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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[794]森崎名無しさん:2014/10/11(土) 16:45:51 ID:??? 乙です うう・・・岬の全裸に続いて二度もやらかしてしまった・・・
[795]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/11(土) 18:12:05 ID:U/2HFWPs ★ピエールの観察眼 ダイヤ4 ★ 「不思議だ、負けはしたが、どこか心良い」 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- あずみ(ルブラン)「(ピエール……まるで子供みたいに目が輝いているわ。ひとかけらの穢れもない澄んだ瞳。 あたしが岬くんに出会わなかったら、本気でピエールに惚れてたかもしれない)」 ピエール「こんな気持ちになれたのはJrユースの日本戦以来だ。いい試合ができて良かった。ありがとう、ムッシュー・ルブラン」 スッ。 あずみ(ルブラン)「(手を差し出してきた。ピエール、あたしもあなたのお蔭でサッカーの楽しさ、美しさ、 素晴らしさを知る事ができたわ、ありがとう) ああ、こっちこそありがとう、ムッシュー・ピエール」 ガシッ! 放送「両キャプテンが今ガッチリと握手しました!これまで3年間を振り返りますと、 まるでシャンゼリゼとボルドーのために、この大会が用意されていたような、因縁の戦いも終わりました! 開催まで1年を切ったワールドユース、彼らがフランス代表として世界に羽ばたく日が待ち遠しくて仕方ありません!」 ピエール「ワールドユースではきっと、君も選ばれるだろう。今度こそ、フランスが優勝を得られるはずだ (実力はルブランの方が上だ……レ・ブルーのキャプテンは彼の方がふさわしいかもしれない)」 あずみ(ルブラン)「うん、一緒に優勝をめざそうね(ワールドユースかあ、世界中のライバル達と、正面から戦えるんだ。 岬くんと敵として戦ってみるのも、面白いかもね)」 迫りくる大舞台での戦いに思いを馳せるあずみ。今度こそ自分の実力を世界に向けて発揮できると心が高鳴り出す。 だがまたしても、試合どころか舞台に足をつける事さえままならず、はるかかなたから様子を眺めるばかりとなってしまった。
[796]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/11(土) 18:38:09 ID:U/2HFWPs あずみ「なんでですか、監督!どうして私の代表選出が取り消されたんですか!」 初優勝を成し遂げた決勝戦から数か月後。 一度はフランスユース代表に選ばれたが、昨日にその内定を取り消す旨の通知が送付された。 合宿地合流まであと数日という段階での突然の発表であり、監督相手にも関わらず、激高して相手に向かった。 シャンゼリゼの監督は半信半疑といった態でしぱしぱと目を瞬かせながら、あずみについての真実を、ぬるりと吐いた。 監督「その理由は、身に覚えがある筈じゃないかね、ガスパール・ルブラン、いや、マドモアゼル・アズミ・ハヤカワ」 あずみ「!」 あずみは驚愕した。3年間隠し通してきたあずみの秘密が、ばれたのだ。 現在はチームメイト等周囲の人間とごく自然に交わり疑われる事もなく、 本人もその秘密をふとすれば忘れかけていた程であったために、衝撃は大きかった。 監督「私もはじめて上層部から聞いた時は驚いたよ。フランス人だと思っていた選手が女性、それも外国人というんだからね。 代表選出の際に名簿登録の関係上、君達の情報をチェックしてたんだが、その内容に不備があって、 そこでいろいろ調べたら、君の本当の正体が分かった、という次第なんだ」 あずみ「そ、そんな…それじゃあ、あたしは……」 監督「ああ、心配しなくていい、そんなに怖がることじゃない」 顔面蒼白となっていたあずみに対し、なぐさめるように監督は話しかける。
[797]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/11(土) 18:40:22 ID:U/2HFWPs 監督「心配はないんだ、君を解雇しようという訳じゃない、サンジェルマンも君とプロ契約を結ぶつもりだ。 ただ、外国人女性がワールドユースに参加する事はルール上出来ないし、マスコミに嗅ぎつけられると色々とまずくなる。 だから君の代表選出を取り消した、というのが上の決定なのだよ」 あずみ「で、でも!あたしは今まで活躍してきました! クープ・デ・レ・エキップ・ジェネスでチームを初優勝に導いたんです! ここであたしが出ないとなったら、それこそマスコミが……」 監督「その事だが、君はしばらく日本に行ってもらう事になった」 あずみ「に、日本へ!?そんな事は一言も…」 監督「無理もない、これは今朝私の方に通知されたばかりだからなあ、この書類を見てほしい」 手渡された文書を手に取る。血色が乏しくなっている顔がますます蒼白になり、手が小刻みに震えはじめた。 あずみのそうした様子から目をわずかにそらして、監督は話を再びはじめる。 監督「君は選手生命に関わる大怪我をしたという事で代表を辞退する事になっている。 その間は元の姿に戻っていてもいいが、万が一の事を考え、しばらく日本にいて身を潜めてもらう事になったよ」 ここまで監督が話した時、あずみの腰がストンと落ち、床に尻餅をついた。 その後監督が何を話し、いつ部屋を出て荷繕いをしたか、後になっても全く思い出せなかった。 あずみ「(またあたしの挑戦の舞台は消えてしまった……)」 ――――――――――――― ――――――――― ――――――
[798]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/11(土) 18:44:10 ID:U/2HFWPs あずみ「…そしてご存じのようにフランスはワールドユース本大会で予選落ち。 フランスユースメンバーは帰国後散々に非難され、罵倒され、こき下ろされました。 私が出ていればここまでフランスのチームメイト達が苦しむことはなかったんです。 なんとしても私はフランスサッカーに、そしてフランスユースのみんなに罪を償っていかないといけないんです。 ですから、全日本に参加するという訳にはいきません」 見上「(決心は固い、現時点での心変わりは無理だろう。ならせめて今の危機を乗り切ることに注力した方がよさそうだ) 頼む、君が全日本に対し何の義理もない事は分かっている。 フランスサッカーに対し深い思い入れと責任感を抱いている事も分かった。 だが今日本サッカーは危機に瀕している。 せめて1回でもいい、日本のサッカーの未来を守るために、君の力を貸してくれないだろうか」 あずみ「(日本の、サッカー……)」 監督に懇願されて、再びあずみの脳裏に記憶が蘇る。 ワールドユース優勝直後の、久しぶりの岬との対面が、まざまざと思い出されていた。
[799]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/11(土) 18:48:02 ID:U/2HFWPs 今日はここまでにいたします。 >>794 乙感謝です。 是非今後ともこちらへ参加してもらって、神引きによるカオスを呼び寄せてくれると 大変面白くなってくれるでしょう。また再びのJOKER訪問をこちらも祈っております。
[800]森崎名無しさん:2014/10/12(日) 18:18:22 ID:??? 更新お疲れ様です。いつも楽しく見ています。 提案なのですが、判定時のID表示については、次の判定からどちらでもOK、という事にしてはいかがでしょうか。 そうしたら、本スレや他の外伝スレの感覚でsageて書き込みした場合も有効になって、引き直しや混乱を避ける事ができますし。 検討して頂ければ幸いです。 (もちろん、実際にそうするかどうかはスレ主様の自由なので、駄目でしたらそれで大丈夫です)
[801]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/13(月) 18:07:27 ID:EnDlCHiY 800さん、ご提案感謝いたします。 これまでは二重投稿などによって特定の人しか投票できない事を恐れて メール欄を空欄にしていましたが、ここのスレはそんな心配をするほど投稿はありませんでした。 なので、とりあえず今回のような1回で決まるカード分岐については、 これからはどちらでも良いという事にいたします。 本日は投稿できませんが、これからもきれぼしサッカーをお楽しみください。
[802]800:2014/10/13(月) 19:26:42 ID:??? 検討していただき、提案を受け入れて下さりありがとうございます。 次の更新を楽しみにしています。
[803]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:50:53 ID:Uz8zwCLY ―――――― ――――――――― ――――――――――――― 時計の針は再び12時を過ぎ、カチンという音が深夜の公園にしみわたった。 帰国直後のあずみと岬は、他の選手やサポーター達と別れて、東京都内のとある公園にやって来ている。 林立するオフィスビルの間に位置する場所という事もあり、大都市の中心地にも関わらず、光は乏しく2人の他に通る人もいなかった。 あずみ「(なぜ岬くんは、こんなところにあたしを呼び出したんだろう)」 この公園に到着するまで、あずみは帰国前ブラジルでのワールドユース優勝後に 岬の口からここでの密会を告げられてから、ずっと考え続けていた。 ブラジルの対面時に聞かされてからは理由を問いただす機会もなく一切がわからないまま、 どんな事情でこんな見知らぬ場所で2人きりにならなければならないかを考えていた。 あずみ「(そもそも岬くんはまだ姿もみせてない)」 ただ1人で深夜の公園で相手を待っているうち、もしかして置いてけぼりにされたのか とさえ思っていた時、暗闇の遊歩道から岬が現れた。 岬「お待たせ」 あずみ「あっ、岬くん!遅いじゃない、女の子をこんな時間にこんな所で待たせるなんて」 岬「ごめん、東京で電車を乗り間違えちゃったんだ」 あずみ「そう?ま、仕方ないか、迷路みたいなあの路線図をすいすい行ける方がどうかしてるよ」 ようやく現れた岬に対しあずみは口を尖らせるも、心細さから解放された安心感ですぐ穏やかになり、岬を出迎えた。 岬も肩掛けバックを脇に抱えたまま、あずみに向かって走り出した。
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0ch BBS 2007-01-24