※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【天の道を往き】ライ滝第二六話【総てを司る引き】
[459]森崎名無しさん:2013/05/21(火) 22:52:52 ID:??? お疲れ様です
[460]森崎名無しさん:2013/05/22(水) 22:26:12 ID:??? 漫画だと滝はヴェルディに入ってるから高原ことタークハルと組んでるんだよな うらやましいやつめー
[461]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/22(水) 22:48:24 ID:??? すいません。明日投下出来るよう頑張るとか言いながら思いっきり書きあぐねており、今日の更新は難しそうです なるべく早く書き上がり次第投下しますのでもうしばらくお待ちくださいませ
[462]森崎名無しさん:2013/05/22(水) 23:44:54 ID:??? 一日遅れましたが4周年おめでとうございます!
[463]森崎名無しさん:2013/05/23(木) 08:14:06 ID:??? 今年もほいっと なんと某神様がお祝いを持ってきてくれました→ みそ田楽 、 タブクリア
[464]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/26(日) 23:28:43 ID:??? >>459 どもです〜 >>460 マジすか。あの伝説のグローバルフットボーラーと組めるとか全くうらやましい奴めー >>462 こちらは物凄く遅れてしまいましたがどもですー。今年もコツコツ頑張って行こうと思いますです >>463 ありがたいこってす 東邦、崖っぷち→JOKER →サビチェビッチ「GKがいなくてお困りかい? なら僕が手伝ってあげるよ」 日向(若島津の回復を待っていたら何失点するかわからねえ。ここは観客席から適当にガタイの良さそうな喋る豚でも見繕うしかねえか?) ここから20分近くGK不在での勝負を決意するのはあまりに無謀。 とはいえ控えがいない以上適当な肉壁を用意するしかない。 覚悟を決めようとする日向だったが、天はまだ彼を見放してはいなかった。 ここでタイミングを見計らったかのようにバンダナを巻いた一人の男がベンチ内にやってきたのである。 ???「おやおや。若島津が潰れるのは予想してたけど、まさかこんなにドンピシャのタイミングとはね」 日向「あん? 誰だテメエ」 サビチェビッチ「僕はサビチェビッチ。適当にサヴィとでも呼んでくれて構わないよ」 日向「……で、そのサビチェなんとかが一体何の用だ? ふざけた用件でここまで乗り込んで来たってんならただじゃおかねえぞ」 爽やかに自己紹介をするサビチェビッチを華麗にスルーし、日向は彼に向けて鋭い視線を飛ばす。 だがそんな様子の日向を前にしても、サビチェビッチが動ずる事はなかった。
[465]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/26(日) 23:29:44 ID:??? サビチェビッチ「んー? いやね、さっきも言った通り前半を見る限り若島津が持たないのは予想出来てたからさ、 ちょっと手伝いに来たんだよ。僕、こう見えてもGKやってるんだ。役に立つと思うよ」 日向「なんだと?」 自分が睨みを利かせたにも関わらずまるで焦る様子もなく、 更には全国大会決勝で『役に立つ』と言ってのけるサビチェビッチに日向は僅かに眉を動かす。 吉良(ほう……こやつ、中々良い鍛え方をしているようじゃな。指導者に恵まれておるようだ) そしてこのやりとりを横から眺めていた吉良もまた、これまでの経験からサビチェビッチが相当の実力を秘めている事を察知していた。 吉良「小次郎、使ってみてはどうじゃ? こやつなら十分この試合でも通用するはずじゃ。 観客席から肉壁を連れてくるよりは遥かにマシじゃろうて」 日向「……」 一応それなりに使える監督である吉良のお墨付きであればサビチェビッチが使えるのは間違いないだろう。 だが日向は理由のない援助にホイホイ縋るようなお気楽な性格はしていなかった。 日向「(確かに吉良の言う通りこいつなら適当な肉壁よりは役に立つだろう。だが……) 一つ答えろ。一体何の目的で俺に協力する? それを聞かなけりゃ使う気にはなれん」 サビチェビッチ「なに、単純な理由さ。僕の実力をアピールしたいんだよ。見せたい相手がいるんだ」 日向の問いにさして迷う事もなく理由を答えるサビチェビッチ。 そう、彼の目的はこの試合に参加する事で『彼ら』に自分の実力を見せつける事であった。
[466]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/26(日) 23:30:45 ID:??? ―数分前、国立競技場内の通路― サビチェビッチ「もし今の言葉通り君が本当に上を目指したいというのなら、僕は君に一つの道を示す事が出来る。 『カンピオーネ』に入る気はあるかい? シュン・ニッタ」 思わせぶりな登場と共に颯爽と新田を「カンピオーネ」なるチームに勧誘するサビチェビッチ。それに対する新田の反応は―― 新田「いきなり出てきて何言ってんだあんた」 当然冷ややかな物であった。 サビチェビッチ「……まあ、当然の反応だね」 山森「そもそもカンピオーネってなんなんですか? そんなチーム聞いた事ありませんよ」 サビチェビッチ「じゃあまずはそこから説明しようか。 カンピオーネというのは僕のコーチが世界中から才能はあるのに指導者に恵まれず能力を開花させられずにいた選手、 怪我や病気で選手生命を断たれかけた選手を世界中から集めて結成させた私設チームなんだ。 そしてニッタ、君は前者のパターンでコーチの眼に留まったんだ。 Jrユース大会での君のプレイを見てコーチは言っていたよ。『彼は恐るべき才能を眠らせている』ってね。 で、僕とアルはヒュウガ達の成長の確認と君の勧誘の為に遠路はるばる日本までやって来たってわけさ。 (……本当はヤマモリも勧誘対象だったんだけど、ね)」 新田「ふぅん。俺に恐るべき才能が眠ってる、ねえ」 普段あまり称賛を浴びた経験がない為か、サビチェビッチの言葉に僅かに気を良くする新田。
[467]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/26(日) 23:31:49 ID:??? 新田「……って、煽てられたからって俺が簡単に釣れると思うなよ。 コーチだかなんだか知らないけど、素姓も分からない男の誘いにそう簡単に乗せられるかっての」 だが、さしもの新田も褒められたからと言って得体の知れない男の勧誘にホイホイ乗る程の馬鹿ではなかった。 サビチェビッチ「ま、それはそうだろうね。僕だって君の立場なら疑ってかかる」 新田の反応を予想していたサビチェビッチはあっさりとそう答えると、わざとらしく手をポンっと叩いた。 サビチェビッチ「で、だ。まずは僕の実力を見せようと思うんだ。 僕がそれなりに出来る選手だって分かれば、君も少しはカンピオーネに興味を持ってくれるだろうしね」 新田「勝負って……今から俺達とどっかで勝負でもしようってのか?」 サビチェビッチ「んー、最初はそうしようと思ってたんだけどね。それより分かりやすく僕の実力を教えられる良い事を閃いたんだ」 山森「良い事、ですか?」 実際に勝負する以上に実力を見せつける方法があるのだろうか? 疑問符を浮かべる二人を余所に、サビチェビッチは一人話を進めて行く。 サビチェビッチ「そ、良い事。すぐに分かるから君達は観客席に戻ってるといい。もう後半も始まっている時間だからね。 ああ、それとここでの話は出来ればアル達には喋らないで貰えると助かるかな。よろしく頼むよ。じゃ、また後で」 新田「えちょっ」 山森「フ、フリーダムな人だなぁ……」 こうして一通り言いたい事を言い終えると、サビチェビッチは手をひらひらさせながら一人その場を後にするのだった。 ―以上、回想終了―
[468]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/26(日) 23:32:50 ID:??? サビチェビッチ「(実力不足を痛感してる彼らを叩いてもあまり効果は見込めないだろう。 ここはニッタ達にとって現状の目標である生田(仮)相手に力を見せた方が僕の実力を分かってもらえるはずだ。 その為にもここは何としても試合に出なければ) まあ僕としては別に君を相手にしても良かったんだけど、こっちの方がセービングの機会が多そうだったからね」 恐らく日向相手には強気に出た方が興味を持たれるだろうと、サビチェビッチはあえて非常に強気な発言を駄目押しに放つ。 日向「……それはつまり俺が相手でも勝つ自信があったって事か。くっくっく、面白え。 誰に実力を見せる気かは知らねえが、それなら思う存分アピールさせてやる。その余裕が口だけじゃない事に期待してるぜ」 サビチェビッチ「無論そのつもりだよ」 サビチェビッチの考え通り、彼の答えが琴線に触れた日向は低く笑うとサビチェビッチの参加を認めるのだった。 サビチェビッチ(さて、後は僕が上手い事生田(仮)のシュートを止めるだけだが……)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24