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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[489]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/02(金) 05:26:29 ID:??? シャルは思わず息を呑んだ。イスラスは今まで『右足』にのみ重点して倍速移動を行なってきた。 地面を蹴り始めるのも右足から。スピードを抑えるブレーキも右足のみでしかできなかったはず。 ビクトリーノ「自力で覚醒したんだ。誰かの手によるものじゃなく、自らの足で。『倍速』の才能に!」 イスラス「俺だけの足じゃないさ。今まで共に走ってきてくれたこいつの右足。 そして毎日欠かさず足のケアに尽くしてくれたシャル。お前のおかげだ」 シャル「え…?」 イスラス「これからは右足だけじゃなく左足も診てもらうことが増えそうだからな。 ……その、なんだ。お前が良いって言うなら……これからも側にいて欲しい。それだけだ」 シャル「…………うん。うんっ!!」 そうか。隣に立つ必要なんか最初から無かったんだ。わたしとイスラスは違う。背の高さも、性別も、国籍も。 当然走るペースだって。同じ『倍速』といえども、歩幅が違えば大きく変わるのが当然なのだ。 隣を一緒に走ることにずっとこだわっていたけどそうじゃなくてもいい。 心はずっと一緒だったことに気がつけたから。だから、これからも一緒に走り続けていこうね。 ビクトリーノ「ヒューヒュー!お熱い事この上ないねチッキショー! そうと決まれば早速脱出だぜ!シノビの兄ちゃん、道案内宜しく〜!」 リュウ「(……彼らは今、前に進みだした。彼らにとっての新しい今日が、今始まったのかもしれないな)」 外はもうすぐ日が昇り始める頃だろう。闇が消え、光が溢れる夜明けが彼らを祝福しようと待っている。
[490]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/02(金) 05:27:37 ID:??? マーガス「……アイツら、遅いな。本当に大丈夫なのかな……」 マルス「やはり今からでも戻って彼らを助けに行ったほうが!」 森崎「落ち着けよ二人共。大丈夫だ。多分。いや、きっと」 森崎には確信があった。先ほど熱を上げる道具袋を気になり中身を取り出してみた。 イスラスの星のかけらが眩しいほどに光を発していたのだ。 輝きを増していくそのかけらは、以前よりもより大きく、より美しい煌めきを放ち出す。 森崎「(せっかくの才能も、一人で抱え込むだけじゃ腐っちまうものなんだよな。 ……ああ、分かっているさ。俺だってまだ諦めたわけじゃないんだからよ)」 イスラスのかけらを握りしめ『倍速』で走り抜ける彼らの確かな息遣いを、森崎は感じ取っていた。 シェスター「うぎぎ〜〜〜っ!どうして!何故!今回に限って! 羨ましいにも程が有る!おいマーガス!写真は、写真とかは撮ってないのか!?」 マーガス「んなもの用意してるかよ。いや〜まさか重度の忍者フリークのお前より先に 生忍者の生忍法を拝見してしまうとはな。ありゃあ確かに魅力的な世界だわ〜」 リュウ・ハヤブサは森崎たちを無事に送り届けると、その姿を消していた。 マルスから何か報酬を受け取っていたようだが、それが何かは定かではない。 中里「ほほう、シェスター殿に続きマーガス殿までシノビの世界の虜になったとな。 これは忍の道の将来も安泰かのう。はっはっはっは! (伝説の超忍リュウ・ハヤブサ。確かに彼は存在したのだ。 ならばあの秘伝の巻物の通り、拙者にも白金に輝くチャンスはどこかに必ずあるはず…!)
[491]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/02(金) 05:28:51 ID:??? 無事に全員で脱出に成功した森崎たちは、ひどく煤けた顔のままアヤックス寮へと帰ってきた。 何事かと出迎えてきた三杉たちに事情を話すと、シェスターは絶望したように地団駄を踏み始める。 三杉「しかし『ヨハン』と言ったか。まさかそんな危険な実験に加担していたとはね」 レンセンブリンク「身内の一人として恥ずかしいですよ。スポーツの権威を利用して やっていることはただの人体実験だというのですから…」 クライフォート「(かつて俺の名前に刻まれていた『ヨハン』……一体何を企んでいるというのだ?)」 カイザー「そんでそんで、足の方はもう大丈夫なのか?明日の試合には間に合うのかー?」 イスラス「ああ、俺なら大丈夫だ。脱出にちょっと手間取ってこっちの方はちょっと危ないけどな」 ディック「プッ……くくっ……ギャハハハ!見事なチリチリ頭だな。自慢の黒狼の鬣が台無しじゃんか!」 リブタ「わ、笑っちゃ悪いよぉ。でも……うぷぷぷ……ご、ごめんイスラス……ブフォフォ!」 シャル「美容院の予約を取っておかなくちゃね。なんたってイスラスはアヤックスの看板の一人なんですもの!」 マッハー「俺の分まで走ると決めたんだし、いっそのこと俺と同じ坊主頭にでもしてみるか〜?」 イスラス「そ、それはちょっと勘弁してくれないか…?」 ドールマン「ていうかこの坊主の男は何者だ?」 クリスマン「知らないのかドールマン。かつてアヤックスjrチームを戦闘で引っ張ってきた 超級のスピードスタードリブラー。ポーランド出身のマッハーだよな」 マッハー「お?俺の残していった足跡はしっかり覚えてもらえてるってことか。くぅ〜泣けるねぇ。 ちゅーわけで妹のシャル共々、これからテメェらの鈍くさい精神を ビッシビシ鍛えてやるからな。そこんとこヨロシクゥ!」
[492]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/02(金) 05:30:16 ID:??? マルス「……まだ朝も早い時間帯なのに、こうしてチーム総出で暖かく出迎えてくれる。 アヤックス。このチームはきっとものすごく手強いよ、森崎」 森崎「ああ。だからこそ戦いがいのある奴らじゃねぇか。いいゲームになりそうだ」 この日の夕方、ブレーメンとアヤックスの親善試合が行われる。 お昼すぎまでタップリと眠り、疲れをとった森崎はこの寮での最後の自由時間を過ごす。 森崎「ふあ〜よく寝たよく寝た。昨日は…ってか今日か。 いっぱいビルの中を走った割には身体もすっきりしてやがる。 さて、試合まではまだ結構時間があるし、何をするにしてもまずは誰かを誘いに行くか」 ☆下記の中から最大で『3人』同行させたい選手を選択してください ・ブレーメン 【シェスター・マーガス・ビクトリーノ・ブローリン・中里・マルス】 ・アヤックス 【三杉・イスラス・リブタ・クライフォート・クリスマン・カイザー レンセンブリンク・ディック・ドールマン・シャル・マッハー】 『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[493]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/02(金) 05:32:10 ID:??? ぐおおおお……ストーリーの下地のないオリジナル展開にここまで筆が進まないとは……。 他のスレのGMさんはどうやってあんなに素敵なお話をポンポン展開していけるのでしょう……。 なんとか人気投票の期間中に試合ができそうでホッとしています。 ブレーメン勢とアヤックス勢の票が伸びるかどうかはこれからの展開にかかっている!? ☆第二回アナザーカンピオーネキャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2t/bbs.cgi ☆第四回キャプテン霧雨キャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2u/bbs.cgi ☆第三回ラインライダー滝キャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2v/bbs.cgi ☆第三回TSUBASA DUNKキャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2x/bbs.cgi ☆第三回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2w/bbs.cgi たくさんの投票、コメント共に本当に本当に感謝です! 残り僅かとなりましたが、どうかよろしくお願い致しますね〜!
[494]森崎名無しさん:2012/11/02(金) 10:13:30 ID:RXVEUscU シェスター・中里・マルス
[495]森崎名無しさん:2012/11/02(金) 10:21:52 ID:uFKgjjcQ マルス・イスラス・マッハー オランダにいるうちに仮面軍団の正体に近づいておきたいのよ・・。 でも494氏の意図もわかるので、すごい悩んだ。次の人に任せるw
[496]森崎名無しさん:2012/11/02(金) 10:36:29 ID:Oib77BTg 中里、マルス、マッハー
[497]森崎名無しさん:2012/11/02(金) 12:41:51 ID:0B23Lg9E >>495
[498]森崎名無しさん:2012/11/03(土) 00:15:58 ID:??? ひょっとしたら人気投票、マッハーの項目なし?
[499]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/11/03(土) 17:04:41 ID:??? >>495 選んだキャラの組み合わせで発生するイベントは変わっていきますからね。 >>498 投票したいキャラクターの項目が無ければ、どうぞご自由に追加しちゃってくださいな。 ========== >マルス・イスラス・マッハー マルス「やぁ森崎。どうやらぐっすりと眠れたようだね」 マルスも森崎が起きる少し前に目を覚ましたらしく、軽いストレッチで体全体をほぐしている。 森崎「ああ。気力体力共にバッチシ充填完了だ。アヤックスでもアレックスでもロドリゲスでもなんでも来いだぜ」 大きく伸びをして体の底に溜まった疲れを絞り出していると、部屋をノックする音が聞こえる。 マッハー「へぇ〜。随分と大した自信じゃないですかァ。こりゃ今日の試合がたのしみだわ」 イスラス「よぉ元気か。どうやらお互いに試合に影響は無かったみたいだな」 森崎の部屋を訪れてきたのは右足に包帯を巻いたマッハーと、深く帽子をかぶったイスラスである。 マルス「二人共、闇のかけらの触手で縛られた箇所は無事だったのかい?」 マッハー「おう。効果てきめんだったぜ。奴らの開発した薬っていうのが憎たらしいトコロだがな」 イリュージョンストライクの併用剤とは。それはおそらくマフーを払うスターライトと原理は同じなのだろう。 人の心を蝕もうとする絶望に絶対に屈しない強き光。そして星のように輝く夢を決して諦めない清き心。 自分の失いかけていた夢をイスラスが引き継いでくれたため、 マッハーは自身の心の闇に踏ん切りがつき、闇の呪縛を切り裂く力を得たのだ。 森崎「……しかし、奴らがアカネイア大陸だけじゃなく俺たちの世界にも手を伸ばしていようとはな」
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0ch BBS 2007-01-24