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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】
[457]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:32:30 ID:??? パスカル「……お前を見ているとイライラする。天才の相棒を自負しておきながら、 いつも天才に甘えて、頼って。そして自分は天才の為に何もしようとしない。 ――そんな存在、いつか天才の方から見限られる」 観客・実況・里人・ウサギ達「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」 「役立たず」「無能」「天才の面汚し」 レイセンは。否、鈴仙は、たまらず駆けだしていた。 鈴仙「(いや、嫌、イヤ! 昔の自分が大嫌いって。 何よ!? 結局今の私だって昔の自分と全然変わっていないじゃない! ちょっと卑屈になっただけで、仕事が忙しいとか師匠が凄すぎるとか環境のせいにして、 変わる為の努力もしてない。けれどその癖に意味のないプライドの塊で! 結局師匠の事とかよりも、自分の面子とか保身とか。そんなことしか考えていない!)」 しかし、駆け抜ける道は光の一点もない、純粋な暗闇。 どこに行けば逃げられるのか、どうすれば助かるのかが、全く分からない状態。 たまらず鈴仙は転んでしまう。 「臆病者」「生意気」「死ね」「必要ない存在」「役立たず」「無能」「天才の面汚し」 鈴仙を傷つける言葉が、雪崩のように鈴仙に覆いかぶさろうとしていた。 鈴仙には立ちあがる気力すらもはやない。絶望に打ちひしがれていた。
[458]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:33:34 ID:??? ―――ふと、そんな時。ある規則的な音が、罵倒に交じって聞こえる。 ポーン、ポーン、ポーン… 鈴仙「(…何かしら、この音は…? サッカーボール、の…リフティング?)」 暗闇の果てに、光が一点だけ見えた。 どうやら、音はその光から聞こえてくるらしい。 鈴仙は立ち上がり、改めてその光の射す方角を目指すことにした。 罵倒は相変わらず、耳鳴りを伴ってガンガンと聞こえてくる。 しかし、鈴仙の心は少しずつ、その規則的な音に支配され、そして――。
[459]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:34:36 ID:??? 鈴仙「…夢。かしら」 鈴仙は目覚めた。やけにリアルな感触を伴う、とても嫌な夢だった。 鈴仙「(ホント、嫌な奴。…私って)」 寝巻の一部が透けてしまいそうなまでに、寝汗をびっしょりとかいていた。 人参柄のお気に入りのパジャマ。その可愛らしさ、平和さが、却って先ほどまでの夢の 恐ろしさを想起させられる。 鈴仙「(ちょっと寒いけれど…。外の空気でも浴びて来ようかしら)」 鈴仙はそう思い立ち、愛用のブレザーを外套代わりに羽おり、 襖をあける。すると。 ポーン、ポーン、ポーン…。 夢でも聞こえて来たその音が、今現実のものとして、 鈴仙の耳に入ってくる。 鈴仙「(サッカーボール…のリフティングかしら。夢で聞こえた音だけど…。)」 目覚めた直後は鼓動の音で聞こえなかったのか、その音は完全なる静寂を保つ 深夜の永遠亭の中で、それなりに響いていた。 鈴仙「(音は…中庭かしら。それにしても、一体誰が…?)」 まだまだ寒気の強い廊下を歩き、中庭の見える縁側に向かう鈴仙。 するとそこには…
[460]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:35:50 ID:e0D6zydY 先着1名様で、 ★練習をするのは…?→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→中山とパスカルが二人で練習をしていた。 クラブA→露鈴兎・本後宇院・イナバ(全裸)と張幡 す(パンツ)が二人で練習をしていた。 それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。
[461]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:42 ID:??? ★練習をするのは…?→ ダイヤ4 ★
[462]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:43:48 ID:??? ★練習をするのは…?→ スペード2 ★
[463]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:45:15 ID:??? ★練習をするのは…?→ ダイヤ4 ★ それ以外→中山が一人でリフティングをしていた。 ポーン、ポーン、ポーン…。 中山「88、89、90…」 先日永遠亭に来たばかりの少年、中山政男。 音の正体は、彼によるものだった。 中山「…92、93、94…あっ!?」 バシッ! ポンポンポン…。 94回目のリフティングで、中山は芯を捉え違え、 ボールを遠くに蹴りだしてしまった。 そしてそのボールは、鈴仙の居る縁側の近くまでに落ちてきて… 鈴仙「練習お疲れ様。でも、師匠も言ってたわよ?『睡眠こそ最大の治療薬』、ってね」 鈴仙はひょいとそのボールを持ち上げ、腰に抱える。 確かに中山の身体は今日一日で大きく回復したのだが、 それでも急に無茶はさせられない。 中山「ああ、…すみません。えっと…うどんげ、さん?」 鈴仙「うーん…。確かに私の名前は優曇華だけど…、 師匠以外の人にあまり呼ばれてほしくないのよね。 だから、『鈴仙』って呼んでくれないかしら?」 中山「ああ。そうだったのか(確かに、うどんげって大分変わった名前だよなあ…)。 失礼しました、鈴仙さん」
[464]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:46:15 ID:??? 鈴仙「ありがとう。――それにしても、随分とサッカーに情熱を賭けているのね。 それも、信じられないくらいに。…妹紅さんから聞いたわ。」 中山は、それを聞き、やはり聞かされていたのか、と恥ずかしそうに頬を掻き、 鈴仙の隣に座った。鈴仙もボールを膝に抱え、それに倣う。 中山「――ここは。凄く綺麗な場所だな、鈴仙さん。まるで、一番美しい時に 時間を切り取って、そのまま全く動いていないようだ」 中山は空を見上げて呟く。 白玉楼などと比べては質素な造りの庭ではあるが、それでもしっかりと (主に鈴仙により)管理は行き届いていたし、その向こうに見える生い茂った竹林の黒と、 月と星の光を受けて薄ぼんやりと光る夜の灰色との昏いコントラストは、 絵画を切り取ってそのまま空に貼り付けたように鮮やかだった。 鈴仙「(まあ、実際ちょっと前まで時が止まってたんだけれどね…)」 鈴仙は、この屋敷――永遠亭が『本当に』時が止まっていた時の事を思い出す。 あれからもう結構な日々が過ぎ、永遠亭の住人も、時の経過により色々と変わっていった。 ――だが、自分は本当に変わったのだろうか? 先ほどの悪夢と相まって、鈴仙は自分自身が 分からなくなるような錯覚を少しだけ感じた。 中山「…そして。俺の時間も。昨日まで、全く動いて居なかった」 鈴仙はその言葉に反応し、ふと中山の顔をじっと見つめる。 平凡な顔立ち。やや長身だが、それでも体格の良い里人には負けるだろう、 標準的な体格。鈴仙が一見したところでは、彼に特別な能力や才能があるとも思えない。
[465]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:47:16 ID:??? 中山「――忠告してくれたのに悪いが。ちょっと、一勝負してくれないか? …俺のプレーを、見て欲しいんだ」 鈴仙「えっ…でも中山君。多分今の状態だったら、まだ身体も満足に動かない筈よ! そんな状態で勝負をしろ、って言っても…」 中山は鈴仙からボールをひったくり、そして再び中庭の中央に陣取る。 そして、ぎこちないながらも、洗練されたフォームでボールをキープする。 中山「さあ、鈴仙さん! 俺を眠らせたいなら、俺からボールを奪ってみてくれ!」 鈴仙「……。仕方ないわね、行くわよ!! (でも、狂気の瞳は封印しましょう。今は、彼の純粋な実力を見てあげるべき!)」
[466]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:48:16 ID:e0D6zydY 先着2名様で、 ★中山→ドリブル 43 +(!card)+(!dice + !dice)+(ブランク-3)=★ ★鈴仙→タックル 40 +(!card)+(!dice + !dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→中山の勝利! =1、0、−1→ボールはこぼれ球になり、引き分ける。 ≦−2→鈴仙の勝利! 【補足・補正・備考】 中山のスキル・ブランクは中山が覚醒するか、試合終了ごとに少しずつ解消されます。 (覚醒フラグ・技フラグも独立して習得・回収されます) 中山は、スキル・底知れぬポテンシャルにより、カードでQ、Kが出た場合でも覚醒フラグを習得します。 (ただし、攻撃側は完全勝利、守備側はこぼれ球以上を条件とします。他の覚醒条件と重複はしません)
[467]森崎名無しさん:2013/03/29(金) 18:49:14 ID:??? ★中山→ドリブル 43 +( スペードQ )+( 3 + 5 )+(ブランク-3)=★
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0ch BBS 2007-01-24