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【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】
[358]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 11:12:34 ID:??? >E 前半と後半でプレイスタイルが大きく変わったような気がするんだが… 森崎「前半戦でお前が使っていたあのシュート……なぜ後半戦で打たなかった?」 ブロックに向かったカルーンブを負傷退場させた『ブレイクショット』は前評判通りの凶悪な威力を見せた。 あのシュートを中距離から連打されたら、ブレーメンの守備陣は心身ともにズタズタにされただろう。 森崎「総合力で大きく劣る俺たちブレーメンは替えのきかないメンバーばかりだ。 退場したのがカルーンブじゃなければ、俺たちはもっと苦戦していただろう」 森崎の問いかけに、クライフォートは一瞬驚きにも似た笑みを浮かべ、訝しげな瞳で睨むディックを制しつつ答える。 クライフォート「確かに君の言っていることは正しいな。君たちブレーメンの今の戦力は 一見纏まっているように見えて非常にアンバランスな状態で保たれている。 今回の試合だってそうだ。ビクトリーノの体力が切れた瞬間、 君たちの攻撃の手段はほとんど限られ、蛋白になってしまっていた」 森崎「合同練習でお前のプレイを見させてもらったが、お前は勝ち負けに 躊躇するような奴には思えなかった。何が何でも絶対に勝ってやるっていう気迫っちゅうのか? そういうものがプレイの一つ一つに込められていて、なんだか共感するものがあったんだよ」 ディック「んだよ、結局ドローで終わった俺たちへの皮肉のつもりかよ?ああん?」 クライフォート「よせ、ディック。……君の質問に答えるとするならば、回答はNOだ。 まず、この試合はお互いに来季に剥けた調整を兼ねた親善試合。 そこまで勝ち負けにこだわる事もなければ、 シーズンに影響するほどの負傷は避けたいと考えるのが普通だろう」 森崎「……」
[359]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 11:14:27 ID:??? 『破滅のツボ』という普通の負傷とは比べ物にならない爆弾を抱える森崎にとって耳に痛い言葉だった。 もしもクライフォートが容赦なくブレイクショットと連打したとすれば、 最悪、この試合で自分の選手生命は尽きてしまったかもしれないのだ。 クライフォート「そしてもう一つは……まぁ、これは俺たちの自惚れもあったのだろう。 相手を『わざと』吹き飛ばせずとも圧倒できる技術があると過信していた。 君たちブレーメンの底知れぬパワーに、最後まで拮抗を破ることは叶わなかったがな」 森崎「ふん。所詮3位チームだと侮ったのが命取りだったな」 クライフォート「そのことについては素直に詫びよう。詫びついでに、今度はこちらの質問に答えてはくれないだろうか」 森崎「なんだよ、急に改まった態度で」 クライフォート「先ほどの君の質問にあった『何が何でも勝ちたい』という信念についてだ。 このアヤックスアカデミーのOBにて、現在セリエAのトッププレイヤーとして活躍している選手がいる。 名前はマルコ・ファンベルグ。七色に光るシュートを止められるGKはほんのひと握りと言われている」 森崎「ファンベルグ……ああ。知ってるぜ。いつか戦ってみたいストライカーの一人だ」 クライフォート「彼がプロ選手にとって最も大切だと語った『勝利への執着心』という言葉がある。 俺はこの信念に基づき、技術を磨き、チームを纏め上げてきたつもりだ」 森崎「『勝利への執着心』ね……」 クライフォート「だが、この漠然とした言葉だけを頼りにできるほど俺は賢くはない。 君だったらこの『勝利への執着心』という言葉をどのように捉える?」 クライフォートの言葉の節には、森崎に対する興味と挑戦が半分ずつ込められているように感じた。
[360]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 11:16:11 ID:??? ☆どう答えますか? A どんな手段を使ってでも勝利を手に入れることだ B どんなに辛い状況でも勝利を諦めないことだ C 惨めな敗北すらも次の勝利へと繋げられる要領の良さだ D 敗北への恐怖を勝利の欲求へと変換できる心の強さだ E 執着心って言葉はあまりいいイメージが沸かないな… F あまりにも漠然過ぎて一言じゃ言い表せないと思う G 他の選手が残した言葉の考察なんてくだらないな。自分の意思を持てよ 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[361]森崎名無しさん:2013/07/12(金) 11:41:11 ID:ZjYS1BH+ C
[362]森崎名無しさん:2013/07/12(金) 12:02:30 ID:Ohncl19o D
[363]森崎名無しさん:2013/07/12(金) 12:09:45 ID:YMMTtYCk B
[364]森崎名無しさん:2013/07/12(金) 12:14:10 ID:OzGueGDM B ぎーりーぎりまーでーふんばってー♪
[365]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 15:45:51 ID:??? >>364 ウルトラマンが欲しい! >B どんなに辛い状況でも勝利を諦めないことだ 森崎「勝利への執着心。それは……」 クライフォート「それは……」 ディック「そ、それは……」 気がつけばクライフォートだけでなくディックまでも 森崎の『勝利への執着心』の答えに固唾を呑んで注目していた。 長年目標としてきた憧れの大先輩が残した プロの心得への回答に興味がわかないわけがない。 森崎「それはどんなに辛い状況でも勝利を諦めないことさ!」 クライフォート「!」 ディック「勝利を諦めない……」 森崎の持論。それは絶対に諦めないという心構えだ。 たとえ絶望的な状況に陥ったとしても、 勝利を諦めないという強い気持ちだけは失わない。 もしかすれば僅かなチャンスが巡ってくるかもしれない。 それがたとえ何度も過去をやり直した結果、偶然訪れた幸運だとしても。 森崎「(……リセットで成功を掴んできた俺が言えた義理じゃないのかもしれない。 いや、違う。そんな俺だからこそ諦めない気持ちを絶対に忘れちゃいけないんだ!)」
[366]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 15:47:14 ID:??? 森崎には成長を促進させる『星のオーブ』の加護と共に 再起不能の絶望的な状況を無かったことにする『リセット』の能力を与えられている。 宿敵ラムカーネの存在と初めて対峙したとき、森崎はその力を自覚させられ、そして決意をした。 志半ばで夢を絶たれた、沢山の過去の森崎有三たちに恥じない生き方をしなければならない。 それが今現在、夢のプロの舞台まで生かされてきた自分が成さなければならないことなのだと。 森崎「諦めん。諦めんと言ったら諦めん。それが俺にとっての勝利への道標。勝利への執着心だ!」 どうせやり直せばいつかは成功できるという後ろ向きな考えは意地でも持たない。 わずかでも勝利の可能性があるのならば絶対に諦めない。 森崎の断固たる決意に、クライフォートは満足そうに頷いた。 クライフォート「フフ……大した自信だな。その諦めないという強い気持ちが、 俺たちアヤックスとのチーム力の差を埋めたのかもしれないな」 ディック「だが諦めない気持ちなら俺たちだって負けちゃいないぜ。 今回は引き分けに終わったが、次に戦う時はきっちり決着をつけようぜ!」 森崎「ああ、望むところだぜ。次こそは1点もやらんぞ。1点もな!」 サッカーに賭ける意志の表現は人それぞれではあるが、 諦めないと決意した者たちだからこそ、このプロの舞台で戦える資格を得られたのだろう。 勝利への執着心。後に、森崎はこの言葉の真の意味を 発言者自身の口から聞くことになるのだが、それは遠い未来の話である。 ※クライフォート、ディックの評価が上がりました!
[367]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2013/07/12(金) 15:48:52 ID:??? 〜アヤックスアカデミー寮・客間〜 試合を終えたブレーメンのメンバーは試合後、選手だけの自主的なミーティングを行っていた。 シェスター「いや〜とりあえず皆おつかれさま!勝利の美酒は味わえないけど、 遠征試合1試合目にしては結構満足のいく結果になったんじゃないかな?」 ビクトリーノ「俺たちの長所と短所を改めて確認できたのは良い傾向だよな。 補強戦力を見極めるには十分な戦果だったぜ」 マーガス「(結局PKでの1点だけだったか。ポストプレイどころか得点力でさえ貢献できなかった。くそ……!)」 中里「それでキャプテン、このあとの予定はどうなっているでござるか?」 親善試合を終えた森崎たちブレーメンのメンバーたちは、 アヤックスのメンバーたちからの送迎会に招待されることになっている。 森崎「(送迎会は夜からだから少し時間が作れそうだな)」 ミーティングを煮詰めるもよし、送迎会の準備に追われるアヤックスの面々に会いにいくのもよし。 アムステルダムで残された僅かな自由時間を、森崎は有意義に謳歌する。 ☆どうしますか? A ブレーメンのメンバーとミーティングを行う B アヤックスの選手たちに会いにいく 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24