」 自分にとって大事な人が目の前からいなくなる不安。 そんな悲しい思いを他の人に味合わせるなんてもったいない。 イスラス「……ありがとな、森崎。俺はお前に会うことができて幸福だった。 人と関わり、人と力を合わせる強さを覚え、認めることができた。 後少しだけ、俺に力を貸してくれ。そして……明日は必ずいい試合にするぞ」 森崎「ああ!」 森崎はイスラスを連れ出して部屋を出ると、再び探索を再開する。 イスラスが掴んだ情報では、地下6階に『倍速』の才能を取り出す実験場があるらしい。
[437]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:23:02 ID:??? ★森崎ダッシュ→!card マーガスダッシュ→!card マルスダッシュ→!card イスラスダッシュ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ※クラブを出したキャラは捕まってしまいます ※マーガスはスキル『柱に擬態』で一度だけクラブを無効化できます ※イスラスはスキル『倍速ドリブル』でクラブでも7以上で回避できます ※絵札が二枚以上でビクトリーノが、誰かがJOKERでマッハーが合流します。
[438]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 12:24:15 ID:??? ★森崎ダッシュ→ ハート9 マーガスダッシュ→ クラブ9 マルスダッシュ→ クラブ9 イスラスダッシュ→ スペードJ ★
[439]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 12:26:49 ID:??? マールースー!w
[440]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 12:28:14 ID:??? この方式で地下六階までいくのはきついなw
[441]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 12:34:33 ID:??? まあ、【誰か一人がたどり着ければ】方式だとは思うんだけどね…。
[442]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 12:40:51 ID:??? マルス「敵は倒す」
[443]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 13:57:23 ID:??? >>439-441 全滅したらしたで特殊イベントがあったので、良し悪しですね。 >>442 FEシナリオのような戦闘判定はありませんが、マルスならなんとかしてくれるでしょうw =========== 地下4階へと降りていく階段に近づくに連れ、見張りの数が増えているような気がする。 どうやら侵入者がいると連絡を受け、警備を厳重にすることになったらしい。 森崎「どうする?さすがに階段の真ん前に陣取られてたんじゃ進みようがないぞ」 マーガス「あの位置じゃ柱に擬態してもすぐバレそうだし…困ったな」 イスラス「よし。俺がダッシュで引っ掛け回して混乱させる。その隙にお前たちは…」 マルス「駄目だ!囮作戦なんて駄目だ!」 自分を逃がすために人質となった姉エリス。ドルーア軍の包囲網を引き付けるために影武者となったフレイ。 二人は無事に自分たちの下へと帰ってきてはくれたが、 イスラス「だが、そうでもしないと階段までの道が拓けないぞ」 マルス「……だったらせめて僕にやらせてくれ。こう見えて避けることは得意なんだ」 ダダッ!! マーガス「マルス!いくらなんでも無茶だ!やめろーーーッ!!」 マーガスの静止を振り切り、見張りたちが大勢いる地帯へと躍り出るマルス。 イスラス「何故だ。アンタはこの世界とは無関係のはず。どうして…!」
[444]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 13:59:00 ID:??? マルス「僕には僕の帰りを待っていてくれる大事な人がいる。 その人がいる限り僕は途中で倒れることはない。そしてそれは君にも言えることだ。 君にとっての大事な人をその手に取り戻すまで、君は立ち止まっちゃいけない。……行け!」 森崎「……ああ、分かった。俺たちは先に進ませてもらう。マルス、無理だけはするなよ!」 見張りがマルスの方へと流れていくタイミングを見計らい、一気に階段へと走り抜ける。 イスラス「本当に大丈夫なのか森崎」 森崎「大丈夫。アイツ、ああ見えてこのビルぐらいの高さのバケモノを退治したこともあるからさ」 マーガス「はぁ?怪獣映画の見過ぎだぜ。こんな時に冗談言ってる場合かよ」 森崎「冗談でもなんでもないんだよなぁこれが。とにかくマルスの意思を無駄にしないためにも先を急ぐぞ!」 イスラス「…済まない。この借りは、いつか必ず返してみせる。だから……どうか無事でいてくれよ」 階段を駆け下りていく仲間たちの姿を確認し、マルスは安堵の溜息をつく。 マルス「姉上やフレイの気持ちが少しだけ分かった気がするな。 ……大事なものを守りきったことに満足するのではなく、 その大事なものと再び出会いたいという希望が生まれてくるんだ……」 マルスは手近にあった棒を手に取ると、体勢を低くして構えを取る。 マルス「さすがにレイピアみたいに器用に振り回せないか。当たりどころに気をつけなくちゃね」
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0ch BBS 2007-01-24