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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[35]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/11(火) 21:49:12 ID:??? この頃どうも執筆の意欲が薄くなってきてなかなかキーを打てません。 構想はどんどん湧いてくるのですが…… 今週は更新ができなくなるかもしれません。どうかご了承をお願いいたします。
[36]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:38:53 ID:??? 一通り話も終わり再び画面を見ると、場面は後半戦が開始されようというところだった。 放送「さて、まもなく後半の試合が始まります。今度はきれぼしJAPANのキックオフ、 このまま試合を制するのか、それともスウェーデンが巻き返すのか、注目のキックオフです」 王家ノノン「(巻き返し?無理だろ)それっ、キャプテン!」 放送「王家ノノンくん、ボールを後ろへ戻しキャプテンの尾崎000000000くんにパス。 尾崎ゼ、おっと走り出した、これは単独中央突破を図るつもりでしょうか」 ラベリ「そこまでだ!」 リュング「お前を止めて今度こそ攻撃を決めてみせる!」 放送「当然の事ながらラベリくんとリュングくんが立ちはだかる!」
[37]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:40:50 ID:??? 葵(こ、今度こそ……) 赤井(尾崎って奴の実力が分かる……) テレビ観戦を行う面々の中、葵と赤井は食い入るように画面を見つめていた。 何かとんでもない事をやってくる、そんな嫌な気迫が2人の中にひしひしと迫ってきたのだ。 そんな彼らの予想は、ある意味では当たり、ある意味で外れる事になる。 尾崎000000000が向かってくる敵に顔を向けた。 ぴくっ 彼と2人の視線が合った瞬間、何故か2人の動きが止まった。 急に足が止まりぼんやりとした顔つきとなり、呆けたように立っていた。 ラベリ「………ん?」 リュング「………あ、あれ?」 両者が我に返った時、尾崎000000000は何の抵抗も受けることなく彼らの横を通り過ぎた。 フェデリックス「な…バ、バカヤロー!」 ラーソン「なにボーっとつっ立ってるんだよっ!」 ラベリ・リュング「え……えっ!?」
[38]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:43:04 ID:??? 放送「こ、これはどうしたのでしょうか…?ラベリくんリュングくん、尾崎000000000くんを防ぎ止めるかと思いきや、 まるで出迎えに来たかのように立ち止まってやり過ごしてしまいました! これはスウェーデン側の何らかの作戦なのでしょうか?」 レヴィン「(くっ、一体何が起きたんだ?!ラーソンとフェデリックスは…間に合わない、僕1人でなんとかするしかない!)」 ババババババババババババッ! レヴィンの体がわずかに震える。動きが止まったと見えた瞬間、彼の体は7つに分裂した。 放送「おおっと、出たぞ7色のフェイント、これがレヴィンくんの必殺オーロラカーテンだ! 素早い動きで尾崎000000000のドリブルコースは塞がれたぁ!」 尾崎000000000の視界180度、全てレヴィンの残像が行く手を阻んでいる。 残像は絶え間なく位置を変え、四方からボールを奪わんと襲い掛かる。 だが、尾崎000000000には無意味だった。 尾崎000000000「ようがないよ」 ビュッ! 突如として掻き消え、 三杉「!」 翼「!!」 瞬きもせぬ間にレヴィンを抜き去っていた。
[39]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:46:05 ID:??? 放送「こ、これはっ!尾崎000000000くん、事もなげにレヴィンくんを突破してしまいましたっ! 瞬時にして姿を消してしまっては、さすがのレヴィンくんも対処できなかった!」 レヴィン「(違う!あいつはただ超スピードで駆け抜けていっただけだ! 僕のオーロラカーテンのわずかな隙を見つけて、あっさりと………)」 トーマ「ゲ、ゲエッ!」 ニルソン「キャ、キャプテン!?」 ミルド「(レヴィンの必殺ボールカットが、あっさり……)」 レーン「(どうする、どうする俺?!)」 ブローリン「聞け!!」 怒号を上げ、動揺を抑えつける。 ブローリン「トーマ、ニルソン、お前達は敵FWをマークしろ!ミルドとレーンは俺と一緒にオザキを固めてつぶすんだ (オザキ相手に1対1じゃ分が悪い!そしてミドルシュートを打たれる前にシュートコースを塞ぐんだ)!」 トーマ・ニルソン「わ、分かった!」 ミルド・レーン「お、おう、今度こそ止めてみせる!」 ブローリンの指示により、スウェーデンDF3人は死中に活を求め尾崎000000000を阻みに向かった。 後半開始時点で既に3点差、そして単独中央突破で追加点献上となると反撃を行う士気さえままならなくなる。 練習相手にこれ以上の屈辱は与えられたくない。 尾崎000000000は必至な顔の相手を見て、微苦笑する。
[40]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:51:25 ID:??? カカッ!ビュワッ! 尾崎000000000「遅い」 ブローリン「ぐうっ!」 顔色も変えずにブローリンをかわし、 ギュウンッ! 尾崎000000000「フェイントをかけるまでもない」 ミルド「ま、まt」 ミルドは構える間もなく振り切られ、 タッ、シュパッ! 尾崎000000000「鳥肌が出ている。ゆっくり休め」 レーン「う……」 レーンに至っては相手にもしていなかった。 驚くべき事に、尾崎000000000は3人同時でかかってきた相手に対し、 わざわざ1対1となるようにドリブル突破を行い、 1人抜いた後残りのDFに向かって抜くという荒業をし続けてみせた。 放送「抜いたーっ!尾崎000000000くんこれで6人抜き! 電光石火の勢いで立て続けに襲いかかるスウェーデン選手を次々と突破してしまったぞーっ!」
[41]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:52:42 ID:??? 葵「(そ、そんな……あれじゃあ……!!)」 赤井「(間違いない!あいつの力は……!!)」 イタリアサッカー所属コンビが人知れず驚愕に打ち震えている時、画面に映るキーパーは恐怖に支配されていた。 ガレリはまろうじんの魔弾により負傷退場させられ、途中出場した。 そのガレリの苦悶を見てしまった彼の脳裏は、ガレリと同じく 殺人シュートでスタジアムに叩きつけられる自分の姿であふれていた。 キーパー「う、うわあああああああああーっ!!」 それでも金切り声を振り上げながら、尾崎000000000へ向かって走り出した。 半狂乱になりながらセービングに向かえた精神力は、賞賛できるものであろう。 キーパー「わあああああ、あああ、あ………?」 キーパーが尾崎000000000と対峙した瞬間、キーパーの視界が濁った。 意識も混濁し、歩みを止めて立ち止まる。 立ち止まった瞬間に覚醒して顔を上げたときには誰もおらず、 振り返ると尾崎000000000はゴールエリアライン沿いに立っていた。 尾崎000000000「御苦労」 言い終わった後、軽く足元のボールをつつく。ボールは緩やかにゴールへと転がり、完全にラインを越えて、止まった。 ヴウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! 放送「ゴ、ゴール!後半開始からたったの1分で、きれぼしJAPANキャプテン尾崎000000000くんが4点目を挙げました! まるで無人の野を駆けるが如く軽々と7人を抜き去っての4点目!これはもう完全に試合は決したといってよいでしょう!」
[42]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/18(火) 12:55:37 ID:??? 今日はここまで。次回あたりでスウェーデン戦の描写は終わると思います。 この調子ではいつ肝心の全日本VSきれぼしJAPAN戦が書けるやら……
[43]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:35:23 ID:??? 葵「や、やっぱり……」 スタジアム内が大喚声で爆発する中、小声ながらもはっきりとした声が葵の口から発せられた。 新田「ん、あいつらの事知ってるのか?」 葵「いえ、そうじゃないんです……僕の所属するインテルのあるミラノはACミランの本拠地でもあって、 ミランとはよく試合をしていたんだけど…」 新田「何なんだよ、もっとはっきり言えって」 葵「……尾崎って選手の実力は、ミランカルテットにも引けを取らないよ」 新田「……え?」 松山「ミランカルテット並み……!?」 三杉「(そんな…いや、あれぐらいの実力の持ち主なら確かに匹敵してもおかしくないか…)」 一旦は静まった筈の空気に、再び切迫感と危機感が籠りはじめる。 世界に冠たるサッカー大国イタリアで頂点に君臨するACミラン。 そのミランのキャプテンであるマルコ・ファンベルグと、レム・フーリア、ヤコブス・ニスケンス、 ジャン・ピエール・ピピンの4人組はミランカルテットと称されている。 彼らは最高度の実力を完備し盛名を轟かせ、世界中のフットボーラーからの畏敬を集めている。 尾崎000000000はそんな彼らと互角というのだ。 赤井「俺もそう思います。サンプドリアがミランと戦った事は何回もあって、 俺もその人達に立ち向かったんですけど、全然歯が立たなかった…… 真正面からわたり合った時に感じた気迫が尾崎を見た時にも伝わってきました………」 森崎「(止められるか止められないかじゃない、止めるんだ。何が何でも止める!止めるんだっ……!)」 日向「(……チッ、こんなフザけた野郎に負けてたまるか!ヒゲもろともまとめて吹き飛ばしてやる!)」 圧倒的な力の前に、再び緊迫感が場に張り詰める。だがハーフタイムと異なり、戦意はかえって高まってきている。 意気軒昂とした彼らはより相手を探るべく画面へと視線を戻したが、それ以降は見るべきものを見ることが出来なかった。 きれぼしJAPANによる一方的な試合展開となったためである。
[44]きれぼしサッカー ◆fM2NOXdVR. :2012/12/21(金) 18:36:45 ID:??? 放送「ココススモンメンくん、前方へロングパス!中盤を省略して前線のよしとくんで得点を狙いに行くかぁ!」 レヴィン「止めろーっ!!」 よしと「折角ボール渡してくれたし、よっ、と」 飛びあがって宙に飛ぶボールをキックする。 よしと「ロックす!」 ガバアアアアアアン! ミルド「うわがっ!」 レーン「あばぶっ!」 キーパー「あぎゃああーっ!」 ギュウウウウウウウウウウン! ピイイイイイイイイイイイイイイッ! 後半24分、よしとの必殺ボレーシュートで5点目。スウェーデンはこれ以上の失点を避けるべく、 全員が守備に専念していたが、得点の間隔をわずかに伸ばしたに過ぎなかった。
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0ch BBS 2007-01-24