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アレなスレ、成立せず!
[980]8/30は今か週末か:2013/02/14(木) 23:48:42 ID:??? ハッピーサンシャインデー(太陽のような明るい笑顔で過ごせばハッピーな気分になれるという日)ネタ でもうまく使えないかな?
[981]私は名無しさんが欲しい!:2013/02/14(木) 23:53:47 ID:??? 久しぶりに中の人はこれをやるべきじゃなかろうか http://shindanmaker.com/189303
[982]◆2pV1gRdG.o :2013/02/14(木) 23:54:52 ID:??? エイスリン(お絵かきで)『キャプテン霧雨…あのね…ひゃっ…///』彼女から市販のチョコレートを貰いました。 という感じで 市販チョコだったよ!!!!
[983]私は名無しさんが欲しい!:2013/02/14(木) 23:56:06 ID:??? 5 2 「はやりさん>>980ですよ! ほら笑顔ですよ笑顔!」(カメラを向けつつ)
[984]◆2pV1gRdG.o :2013/02/15(金) 00:00:45 ID:??? ほう… じゃけんそろそろ次スレ移りましょうね〜
[985]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:33:51 ID:??? 菫「………はぁー…っ…」 弘世菫。 成績優秀・品行方正・麻雀部部長として課外活動でも優秀な実績。 どこの完璧超人だと言いたくなるような彼女が推薦枠を外すはずがなかった。 そう言ったわけでこの時期の高校3年の憂鬱から菫は逃れていた。 そのおかげでプロ入りを既に決めていた照と共に麻雀部にそこそこ顔を出していたのだが…。 菫の表情は切羽詰まっておりとても余裕のあるようには見えなかった。 淡「ねぇテルー、菫先輩どうしたの?」 照「須賀くんに贈るチョコがまだ決まってないらしい」モグモグ 誠子「えっ、須賀くん長野ですよね。そろそろ発送しないと間に合わないんじゃ?」 紆余曲折の果て、菫は京太郎と所謂彼氏彼女の関係となっていた。 冬休みなどは受験が終わっているのをいいことに長野に泊りがけで旅行に出かけ、新年辺りの気の抜けようは酷かった。 閑話休題、その恋人に贈るチョコが決まっていないという状況は菫の性格を考えれば中々に考え難い状態だった。 照「手作りにするか、市販のものにするかも決めてないらしい」モキュモキュ 尭深「それは…致命傷……」 淡「なんで決めれないのー?ねぇねぇ」 菫「軽々しく決めれるわけがないだろう…!部員へのチョコとは違うんだぞ!」 うがー、と吠える菫。 友人へのチョコ…というか部員たちへのチョコはもう市販のものと決めている。 しかし相手が恋人ともなればそうも割り切れないのが菫である。
[986]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:35:01 ID:??? 誠子「つまり、市販だと愛が籠っていないと思われそうで」 尭深「手作りは出来が心配……」 菫「ひ、平たく言うとそうだな」 確かにありがちな悩みではあるが…。 直接会って好みを伺えない分、手詰まり感がある。 照「須賀くんがそういうことを気にするとは思わないけど」パクパク 菫「だからこそ京太郎が本当に喜ぶものを贈りたいんだ」 きっぱりと言い放った菫に部員たちがおお、と唸る。 ただ優柔不断なのではない、本当に心から想っているからこその悩み。 白けかかっていた空気が自然と柔らかなものになっていく。 誠子「そういうことだと強敵ですね…なんとなくですけど、はっきり好みを言わなそうですし」 菫「ああ…。前にちょっと聞いてみたら「菫から贈ってくれるものならなんでも」とな」 淡「ひゅー!熱いね!……ってあれ、茶化す空気じゃなかった…?」 照「そうだね」モグモグ 菫「………とりあえず、皆から意見を聞きたい」 待つこと数分。 どこからか淡が用意したフリップに各々が書く。
[987]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:36:03 ID:??? 尭深『市販』 誠子『手作り』 照『たくさん贈る』 淡『スミレ先輩がチョコレートになればいいんだよ!』 菫「おい後半2人」イラッ いきなり叱責を始めそうになったが、誠子と照に抑えられる。 何はともあれ意見を聞かなければ始まらないとの説得も入り、しぶしぶ菫は席に座り直す。 菫「それじゃあ尭深、理由を」 尭深「市販では心が伝わらない、なんてことないと思います……。 むしろ美味しいものを食べて欲しいという気持ちを伝えられるかなと…」 菫「なるほど。逆の意見だが亦野は?」 誠子「手作りじゃないと釣竿の形に…いやいや嘘ですって。 問題は出来じゃなくて手作りかどうか、そこに男子って特別感を感じるんじゃないですかね!」 菫「なるほど、亦野の言うことの割に一理ある」 誠子「ひどっ」 どちらの言うことにも理はある。 深く考え込みかける菫。しかしそれは騒がしい淡の声に遮られた。
[988]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:37:06 ID:??? 淡「ちょっとちょっと!なんで私たちを無視するんですか!」 照「そうだそうだ」モグモグ 菫「お前らの意見が考慮に値しないからだ」 淡「えー!?男子高校生ってこういうの喜ぶんじゃないの!?」 確かにおもち大好きな京太郎である。 スタイル抜群な菫がやれば喜ぶかもしれなかった。 あくまで菫がやればで、本人にやる気はまるでなかったが。 照「愛情は量で表現すべきだと思う」パクパク 菫「お前はいい加減食べるのをやめろ」 誠子「そうですよ。それに誰もが宮永先輩みたいに食べれるわけじゃないですからね」 尭深「……」コクコク 照「………」クスン 淡「それじゃあ2人の意見を参考にするとしてさー、結局どっちにするんですか?」 菫「それを考えている途中で邪魔されたんだろうが!」
[989]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:38:06 ID:??? 部員「あのー、弘世先輩」 菫「なんだ?」イラッ 部員「お客さんが来てるんですけど」 菫「今は忙しいと伝えてくれ」 部員「いやあの、でも…」 アホな発言に少々苛立っていたところにさらに水を挟むような来客。 普段なら冷静に対処する菫だが、この時ばかりは機嫌の悪そうな対応となってしまう。 菫「部活が終わるまでもう少しだし待ってもらっても……ってなんだ淡、その顔は」 淡「………スミレ先輩、お客さんの顔見ようよ」 菫「………仕方ないな」クルッ 京太郎「………ども」 菫「」 振り返ったそのまま、菫は硬直した。 目の前にいるのは長野にいるはずの恋人、京太郎である。 なぜなにどうしてと頭も真っ白となり、あうあうと口が意味もなく動く。
[990]やたら長くなりました ◆2pV1gRdG.o :2013/02/18(月) 01:39:07 ID:??? 京太郎「いえ、明日休日なんでちょうどいいかなと思って…。 上手い具合にうちの学校今日休みだったんで」 淡「えっ?これ私たちに?」 京太郎「おう。菫がお世話になってるし、チョコケーキを作ってきたんだよ。皆さんもよろしければどうぞ」 京太郎が持っていた袋の中身は一口大のチョコケーキ。 何気に料理の出来る京太郎ならではの手の込みようである。 あっという間に部員たちの手に渡り、もくもくと消化されていく。 尭深「……ここまで美味しいなら…」モグモグ 誠子「手作り一択だよなー」モグモグ 照「おいしい」モグモグ 京太郎「喜んでもらえたみたいでよかったです…で、菫」 菫「あっ、えっ、はい」 京太郎「菫には特別なのを作ってきました」ニッコリ 菫「あっ……いや、でも…」 嬉しそうに顔を輝かせるのも一瞬。 すぐに表情は曇ってしまう。
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0ch BBS 2007-01-24