【MAKEは続くよ】ライ滝第二五話【どこまでも】

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[615]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2013/02/12(火) 22:14:24 ID:???

我夢「それじゃ、このフォーメーションで来る事を前提にして話を進めるよ。
　　　この陣形を攻略するとしたら狙いは間違いなく右、こっちから見て左サイドだね。
　　　左の反町に比べて右の虎丸はそこまで守備力高いわけでもないし、SHの瀬文も丈よりは若干守備力は低いはずだ。
　　　それになによりもサイドバックのデビルねこだけど、これに関しては殆どいないも同然。油断しなければ確実に突破出来る相手だよ」

ユウスケ「デビルねこ……って確か前に夏海ちゃんのチームにいなかったっけ？　ねこのぬいぐるみの」

士「ああ、確かにいたなそんなのも。あっさり退場してたが」

やはり初プレイ即退場のインパクトは強かったのか、ここにいた全員がデビルねこの存在を覚えていた。
　となれば、さほど恐れる相手でないと言う我夢の言葉も素直に飲み込めるものである。

真司「って事は、今回も滝は左サイドでガンガン突破してもらうのが良いって事か？」

魁「うーん、そこまで突破が難しくないんなら滝は手強い方の集まってる右に行った方がバランスは取れるんじゃないか」

我夢「そこはまあ監督の采配に任せるとして、話を続けるよ。まず、正直東邦の中盤はそこまで怖くない。
　　　トップ下の沢田は飛びぬけて脅威という程の選手じゃないし、
　　　両サイドハーフも突破力、守備力共に並み以上だけどエース級って程じゃない。
　　　ボランチの東條は確かに大会でも屈指の能力を持ってるけど、何度も仕掛ければ必ず突破は出来るはずだ。
　　　だけど問題は最終ライン、CBの大河真須駆とGKの若島津が群を抜いて手強いって事だね」

巧「確かにな。真須駆って奴は昨日の試合でも散々相手のチャンスを潰してたし、
　　若島津もセービング、飛び出し両方で良い動きをしてやがった」

光太郎「飛び出しはともかく以前の若島津ならセービングはそう怖くはなかったんだが……」

我夢「まあ見るからに消耗の激しそうな技だし、真須駆さえ抜ければミドルの乱れ射ちでガス欠を狙うのもありでしょうね」

生田（仮）にとっては幸いな事に、若島津は準決勝で隠し玉ともいえる新技、牙龍三角飛びを披露していた。
　ならばそれを踏まえた上での攻略法も立てられるというものである。

前次写

0ch BBS 2007-01-24