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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】
[941]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 13:59:04 ID:??? 中里「…そこっ!」 タッ! クルン。…パシッ! 外界では表だって着ることの無かった、黒い忍者装束を着こみながら、 少年――中里正人は高空に放たれた天子へのパスを一回転してカットする。 天子「衣玖のパスがカットされるですって!? …こ、こんなの認めないわ! だって今の、ハメ技じゃない! 天界基準ルールだったら今の無効だから!」 衣玖「総領娘様、そんな物は存在しませんよ… (あと15分で定時。あと15分で定時…。あと15分で定時…!)」 中里「(この娘その人に、我々の先祖が仕えていたとは――。 俄かには信じられないでゴザル。それにしてもお付きの女性の エロチックな衣装はたまらんでゴザルよ。ああ、覗きたい…)」 中里は家族と共に「幻想入り」することを決意した。 スポーツ忍者として活躍し、再び中の里を盛り立てて行く。 彼の夢は、Jr.ユース大会での活躍により実現しつつあったが、 些かそれには時間が足りなさすぎた。 ――中の里元締にして中里の祖父、中里正重の死。享年65歳。 現存する忍者の末裔の中でも特に強大な力を誇った、彼の早すぎる死は、 中の里の滅亡を決定づける一員となったのだ。
[942]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:00:14 ID:??? (ここから回想) 中里父「…もう、我々もここまでか」 真弓「あなた…」 普段は明るくおちゃらけた雰囲気の真弓も、 この時ばかりは憔悴していた。 真弓と中里父はいとこ同士であり、互いに里の将来を担う、 数少ない子供として期待されていた。 しかし、祖父以上に外界の常識を受けて育った彼らは、 常人と比しては優れているものの。かつて隆盛を誇っていた時代の 忍者と比べては、その能力は大きく劣っていたのだ。 そんな彼女らの一人息子である正人――中里のことである――も、 そこそこの才能を見せてはいたが、もはやこの世界で生きている以上、 優秀な曲芸師以上の能力は発揮できないだろうと思われていた。 中里父「我々の一族も、既に残り少ない。…父上の死で、きっと更に多くの 一族が外へと流れていくだろう。その意向を否定することはできない。 このままだと、数十年の内の滅亡は避けられぬ。――我々や正人の代ですらもはや 限界なのだ。あの子の才能を以てでも、この現代世界では『運動神経のとても良い少年』 止まり。あれが外部の者と結婚し、子を設けたとしても、 もはや忍者としての力は絶えているだろうよ」 真弓「…こうなったら、芸能人としてでも、パフォーマーや スタントマンとしてでも。生き残るしかないんじゃないかしら? ――時代は変わった。お爺様やご先祖様の時と違って、 もう強い力を持った忍者はいらない。 これからは、人々に伝統を思い起こさせ、 物語のヒーローとしての忍者像を与えていくことが、私達の役目なのかもしれないわ…」
[943]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:01:24 ID:??? 中里父「斯様な事。父上が里の衰退を招いてでも嫌ったことではないか。 私としては、その意思を無駄にはしたくないのだ」 流れる沈黙。手詰まり感を真弓は少なからず感じていた。 忍者としてのプライドを捨て、道化として生き残るか。 先祖代々の教えを受け継ぎ、誇りを守ったまま死を迎えるか。 その二択以外に、策はないのだろうか。 中里「ち、父上! ならば拙者が――」 ここで、両親の話を黙って聞いていた中里が立ちあがる。 中里は、スポーツ忍者として活躍することで資金を集め、 それで里を救える。そう信じていたのだ。 中里父「正人…もはや、そういう問題ではないんだよ。 父上…いや、元締があと少しでも生きていれば、それで良かったのかもしれない。 忍者を辞めてしまう大きな要因は、やはり修行にかける金だからね。 だが…。そうして人材を育成する間もなく、元締は死んでしまった。 忍者としての質を上げようにも、人が居なくなる。 それほどまでの求心力が、父上にはあった。 ――それに、もし正人が金を稼いだとしても、忍者の力の衰退を遅めることこそできても、 止めることはできない。…現代社会には、混乱から生じる魔が薄れている。 さらに、科学理論の発達で、真の意味での忍者という存在は、否応なく『幻想入り』 しつつあると言えるだろうね」
[944]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:02:25 ID:??? 中里「そ、そんな…!?」 中里は絶望する。自分の取ろうとしていた手段は、ただの時間稼ぎにしか過ぎなかったのか。 中里父「もちろん、金を稼いで有名になることで、才能ある人材が 入ってくるかもしれない。一族の者が戻ってくるかもしれない。 そうすれば、再興の可能性こそ残せることができる。 だが、あくまで可能性としてだけで、確実には決してならない」 中里「なるほど…。しかし、それでは結局手詰まり、ということでは ないのでゴザろうか?」 中里父「――一つだけ、手段がある。 それは、我々が力をまだ残している状態で、『幻想入り』することだ。 そして、世に動乱が生じ、忍者が再び必要とされた時、戻ってくる」 中里「げ、幻想、入り…? どういう意味でゴザるか、父上?」 中里父「その前に――これを」 中里父は、そう言って部屋を出て、実家にある蔵へと赴く。 そうして暫くして、一枚の絵と――『写真』を持って戻ってきた。 中里父「我々の先祖が、遥か昔仕えていたとされる主君の絵と――『写真』だ」 中里「ば、馬鹿な!? 写真? 大昔のご先祖様の写真? どういうコトでゴザるか!?」 中里父「生きているのだよ。――『幻想入り』した後の世界に。 父上から、いや先祖代々、中の里の元締となる者はこう言われてきた。 『もしも将来、この世界で忍者が廃れてしまった時、彼らを頼れ』と。 写真は、30年前に祖父が山奥の神社から持ち帰った物らしいが」
[945]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:03:36 ID:B2tEOZzs その絵と写真には、多くの男性に紛れて、一人の少女が座っていた。 その少女は、絵と写真では大きくその容姿を変えている。 絵を見る限り、日本人にしては明るいブラウンの髪をした少女だが、 写真の方では、明るいブルーに変わっている。 しかし、その愛くるしく可憐な顔立ちと、唯我独尊を表したような傲慢な表情は、 絵も写真も同じように思えた。 中里はこれを見て… 先着1名様で、 ★中里の天子の第一印象→!card★ と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。 ダイヤ→「(可愛らしいけれど、なんかムカつくでゴザる)」あまり良い印象ではない。 ハート→「(とりあえず覗きたいでゴザる)」とりあえず覗きたい! スペード→「(か、かわいいでゴザル…。胸は無いけど)」一目ぼれ?する。 クラブ→「(どこか去勢を張っているような。…寂しがりやなのでゴザろうか)」良く観察してる。 JOKER、クラブA→中里「TE☆N☆SHI!」
[946]森崎名無しさん:2013/04/06(土) 14:05:53 ID:??? ★中里の天子の第一印象→ ハートA ★
[947]森崎名無しさん:2013/04/06(土) 14:18:12 ID:??? ここはハートとスペードの順番を入れ替えるべきだった気がするw
[948]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:39:04 ID:??? ★中里の天子の第一印象→ ハートA ★ ハート→「(とりあえず覗きたいでゴザる)」とりあえず覗きたい! 中里「何はともあれ、容姿は及第点というか、超合格でゴザロウ。 そして、肝心の見どころでゴザルが…これがなかなか厳しい。 これならば、覗くというリスクに見合った、美しい双丘ないし起伏に富んだ ボディラインを得る事が出来ぬ。 ――と、素人は考えるでゴザロウな。だが、拙者はこの不敵な表情に注目する。 一族並んでの写真でかくも生意気な顔を出来るということは、つまりそれはプライドが とてつもなく高く、また、潔白な身であるからこそ。 そんな少女が己が生物としての全てをさらけ出す時。無防備な表情。 自分のような優れた存在が、こんな卑しい忍者如きに見られているとは思わないで ゴザロウ。そして拙者は風呂より上がりて、再び不敵ですました表情の彼女に、 こう(心の中で)言ってやるのでゴザルよ。 『全身で雄どもの性欲を刺激しおって。誘っているのでゴザルか?』と…グヒヒヒ (父上、彼らは一体――?)」 中里父「正人よ。本音と建前が逆だぞ…」 真弓「まったく、この変態っぷり。誰に似たのかしら?」 あきれ返る中里の両親だった。 *中里の天子に対する評価が、中里→(覗きたい)→天子 になりました。
[949]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:40:16 ID:??? 中里父「まあいい…。これは名居家と、そして彼らの家臣たる比奈名居家の図。 古代から我が一族は隠密稼業を続けていたが、 彼らは、我々が一番初めに仕えた主君とされる」 中里父は、そう言って説明を続ける。 中里父「我が一族と名居家との繋がりは長かったが、 ある日終焉を迎える。神官であった名居家と、その家臣の比奈名居家。 彼ら一族が、天人として天界へ行くこととなったのだ」 中里「…きゅうに話が飛んだでゴザルな。天界? そんなものが、この世にあるとでも言うのでゴザルか?」 中里父「…今のこの世界には、無い。忍者が駆逐されたように、 天界も、科学の発達により存在しないと証明されたからだ。 だが、存在自体が無くなったわけではない」 中里「…それが、『幻想入り』した世界にある。父上はそう仰るのでゴザルか?」 中里父は首肯する。 彼は、こんな嘘をつく人物ではなかった。 中里父「ああ。ある。その写真が、何よりの証拠だよ。 …祖父もまた、忍者の消滅を恐れ、実際に幻想に足を踏み入れたことがあるそうだ。 …祖父は、奇跡を信じて現世に留まるとしたらしいがね」 その写真は、旧式ではあるものの、カラーであり、鮮明に移っていた。 若干の変化こそあれど、その写真と絵の人物像は合致していた。
[950]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/06(土) 14:41:24 ID:B2tEOZzs 中里父「――あと、必要なのは、お前の返事だけだ。 …暫くこの世界には戻って来れないかもしれない。 それでも、行ってくれるか?」 中里「そ、そんな…拙者には現世には未練がある。 尽くすべき主君も居る。愛すべき友もいる」 中里父は、やはり、という表情で息子を見やる。 だが、困っているようには見えなかった。 息子を口説き落とす一言を知っているからだろうか。 中里父「これを見なさい、正人」 中里父はもう一枚懐に隠していた写真を息子に見せる。その写真には… 先着1名様で、 ★中里父「幻想郷の女子は皆このレベルだぞ」→!card★ と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。 ダイヤ→やる気がなさそうだが、気どらない可愛らしさのある巫女 ハート→お弁当箱のような帽子を被った、凛々しい顔立ちの女教師 スペード→お淑やかそうな、黒髪の美しい姫君 クラブ→長い兎耳で、ブレザーの美少女…って、あれ? JOKER、クラブA→ロベルト本郷(全裸)とバルバス(パンツ)の2ショット。
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0ch BBS 2007-01-24