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【夢幻泡影】黄金のジノ13【エンドレスエイト】
[183]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 05:58:05 ID:??? ★さあ、誰? ダイヤA ★ ダイヤ…ハルヒ 谷口「噂すりゃ、涼宮だな。ま、しっかりやんな!あと、国木田泣かす結果になったら承知しねぇぞ!」 やれやれ。こいつは相変わらずだ。………また、友達になってくれるよな、谷口………。 ハルヒ「……………キョン……………」 キョン「よう。」 ハルヒは、嬉しそうに俺を見る。 ハルヒ「団長を迎えに来るとは、殊勝な心がけね!」 キョン「……立ち話もなんだ。あの喫茶店行こうぜ。」 ハルヒ「いいわよ!勿論アンタのオゴリ!」 キョン「やれやれ。」 ―――――――――――――――― ハルヒ「で、あたしは今、光陽園にいるのが、最大のミステリーだと思うの!」 キョン「SOS団が無く、国木田と付き合っている世界だから、か?」 ハルヒ「ええ!それにアンタに彼女がいた、って事にもね。」 ハルヒは、甘ったるいコーヒーを片手に言う。 キョン「ああ。佐々木だ。今週アタマ位だな、付き合い始めたのは。」 ハルヒ「へ、へぇー、良かったじゃない。」 キョン「他に特定の人と付き合いがある奴は、旧SOS団の連中だと、古泉か。」 ハルヒ「…………旧?」 やはり食いついてきたか。 キョン「俺達は、自分の意志で一緒にいる。……まぁお前がいた場所に佐々木が、佐々木がいた場所にお前がいる。そんだけだがな。 古泉とは、今では何でも話せる大親友だ。長門、朝比奈さんとは、異性だが親しくしてもらっている。 佐々木と付き合い始めた時、一番に祝福してくれたのが、旧SOS団の皆だ。」 ハルヒ「…………あんた、さっきから旧って何よ。」
[184]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 06:28:52 ID:??? キョン「言葉の通りだ。この一年、俺達は、佐々木、鶴屋さん、朝倉と楽しく過ごした。 古泉、長門、朝比奈さんは、お前の記憶があった。しかし、お前を探しに行かなかった。その理由がわかるか?」 ハルヒ「え…………?」 キョン「お前が、俺達を捨てたからさ。」 ハルヒ「捨てた?あたしが?」 ハルヒが目を丸くした。 キョン「お前は、国木田と付き合い始めてから、俺が疎ましく感じていた。 俺が居なければ、国木田に自分の初めてを全てあげられたのに、と考えた。 そう考えたお前は、俺を追放し、SOS団を不要とした。お前の意志で誰か一人でも欠けたら、もうSOS団じゃねぇ。 お前の良心を、皆は信じていたからな。結果は見事裏切られたが。……………おかしく思わなかったか?俺の突然の転校を。」 ハルヒ「………………え?」 キョン「お前は、そう望んだ。それを知った古泉、長門、朝比奈さんは、お前を見限った。 当たり前だろう?次は自分の番かも知れない、明日になれば自分が消されるかも知れない。 そんな状況で、仲間だと言えるか?俺達は、お前の玩具じゃねぇんだ。」 正確には、長門が保護してくれなかったら、お前に書き換えられていたんだがな。 キョン「なので、お前から離れた後は、皆で皆の新しい関係を構築した。それが今だ。」 ハルヒ「…………ま、待ちなさい、あたしは……………」 ハルヒの目が泳ぐ。 キョン「目をそらすな。お前自身が選んだ道だ。」 ………本当は、ダース単位の暴言の準備をしていたよ。しかし、案外言葉はでないもんだな。
[185]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 10:25:42 ID:??? ハルヒ「いや、おかしいわ。あんたがいなくなる=SOS団の消滅って、意味がわからない!」 キョン「俺=ジョン・スミス。お前は馬鹿げた事が出来るが、その媒体となるものが必要であった。 それが、ジョン・スミスだった。しかし、お前が媒体を国木田に変えた。」 ハルヒ「あたし一人が悪いってわけ?」 キョン「いや、誰も悪くない。原因は俺だがね。そう考えると、悪いのは俺か。」 ハルヒ「わかるように説明しなさいよ!さっきから、散文的で意味がわからないわ!」 キョン「………煮えきれない態度だった俺を焚き付ける為に、狂言やっていたらお前がマジになって、俺を消そうとした。 SOS団は俺を救おうとして、お前と対立。お前は聞く耳なし。俺は、お前の望み通り消滅しかけたが、長門が保護してくれて助かる。 その後、お前が願った『優しい世界』にいる。SOS団も何もない……まぁ正確にいえば、お前が忘れた世界、だ。」 ハルヒ「………あ、あんた、アタマ大丈夫?あたしにそんな事が出来るわけないでしょ?」 キョン「なら、何故震える?お前も記憶があるはずだ。当時のな。事象と結果に対して、あまりに違いすぎると思わんかね?」 俺の言葉に、ハルヒは真っ青になった。 ………ハルヒだけ悪人じゃねぇんだがな。俺なんか我ながら虫酸が走る。
[186]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 10:42:19 ID:FKGoZ1m2 『2』票にて。 A 「お前の気持ちは、当時から迷惑で気持ち悪かったよ。もう二度と俺達に関わるな。」止めを刺す。 B 「お前の気持ちは、当時は嬉しかったぜ。それだけにお前に失望しちまったんだよ。もう遅い。」やんわりと止めだ。 C 「で?何もかもまたやり直すか?俺達の気持ちも何もかも無視して?」選択はお前にある。 D A+「あー、それと、国木田な。」聞くまでもないよな?俺をクズにして締め括りたいなら、こいつが推奨だ。 E 「こっから語る事は、全て事実だ。お前には聞く権利がある。ただし、推奨はしない。」佐々木、自分の観点も踏まえて話す F 「せいぜい苦しむがいい。」涼宮ハルヒの人誅 完! ※どれを選んでも、エンド直行です。
[187]森崎名無しさん:2012/11/04(日) 10:46:17 ID:7gAlZLnQ D
[188]森崎名無しさん:2012/11/04(日) 10:51:42 ID:VFl2Id32 E
[189]森崎名無しさん:2012/11/04(日) 11:00:43 ID:C2jeFyPw E
[190]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 11:28:11 ID:??? E こっから語る事は、全て事実だ。お前には聞く権利がある。ただし、推奨はしない。 キョン「…………お前一人が悪かったわけじゃねぇんだがな。 こっから語る事は、全て事実だ。お前には聞く権利がある。ただし、推奨はしない。」 ハルヒは、真っ直ぐ目を向けた。………瞳が揺らいでやがる。 キョン「では、言おう。お前の唐変木な力。そのデチューン盤を、佐々木は持っている。 佐々木は、何らかで俺に繋がりがあるよう願っていた。 そこに、お前が俺に対する疑念も合いまり、お前は俺に対する不信を強める結果となった。 俺は当然そんな事知らねぇから、お前をほっといたんだがな。 気が付けば、取り返しのつかない状況になり、あの公園……そこに俺、古泉、朝比奈さんで走って行った。 待っていたのは、お前の唐変木な力による妨害。ショックだったぜ?お前は団員を大切に思っていると、皆、信じていたからな。 長門は、俺に親い人間………佐々木だな。佐々木の消滅を恐れ、古泉、朝比奈さんの改変を未然に防いだ。 俺が転校……つまり、お前の中で、完全に見切りをつけた時。それがSOS団員が、お前を見限った瞬間だった。 ここは佐々木が気にしていたぜ。お前から俺を奪った、とな。 佐々木の仮説だが、ジョン・スミスが産み出したものは、ジョン・スミスに帰属するのではないか、と。 この仮説を正しいと仮定し……謂わば、俺を捨てる=俺関連は不要だ、とお前が判断した。そしてSOS団は、きっかけは俺。 となれば………SOS団自体が、お前には不要となった、と認識されたわけだ。」 ハルヒ「………………」 ハルヒの目から涙が落ちる。こいつでも泣くんだな。
[191]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 11:49:26 ID:FKGoZ1m2 キョン「大前提として、俺がお前の思いを受け入れていたら、この騒ぎはなかった。 次にややこしくしたのは、佐々木。佐々木が『俺と共にありたい』と願わなければ、お前は疑念で済んだ。 最後に、引き金を引いたのは…………お前だ。」 ハルヒ「…………………………………」 キョン「わかったか?誰が悪かったわけでもない。お前も佐々木も。 一番最悪は俺だ。結果的にお前を混乱させただけだからな。」 ハルヒ「…………………………………ッ!」 キョン「もうどうしようもない、と理解したか?なら何よりだ。」 これ以上話すことも、かける言葉もない。俺は伝票を持って立ち上がった。 ハルヒ「………キョン…………ッ!」 ハルヒが俺にしがみつく。 ハルヒ「嫌………ッ!嫌よ、もう一人は嫌………ッ!」 キョン「お前は一人じゃないさ。国木田や谷口、阪中だっている。佐々木団の連中もな。」 ハルヒ「あたしは…………皆を……………」 まだ何か言い募っていたが、俺はハルヒを振り払うと、喫茶店の外に出た。 …………特大の閉鎖空間が出来るんだろうな。すまんな、橘。 先着一名様で。 ★ラストは !card ★ JOKER…ダディ ダイヤ…佐々木 ハート…長門 スペード…朝比奈 クラブ…古泉 クラブA…nice boat.
[192]森崎名無しさん:2012/11/04(日) 12:01:10 ID:??? ★ラストは クラブ7 ★
[193]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/11/04(日) 12:30:00 ID:??? ★ラストは クラブ7 ★ クラブ…古泉 喫茶店から出て、街を歩く。情けないが、俺の顔は涙で濡れていた。 どうしてこうなっちまったんだ? 何回も自問自答するも、考える事は……ハルヒを思いやれなかった自分。いかに自分が子どもであったかという事だけだ。 古泉「これはこれは。」 ………目の前に、古泉がいる。 古泉「………辛い役割、御苦労様でした。陰ながら、僕も見せて頂いていましたよ。」 古泉は、俺にジュースを渡してきた。………壁を背に、古泉と語り合う。 古泉「……国木田くんのように、ただ涼宮ハルヒを罵倒するだけならば、佐々木さんは貴方を見捨てていたでしょうね。」 キョン「………………」 古泉「彼女に、最低限の優しさをもって接してくれていたんですね。……貴方がクズに成り下がっていたら…… 僕が、ぶん殴ってでも引き帰らせますよ。親友として、ね。」 古泉は、喫茶店があった方角を指差した。 古泉「特大の閉鎖空間が出現しつつあります。………カーテンコールですね。」 キョン「………俺がやった事は、無駄だったわけか………」 古泉「いえ。………神の横っ面を張り倒したんです。上出来ですよ。」 古泉は、俺の肩を抱いた。 古泉「だから、今は何も考えず、お休みなさい。女性でないのが御不満でしょうが、貴方が泣きたい時は、僕の胸位は貸しますよ。」 キョン「森さんに殺されちまえ、バカ………」 古泉「んっふ。」 そして、世界は再び巡る…………… ※ハルヒ断罪ルート、古泉友情エンド 『男子高校生の友情』
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0ch BBS 2007-01-24