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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】
[499]森崎名無しさん:2013/08/20(火) 22:20:37 ID:??? F
[500]森崎名無しさん:2013/08/21(水) 06:07:13 ID:hCPM6IEI E >>495 どうするかを決めるのはあくまで本人達だしね。こういうので誘導はなるべくしたくない
[501]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 15:36:48 ID:??? > E >>495 > 自然と惹かれ合うであろう二人に余計な「気の回し」は不要。 > ただ「過去の出来事」として語っておく。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(もしも2人が自然と惹かれ合うとしたら、僕は余計な気を回すべきではないか。 過去の事実を淡々と語り、ミハエルに心配の理由を伝えればそれで良いか・・・) 三杉は努めて頭を冷やすべく自分に言い聞かせ、そしてこのように自問自答への答えを出した。 しかし断片的な正論通りに自らを制御することは決して簡単ではなかった。 何故ならば三杉はモニカに対して罪悪感を抱いているからである。 モニカが自分に近づいてきたのは、異性として興味を持ってくれたからだと知っていた。 そして弥生の存在がありながらも、一時の愉悦に流されて、モニカに気を持たせる事をした。 結果、彼女をいたずらに傷つける形で振り、なおも弥生という真実の理由は隠したまま。 この罪悪感は簡単に消えるような物ではない。 そしてもう一つ、三杉には薄々気がついている事があった。 モニカが自分の影をいまだ振り払えていないだろうという事である。 もしも彼女に他の恋人が出来るなどで、自分の事を消化できていたら、 ミハエルの勧めに従って、ヴィオラの練習見学へとっくに顔を出している筈である。 彼女が本当に多忙な生活で姿を見せないというならば、それはそれで良かったが、 頭を冷やした三杉にとって、それは希望的観測のような仮定にしか思えなかった。
[502]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 15:38:31 ID:??? 自分は弥生と一層関係を深め、充分な幸せが約束されている。 一方モニカはまだ次の幸せを探すに至っていない。 この線が濃厚であると知った上で過去は過去と第三者を演ずる・・・ 本当の意味での第三者が聞けば随分と都合の良い話だと一刀両断するに違いない。 こういった深層的な本心に目をつむり、三杉は目前のミハエルが抱いた不安を解消すること だけに注視しようとしていた。 それはそれで至極正しかった。 ただしそれをそのまま実行出来ればという仮定は引き離せない。 先着で ★Poker Face→!card★ と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ〜スペード》 平静に淡々と伝える事が出来た 《クラブ》 平静を装いきる事が出来なかった 《クラブA》 声がうわずり、かすれ、目線は泳ぐ始末だった 《JOKER》 非常に上手く伝えることが出来た
[503]森崎名無しさん:2013/08/21(水) 15:39:52 ID:??? ★Poker Face→ スペードQ ★
[504]森崎名無しさん:2013/08/21(水) 16:07:18 ID:??? 貴公子マインド!
[505]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/21(水) 19:58:38 ID:??? 人の心情を描写するのは良いものですね。 恋バナであることを含めて楽しく頭使ってます。 クラブが出なかったので、すんなり話をまとめます。 余裕があれば夜中に更新したいけどムリカナー 次の更新もヨロシクお願い致します⊂(゚ー゚*⊂⌒`つ≡≡≡
[506]森崎名無しさん:2013/08/21(水) 20:06:48 ID:??? 暑中見舞い乙
[507]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:50:22 ID:??? >>506 暑中見舞いあざぁーーーす! > 《スペードQ》 平静に淡々と伝える事が出来た ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 情のところで揺れる三杉の心は『ガラス』であったかも知れない。 しかしそれを押し殺し、在るべき事として平静に実行した三杉のそれは間違いなく『キャプテン』であった。 心臓病の恐怖と激痛、自分の未来を決定づけるガラスの綱を渡る日々… そんな圧力に耐えてきた三杉にとって、本来の感情を抑えてポーカーフェイスを保つ事は難しくなかったのだ。 三杉「そうだなぁ、彼女が練習の見学に来ない理由は二つほど思い当たるよ。」 ミハエル「ほう、それは?」 三杉「一つはプライベートがまさしく多忙で、文字通り見学に来る時間が取れないというもの。 そしてもう一つは『僕と顔を合わせづらいのかも知れない』というものだ。」 ミハエル「む…… ええと、それはどういった意味でしょう。」 当然分かっていた事だが『自分が失礼を働いたわけではない、安心した』とはならなかった。 ゴシップを特別好むことのないミハエルが後者の理由に食いついてきたこと… それは自分一人の解決ではなく、モニカへの心配へと変わりかけている証明でもあった。
[508]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:51:33 ID:??? 三杉「彼女は僕のファンだったんだ、現在進行形かは分からないけどね。 C.I.Pでの僕のプレーを見て、いたく気に入って貰えたようだった。」 ミハエル「……」 三杉「あの通り人当たりも良いからね。 僕もすぐに彼女へ好感を抱いて食事へ誘ったんだ。 それで彼女もそれを受けてくれた。」 ミハエル「なるほど、男女のすれ違いがあったんですね。 もういいです、分かりました。」 この時点でミハエルはやや不快そうに話を終わらせようとしてきた。 本能的に聞きたくない話をシャットダウンさせたいと思っているのだろう。 それが『嫉妬』から来る行動と自答出来た時に、フォーリンラブは完了する筈だ。 …が、そんな事は今は重要な事ではない。 ミハエルがモヤモヤを残すことのないよう、あった事実を伝えきらなければならない。 それこそが優先すべき唯一の目的である。 三杉「まあ最後まで聞いてくれ。 僕のプライベートを聞いて良い気分はしないかもしれないけれど、 中途半端な情報から都合の良い補完で結論付けるのはナンセンスだ。」 ミハエル「ノン、ボクもそこまで野暮でないですよ。」
[509]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/08/22(木) 15:53:57 ID:??? 三杉「僕と彼女の間には何もないよ、その時も今も。 一度食事をした・・・ それだけで手も握っていない。」 ミハエル「では何故彼女はユーと顔を合わせづらい事などあるのです? 言っている事がおかしいですよ。」 三杉「その時僕は、彼女がいつか僕と恋人になる事を望んでいると察した、傲慢ではなくね。 だけど僕は彼女に良き友人や妹のような存在であって欲しかった。 彼女と食事をした後、彼女の友人…オジオの恋人にそういう意味の事を話した。 そしてオジオの恋人は、その旨をモニカへやんわりと告げてくれた… と、思う。」 ミハエル「…と、思う?」 三杉「オジオの恋人はナディアという名前なんだけど、僕とモニカとの事を応援してる節があって、 そのせいかナディアは僕の言葉に怒って怒ってどうしようもなかった…」 ミハエル「プッ… そうですか。」 三杉「ハハ… ま、そういう事だから、どういう伝わり方をしたかは正確には分からない。 でも以来モニカとは、すれ違いというかギクシャクした感覚があるよ。」 ミハエル「ふむ」 三杉(・・・・・・) ひとまず三杉はここまで平静に言葉を紡ぎきる事に成功した。 それは事の真相を語っていないが、起きた事実としてはそのままである。 ゆえに矛盾も不自然さもない。
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0ch BBS 2007-01-24