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【タイガー&】鈴仙奮闘記4【バニー】
[143]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:06:33 ID:??? ロッカールームを抜けて、フィールドに入ると。 実況「さあ、タイガースターズのメンバーがピッチに入場していきます!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 その周囲は、観客で満たされていた。 鈴仙「す、すごいお客さん…。大きな大会の決勝戦くらいかも――!」 観客「がんばれー、白蓮さーーーーん!!」「ほ、本当にあの伊吹萃香が出てるぞ! こりゃあこの試合、敵は無失点だな!」 「パチュリー選手は後半の出場か…」「レティさーん! 結婚してくださーい!!」「う、うどんちゃ…――」 観客達は思い思いに、白蓮を、萃香を、パチュリーを、レティを。 …そしてついでに鈴仙達を応援してくれている。 鈴仙「(まだまだ私の人気もまだまだだなあ…。でも、この試合で活躍すれば、きっと人気者になれる筈よ!)」 観客席には、人里の人間やその周辺に住む妖怪だけでなく。 様々な種族や身分の人妖が、噂の外来人の実力を。 そして、幻想の仲間達の実力を見極めに、観戦にやって来ていた。 魔理沙「…なあ霊夢。この試合、どっちが勝つと思う」 霊夢「なに、賭け? だったら乗るけれど」 真剣な眼差しで選手達を見つめる、白と黒を基調とした魔法使いらしいエプロンドレスに 身を包んだ少女――霧雨魔理沙と。選手等お構いなしに、 気だるそうに枝毛や巫女服のほつれをチェックしている少女――博麗霊夢もまた、その類の人間達だった。
[144]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:07:34 ID:??? 魔理沙「いや、賭けはしない。勝てる気がしないからな」 霊夢「…あっそ。じゃ、お昼寝してていいかしら」 魔理沙「襲うぜ」 霊夢「――殺すから、平気よ」 いつも通りの、殺伐としながらも間延びした会話。しかしその中にあっても、 魔理沙は決して選手達から目を離そうとはしない。 魔理沙「(――どんなライバルが現れようと。私は――負けちゃいけないんだ!)」 向上心が人一倍。…ともすれば病的に近いレベルにまで強い彼女にとって、今日の試合は文字通り目が離せなかった。 紫「……」 藍「――大丈夫なのでしょうか、紫様? あのような連中をのさばらせておいて。 しかも、それに刃向うメンバーも正直言って心許ない。もしも負けたりしたら――」 紫「藍」 藍「はい、紫様」 紫「…生まれ持った牙が少し鋭いだけで、猛虎になった気分でいる仔猫如きに。 私の。――私達の幻想郷は壊せない。猫は如何に強く賢しくなろうとも、 本物の虎や龍には勝てないのと同じように」 藍「は、はあ…(――良く分からないが、紫様はこの試合、ヒューガーズの負けを 予言しておられる。…つまり、彼らは負けるのだろう)」 紫を信じて疑わぬ藍。そして、今ここにある『幻想』を信じて疑わぬ紫。
[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:08:40 ID:??? 反町「……(――俺は、行けなかった。あのフィールドに。日向の敵としても、味方としても。 ――こんな臆病な俺は。本当に日向が居なくなるだけで言いたい事が言えるようになるのか…?)」 自分の信念と在り方に疑問を抱きながら、僅かな勇気を振り絞って一人観戦に向かう反町。 この試合は、彼にまた一歩を踏み出す為の「何か」を与えてくれるのか。 神奈子「…へえ。人里もこのキャパで良くやるもんだ。――こうなるんだったら、 先にヒューガーと手を結んで、モリヤスタジアムで興業を行わせれば良かったよ」 早苗「――そのヒューガーから事業提携を求められて断ったのも、神奈子様でしょうに」 神奈子「ああ。だって、この企業の勢いは凄いけれど、長続きはしないだろうから。 ガバナンスは的確だけど、それもこの社長一人の影響力なんだな、ってすぐにわかるし、 それでも上手く回ってるから、それ以外のタテヨコのラインが滅茶苦茶でも直そうとしない。 ――典型的な、バブル期の成金企業だね、これは」 諏訪子「かーなーこー。神奈子のだ〜い好きな「オシゴト」の話は 私の前ではつまんないから慎め、って言ったじゃん!」 神奈子「ごめんごめん。ついどうしても気になっちゃってね。 ――ま、試合さえ始まれば、私だって戦力分析に協力するから」 守矢みらくるずの中核選手達もまた、分析は絶やさない。これこそが彼女達の勝機に繋がるのだから。
[146]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:09:47 ID:Ee4J6h32 ――様々な人妖が見守る中。鈴仙が嬉しかったのは当然…。 鈴仙「(――あ、あれは…!!)」 鈴仙は観客席の一番フィールドに近い場所に、愛嬌のある字で、 「 が ん ば れ 〜 せ ん 」 と書いてある小さな応援旗を掲げてくれている人だまりを見つける。 鈴仙「(…きっとルナティックスの皆が、私を応援しに来てくれたんだわ! う、ううっ! そう考えたら涙が…!)」 改めてその人だまりを見ると、そこには…? 先着1名様で、 ★鈴仙のサポーター→!card★ と書き込んでください。数値で分岐します。 ダイヤ→ハート+永琳「――ウドンゲ。今日は一観客として、貴女の活躍を見させて貰うわ。――仕事? …まあ、たまには良いじゃない」 ハート→スペード+パスカル「なんとかここまで来たぜ、レイセン!」輝夜「……(返事が無い。ゲームに熱中しているようだ)」 スペード→クラブ+慧音「やあ鈴仙。今日は悔いのないようにな」妹紅「試合出ない分、沢山応援するからね!!」 クラブ→てゐ「れいせ〜ん!」ウサギA「頑張って、鈴仙様!!」 クラブA〜6→勇儀「あれ? 『がんばれかせん』って書いたのに。字が掠れてるじゃないか!」 JOKER→ダイヤ+依姫「八意様の前で失態は万死に値しますよ、古いレイセン!」豊姫「フェムトの力でサポートしたげるわ〜」
[147]森崎名無しさん:2013/05/17(金) 23:10:33 ID:??? ★鈴仙のサポーター→ クラブ6 ★
[148]森崎名無しさん:2013/05/17(金) 23:11:28 ID:??? 妖怪いちたりない「がんばれかせん」
[149]森崎名無しさん:2013/05/17(金) 23:22:37 ID:??? う〜ん、さすがに今回は不利判定範囲広すぎじゃない? てゐとウサギAもいないというのはちょっと・・・
[150]森崎名無しさん:2013/05/17(金) 23:25:46 ID:??? 来てないとは書いてない
[151]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:30:10 ID:??? ★鈴仙のサポーター→ クラブ6 ★ クラブA〜6→勇儀「あれ? 『がんばれかせん』って書いたのに。字が掠れてるじゃないか!」 鈴仙「(ウフフ。もうてゐったら、『がんばれ〜せん』だなんて、恥ずかしいんだから)」 「がんばれ」と「れーせん」を掛けてある、てゐなりの(ひょっとしたらウサギAかしら?ウフフ…) 可愛らしい冗談だなあと鈴仙は思って。そんな彼女達がやけに愛おしく思えて。 おもむろに観客席に駆け寄る鈴仙。 鈴仙「えっへへ〜。てーゐっ。これな〜んだ!?」 鈴仙はニヤケ顔を張り付け、てゐに向かってドヤッと腕のキャプテンマークを見せる。 きっと驚いてくれるだろう。ウサギAはもっと尊敬してくれるかもしれない…。 そんな下心も交えながら、旗を掲げた彼女は…。 勇儀「おっ。力試しかい!?」 若干驚きながらも、しかし嬉しそうに自分に向けて拳を振り上げた鈴仙に呼びかける。 鈴仙「(えっ…。てゐ、何時の間にこんなに大きくなっちゃったの? なんか髪も金色だし、 兎なのに鬼みたいな角生やしてるし…。って、ん? んんっ!?…)」 勇儀「どうしたんだい! 急に黙って。 やるのか。やらないのか! どっちだい!!!」 鈴仙「―――す、すすすすすすすすすすすすすすすすすっすすうすすすすうすすすすうす(ry すみません!! ひひひひひひひひひひひ人違いでしたーーーーーー!!!!!!」 ドッピュウウウウウウウウン!! 脱兎の如く逃げ出し、辛うじて九死に一生を得た鈴仙だった。
[152]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/17(金) 23:31:32 ID:??? 勇儀「なんだったんだい、あの子は…って、あれっ?」 勇儀はここで気づく。 自分の書いた華仙への応援旗「がんばれかせん」が。 勇儀「あれ? 『がんばれかせん』って書いたのに。字が掠れてるじゃないか!」 …間違っていると言うことに。しかも。 萃香「あのー、勇儀? 多分、今日の試合アイツは出ないと思うよ? 私居るし…。 あの子、多分私達の前に好き好んでは出てこないだろうから…」 勇儀「ええ〜っ!? 何だい、そりゃあ! こりゃあ天狗のデタラメ新聞に騙されたな! まったくあの嘘つき共め! 今日という今日は容赦しないよ!」 …その間違いが、全くの徒労だったということに。 *狂気的な勘違いが発生したため、狂気度が少し上昇します。23→25
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0ch BBS 2007-01-24