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霧雨スレ住民が久さんの威厳を取り戻すアレなスレ!
[308]初カキコはもろた!携帯 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 00:01:35 ID:??? 初カキコはもろた!
[309]名無しさんイン・ザ・ロッカー:2013/01/01(火) 00:05:22 ID:??? >>308 初ガッもろた
[310]◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:08:00 ID:??? >>309 やられちゃったぜー 予想より早く帰って来たので今年最初に部長ロッカーに引きこもるものを投下します。 今年最初に投下するものなんで今年は京久を推していきます(適当) NGはロッカー系女子でどうぞ
[311]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:13:00 ID:??? 京太郎「こんちわーっす」 まこ「おお、京太郎と咲か」 咲「染谷先輩何をして…ってなんですかそのロッカー?」 ロッカー「」ガタガタ まこ「……これはのう」 呆れ溜息と共にまこが語ったことは簡単だった。 いつだったかやった部内最強決定戦。 それに勝利した局があり、調子に乗った久は各地の麻雀部に挑戦。 姫松の末原、白糸台の亦野といった強敵相手に対していい感じに戦績を重ねていたのだが…。 咲「ぷ、プロに挑んだんですか!?」 まこ「藤田プロの紹介でなあ…無茶をしたもんじゃ」 そしてその結果がこのロッカーである。 なんというか、調子の乗りすぎはよくないという教訓である。 京太郎「染谷先輩、部長は出てきそうなんですか?」 まこ「ダメじゃ。言葉が返ってくるどころかガタガタするだけじゃ。 そうじゃ、お前さんらも声をかけてやってくれい」
[312]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:14:08 ID:??? 咲「わ、わかりました。あの…部長。気を落とさないでください! プロに負けるのは仕方ないですよ!それに、それまでは勝ってたんですし!」 京太郎「そうですよ」 ロッカー「」ガタガタ まこ「……ダメじゃのう。とりあえず優希や和にも頼んでみるかのう」 その後、部活終了時間までそれぞれが声を掛けたりしていたが……。 久は出てくるどころかロッカーがガタガタするだけで返事もしないという有様であった。 京太郎「そろそろ下校時刻ですけど、どうするんです?さすがにこのままってのは」 まこ「……京太郎、お前に任せた。さっきまで反応を見てたが、お前の声掛けが一番ガタガタしとった。 多分ワシらに言いにくいことがあるんじゃろ、説得は任せたぞ」 優希「たまには役に立てよ、犬!」 和「頑張ってください、須賀くん。部長がこのままだと、部の活動にも滞りがありますし」 京太郎「あっ…あ、うん。頑張るぜ」
[313]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:15:11 ID:??? そして、京太郎と久以外が帰り部室は急に静かとなった。 京太郎としても何を話したらいいのかわからず、黙ってしまう。 その沈黙を破ったのは意外にも、久の方だった。 ロッカー「………みんな、笑ってたでしょ」 京太郎「…へっ?」 ロッカー「調子に乗ってバカな部長だって……。 いいのよ、自分でもそう思うし…何が私の悪待ちは最強よ…」 涙で嗄れた声に、自嘲するような響き。 言いながら泣いているのか、最後の言葉はつっかえつっかえになってしまっていた。 京太郎「そんなことないですよ! 皆部長がこのままだったらどうしようかって心配してました!」 ロッカー「…私が出ていっても、どうしようもないわよ。 私弱いし、皆の足を引っ張るに決まってるわ」 京太郎「(…なんだかよくわからないけど、あの部長がここまで弱気になるなんて……。 プロとの対局ってそんな怖いものなのかよ…)」 京太郎「……皆に話しかけられなかったのって、そのことを気にしてたからですか?」 ロッカー「…………うん。面と向かって、お前は戦力外だなんて言われたくないでしょ? 部長なのに一番弱いとか笑えない話よね………。 須賀くんは女子の団体戦には関係ないから、だから話せるのかしらね…」
[314]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:16:23 ID:??? どこまでも沈んで行きそうな久の声はまるで、そのままロッカーの中から消えそうな雰囲気があった。 京太郎は声をつい荒げ、ロッカーを強く叩く。 京太郎「部長が弱いなんて誰が言ったんですか!それに俺の方が弱いですよ!」 ロッカー「………本当に、そうかしら」 京太郎「えっ…」 ロッカー「咲と和は言うまでもないし、優希の爆発力には対応できない。 まこみたいな蓄積もないのよ、私。 須賀くんだって、ふと煌く打ち筋というか、才能を感じさせることがあるの。知ってた?」 そんなことがあったのかよ、と驚く京太郎。 自分を貶めるためだけに嘘をつくような久ではない。 嘘ではないと信じられるだけにより一層信じ難かった…が、今はそれどころではない。 京太郎「でも、勝ったじゃないですか、部内の勝負で。部長の言ったメンバーに」 ロッカー「偶然よ、偶然……」 京太郎「そのあと各地の麻雀部で勝ったのも?」 ロッカー「…………」
[315]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:18:13 ID:??? 京太郎「俺がたまに勝つことはありますけど、それは何回に1回ようやくです。 だから偶然って思うし言いきれます。 けど、部長は何度も勝ち続けたじゃないですか。それが偶然なわけがないです」 ロッカー「」ガタガタ 何も言わず、ロッカーが揺れる。 ひょっとしたら効いているのかもしれない。 勇気づけられ、京太郎は続ける。 京太郎「プロに負けたら弱いんだったら、プロ以外の人の多くはそうなっちゃいますよ。 インハイの選手だってそのうちに入りますって」 ロッカー「…………」 ロッカー「…須賀くんは戦ったことがないからそんなことを言えるのよ。 自分が弱くて惨めだってとことんまで思わされるあの恐怖を知らないから」 京太郎「……知ってますよ」 絞り出すような声で京太郎は答える。 まこの人選は正しかった。 今の状況の久を連れ戻せるのなら、彼しかいなかっただろう。 ロッカー「え……?」 京太郎「咲がカンして嶺上をアガった時。 東場の優希に圧倒的な差をつけられた時。 和の手に成す術もなく振り込んだ時。 染谷先輩に気付かぬうちに大差をつけられてた時。 部長の悪待ちに俺の多面張が負けた時。 俺は、その気持ちを味わっていますから」
[316]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:19:22 ID:??? ロッカー「…………辛くない?」 京太郎「もちろん、辛いですよ。自分が弱いって同卓するたびに思うんですから。 でも、俺が弱いままで終わらないって皆思ってくれているから。 だから今弱くても強くなろうって思えるんです」 ロッカー「………私も、そう思ってもらえるかしら?」 京太郎「だから、皆が部長が弱いなんて思ってないですって。 それにもし本当に弱くても…それをなじるような人はいないですよ。 皆部長が強くなろうと思うなら、絶対に手を貸してくれます」 俺が、そうしてもらっているように。 京太郎の言葉に、うっすらとロッカーが開く。 久「そ、その……みっともないところを見せてごめんなさいね。 謝らなきゃいけないのは私よね。須賀くんにあんな思いをさせてたなんて…」 京太郎「い、いいんですよ。結局俺があんまり上手くならないのが一番の問題ですし」 久「うーん……なら、これから特訓よ、須賀くん! お互いパワーアップして咲たちを驚かせてやりましょう!」 京太郎「お、俺もですか!?」 久「もちろんよ!さあ早く卓を準備するのよ!」 京太郎「(げ、元気になりすぎたかなあ……)」
[317]ロッカー系女子 ◆2pV1gRdG.o :2013/01/01(火) 02:20:51 ID:??? そして、数日後。 久「皆心配かけたわね!この通り大復活よ!」 まこ「おー、京太郎よくやったのう。何を言ったんじゃ?」 京太郎「青春のほとばしり…ですかね」ドヤッ まこ「何を言うとるんじゃお前は」ハァ 久「今日は私と1年生3人組でやるわよ!まこはネト麻。 で。須賀くんは充電よ!」 咲「充電?」 和「携帯ですか?」 優希「じぇ?」 京太郎「えっ、いや、マジでやるんですか?」 久「つべこべ言わず座る!」 着席した3人の視線を気にせず、京太郎を席に座らせる。 ますます疑問の色を深くする1年生トリオの目の前で久は、その席に着席した。 確かに言われてみれば携帯をスタンドで充電しているように見えなくもない。
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0ch BBS 2007-01-24