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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】
[431]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 14:59:45 ID:??? また声をかけたところで元々理由がないも同じな為、話題は然程なく、言葉に詰まってしまっていた。 声をかけなかったとて、欲求からどうしても視線はミハエルの方へ向いてしまった筈… そうなればミハエルの気分を害してしまい、関係の始まりがマイナスになることもあっただろう。 そういった複雑な悩みが簡単に解消されたのは、モニカにとっては非常に幸運だったと言えよう。 心が軽くなって集中力も向上し、ペアを組んでの特練において、モニカはミハエルを好くサポート する事が出来たのだった。 先着2名で ★モニカのペアレッスン→!card+(+3)★ ★ミハエルのペアレッスン→!card★ と書き込んで下さい。数字とマークで分岐します。 カードの合計数値が高いほどレッスンでのパフォーマンスも高くなります。 その結果、二人の精神的な距離が縮まります。 【備考】 二人のカードマークの色が一致で数値合計に+1、カードマークが一致で数値合計に+3、 カード数値の一致は数値合計に+5されます。(備考の効果は全て重複します。) Jokerはマークがダイヤ、数字が14として処理されます。 モニカは先のJokerにより、自動的にカードマーク一致分の補正(+3)を得ます。 それぞれの結果の閾値については内緒
[432]森崎名無しさん:2013/08/12(月) 15:00:09 ID:??? ★モニカのペアレッスン→ ダイヤJ +(+3)★
[433]森崎名無しさん:2013/08/12(月) 15:00:23 ID:??? ★ミハエルのペアレッスン→ クラブQ ★
[434]森崎名無しさん:2013/08/12(月) 15:02:20 ID:??? 両方とも絵札…う、美しい…ハッ!
[435]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 16:26:29 ID:??? > 合計値(ダイヤJ +(+3)+クラブQ) →26 > 26→互いが互いに軽いリスペクトを抱く。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― モニカとミハエルはペアレッスンで互いに高いパフォーマンスを見せ、更にそれは息が合っていた。 息を合わせるために互いがパフォーマンスを抑えたり、一方が高いパフォーマンスを出す為に 他方を無視したり… 初めてペアを組む時にはそう言った事が往々にして起こるものである。 特にミハエルはバレエダンサーを目指しているわけではないため、合わせるつもりなどなかった。 質の高いフィジカルを身に付ける事が目的であるため、好き勝手に練習をするつもりだった。 しかしフタを開けてみれば、モニカはミハエルのMaxの動作に十分ついてきていた。 それどころか、それだけの高品質なダンスをした上で呼吸を合わせる努力すらしていた。 モニカの行動はミハエルにとって軽いリスペクトを抱くに十分だった。 そしてミハエルにとってのリスペクトは好感や愛慕などより余程重要な『気持ち』の一つであった。 一方モニカは多少息を合わせる意識の元で動いていたが、自らの動きを抑える必要がほぼ無かった。 自らのMaxに近い動きがミハエルとフィットしており、非常に良い舞踏を自由に踊る事が出来た達成感を得た。 それは純粋にミハエルに対するシンパシーであったし、また一週間に一度のレッスンでこれだけの パフォーマンスを叩き出せるミハエルの天才性への畏敬にも繋がった。 このレッスンの成果にコーチが驚きと賞賛を隠さなかったのは言うまでもない。
[436]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 16:33:21 ID:??? ――レッスン後 ミハエル「送りますよ、外はもう暗いですからネ。」 シャワーや着替えを終えて出てきたモニカに対するミハエルの第一声はこれであった。 確かに季節は秋も半ば終え、通常のレッスンの後に特練を終えた今時分、外は十分に暗がりだ。 男性側が女性を送るには十分過ぎる理由があった。 …とは言えモニカとしては予想をしていない申し出であった。 モニカ「えっ? あぁ、あの…… はい、ありがとうございます。」 ぎこちなくそう答えたモニカにミハエルはフフッと微笑みを向けた。 これを初々しさと思ったのかも知れない。 モニカとしてはいつも通り断るつもりであった。 それは好感度がどうこうという問題ではなく、モニカの風のような気質がさせるものだった。 …が、彼女は不意にあの時の事を思い出した。 三杉と二人きりで食事をした後の事である。 なにも考えずに『大丈夫』と断った自分を三杉は追いかけてきた。 それは彼の大人として当然のマナー、思いやりであった。 だが世間(社交)ズレしているモニカはそれを理解せず、むしろ意図とは反して怖さを覚えてしまった。 逃げ帰った後、ナディアらにそれを話すと、呆れられ怒られた。 そしてその後の事は思い出したくもない…。 モニカはあの時の自分の行動が、その後のすれ違いの原因になったと信じていた。 自分が世間ズレしており未熟であるから、三杉に呆れられてしまったのだと今でも信じている。 だからモニカは反射的な応えを飲み込み、ミハエルの言葉に頷いたのだった。
[437]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 16:34:30 ID:??? 歩き始めてから先に口を開いたのはモニカの方だった。 彼女にはこの接触について二次目的があったが、うまく計算して道筋を導ける自信などなかった。 それでも何も喋らない気まずさは憚られるし、レッスン中に抱いた軽いシンパシーを無駄にするのも嫌だった。 モニカ「あの… ミハエル選手ですよね? フロレンティア・ヴィオラの…」 ミハエル「おや、そちらのボクを知ってくれているとは光栄です。」 モニカ「子供の頃からカルチョの観戦が趣味ですから。 最近までミラノに住んでいたので、根っからのミラニスタなんですけどね。」 ミハエル「それなら、これからはヴィオラの事も応援すると良いです。 きっと面白くなりますよ。」 モニカ「…」 先着で ★モニカの回答→!card★ と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 もちろん応援しますよ、逆境に際して諦めない姿を見せられたら当然そうなっちゃいます。 《ハート》 実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。 《スペード》 それよりも今日のレッスンですが… 《クラブ》 ヴィオラの事は… ちょっと前から応援しています… 《JOKER》 ダイヤの結果ではあるけれど…?
[438]森崎名無しさん:2013/08/12(月) 16:35:30 ID:??? ★モニカの回答→ ハート9 ★
[439]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:01:17 ID:??? > 《ハート》 実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― この時、モニカの頭には珍しく計算高い返答が浮かび上がった。 モニカ「実はヴィオラには顔見知りの人も多いですからね、応援していますよ。」 ミハエル「おや、そうなんですか?」 意外な回答であったのか、ミハエルは少々面食らったような顔をした。 予想出来た反応であり、繋がる話題も決めている。 モニカ「オジオ選手の恋人、それからバンビーノ選手の妹と親友なんです。 その繋がりで、C.I.Pの時に少しだけ皆さんと顔を合わせました。 尤も、選手の皆さんが私を覚えているかは怪しいものですが。」 ミハエル「なるほど、世間はボクが思っているより余程狭いようだ。」 モニカ「そうですね。」 同意しながらモニカは微笑んだ。 対するミハエルは優しい苦笑いだった。
[440]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/12(月) 19:02:50 ID:??? 全てを話している訳ではないが、嘘は一つも言っていない。 それでいて、自分が既にヴィオラへ関心を抱いている事がミハエルへ伝えられた。 『上手いこと言えた』と内心ガッツポーズのモニカ… しかし他方で彼女の心情にはか細い棘が確かに刺さっていた。 その後はヴィオラの近況を聞いたり、カルチョやバレエの談義で、二人の会話は自然に盛り上がった。 会話の中でモニカは『何故ジョカトーレのミハエルがバレエのレッスンを受けているのか?』という、 当然の疑問を口にしたが、ミハエルは笑ってフィジカルトレーニングの一環と答えるだけだった。 別れる間際、ミハエルは『今度練習風景を見に来ると良い』と勧めてきた。 これについてはモニカの方に葛藤があったが、ミハエルが事情をメンバーに話しておくと言って くれた事で了承することに決めたのだった。 こうしてミハエルとモニカは互いにとって良い一日を過ごしたと言える。 ただ… 帰り路にすれ違った二人組が、 自分たちを見て不穏な会話を交わしている事には当然気が付く事はなかった。
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0ch BBS 2007-01-24