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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】
[266]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:50:06 ID:??? ディック「ぎゃははは!!俺のパワーを持ってすれば、相手を激しく吹き飛ばし負傷させるなんざ朝飯前さ!」 昨シーズン、彼との競り合いに敗れたストライカーたちは軒並み怪我でリタイアし、 アヤックスの連勝を揺るぎないものにしたのは確かな事実である。 しかし彼にはクライフォートのような技巧さ。言ってしまえば いかにして審判の目を盗んで、暴力行為に至るかの技術の低さが足りていなかった。 とある試合にて、ディックはいつものように守備に乗じて相手の脇腹へと 自慢の肘打ちを突き刺そうとした。だが、そのときである。 審判「君、今のプレイは明らかに故意的なものだったね」 プロという神聖な場所の審判を任されている彼らの目は決して節穴ではない。 前々から疑いをつけられていたディックは、今期の出場停止を言い渡された。 彼が抜けた穴はリブタとドールマンが必死に埋めたが、 試合に出られない焦燥感と、周囲からのバッシングによるストレスによってできた 彼の胃に空いた穴を埋める術は見つからなかった。 シーズン終了後。イスラスが復帰し、チームが一つの形になろうとしていたその日のこと。 クライフォート「昨季は災難だったな、ディック。できればお前とも一緒に勝利の美酒を浴びたかった」 ディック「……なぁに、今回はちょっぴし運が無かっただけさ。 今度は俺もキャプテンみたいにバレないようにうまくやるからさ。 そうだ、よかったらこのあと練習に付き合ってくれよ!」 クライフォート「……いや、そのことなんだがな。もうやめにしないか」 ディック「は?なんのことだよ」 クライフォート「……もう終わりにしようといっているんだ。相手を貶める、姑息な技術を磨くのは」
[267]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:51:27 ID:??? ディック「お、おいおい。もしかして俺に気を使ってるのか?だったら余計な世話だぜ。 たった一度バレたくらいで何を弱気になってんだよ」 クライフォート「その一度がお前の、ひいてはアヤックスの、そしてオランダサッカーの歴史に泥を塗ることになってもか?」 ディック「……そ、そんなこと急に言われてもよ。今更すぎるぜキャプテン! 俺たちは勝つために!勝利の栄光を手に入れるために手を汚すことを厭わないんじゃなかったのかよ! 俺はその心意気に!アンタのあくなき『勝利への執着心』に惚れ込んだんだ! だからここまでついてきた!だからこれからもこの戦術を磨こうとしてんじゃねぇか!アンタのようによ!」 『勝利への執着心』。このアヤックスアカデミーのOBであり、現在世界最高峰のプレイヤーと賞賛されている マルコ・ファンベルグがプロ選手にとってもっとも大事なことの一つだと語った言葉である。 クライフォート「これまで無冠の帝王と蔑まされてきた俺たちは確かに勝利に飢えていた。 だからどんなことをしてでも勝利にこだわるサッカーを目指していた。 だが、勝利とは何だ?試合終了の笛が鳴ったとき、得点が上回っていることを指すのか? そのためなら何をしてもいいというのなら、なぜ俺たちは『サッカー』をしている? ルールという柵に囚われたスポーツを、多くのサポーターや子供に夢を与える仕事を…… なぜ俺たちはボールを蹴り、走り、追いかけるこの競技に夢中になったんだ?」 クライフォートは語る。勝ちたいだけならばなにも『サッカー』にこだわる必要などない。 八百長という言葉はどの競技にも存在する。金で勝利を買うほうが、 試合中に審判の監視を恐れて、こそこそと暴力行為に勤しむよりよっぽどスマートだと。 ディック「……今更。今更すぎるぜクライフォート。そんなこと、最初からわかりきってたことじゃねぇか。 俺はサッカーが好きだ。だからここにいる。小さい頃ヘディングがうまくできなくて、 それができるようになったことでもっとサッカーが好きになっていた。 だけどそれだけじゃ勝てないんだよ。俺たちが勝つには、もうこの方法しか……!」
[268]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:52:55 ID:??? クライフォート「今更やり直してなにが悪い!やり直すことがそんなに悪いことなのか!」 ディック「なっ…!?」 クライフォートの態度は良く言えば堂々と、悪く言えば開き直っていた。 だが、そのあまりにも強気な態度にディックは開いた口がふさがらなかった。 クライフォート「確かに無様かもしれん、滑稽かもしれん。身勝手なのは重々認めるさ。 昔の俺に共感してきたお前が今の俺に失望しても仕方のないことだ。 ……だが、これだけは言わせてくれ。今ならまだやり直せるんじゃないか。 俺はもう一度、サッカーがしたい。誰かをわざと傷つけなぎ倒す『暴力』じゃない。 俺たちが小さい頃から負い続けてきた夢を、本当の『サッカー』をしたいんだ」 ディック「本当のサッカー……」 クライフォート「ああ。本当のサッカーだ。このアカデミーに入学し、 プロになることを志したあの頃の初心を思い出すんだ。 それで勝てないのならばなぜあのとき勝てなかったのか考えよう。 そして対策を練り、練習を繰り返す」 ディック「そ、それでも勝てなかったら…?」 クライフォート「勝つ。そこまでして何故負けることを考える? レオン・ディック。お前がいつも豪胆に語っている言葉を忘れたか?」 ディック「……あ、ああ。俺様がいる限り、アヤックスの守りは完璧、だぜ!」 クライフォート「…………」 自信満々に胸を強く叩くディックの顔は憑き物が落ちたように晴れやかだった。 その眩しさに目がくらむかのように、クライフォートは目頭を指でそっと抑えた。
[269]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:55:01 ID:??? ディック「何をぼやっとしてんだよキャプテン。俺の練習につきあってくれるんだろ?」 クライフォート「……ああ。いくらでも付き合ってやる。倒れて動けなくなるまでな。 (自らの過ちに後悔し、歩みを止めることはない。 懺悔なら歩きながらでもきっとできるから。だから一緒に進んでいこう。 ディック。こんな馬鹿なキャプテンにこれまでも、 そしてこれからもついてきてくれてありがとう…!)」 マルス「(完全に力負けしている…!ふ、吹き飛ばされる…!)」 ディック「おいおい、そんなに震えてんなよ。俺様はこう見えても紳士な方なんだぜ?」 ガッ……バシィッ!! ディックは接触するマルスの膝を器用に腕で受け流しつつ、華麗なニールキックでボールを前方にクリアする。 ドールマン「(なんて繊細な守備だ。あいつ、こんな技術もいつのまに身につけていたんだな)」 クライフォート「(当たり前だ。俺の指導が実を結ばないはずがない)」 実況「このシュートはディック選手がクリアー!こぼれたボールは三杉選手がフォロー! 試合も残すところ10分を切りました!さぁアヤックス、そろそろ観客たちは待ちわびてるぞ!得点の瞬間を!」 三杉「(そろそろ決めどきか。この攻撃を確実に繋げるためには……!)」 シェスター「(お互いに勝負どころってわけだな。そろそろ仕掛けた網に突っ込んできてくれないもんかねぇ……!)」
[270]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 14:56:56 ID:??? ★三杉の判断→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→カイザーにパスを出す ハート→イスラスに縦ポンのパスを送る スペード→自らドリブルで上がっていく クラブ→「いくぞ、ファストブレイクだ!」そのときシェスターの瞳が妖しく光る! JOKER→三杉「それじゃあ早速得点シーンを見せてあげようか」この距離からシュートだと!?
[271]森崎名無しさん:2013/07/05(金) 14:57:03 ID:??? ★三杉の判断→ ダイヤA ★
[272]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 15:06:48 ID:??? ★三杉の判断→ ダイヤA ★ >ダイヤ→カイザーにパスを出す 三杉「(ボクを中心に『ファストブレイク』で速攻を仕掛けるのも悪手ではない。 だが、今ブレーメンの中央にはフランツ・シェスター。彼がいる。 厄介な彼を抜けて攻撃を仕掛けるには、やはりサイドアタックが鉄板だな)」 一刻も早く得点が欲しいシーンにもかかわらず、三杉の頭は冷静にひらめいていた。 もっともブレーメンゴール前へとたどり着ける確率の高いルートを割り出し、そこへボールを送り出す。 三杉「さぁ走れ!それが君のこのチームでの仕事なんだろう?」 カイザー「わかってらぁ!何度でも仕掛けてやんよ!この俺のドリブルでなぁ!!」 森崎「……けっ、馬鹿の一つ覚えみたいにサイドアタックばっかりかよ。 (しかし中央のライン以外薄っぺらい俺たちにはもっとも有効な手段だろうな。 ちくしょう三杉の野郎、相変わらず目ざとい奴だぜ)」 ブローリン「……どうする森崎。指示があれば先ほどのように俺がプレスを仕掛けるが」
[273]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/05(金) 15:08:19 ID:??? ☆どうしますか? A もう一度ブローリンにプレスを仕掛けてもらう B ブローリンは残し、他の味方にプレスを仕掛けてもらう C ここはPA内を固めてシュート勝負に持ち込もう D 森崎がオーバーラップしてボールを奪いに行く E カイザーを挑発してボールを手放させてみよう F ブローリンの判断に任せる 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[274]森崎名無しさん:2013/07/05(金) 15:29:55 ID:B6kMeK7M E
[275]森崎名無しさん:2013/07/05(金) 15:49:02 ID:qy0KbK2U B
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0ch BBS 2007-01-24