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【バグサッカー】きれぼしサッカー【やりまーす】
[806]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 15:57:36 ID:Uz8zwCLY あずみ「一体何の話?新生『サッカー全日本代表』って、どういうあれ?それに岬くんがキャプテンって、 南葛高校は別にして、そんな素振り今までしてこなかったのに」 岬「これまではそのための準備期間だったから、なるべく目立たないようにしただけだよ。 そしてこれからようやく、計画を実行に移す時が来たんだ。この計画に沿って僕が全日本のキャプテンになる過程で、 今いるほとんどの全日本の選手は僕が見つけた選手と入れ替わる事になる。その時の外部からの混乱の調整にその後の試合参加と、 フィールド内外で僕のパートナーになってほしいんだ」 あずみ「ちょ、ちょっと待って、今いる選手って、森崎くんとか、翼くんとか、そういう選手ってこと?」 岬「そう。そういった今いる選手に代えて僕の仲間達を引き入れて、 僕が全権を握れるような全日本にするんだよ。勿論サッカーレベルを落とさずにね」 あずみ「な、なんでそこまでの事を」 するのかと岬に問いかけようして、岬の表情に驚き口を閉ざした。 あずみの目に映る岬の顔が、隠し続けてきた秘密を口に出す時に出る背徳的な快感が、暗闇と相まって邪悪な色相を帯びていたからだ。
[807]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:02:35 ID:Uz8zwCLY あずみ「(こ、こんな岬くんの顔は初めて見た……)」 岬「簡単な事だよ、これから確実に訪れるチャンスを全てものにするためさ」 あずみの驚愕を斟酌せず岬は立ち上がり、両腕を広げて語り出した。 岬「全日本はワールドユースで優勝した。日本サッカー史上破天荒の快挙に日本中がわきたっている。 その勢いを受けて日本のプロリーグ設立も秒読み段階まで進んでいる。設立となれば 観戦収入のみならず、広告料や放送料、プロ選手としてのフットボーラーの資産価値発生…… 莫大なお金がサッカー界に入り込んでくるんだ。こんな良い機会は2度とない、絶対に、ものにしてみせる」 ここまで滔々と、岬にしては珍しく相手の表情を見る事もなく、思うままを語り続ける。 岬「『久しく卑賤の位、困苦の地により、世を非り利を悪み、自ら無為に託す。此れ士の情に非ざるなり』僕の好きな言葉だ。 チャンスが目の前にありながらちっぽけな事に囚われて掴もうとしないのは馬鹿さ」 話が進んでいくにつれ、岬の表情は得意然とした様子となっていく。 それとは対照的に、あずみの表情は険しさを増していった。顔の厳しさを隠そうとせずに、岬へ尋ねる。 あずみ「少し聞きたい事があるんだけど」
[808]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:10:06 ID:Uz8zwCLY 岬「何」 あずみ「今いる選手はどうするの、翼くんとか、森崎くんとか」 岬「どうするかって。ま、役に立ちそうなら『手直し』して使い直すかな。ダメなら『処分』さ」 あずみ「『手直し』、『処分』?一体何をする気なの、今まで一緒に戦ってきた仲間なんでしょ、 そんな仲間を裏切るなんて、何にも感じないの?」 岬「まだあずみちゃんが僕達の仲間に加わると決まっていない以上、1つ目の質問には答えられないな。 2つ目については、フフッ」 鼻で小気味良く笑い、なぜそんな分かりきった事を聞くかと言いたげに笑みを浮かべる。 岬「何も感じないね。彼らは僕の夢をかなえるための道具だった。その夢への道はワールドユース優勝で開かれた。 そうなったらもう道具はいらないさ。不要な道具はどこかにしまっておく、使い難い道具は直すか、捨てるかさ」 あずみ「そう。もう1つ聞きたいんだけど」 岬「どうぞ」 あずみ「本当にあなたは岬くん?フランスであたしと一緒にサッカーを楽しんでいた、岬くんなの?」 岬「そうさ。一緒にサッカーを楽しみ、一緒に金儲けの算段をし、一緒に立身を目論んでいたなか……」 バチィン!! 岬が返事を返しきる前に、あずみの平手打ちが岬の頬を激しく打ち払った。 あずみ「地獄に落ちろ」 切り捨てるように打ち出した、あずみの怒りを共にして。
[809]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:11:50 ID:Uz8zwCLY 岬「今、何て言ったのかな」 おやと不思議な、予想外の反応だったと言いたげな様子で、目を丸くして岬は尋ねる。 あずみ「地獄へ落ちろって言ったのよ。サッカーを、共に戦ってきた仲間達を、今までサッカーに費やしてきた自分の人生を そこまで足蹴にできる奴なんて、地獄以外にいてほしくないわ」 岬「ふうん」 打たれた事を確認するようにそっと左手を頬に当てながら、やや呆れがちに答える。 岬「あずみちゃんも、随分詰まらない人になったね」 あずみ「えっ、な、何を…」 岬「そんな常識を大切にするようになって、随分と小さくなったような気がするよ。 ま、こういう事を言う人にこれ以上の言葉の説得は無駄か」 ふうと溜め息をついた後、バッグからサッカーボールを取り出して地に置き、足で踏みつける。 岬「こうなったら、僕の実力を見て考えてもらうしかないかな。僕のいう事が本当に実現できるという事を 理解してもらわなくちゃ、言葉で納得させても仕方ないからね」 あずみ「あたしと勝負する気?悪いけど、岬くんじゃあたしに勝てないわ。 岬くんもあたしがフランスでどれだけ頑張ったか、知っているんでしょう」 岬「勿論さ、ピエールを抑えてチームを優勝に導いたんでしょ。相当強くなったらしいね」 あずみ「そうよ、そして岬くんは日本にいて力が鈍った。はっきり言ってあたしの敵じゃないわ」
[810]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:20:03 ID:Uz8zwCLY 岬「ふうん、それはワールドユースの僕の働きぶりを見ての判断かい、困るなあ……」 やれやれといいたげに軽く笑った後、岬は両手を握りしめ、全身に力を籠めはじめる。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……! ビンビンと空気が張り詰め、岬からは得体のしれぬ圧迫感が発せられた。 あずみ「な…な……なにこれ、岬くんから、力が……!?」 岬「これから僕のパートナーになってもらうというのに、判断力が鈍ってきてる。 僕はね、ワールドユースの間、退屈で仕方なかったんだ」 自信をみなぎらせてあずみを傲然と見返す岬。そうしているうちに地面がかすかに揺れ始め、 岬から発せられるパワーはますます大きくなる。 岬「周りに合わせるために力加減をしていかないといけなかったからね…はっ!」 掛け声をかけると同時に、岬から風が発せられ、四方の木々は激しく枝を揺さぶった。 力を持て余すように軽く腕を振った後、ギロリとあずみに向きなおす。 岬「気をつけなよ。ここまで力を出してしまった以上、手加減というものができないからね」 あずみに向かって猛然と挑みかかる岬。岬の変貌に戸惑いながらも、あずみは狂った野望を抑えに向かった。
[811]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:21:46 ID:Uz8zwCLY 先着(順番通りではない書き込みは無効、1人1選手ずつ、Eメール欄は空欄)で ★岬 ドリブル 77(!card) +(!dice +!dice)=★ ★あずみ タックル 76(!card) +(!dice +!dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→岬、苦もなくあずみを抜き去る。 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。数値が高いほど岬優勢。 ≦−2→岬からあずみがボールを手に入れるが…… 【補足・補正・備考】 岬:ダイヤで「クライフターン(+4)」、ハートで「華麗なドリブル(+3)」、スペードで「アルマジロドリブル(+2)」 あずみ:ダイヤで「クレセントタックル(+2)」、 「スキル・ファンタジスタ(2D6が2の場合12扱い、3の場合11扱い)」、 「スキル・仕込みナイフ(全接触プレイで吹飛係数1、ただしクラブで必ず反則になる)」
[812]森崎名無しさん:2014/10/19(日) 16:22:43 ID:TGu2m49s ★岬 ドリブル 77( クラブ4 ) +( 5 + 6 )=★
[813]森崎名無しさん:2014/10/19(日) 16:23:34 ID:XuTqkAJo ★あずみ タックル 76( ハート10 ) +( 4 + 2 )=★
[814]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/19(日) 16:34:10 ID:Uz8zwCLY 事もなく岬があずみを抜き去ったところで、投稿はここまでといたします。 来週は仕事の都合により、投稿ができなくなる可能性が高くなってしまいました。 次の投稿で回想がようやく終わり、さらにその次で試合を再開できると思いますので、 もうしばらくお待ちください。
[815]森崎名無しさん:2014/10/20(月) 03:55:20 ID:7FF6Un+g 乙です、久しぶりに再開されていたので、10月以降の分を読みましたが、 ここまで本格的な因縁のストーリーになるとは・・・。(あずみ×ピエールは惜しかった・・・) 続きがすごく楽しみです。 待ってますので、次回以降もよろしくです。
[816]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2014/10/26(日) 17:24:35 ID:F1fcXhjk これより、どこまで続くか分かりませんが、投稿を行わせていただきます。 815さん、乙ありがとうございます。 こちらとしては展開を急ぎすぎて稚拙になったと思っていたのですが、 少しホッといたしました。 サッカー選手としての早川あずみの背景など、元々あるはずのないものですから、 723さんの発案を元に、色々と考えてこのようになりました。 それでは、きれぼしサッカーをお楽しみください。
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0ch BBS 2007-01-24