※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【夢幻泡影】黄金のジノ13【エンドレスエイト】
[67]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 13:31:24 ID:??? キョン「………ループから抜けたパターンはあるのか?」 長門「存在はする。その場合、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、朝倉涼子、私の消滅、古泉一樹の死亡が確認された。 良心の呵責に駆られた佐々木○○の願いにより、再度復活はしたが……。」 キョン「したが……?」 長門「再度、涼宮ハルヒの力が発動し、再びループに取り込まれた。」 長門の言葉に、皆が言葉を失った。 古泉「…………確認しますが、その時、僕を殺したのは…………」 長門「…………聞かないことを推奨する。」 古泉は、長門を見た後にため息をついた。 古泉「現在の僕に非常に親い方、ですか。」 長門「………………」 沈黙………それは答えだろう。古泉は薄く笑うと 古泉「なら、いいんです。」 と言うと黙りこんだ。 つまりは………ハルヒの消滅でもループからは逃れられる、という事だ。佐々木は、間違ってもやらないだろうがな。 長門「このケースは、佐々木○○と貴方が、精神的にも肉体的にも結ばれた事が大きかった。そのきっかけは、古泉一樹の死亡。」 な、長門さん!!? 長門「鍵と扉がひとつになり、涼宮ハルヒの力を上回った。しかし、この方法は、貴方が言う涼宮ハルヒの救いになると言い難い。」 おい、長門………佐々木が真っ赤になっているんだが………。古泉はフリーズして、朝比奈さんなんか挙動不審だぞ……… 長門「しかし、試す価値はある。扉と鍵とがひとつになった力。これは答えの一つかも知れない。」 長門は立ち上がり、佐々木を見た。あ、佐々木…………拳握って………… 長門「場を提供する。許可を。」 ………佐々木の拳に、長門が横に吹き飛ばされ、佐々木が泣きながら外に飛び出していった………。そらそうよ。
[68]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 13:34:47 ID:NqMiyjU2 『2』票にて。 A 佐々木を追う B 長門を本棚から起こす
[69]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 13:40:54 ID:9CpRjVV2 B
[70]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 14:21:47 ID:NIQe1S8E A
[71]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 19:23:58 ID:vUbVuEus A
[72]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 20:03:10 ID:??? A 佐々木を追う 長門は心配だが、今は佐々木を追う! キョン「佐々木!」 ――――――――――――――― 長門「………………。」 長門は、頬を撫でた。痛みよりは衝撃……そして佐々木の素の表情、生の感情が伝わってきた。 『そんな事の為に、抱かれてたまるか』 長門なりに考えた次善の策だった。 キョンと通じ合えば、またハルヒも違ったアプローチを取るだろう。 そもそもが、そうした擬似的な生殖行為についての意味を、長門は自らに見いだしていない。子孫をなす為に生殖行為は必要となる。 自身には不要な機能だ。 伝聞に聞く快楽が付随するのは、快楽なくして誰も好き好んで子孫を残そうとはしないからだろう。 擬似的な『つがい』となることで、より精神的な結び付きを強める。それが長門の考えた策である。 それは、先程の通り、これ以上ない拒絶にて報われたが。 みくる「長門さん、立てるか?」 みくるが長門を立たせた。 みくる「時間がないからって、ありゃダメだ。佐々木さんだって、女の子だ。やっぱり初めてを夢見るんだよ。 言われたのがあたしでも、多分長門さん殴ってる。」 長門「………すまない。」 長門が立ち上がる。 長門「(………彼が、彼女とそのような行為をすると考えた時、私の中にエラーとノイズが走った。)」 それでも役目を果たさないといけない。長門は、目をつぶると、エラーの原因を探った。 長門「(エラー。)」 結局は、エラーはエラーでしかなかったが。
[73]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 20:19:49 ID:NqMiyjU2 佐々木は、どこに行ったんだ?このだだっ広い校舎を駆けずり回るなんて、嫌だぞ。 佐々木の行きそうな場所は………うん。わからんね。まさか教室でもあるまい。 結局………その日、佐々木は早退した。 俺はサッカー部の部室にいる。 しかし、長門は何を思ってあんな発言をしたんだ?それに、俺が佐々木を…………… キョン「……………………………………」 うん、考えるな、マイサン。落ち着くんだ。 我孫子「キョン、お前なにおっ立ててんだよ!」 だーッ!我孫子ーッ!空気読めーッ! 散々にからかわれ、俺は部活で勃起した男として我孫子達に散々いじめられた……… 空気読め、我孫子!こんなん佐々木に知られたら首吊るぞ! 新八「キョンもお年頃か…………。」 神威「部長、何?ん?死ぬの?」 新八「…………………」 ………命に関わりそうだから、こいつらの話題は忘れてくれると助かる。 ――――――――――――――――― 部活の帰り道。俺は………… 先着一名様で。 ★帰り道 !card ★ JOKER…朝比奈(大) ダイヤ…長門 ハート…朝倉 スペード…古泉 クラブ…ハルヒ
[74]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 20:21:26 ID:??? ★帰り道 ダイヤ10 ★
[75]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 21:15:57 ID:??? ★帰り道 ダイヤ10 ★ ダイヤ…長門 校門にいた長門と一緒に帰っている。 長門は、腰を落ち着けて話したいといい、俺はファミレスに誘ったが拒否された。公園がいいらしい。 なんかここのところ、ずっと公園に行っている気がするな。 佐々木と恋人になったというのに、我ながら節操がないな。うむ。 長門「…………すまない。性急に事を進めようとしてしまった。」 長門は、俺にそう言うとまた俯いた。いや、そこは………まぁ佐々木は怒るだろうが。 キョン「いや、お前が考えた案だ。何の理由もなしにお前があんな事を言うわけがないからな。」 長門には、いつも助けてもらってばかりだ。この位何でもないさ。寧ろ俺こそすまん。 長門「…………感謝する。」 長門は俺を見上げた。 ※分岐。今回は佐々木ルートの為、投票なし。 長門「…………私という個体は、性行為というものに価値を見出だせない。」 キョン「………………」 長門「擬似的な『つがい』となる為に、性行為が必要だとは思えない。 言葉に齟齬が発生するかも知れないが、私という個体は、子を成す事は不可能。 それを考慮し、性行為というものが、擬似的な『つがい』において必要なのか、私には理解出来ない。 結論として………私はまた彼女を傷付けた。」 キョン「………………」 長門。多分、お前が誰かに愛情を抱いた時に理解する事だよ。 俺は今、佐々木が欲しい。全部だ。佐々木の身も心も欲しい。そこは男として、そうなる。 佐々木は『リビドーと愛情は違う』と笑うだろうが、佐々木を自分の、自分だけのものにしたい。
[76]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 21:42:23 ID:??? 世にいる男なら、多分大概の人間はそうなるぜ。女性心理は、知るよしもないが…………。 キョン「…………長門。多分、それは―――――」 ハルヒ「あら、キョン。」 俺の声は、ハルヒにより遮られた。 キョン「ハルヒ………………」 ハルヒの隣には、国木田。疲れた顔だな。国木田、すまん。元の世界になったら、そのツラ張り飛ばしてやるよ。 ハルヒ「なに?あんたの大切な人って、この子なの?」 キョン「お前には関係ないだろ。」 ………ああ、ダメだ。記憶が戻ると耐えられない。ここだよ。お前らが俺を裏切った場所は。 お前が力を使ってまで古泉を撒き、朝比奈さんを利用し、俺を消そうとした場所。それがこの公園だ。 そこに恨み事があるわけじゃないがな。ハルヒ。俺も悪かったんだしな。 ハルヒ「…………何よ。」 俺は立ち上がるとハルヒを見た。 …………ひでぇツラしてやがる。まるで入学当時だな。 キョン「…………お前は、今………幸せか?」 少なくとも、お前が望んだ世界にお前はいるぞ。 ハルヒ「……………………………………」 国木田が割ってはいる。 国木田「誰だか知らないけど、彼女を悪く言うのはやめてくれないかな?」 キョン「………すまんな。」 確認だっただけだがな。………長門がずっとシャツを引っ張っている。 古泉なら容赦しねぇが、国木田を相手に喧嘩なんかしねぇよ。 ま、俺が古泉に勝つ要素なんてねぇけどな。ぶちのめされて終わりだ。 国木田「行こう、涼宮さん。」 おいおい。彼女なら名前で呼んでやりな、国木田。
[77]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/31(水) 21:48:09 ID:NqMiyjU2 ハルヒ達が去って、長門は俺の袖を離した。 キョン「…………すまんな。長門。心配をかけた。」 長門「…………………」 長門は、無言だ。 長門「…………帰る。」 やれやれ。機嫌を損ねちまったな。 ――――――――――――――― ※分岐 『2』票にて。 A 佐々木視点 B ハルヒ視点
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24