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【次なる戦いの】もうひとつの物語6【始まり】
[177]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 18:25:10 ID:??? 山森「先輩、今度はちょっと前に出しますよ!それっ!!」 バシュッ!! 祐一「(山森のやつ…。いくらパスが元々上手だからって本当に宣言通りのところに出しているんだよな。 いくらボールだからとはいえ、相当な技術がないとできない芸当だ…。 セットプレーの適正でもあるのかな…)」 山森自身は気づいていないようだが、彼のセットプレーの動きは徐々に正確さを増している。 ※山森がスキル【セットプレー ○】を覚えました (セットプレー時、キッカーの場合に+1の補正がかかります) そして、特訓を依頼した滝自身はというと… 滝「(やはり試しているうちにわかったが、俺はストライカーにはなれない。 が、シャドウストライカーやセカンドストライカーなら…!) ここだっ!!」
[178]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 18:31:05 ID:??? 滝の小柄な体型は確かに長身選手に比べてハイボールを扱うには不向きだが、かわりに切り替えしの早さでは負けない。 うまく体を捌いてスペースを早く確保、そのままスピードと体重を載せてボレーシュートを撃つ。 バシュウウ!! バチィ!! 祐一「く…。だんだん弾くので精一杯になってきたぜ。いい調子だぞ!滝!!」 ※滝が必殺シュート【シャドウインパクト】取得、そしてシュート力+1! ・シャドウインパクト(低シュート+3) ガッツ消費 200 自身がボールキープ時(グラウンダー)でも発動可能 こぼれ球を詰めに行く 又は 前のプレイがポストプレイだった場合さらに(+2)の補正
[179]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 19:06:54 ID:??? だが、この特訓でもっとも成長したのは… 肖「(くっ、身長差なら勝てるとわかっていながら、実際こういう素早いタイプのストライカーを相手にするのは相当不利だっ! けど、不利なら不利とわかりつつも対抗策をねらなくては…! どうする、どうすればいい…!?)」 スピードで負けるなら、地上戦でも体格差で勝てばいい。そこまでは自分でも理解できる。 けど、スペースを突かれたのならおしまいだ。 滝「ほらほら、とろいぞっ!!」 肖「くっ、【そこに来る】ってわかってるのに……… ハッ!!!」 急に頭の脳裏で【ある光景】が脳裏を横切る。 肖「(俺の長い足、そして跳躍力をいかせば…このような超至近距離での1対1では使えないが…) 滝先輩、祐一先輩。おれちょっと下がり気味でいいですか?」 祐一「うん?ブロックの練習か?構わないぜ、滝もブロッカーがいると思って練習してみろよ」 滝「おう。よし山森!もう一本頼む!」 山森「はいっ!!それっ!!」
[180]森崎名無しさん:2013/05/20(月) 19:41:57 ID:??? おかえりなさい、久しぶりの更新楽しみに見ています。
[181]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 22:28:47 ID:??? >>180さん ただいまですー。また不定期になりそうですけど暇を見て… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 山森から受けたボールをポンッとワントラップし、シュート体勢にはいる滝。 それを凝視しながら、肖は先ほど脳裏に浮かんだイメージを思い返す。 肖「(滝先輩のシュート時の癖から、なんとなくコースを読むことはできるようになった。 『シュートを撃たれる前に止める』が出来ないのなら…『シュートを止める』行動をすればいい。 もちろん、前者のほうが簡単かつ危険が少ないのは確かだ。 ならば、そのリスクを上回るメリットがあれば…っ! 自分のこの体躯をいかせばっ…!!シュートコースを防ぎ、かつっっ!!) うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!」 滝・肖 「「そこだぁ!!」」 バシュウとシュートが放たれた瞬間肖は脳裏にイメージした、滝のシュートコースへ足をおもいっきり蹴り…
[182]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 22:34:20 ID:??? 祐一「こ、これはっ!!??」 滝「な、ブロック!?いや、これは!?」 ネイ「(主っ!!くっ!!!!)」 肖「うぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!」 滝の放ったシュートと肖の蹴り足のタイミングががっちり噛み合った瞬間。 それは、現実と肖の思い浮かべたイメージが合致した瞬間でもある。 肖「(龍が…飛ぶっ!!)」 想像以上の手応えを右足に感じながら、感覚のままに足を振り切ると… そのボールは…滝の顔の横を紙一重で通りぬけ、反対側のゴールへと一直線へと向かっていき… ズババババババッッッッ!!! ポーン…ポンポンポン… と、ゴールネットを突き破り。やっとボールは止まることができた。
[183]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 22:47:19 ID:??? 祐一「なんだ…今のシュートは…?」 滝「…………………(ドキドキドキドキドキ)」 ネイ「(今のシュート、我の力が無ければ顔面が今以上に酷いことになっていたのう…)」 山森「…おい肖。いったい何なんだよ…今の…」 肖「いや…。ここまで凄いだなんて…」 彼がやったのは後に翼たちが使うことになるカウンターシュート。 似たような平行世界では【反動蹴速迅砲】と言われる技である。 だが、その反動蹴速迅砲は使用者の極限に近い【瞬発力】【反射神経】【脚力】【集中力】などがあって始めてできるものである。 いわば今肖が使ったのはその技の足元にも及ばない程度のレベルである。 だが【その程度のレベル】ですら、この威力なのだ。 本来ならシュートを見た後に威力などを考慮して打ち返すこの技。 そこまで至ってない技量をカバーするため、彼がとった行動は【観察】と【想像】である。
[184]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/05/20(月) 23:10:48 ID:??? そのようなシュートを撃った自分自身が何より驚いている肖。 呆然としていると、どこからか微かに声が聞こえるような気がする。 「やっとここまで…たどり着いたか…ちょっと力を貸してやったけど…いろんな龍を見せてくれよ…」 祐一「おい、肖!?大丈夫か、何ボーッとしてるんだ?」 肖「うわっ!?あ、ああ…祐一先輩すいません…ちょっと立ちくらみしてたかも…」 山森「なんだか撃った本人が一番驚いてるな…。 滝先輩もさっきのシュートみて立ちすくんじゃってるし、今日はこのへんにしておきましょう」 滝「…………………(アババババババ)」 ネイ「(やれやれ、じゃのう…)」 ※肖が【反動蹴速迅砲・偽】を覚えました!そしてJOKER覚醒ボーナスによる前能力+2!(以降は通常の上昇に戻ります) ・反動蹴速迅砲・偽 【相手のシュート値(カード込)+自分のカードの数値】をそのまま相手ゴールへ返すシュート。 発動条件) 1.相手の必殺シュートを身近で1回以上見る 2.シュートブロック時、相手のカードと自分のマークが同じ 1〜2の条件を満たした場合、反動蹴速迅砲・偽(失敗)が発動。 → ブロック+8、成功してもこぼれ玉250消費 3.相手のカード数値より自分のカード数値のほうが同数以上 で【反動蹴速迅砲・偽】が発動します。
[185]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/06/04(火) 21:34:04 ID:??? 日本勝ちましたねー。PKでも1点は1点。 とはいえ、引き分けですからねぇ… でも数十年前はまったく定着していなかったサッカーというスポーツをここまで認知させたキャプテン翼の凄さというかなんというか。 (原作)日向くんか(原作)翼がいればなー…と思っちゃうのはやっぱり贅沢なんでしょうかねぇ
[186]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/06/08(土) 15:37:57 ID:??? 滝が半ば気絶するような状況になってしまったため、これ以上の練習は今日は行えないと判断、 祐一達は帰る準備をして、スタジアムから出ることにした。 その帰り道。 山森「僕達、県大会優勝できたんですよね。あんまり実感わかないんですけど」 祐一「…そうだな。なんとか首の皮一枚つながったって感じでヒヤヒヤもんだったけどな。 でも、これで全国大会につながったんだ。前人未到のV3まで…もう少しか…」 滝「でもほんとにいろんなことがありすぎて…。 去年、一昨年のように簡単にはいかなそうな予感だけはするぜ」 肖「(なんだろう…滝先輩が言うと信ぴょう性が凄いっていうかなんていうか…)」 こうしてひとまず、彼らの県大会は終わったのだ。 そして…次にある全国大会へと向けて、彼らは動き出す。
[187]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2013/06/08(土) 15:45:35 ID:??? 〜1日目〜 全国大会まで、後【13】日 県大会が終わった次の日とはいえ、次の舞台全国大会へのカウントダウンはもう始まっている。 休息をつくまもなく、彼らは戦いの準備をはじめなければならない。 〜南葛中・部室〜 監督「よし、みんな集まったみたいだな! 昨日はみんなよく戦った。無事県大会優勝することができ、全国大会への切符を手に入れた。 残念だが、引退するのはまだまだ先になってしまったな!」 はははははと笑い声が収まるのを待ってから、監督は話を続ける。 監督「大会までちょうど夏休み期間ということもあり、練習に集中できる環境ではあると思う。 だが、私自身は練習を強制しない。君たち各々の判断に任せようかと思う」 森崎「それはどういった考えの上ですか、監督? 少なくとも県大会決勝で苦しんでいる程度じゃいくら前年度優勝とはいえ不安が残ります」 森崎の至極真っ当な意見に、他の面々も相槌を打つ。
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0ch BBS 2007-01-24