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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[137]森崎名無しさん:2013/03/02(土) 18:54:40 ID:n0OG3oqA ★賀茂式女性フォロー→ クラブA ★
[138]森崎名無しさん:2013/03/03(日) 12:14:09 ID:??? オススメを紹介 無人島物語バグテスト http://www.nicovideo.jp/watch/sm20186542
[139]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/04(月) 12:06:39 ID:??? >>138 GOOD!続きができたとしても、義人機長の出番がないのが残念でならないです。 さて、今日も話の続きを投稿いたします。 ---------------------------------------------------------------------------- ★賀茂式女性フォロー→ スペードJ ★ 陽子との対話を試みる[さらに分岐] ---------------------------------------------------------------------------- 先着で★フォローの結果→!card★ と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 Eメール欄は空欄にして、IDが表示されるようにしてください。 JOKER:ブーメランヘアーの女の(ry ダイヤ:元気と闘志と意志を取り戻し、意気揚々と2人はスタジアムに出かける ハート:スタジアムへの観戦には応じるものの、未だ心神喪失気味 スペード:「………」無言のまま答えようとしない。数値が偶数なら賀茂が強引な搬出を試みる クラブ:「もう、何もかもおしまいよっ!」自責感に耐え切れなくなり、陽子が号泣してしまう クラブA:「みんなごめんなさい、せめて責任は取りますから……」ふらふらと陽子は窓へ向かい…
[140]森崎名無しさん:2013/03/04(月) 12:10:19 ID:ibDQp1UU ★フォローの結果→ クラブ5 ★
[141]森崎名無しさん:2013/03/04(月) 12:15:43 ID:??? このスレでは森崎とはどうなってるのかな? 既出だったらごめん
[142]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/04(月) 12:30:55 ID:??? >>141 本編から1週間後、という時間だけが進んだ状態なので、森崎との 関係も本編に準拠しています。 さらにワールドユースに優勝したことにより、間接的ながらも陽子への アピールができ時間や精神にも余裕ができたことで、本編よりさらに前進しています。 もうあと一押しでゴールインできるでしょう。 全日本ユースがきれぼしJAPANに勝利することができたなら、 陽子さんとのハッピーエンドが見られる……かもしれませんよ。
[143]141:2013/03/04(月) 14:57:24 ID:??? ありがとうございました
[144]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/10(日) 17:18:29 ID:??? ただいま描写に四苦八苦しており、更新が遅れております。 今後しばらくの間はあまり投稿できなくなるかもしれません。 なにとぞご寛恕を願います。 ★フォローの結果→ クラブ5 ★ 「もう、何もかもおしまいよっ!」自責感に耐え切れなくなり、陽子が号泣してしまう ---------------------------------------------------------------------------- 陽子の心を解きほぐすべく、賀茂は対話を試みた。ある時は非道な父親をなじり、 その次はこれまでのひたむきな陽子の取り組みを称揚し、自らの不甲斐なさに気付くよう強い言葉を吐きつけ、 事態の楽観を勧め、協会の自立性を強調して脅迫の無意味さを主張した。 だが無駄であった。既に陽子の頭は父の強硬な執念と自らの無力ぶり、 その結果による日本サッカーの破滅の幻影に囚われ、まともな思考ができなくなっていた。 自らの「罪」に潰れていくうちに、これまでの陽子の過去が去来する。
[145]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/10(日) 17:22:05 ID:??? ―――――― ――――――――― ――――――――――――― ガンガンガンガンガンガンガン! 陽子は探していた人間に一刻も早くドアを開けてほしい一心で、硬いドアを乱打していた。 無論ドア横にはインターフォンが設置され、きちんと部屋に鳴り響いていたが、 いつ自分をドアから引き剥がして連れて行かれるか、おそろしかった。 ガチャッ ドアが開き、兄宗正が顔を出したと同時に、陽子は兄へと飛びすがった。 突然腰へと抱きつかれてよろけながらも、腰を下ろして妹と向かい合う。 片桐「うわっ!一体だれ…陽子?!」 陽子「兄さん!」 片桐はサングラス裏の目を大きく見開きながら、震えている妹を見下ろしていた。 片桐は今、海外のサッカー事情を学び吸収するために単身ヨーロッパに滞在している。 日本に居るはずの妹がそう簡単にこれる場所ではない。
[146]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/10(日) 17:24:20 ID:??? 片桐「どうしてお前がこんな」 陽子「閉めて!お願いドアを閉めて!」 問いかけに対しもはや半狂乱と言っていい程の返事を受け、いよいよ尋常な理由ではないと知らされざるを得なくなる。 やむなく片桐は妹を左腕で抱えながら、開けっ放しとなっていたドアを閉め施錠した。 ドアが閉められた後、陽子は抱きかかえられてベッドまで運ばれる。 シーツの柔らかい感触が皮膚へ伝わってきた時、陽子の感情が再び噴き上がった。 陽子「兄さん、ああっ、よかった、もう、もう、わたし………」 兄の胸に顔を埋め、泣き始める陽子。泣けば泣くほど恐怖が蘇るようで、 次第に赤子のように激しく号泣する。片桐はそんな妹の頭をなでながら、昂ぶりが収まるのをじっと待つ。 嗚咽が静まり、体の震えが収まってから、泣き濡れた顔をハンカチでぬぐい、尋ねた。 片桐「どうしたんだ陽子、お前は日本にいたんじゃなかったのか。何があったんだ」 陽子「逃げてきたの、私が跡取りにされそうになったから」
[147]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2013/03/10(日) 17:26:39 ID:??? 陽子「私が2年前に大学の修士号を得たのは知ってるでしょう。 あの後片桐グループの後継者になるための教育を今までずっとされてきたんだけど、 その『学習』の間は軟禁されているも同然で、ほとんど何もできなかった」 片桐「そうか……」 陽子「そして1か月前に母さんから、近々後継者と選定するらしいって言われたの。 今までの様子から父さんは私を選ぶつもりだって確信していたから、 必死で逃げだしてここまで来たの……でも、でも!」 話を続けていくうちにまたも恐怖に襲われ、震えが再び始まる。 陽子「飛行機を降りて兄さんのいるホテルに向かう途中で、知らない人達が現れて私を連れ戻そうとしたの。 必死に逃げ回って何とか来れたけど、持ち物は全て置き捨ててきちゃったし、 街の人がみんな私をつけているみたいで、怖くて、怖くて……」 片桐「……自分が生きたいように生きていきたいのか」 語りかけるような呟いたような、ポツリと漏らす片桐に、陽子は小さく頷いた。 ――――――――――――― ――――――――― ――――――
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0ch BBS 2007-01-24