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【新隊長】異邦人モリサキ3【始動】
[240]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:03:58 ID:??? ****** ※称号が『親切な拳士』になりました。 スキル『体捌き』を獲得しました。 種別:パッシブ 消費ガッツ:- 効果:SPD値を常時+10する。 ****** 現在のガッツ:125 剣術:146 馬術:90 体術:88 魅力:78 評価:84 ATK:236 DEF:244 SPD:188 ini:37 ******
[241]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:04:59 ID:??? *D26.11月 「親切な拳士」森崎有三 メインイベント 『Get Ready』 .
[242]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:05:59 ID:??? 十一月十日、快晴。 突き抜けるような青空と身の引き締まるような肌寒さの同居する、晩秋の一日であった。 「うー……こう冷えてくると、ホットワインが恋しくなるな。温いやつを、きゅーっと……」 『ほらほら、出店を覗くのは後にしてよね! いい席、取られちゃうでしょ』 「ちぇ」 舌打ちした森崎が立つのは、フェンネル運動競技公園の一角である。 遮蔽物なく開けた平地を吹き抜ける風は、爽やかに冷えている。 かじかむ指先を擦り合わせながら周りを見渡した森崎が、しみじみと呟いた。 「しっかし、まだ昼前だってのに大した人出だな」 『なんたって、お祭りだからね』 「祭り、ねえ……まあ、祭典と名がついちゃあいるがよ」 ひとりごちた森崎を、何人もの人間が追い抜いていく。 中心街の大通りとも見紛うような人のうねりは、急くように一点へと吸い込まれていく。 『ほら、早く!』 「へいへい」 促された森崎の足もまた、人波と同じ場所を目指している。 行く先、聳え立つ石白色の威容は、古式ゆかしいオリンピア様式を模したものである。 南トルキアの誇る貿易都市ドルファンがその財と文化を結集したそれこそは、ドルファン王立運動競技場。 スタジアムと呼び習わされるその堂々たる建築がこの連日、首都城塞の紛れも無い主役であった。 スポーツの祭典、四日目。 マラソンと並ぶ競技の華、六アルパン短距離走の王者を決める一日が、始まる。 ***
[243]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:07:00 ID:??? 「おいおいおい、何つー広さだよ! てか俺ら、今どこにいるんだ!?」 『うわー……話には聞いてたけど、実際に入ってみるとスゴイねえ……』 スタジアムに入るやいなや思わず声を上げた森崎を、しかし殊更に咎める者はいない。 周囲の半分は森崎と同じように目を丸くしていたし、残りの半分はそんな彼らをにやにやと見守っている。 この反応そのものが、つまりは一つの名物なのだろう。 無理もない、と言えた。 巨大な楕円を描くフィールドとトラックを取り囲み、半ばまでが観客で埋まっているすり鉢状の客席は 文字通りの見渡す限り、どこまでもどこまでも続いているようにすら思える。 果てしなく広い石造りの白は晩秋の陽光を照り返して目を晦ませ、しかし見下ろせば遥か眼下にあるはずの フィールドの赤土色は圧倒的な存在感をもって迫ってくるように感じられるのだった。 行き交う人、席を埋める人、そしてフィールドで汗を流し戦う者たち。 それらの声と喧騒、思い思いの歌や歓声や、人の生きる音と熱とがその空間に籠り、反響していた。 空を切り取る無数の飾り柱はまるで檻のようにその音を閉じ込め、森崎の耳朶に終わりなく捻り入れようとする。 「すげえ! うるせえ! でけえ! くそ……すげえな!」 音に負けじと叫び返すような森崎の口元は、知らず笑んでいる。 『収容人数、一万二千人だってさ』 「いちまんにせん!? 軍が丸ごと入るじゃねえか! 何考えてこんなモン作ったんだ!?」 『決まってるじゃない』 「あ?」 ふわりと舞ったピコが、はぐれることのないように森崎の耳元に降り立つと言う。 『今日、この日のためだよ!』 「……だな!」
[244]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:08:10 ID:??? 素直に頷くよりなかった。 それほどに、この場の熱気は凄まじい。 欧州に流れ着いて早幾年、スポーツという概念に対する熱狂をこうも直截に感じたのは、森崎にとって初の経験であった。 「こんなとこで、あいつらは勝負するのか……」 ことによれば、それは戦場の耳目を一身に集めたイリハ会戦の一騎討ちにも匹敵するものかもしれない。 少女たちの顔を思い浮かべながらしみじみと呟いた森崎の肩を、ぽんと叩く小さな手があった。 「ん? どうした」 『ねえ、あれって……』 叩くだけでは足りぬとばかりに耳たぶを引っ張ってそちらを向かせようとする相方を煩わしげに払いながら 振り向いた森崎の目に写ったのは、人波をかき分ける褐色の優男である。 「ネイ? あいつも来てたのか」 賑やかなところの好きな男だ。 顔を出していても不思議はない、と考えた森崎が声をかけようとする。 「おーい、ネイ!」 と、こちらに気づいたネイが―――
[245]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:09:11 ID:??? *ドロー お祭り男 → !card ※ !と card の間のスペースを消してカードを引いて下さい。 結果によって展開が分岐します。 スペード→ 「森崎! ……一人か?」 ネイはしきりに後ろを振り返りながら近づいてくる。 ハート→ 「おんや、隊長さんかい」 珍しい。カルツと一緒のようだ。 ダイヤ・クラブ→ 「だーれ? ネイの知り合い?」 いつも通り女の子たちを引き連れている。 JOKER→ 「……ッ!」 驚いたように踵を返そうとする……!
[246]異邦人 ◆ALIENo70zA :2013/03/16(土) 11:10:16 ID:JwemOyYA ****** といったところで、一旦ここまでとさせていただきます。
[247]森崎名無しさん:2013/03/16(土) 11:13:36 ID:??? お祭り男 →!card
[248]森崎名無しさん:2013/03/16(土) 11:14:47 ID:??? お祭り男 → ハート2
[249]さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 11:19:46 ID:??? お祭り男 → ダイヤ5
[250]さら ◆KYCgbi9lqI :2013/03/16(土) 11:21:17 ID:??? 【リドロー】 お祭り男 → ダイヤ3
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0ch BBS 2007-01-24