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【目指せ】鈴仙奮闘記2【初ゴール】
[831]森崎名無しさん:2013/04/20(土) 21:48:45 ID:??? 2連続JOKER出したんじゃあ、早苗さんのうたい文句が本当でも、 拝む必要がなさそうだwwwwwむしろ守矢の3柱目の神様にされるかもwww
[832]森崎名無しさん:2013/04/20(土) 21:53:17 ID:??? 白蓮さんブランク取り戻させておくれ
[833]森崎名無しさん:2013/04/20(土) 21:59:36 ID:??? さてどうなることやら
[834]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:06:58 ID:??? ★賽銭の行方は→ JOKER ★ JOKER→コインは跳ね返り、風に流され、命蓮寺の賽銭箱に。 中山「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 早苗「はああああああああああああああああああ!!!」 バリバリバリバリ!!! ドンッ!! 実況「おお〜っと! コインはこぼれ球に!」 鈴仙「(…何時の間に実況が湧いて出たのかなあ…なんか怖い)」 ともかくも、中山の差し出した5円玉は大きく宙に舞い。 このまま地面の床の隙間にでも嵌ってしまうのではないかと思えた。 ――しかし、偶然とは恐ろしいものである。
[835]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:08:09 ID:??? 射命丸「こんにちはー! 新聞でーす!」 ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 射命丸文が、新聞を届けにやってきた。 幻想郷最速を自負する彼女の周囲には大きな風が吹き荒れる。 まず、その勢いで、コインが再び大きく空へと舞い上がる。 フワフワ…フワフワ… 余りの大風にコインは遥か上空に。 博麗神社を超えて、人里へ。 来生「ハッハア! 前転シュートだァ!」 グルン…バシッ! そして人里で落っこちるかと思われたコインは来生の前転シュート (今偶然成功した)により再び空へ。 *来生が前転シュートを習得しました!
[836]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:09:33 ID:??? そして…コインは人里外れの命蓮寺に。 里人@「おはようございます」 響子「おっはよーございまーす!」 ブウウン! フワフワ…フワフワ… 門前の清掃をしている幽谷響子が、たまたま訪れて来た里人@に 向かって挨拶をすると、その声の振動で、コインの軌道は若干ずれる。 白蓮「あらあら? 今日も元気ですね、響子」 そしてたまたま運よく寺の外へと出てきた白蓮。彼女の頭にコインが直撃して。 コツン。 白蓮「あいたっ」 コツン、コツン…―――チャリーーーーーーーン! ――――ホール・イン・ワン。 コインは、命蓮寺の賽銭箱に入っていった―――― 白蓮は、その5円玉の存在に、暫くして気付いた。 そして、その5円玉から溢れる凄まじいオーラに身震いしていた。 一輪「あら、どうしたんですか、姐さん?」 托鉢を終えた一輪が、暢気にも白蓮に語りかける。 白蓮「―――い、今すぐ、御賽銭箱から5円玉を取り出して下さいっ!!」
[837]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:13:38 ID:??? 〜博麗神社〜 早苗「すみませんっ! 御賽銭の話をしていたのを聞いていたら、つい熱くなっちゃって…」 中山「い、いやいや、いいんですよ」 コインの所在が不明になって、早苗と中山の争いは、ヒートダウンしていた。 基本的には常識的な性格の早苗は中山に平謝り。 中山も、早苗が信仰集めに躍起になっているという鈴仙や小町の説明を聞くと、 少しは納得して、早苗を諌めている。 鈴仙「なんかドタバタしてたけど、平和に終わりそうね…」 そう鈴仙が目を細めていると。 ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!! 白蓮「この5円玉を持っていた方は、どなたですか!?」 ―――超人が、血相を変えて訪れてきた。
[838]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:20:44 ID:??? 中山「は…? は…?」 鈴仙「あ、貴女は命蓮寺の住職さん…でしたよね?一体どうしてここへ?」 白蓮「はあ、はあ…。申し訳ありません。実は、こんな凄いものが、 私達の寺に届いておりまして」 そういって、白蓮は黄金色に輝く一枚のコイン――5円玉を鈴仙達に見せる。 小町「ただの5円玉…。だよね」 白蓮「―――ただの、5円玉ですって!!!!!!!!!!!」 あの温厚な白蓮が、小町の無神経な台詞にいきり立つ。 白蓮「貴女方には、この5円玉が発する神徳が――…。 …と、すみません! こんな事ばかり先に言われても分かんないですよね」 鈴仙「そ、そうですね。 もしよければ、私達に事情を話していただけませんか?」 そして白蓮はこの5円玉について話しだした。 この5円玉は、とてつもない偶然の力によりこの神社にやってきたということ。 賽銭を入れるという、強い「意思」の力の持ち主だからこそそれが出来たのだということ。 そんな強い力を持った人物に、是非会いたくて、出どころであるこの博麗神社にやってきたこと。
[839]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:27:13 ID:??? 中山「――それが…俺だと?」 白蓮「話を聞くに、その様ですね。確かに…あなたの姿には光が差し込んでいる…。 法界の火に負けないような…」 中山の地味な姿に、うっとりとする白蓮。 白蓮「貴方こそ、まさに私達の目指すべき姿。 悟りを開いた、『空』に迫る御方」 中山「(…よ、よくわからんが。要するに、俺は、また新たな新興宗教の勧誘を受けているのか?!)」 たじろぐ中山。しかし、彼の試練はこれだけではない。 早苗「あなたが。―――貴方が神だったのですね!?」 中山「は、ハアアア!?」 早苗「諏訪子様や神奈子様も共に、素晴らしい神徳を秘めた神々。 しかし、貴方のこれまでの言行を聞き、貴方もまた、お二人に負けぬ、 素晴らしい神であると、私は確信しました! ――どうか、諏訪子様や神奈子様に次ぐ、『第3の神』として、守矢を救って頂けないでしょうか!?」
[840]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:50:12 ID:??? 早苗は再びヒートアップしていた。 こんなに神に近い人間が、こんなに信仰されている人間がいたのだから、仕方ない。 中山「(……れ、鈴仙さん)」 鈴仙「(ゴメン…ムリ!)」 アイコンタクトで鈴仙に助けを求める中山。 しかし、こんな状況、鈴仙だって助けるのはムリだった。 そして、事態はさらに面倒になる。 霊夢「話は聞いたわ」 博麗霊夢が、いざこざの騒音で昼寝から目を覚まし、会話の中に入りこもうとしていた。 霊夢「中山…だっけ。 わざわざ賽銭をしに来てくれたのよね。 礼を言うわ」 中山「あ、ありがとう(…だ、第3の宗教家なのか!?)」 霊夢「アンタ達。元はと言えば、この子は私の神社に賽銭をしに来てくれた訳。 だから、そこから出て来た副産物は全て私のモノ。――っていうのが正しいんじゃないの?」 早苗「れ、霊夢さん…!(後から出ておいて…!)」 白蓮「なるほど、確かにそうかもしれませんね」 霊夢の言葉に、怒りを秘める早苗。白蓮は一方でその言葉に耳を傾ける。 しかし、白蓮の言葉はこれで終わりではなかった。 白蓮「ですが。 この5円玉のように、溢れだす力を持っているのは、 貴女でも、私でもなく、早苗さんでもない。――ですから、 力の帰属先は、――彼に決めてもらうべきではないでしょうか?」
[841]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/20(土) 22:51:57 ID:??? そう言って、三者は一斉に中山をみやる。 霊夢「…そうね。 どうせ私が選ばれるんなら、何でもいいわ」 早苗「…私も同感です。守矢の力を前に、断らない理由がありません」 中山「な、何が、いったいどうなっているんだ!?」 白蓮「つまりはこういう事です。 中山さん…。貴方には、幸運と大いなる意思を背景にした、とてつもない力を 持っています。そしてそんな力を持った人間が拠り所にしている神社、寺院というのは、 それだけで強力な信仰に守られるのです。 ――だから、私達は、中山さん? 貴方に、【貴方の拠り所となる信仰】を選んで欲しいのです。 博麗神社か、守矢神社か。それとも私の居る命蓮寺か」 早苗「そして当然、【信仰してくださるというならば、私達は貴方に、それに見合った力を差し上げます】」 霊夢「そういうこと。…私だったら、【ささやかな幸運】をあげるわ」 白蓮「では、私は地味ですが、【強靭な基礎能力】を差し上げます」 早苗「わ、私は中山さんに、【多彩な必殺技】をあげます! だから守矢に――」 中山「あ…あー。その、俺は…」 三者は三様に、中山に詰め寄ってくる。 いくら中山でも、こんな経験はしたことはなく、脂汗をだらだら流している。
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0ch BBS 2007-01-24