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キャプテン森崎外伝スレ11
[414]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:02:14 ID:b5opK6Aw A:当然、輝夜の因縁の相手である藤原妹紅だった。 鈴仙「(やっぱり妹紅さんだ…はあ、面倒くさいことになりそう)また姫様との『殺し合い』ですか? うーん、一応私の立場的にホイホイ呼んじゃうと後で師匠が怖いんだけど…」 妹紅「いや、その心配には及ばないよ。なんせ私、…いや、私たちはサッカーで勝負をつけにきたからね」 鈴仙「ヘ? サッカー?」 鈴仙の丸い紅眸が、一時点になった。確かに今幻想郷ではサッカーが大流行している。 そして鈴仙自身永遠亭ルナティックスの一員として度々試合にも出ており、 時には妹紅(と、その親友)率いる人里FCと対戦したこともある。 しかし、練習試合の申し込みで、このように妹紅が単身で永遠亭に赴くことはなかった。 事務的な交渉はほぼ全て彼女の相棒が行っていたからだ。 鈴仙「練習試合でもするつもりなの?私たちと?」 何か裏があるんじゃないの? 鈴仙の瞳に疑念が浮かぶ。 サッカーで敵チーム全員病院送りとか。 そんなことをわざわざする者など幻想郷でも聞いたことがないが。 (「できる」者は割といそうだが) 妹紅「ん…。まあ、そんな感じ、かな。ただ、ちょっとした『賭け』をしたくなって」
[415]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:04:29 ID:??? 鈴仙「『賭け』ですか…。どんな?」 妹紅「なに、大した賭けなんかじゃないよ。 負けたチームが勝ったチームに吸収合併される。それだけだからね」 鈴仙「なあんだ! 私てっきり殺し合いが関わってくるのかと…」 妹紅「私だってそこまで残酷じゃないよ。じゃ、そゆことで」 妹紅は牧歌的な表情で鈴仙に一礼し、そのまま客間へと進んでいった。 鈴仙はそんな妹紅の態度に安心して自室に戻る。 鈴仙「(妹紅さんもだいぶ丸くなったなあ。昔ならサッカー関係なくとりあえず絶対姫様殺そうとするのに。 それをチームの吸収合併だけだなんて…。 って、アレ、確かに軽いけど、あれっ…??)」 鈴仙に生じたわだかまりは、生じて当然のものだった。
[416]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:05:33 ID:??? 輝夜「チームの吸収合併…。ねえ。それってもちろん、敗者は勝者に絶対服従、ってことでいいわよね?」 妹紅「当然。受けるんだったら、互いにやっぱノーカン、は許さないんだからね」 輝夜「はっ。当然じゃないの。 ――まあ、せっかくの恩人を卑怯な手で殺めた貴女には、 言い聞かせないと分からない事かもしれないけどね」 妹紅「――(ギリッ)……やっぱり勝負を改めようかしら。こんなスポーツはどう? 相手の首を先に切り落とした方が勝ち、とか」 輝夜「あら、やっぱりサッカーで勝つ自信がなくなってきたのかしら? 困ったらすぐ野蛮な手を使いたがる。 地上の人間の本当に穢いこと」 妹紅「――(ギリギリギリッ)……そうね、やっぱり平和的にサッカーで解決のほうがいいかもね。 これで勝てば減らず口を叩くどこぞのグータラ姫を奴隷扱いできるんだし」 客間の雰囲気は、まさに一触即発。互いが互いを罵倒し合い、暴力の影が見え隠れする。 口論ではいつも押されがちの妹紅の方に至っては、座布団が煙を吹いており、 口論の決着がつく前に永遠亭が焼失してしまうのではないか、とも思わせる。 ??「少しは落ち着きなさい」 すると、この状況を打開すべく襖から一人の女性が現れた。 彼女の名は… 先着1名様で 喧嘩両成敗?→!card と書き込んで下さい。マークで分岐します。 ダイヤ、ハート→永遠亭の薬師であり輝夜の従者、八意永琳だった。 スペード、クラブ→人里の守護者であり妹紅の親友、上白沢慧音だった。 JOKER、クラブA→女装したロベルト本郷(全裸)だった。
[417]森崎名無しさん:2013/03/17(日) 13:16:56 ID:??? 喧嘩両成敗?→ クラブJ
[418]森崎名無しさん:2013/03/17(日) 13:30:05 ID:??? 女装で全裸ってなんやねんwww
[419]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:51:01 ID:??? >>418 ロベルトから溢れる母性のあらわれでしょう。 さっきの選択肢や今回の分岐等でロベルトが現れた場合…あるポイントが加算されます。 喧嘩両成敗?→クラブJ スペード、クラブ→人里の守護者であり妹紅の親友、上白沢慧音だった。 ドタドタドタ… 居間の入り口を開けた女性を見て、妹紅の苛立った表情は、幾分明るくなった。 妹紅「慧音!来てくれたんだね!さあ、このわからず屋のグータラ姫を――」 立ち上がって、おもちゃを買ってくれると知った子供のように妹紅は慧音に近づき――。 慧音「少しは――おちつけ、妹紅!」 ゴン! 完璧なヘッドバッドをかまされた。
[420]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:53:52 ID:??? ――― 輝夜「で? 本日はいったいどのようなご要件で? 徒党を組んで焼き討ちかしら?」 若干涙目を浮かべて、それでもさっきよりは落ち着いて妹紅は慧音の後ろに座り様子を伺う。 慧音「――申し訳ない。 試合を要請しに行くと言ったら、妹紅ったら、たちまち血気盛んになって――。 私を置いて先に行ってしまったんだ。 あいつが貴女相手にまともな交渉ができるか、心配だったが…」 はあ、とため息をつき、青白く光る長髪を掻き上げる。 彼女――、上白沢慧音は妹紅の親友であったが、輝夜との確執は正直、止めて欲しいと切に願っていた。 誰だって、仲の良い友人がボロボロに傷つくのは見たくないものである。その背景を理解しているにしても。 慧音「ただ、賭け試合の件については、私も吝かではない。そう思っている。だから改めてお願いをする。 ――来週、人里サッカーコートにて、我々人里FCと貴殿達永遠亭ルナティックスとの練習試合をしないか? 勝者チームの主力選手は、敗者チームに当分の間引き抜かれること。それを条件として」 ここまでを言いきった慧音は一息置き、本来は妹紅の為に置かれたのであろう緑茶を啜る。 輝夜「何かと思えば。引き抜きなら昔はよくやっていたじゃない」
[421]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 13:55:08 ID:??? 少し前まで、幻想郷サッカーにおいて有力選手の引き抜きは当たり前であった。 かの有名な博麗の巫女もそうしてチームを作っていったし、永遠亭ルナティックスについても、 前は当の慧音や妹紅をチームに引き込んでいた。それどころかその辺の夜雀だってメンバーだった。 慧音「…最近はそうでもないし、何しろ昔だって引き抜かれるのは大会の時限定だったじゃないか。 私たちは『当分の間』。――つまり大会に限らず、長期的な引き込みを提案しているんだ」 輝夜「なるほどねえ…。たしかにそりゃ負けるわけにはいかないわ。でもどうしてそんな事をお願いするの? まるで長期的な未来に何か大きな大会があることを予言しているみたい」 慧音「……それについては、時期が来ればわかる。が、勝てば勝った方にとって大きなメリットになる。 ――それだけは保証するよ」 張りつめた空気。冷静な慧音。ギラギラ燃えた瞳の妹紅。その中で輝夜は…
[422]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 14:05:19 ID:??? 輝夜「いいわよ!」 快諾した。 慧音「――いやいやいや!!もっと考えろ!!もっと人に相談とかしようよ!!」 これまでの重苦しい雰囲気はどこへやら。 永遠を生きる姫はさも簡単に承諾する。 輝夜「いいじゃん。だって勝つのは私たちだし。それに、面白そうじゃない!! ああ〜、久しぶりに良い退屈凌ぎになりそう!」 最近のサッカーはこういう駆け引きが無かったのよねえ〜、と鼻歌交じりで上機嫌の輝夜。 妹紅 「はんっ! 今のうちに精々楽しんでいることね! 私たちは、絶対に、勝あーーつ!!」 妹紅は妹紅で再び激情の炎を燃やしている。 …冒頭で舌戦を繰り広げてはいたが、本来、彼女達にとってはこんな暢気なノリが結局は大好きなのだった。 慧音「(はあ…帰りに薬師に胃薬でも処方してもらおうか)」 慧音には輝夜の従者のような余裕はない。長年を生きた半妖であっても、 気紛れな彼女らのペースには、終始振り回されっぱなしだった。
[423]超鈴仙伝説(仮):2013/03/17(日) 14:20:15 ID:??? そして、穏やかな休日を過ごしていた鈴仙は、自分の身柄について知ることもなく、 周りに流されたまま、試合の日を迎えることとなった。 ――なお、事情を知った彼女の師匠が、試合に負けた暁には責任をとって 弟子を兎鍋にする旨を主人に伝えていたことを付記しておく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 拙い文章が多いパートばかりですみません。 今しばらくの書き込みは『序章』という位置づけになっています。 序章は、 会話パート@(ここまで)〜試合パート〜会話パートA という流れで進行します。 ここまでの展開、これからの展開でご意見・ご指摘・ご感想等ありましたら、 伝えて頂ければ幸いです。キャラの口調がそれらしくないのではないかとても不安です…。 試合パートは夜から書き出したいと思います。
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0ch BBS 2007-01-24