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【変化する戦術】Another-CU_6【ロベルトの章】
[671]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/17(木) 20:01:00 ID:??? 翼が最後にもう一度見せ場つくります でも点差は縮まりませーん ちょっと色々変形ではありましたがサンパウロ戦の引きはこれで全て終了であります あとは後日談や横道を色々と …という引きでまた次回よろしくお願い致します
[672]森崎名無しさん:2013/01/17(木) 22:39:49 ID:??? 乙でした。 さて火野にどう対応するか……
[673]森崎名無しさん:2013/01/18(金) 12:16:30 ID:??? おつでした。 サンパウロを発つ前に森崎と三杉、新田の交流はあるかな
[674]森崎名無しさん:2013/01/18(金) 13:06:37 ID:??? 賀茂の話がこの後あるからね、そこで一同ご対面かな 中山さんの待遇についても切り出したいし サンパウロではまだやらないといけない事は色々ありそうだ
[675]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:12:29 ID:??? > あのシーン?→ ハート5 > 《ハート〜クラブ》 体力を使い果たしたと思った翼がまさかの… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― アヤ「んもう、何処行っちゃったんです? 終了間際にツバサ・オオゾラが放った、 あのスンゴイ軌道のシュートについて語りたいと言うのに…」 実物のシャッターを連続で切るだけでは足りず、記憶のシャッターでもパシャパシャしまくった。 脳内でパラパラ漫画のように再生しながら、アヤソフィアは何度でも興奮を覚えていた。 ―― ――――― ―――――――― ―――――――――― ズサアァァァァァ!! 三杉「(厳しいが…)獲らせない!!」 ササッ 翼「クッ…!」 シュパアァァァァン!! 三杉(起点のパスを出せたは好いが、相手はこの間にガッチリ戻って守備を固めか… これじゃ、ブンナークが最前に居てもゴールするのは至難だな。)
[676]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:14:02 ID:??? サンパウロは翼が前線で積極的にボールホルダーにプレッシャーをかけていた。 単独での動きであり、またヴィオラの起点が三杉のため、当然それは中々成功しない。 しかし三杉にとっても容易く振り回せるような守備ではなく、 また万が一にも奪われれば即失点というプレッシャーがある為、スムーズな繋ぎを抑えられる。 結果、翼の動きはディレイとなり、サンパウロの他の選手が連携して守備陣形を組む余地となる。 ロベルト(この手法なら翼は攻守に渡りチームにフィット出来る。 …が、まだまだ未完成。 これでは翼の消耗が激し過ぎる。 改善する方法を考えねばならない。) 中盤からゴール前にかけての堅さが一段増し、サンパウロの守備はなかなかに崩せなくなっていた。 ただしガンガン圧力をかけて来る訳でもないため、ヴィオラも簡単に奪われない。 この結果、ヴィオラは最終ラインかその手前までは攻撃を成り立たせる事が出来ていた。 残り時間と点差を考えれば、もはや勝敗は動かない構えである。 バビントン「それっ!」 シュパンッ 新田「クッ、届かない…」 残り1分を切り、ヴィオラの攻撃を防いだサンパウロはここで翼サイドに振った。 高い位置のゲームメイクや激しいプレスにより、翼にも疲労の色が濃い。 それでもヴィオラの守備も同様に隙がないため、強力なカードを切るしか有効手がないのだろう。 翼「………」 ゼェゼェ… ダラピッコラ「そらぁっ! もうバテバテなんだろうが!?」 オワイラン「これ以上はさせない!」
[677]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:16:06 ID:??? 翼「こんな程度じゃ疲れているとは言わない! 俺は負けないぞっ!」 ササッ トーン! オワイラン「………!」 ダラピッコラ「な、なんて奴だ!」 三杉(明らかに息が切れている。 …なのに何故、プレイの質が落ちない? この常識を超えた集中力は僕に無いものだ…!) 翼の体力の消耗については、後半の半ばほどで自分と同程度と思っていた。 しかしその時点から自分よりも翼は遥かに動き回っている。(ワンタッチパス↔サイド突破、プレス↔翼マーク) だが三杉自身いい加減プレイの質が落ちかけてきているのに、翼にそれが見られない。 翼「反応が遅い!」 三杉「しまった!」 それどころか動きが更に鋭くなっているようにすら感じさせられる。 これには三杉も脅威を覚え、敢え無く抜かれてしまった。 実況「さあ翼くん、張り付いていた三杉くんをここで振りきった! これがサンパウロ最後のチャンスかーーー!」 グワッ! 翼「これが最後のシュートだぁああああああっ!!!」
[678]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:17:14 ID:??? ビュゴォオオオオッ!! 実況「翼くん、渾身の力を込めてシュートを放ったあぁ! ゴール左隅を狙う弾道! GKラムカーネくんは反応できなあぁぁぁぁぁぁい!!」 グゥン! 実況「ま、曲がった!? ボールが突然斜めに曲がった! ドライブシュートの撃ち損ないなのか!? 曲がりすぎてゴールの枠を捉えていない!」 石崎(いや違う! 撃ち損ないなんかじゃねえって!) 森崎「こいつは……」 三杉「もしやっ…!」 バウンッ! 三杉(クッ、やはりそうか!) ブンナーク「させるかよぉっ!」 ドドオォォォォッ!!!
[679]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:20:45 ID:??? オオオオーーーーーーーーーーーーーー 実況「と…止めた! ブンナークくんがブロックで何とか弾き返しました!! 翼くんの枠を外したと思われたシュート! 突然に斜めに曲がり、バウンドした瞬間に逆方向へと 跳ね上がり、ゴール枠を捉えてました!! 鋭いスピンがかかっていたのでしょうか! ハッキリと凄いシュートでした! だがそれを弾いたブンナークくんも天晴れです!!」 最後の最後でまたも翼のビッグプレイだった。 フラフラになりながらもサイドを見事突破し、内に切り込んでのランニングシュート。 そのシュートの軌道がまた、常識離れしたミラクルドライブであった。 このシュートは紙一重でブンナークが弾いたが、凄みが解らぬ観客でもない。 試合の結果を忘れるほどスタジアムは湧き上がった。 アヤ「いやはや、決まらなかったのは正直残念ですが、なんともミラクル! フォトジェニックという言葉じゃ収まりませんね!」 パシャパシャ ―――――――――― ―――――――― ――――― ―― 三杉「結局最終スコアは4−2……だったね?」 レントゥルス「うん、点差詰められちゃったよー。」 ダラピッコラ「いやいや、上等だっつーの。 終わってみて、あの破壊力はヤバイって思うわ。」 三杉「ああ、正直運に依るところも少なくない。 それでも追い付かせなかったのは事実だ。 それ以前に流れのある時にゴールを重ねられたという勝因も確かだし、自信にして構わない。」
[680]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/01/18(金) 20:23:11 ID:??? オワイラン「そうですね。 まあ、それでも個人の反省は色々あります。」 ブンナーク「一点しか取れなかったってのは、まあ仕方ねえとして… あのデカブツ(アマラウ)を頭で叩き潰せなかったのはモヤモヤするぜ。」 新田「俺はやっぱりスタミナ不足を痛感したなあ…」 オジオ「その辺りはフィレンツェに戻って鍛えなおそうよ。 ボク達はその資格を得たんだからさ。」 ミュラー「そう、これでヴィオラはまた前に進める。 (ハンブルガーと戦うチャンスも得られた。)」 三杉(皆の言う通り… 今回のは勝利以上の意味を持っている。 この勝利で僕達は間違いなく袋小路を抜け出せるだろう。) 三杉は今ようやく勝利の味を噛み締めた。 思い返せば試合終了直後は苦い味の割合が大きかったのだ。
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0ch BBS 2007-01-24