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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】
[452]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 00:03:12 ID:??? すみません、結局本日も文章パートを終わらせることができませんでしたが、 今日の更新はここまでにしたいと思います。 明日は、 ・文章パートの最後部 ・チュートリアルイベント を終了させることを目標として行きたいと思います。 今日は判定が1度しかなく、退屈な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。 皆さま、本日も、文章を読んで頂きありがとうございました。
[453]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:28:04 ID:??? こんばんは、今日は沢山更新できたらいいな、と思います。 いつも以上にキャラ崩壊や独自創作設定が激しいかもしれません。 また、一部が鬱な展開になっているかもしれません。ご了承ください。 次のレスから本編に移りたいと思います。
[454]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:29:15 ID:??? ―――――――――――――――――――――――― 中山が永遠亭ルナティックスの一員となった次の日の夜、鈴仙は夢を見た。 自分がまだ月に居たころの事だろうか、 鈴仙は綿月邸で自分と同じようにペットとして飼われていた、 何人もの玉兎達と、他愛もないおしゃべりをしていた。 差し込む白い光は暖かくて柔らかくて、なんとも懐かしい。 玉兎A「レイセンはすごいよね。月の士官学校で成績、トップだったんでしょ? 私達、レイセンがここに来る前から貴女の事知ってたよ。有名人だしね」 レイセン(今の鈴仙)「そんなことないわよ。私だって、色々勉強してたし… (ま、基本的に私とあんたらではおつむの出来が違いすぎるんだけどね)」 その当時の自分は、かなり傲慢だったことを、改めて鈴仙は振り返る。 同期の玉兎の中では、筆記も実技も常に成績はトップ。 更に、他の玉兎以上に『波長』を操る力に長けており、凡愚な教官や友人たちは、 それを『狂気の瞳』と称し讃えていた。 鈴仙は、そんな環境の中で、少なからず慢心していた。 自分から進んでそれをひけらかす性格ではなかったが、心の中では常に他者を見下していた。 玉兎B「ね、レイセンちゃん。 今度皆と一緒に町に遊びに行かない? 依姫様は怒るかもしれないけれど、豊姫様にこっそり口利きしとけば、 きっとなんとかなるよ!」
[455]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:30:28 ID:??? レイセン「本当!? じゃあ、行きましょ! 豊姫様には私がなんとか言っておくし」 玉兎C「うん。レイセンならきっと安心だね! いいなあ。私もレイセンちゃんみたいに、 依姫様達のお気に入りになりたいなあ〜」 レイセン「ふふ。Cちゃんも可愛いし一生懸命だから、きっとなれるわよ (ま、それだけじゃあ私には敵わないけどね)。――じゃ、行ってみるね」 優越感を胸に抱きながら、豊姫の下に向かう、夢の中の自分。 鈴仙「(昔の私って、こんな感じだったなあ。…ホント、身の程知らずで生意気で。嫌な奴)」 鈴仙は、そんな過去の自分が大嫌いだった。
[456]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:31:30 ID:??? ――ふと、そこで夢の中の視界が、一転する。 白い光は不安げな陽炎のように揺らめき、不自然な明るさを感じさせる。 玉兎A「行った? あの口ばっかりで生意気なヤツ」 玉兎B「本当にうざいよね。自信満々なのが見え見えだしさ」 玉兎C「ちょっとおだててあげればすぐに調子に乗っちゃって。 ちょっとお勉強が出来るかもしんないけど、分かんないことがあったらいっつも 依姫様や豊姫様に泣きついて。本当は逃げ出した――『臆病者』のくせにね」 いつしか風景は、綿月邸ですらなくなっていた。 永遠亭、人里、竹林、今日の試合があったサッカーコート。 それらが織り交ざったどこかで。 玉兎達だけではなく、色んな人々が、鈴仙の陰口を話している。 永琳「肝心な所で何時も何時もポカをして…。 ウドンゲ、貴女には失望したわ。これからはパスカル君とコンビを組むから、 貴女はもう用済みよ。どこへでも行きなさい」 輝夜「下手くそのくせに、永琳の相棒とか名乗っちゃって。 全く、恥ずかしいったらありゃしないわ」 てゐ「お師匠様の前では良い子ちゃんぶってるけど、全然仕事はできないし。 あ〜あ、早くどっか行ってくんないかなあ〜」 慧音「あいつは最悪だな。私達をいつも見下したような態度で薬を売っている。 これでは、永遠亭の薬師の人格すらも疑ってしまうよ。――弟子とは違い、 彼女は本当は出来た人物なのになあ」 妹紅「わかるわかる! あいつったら、ちょっと実況が持ち上げてくれてただけで、 実力者気どっちゃってさ。 本当はあんなの、全然大したことないのに!」
[457]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:32:30 ID:??? パスカル「……お前を見ているとイライラする。天才の相棒を自負しておきながら、 いつも天才に甘えて、頼って。そして自分は天才の為に何もしようとしない。 ――そんな存在、いつか天才の方から見限られる」 観客・実況・里人・ウサギ達「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」 「役立たず」「無能」「天才の面汚し」 レイセンは。否、鈴仙は、たまらず駆けだしていた。 鈴仙「(いや、嫌、イヤ! 昔の自分が大嫌いって。 何よ!? 結局今の私だって昔の自分と全然変わっていないじゃない! ちょっと卑屈になっただけで、仕事が忙しいとか師匠が凄すぎるとか環境のせいにして、 変わる為の努力もしてない。けれどその癖に意味のないプライドの塊で! 結局師匠の事とかよりも、自分の面子とか保身とか。そんなことしか考えていない!)」 しかし、駆け抜ける道は光の一点もない、純粋な暗闇。 どこに行けば逃げられるのか、どうすれば助かるのかが、全く分からない状態。 たまらず鈴仙は転んでしまう。 「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」「役立たず」「無能」「天才の面汚し」 鈴仙を傷つける言葉が、雪崩のように鈴仙に覆いかぶさろうとしていた。 鈴仙には立ちあがる気力すらもはやない。絶望に打ちひしがれていた。
[458]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:33:34 ID:??? ―――ふと、そんな時。ある規則的な音が、罵倒に交じって聞こえる。 ポーン、ポーン、ポーン… 鈴仙「(…何かしら、この音は…? サッカーボール、の…リフティング?)」 暗闇の果てに、光が一点だけ見えた。 どうやら、音はその光から聞こえてくるらしい。 鈴仙は立ち上がり、改めてその光の射す方角を目指すことにした。 罵倒は相変わらず、耳鳴りを伴ってガンガンと聞こえてくる。 しかし、鈴仙の心は少しずつ、その規則的な音に支配され、そして――。
[459]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:34:36 ID:??? 鈴仙「…夢。かしら」 鈴仙は目覚めた。やけにリアルな感触を伴う、とても嫌な夢だった。 鈴仙「(ホント、嫌な奴。…私って)」 寝巻の一部が透けてしまいそうなまでに、寝汗をびっしょりとかいていた。 人参柄のお気に入りのパジャマ。その可愛らしさ、平和さが、却って先ほどまでの夢の 恐ろしさを想起させられる。 鈴仙「(ちょっと寒いけれど…。外の空気でも浴びて来ようかしら)」 鈴仙はそう思い立ち、愛用のブレザーを外套代わりに羽おり、 襖をあける。すると。 ポーン、ポーン、ポーン…。 夢でも聞こえて来たその音が、今現実のものとして、 鈴仙の耳に入ってくる。 鈴仙「(サッカーボール…のリフティングかしら。夢で聞こえた音だけど…。)」 目覚めた直後は鼓動の音で聞こえなかったのか、その音は完全なる静寂を保つ 深夜の永遠亭の中で、それなりに響いていた。 鈴仙「(音は…中庭かしら。それにしても、一体誰が…?)」 まだまだ寒気の強い廊下を歩き、中庭の見える縁側に向かう鈴仙。 するとそこには…
[460]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:35:50 ID:e0D6zydY 先着1名様で、 ★練習をするのは…?→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→中山とパスカルが二人で練習をしていた。 クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)と張幡 す(パンツ)が二人で練習をしていた。 それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。
[461]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:42 ID:??? ★練習をするのは…?→ ダイヤ4 ★
[462]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:48 ID:??? ★練習をするのは…?→ スペード2 ★
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0ch BBS 2007-01-24