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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[275]代理です。:2013/10/30(水) 23:54:59.84 ID:R7VaNLf4 放送「しかしこれも防がれました!まだ得点は…あっと、これをフォローしたフライハイトくん ドリブルで上がり始めた!攻められっぱなしに堪らずオーバーラップで打開を図ったか?」 サンタマリア「(唯一のブロッカーであるフライハイトが上がってきたか…奪えばチャンスだ!)」 フライハイト「(…ドリブル勝負は危険だ。パスがベターだが、ベストな選択は…)」 この時フライハイトは自分がブラジル陣内まで攻め込むつもりはなかった。 パスで味方に託すか、それ以上の事が出来る様味方がフォローしてくれる事を期待していた。 カルツ「フライハイト!俺にやらせろ!」 フライハイト「…ナイスフォロー」 クルッ! ダダッ! サンタマリア「なっ…カルツが!?」 カルツ「(ブラジルユースめ…認めるぜ。お前らは上手い。嫉妬が堪え切れない位にな。 基本も技術も両方とも俺より上だ…だが上手いイコール強いイコール勝てるじゃないんだぜ)」 彼の期待にはカルツが答えた。小柄さを利用してフライハイトを遮蔽に使い、 サンタマリアの視線から隠れてフライハイトの後を追っていた。 それを察したフライハイトはボールを置き去りにしながら反転し、 カルツに攻撃を託して自分は守備に戻って行った。
[276]代理です。:2013/10/30(水) 23:55:36.60 ID:R7VaNLf4 カルツ「(強い奴が勝つんじゃない、勝った奴が強いんだ!ってのはウチのキャプテンの座右の銘でな。 俺はその心がけで何もかも俺より上を行く天才に勝った事がある。今回もそうさせてもらうぜ!)」 サンタマリア「くっ、マウリシオ!フォローを…」 カルツ「遅いぜよ!」 ガガガガッ! ドゴオッ! サンタマリア「ぐはぁ!」 不意をつかれたサンタマリアはカルツを止める事が出来ず、自陣内への突入を許してしまった。 ブラジルユースの守りにほころびが出来た瞬間だった。 放送「いや、カルツくんだ!サンタマリアくん吹っ飛ばされた!ドイツ、業を煮やしたか強引な攻めだ!」 翼「カルツが上がってきた…!」 若林「開き直ったか…だが、さっきからカルツは守備であまり貢献出来ていなかった。 ならいっそ攻撃に転じた方が良いかも知れん。なによりカルツはノーマークには出来ない選手だ」 日向「…おい赤井。ブラジルのGKの一対一能力はどんなモンだ?」 赤井「えっ?えーと、ゲルティスは…そうですね、ヘルナンデスに一段劣る位ッスよ。 もしカルツに一対一に持ち込まれちゃったら割とあっさり失点するかも…」 ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! 観客「おいおい、攻められているじゃないか!」「早く止めろよ!失点するんじゃない!」
[277]代理です。:2013/10/30(水) 23:56:48.42 ID:R7VaNLf4 ジェトーリオ「もう、何やってるのさ!マウリシオ、マーク代わって!フリーにしなきゃいいから!」 マウリシオ「お、おう!」 ゲルティス「シュナイダーとマーガスのマークを外すな。カルツの突破にも備えろ。 カペロマンとポブルセンは撃たせてもいい、俺が止める」 ドトール・アマラウ・ディウセウ『おう!!』 シュナイダー「(対応はしているが、焦り出したな…完璧な守りなどない。 相手がリスクを覚悟すれば尚更の事だ…いける!)」 ここでブラジルは堪らずジェトーリオがカバーに入り、カルツを止めに行こうとした。 このままカルツにみすみす一対一の機会を与える訳にはいかないと言う判断による行動である。 だがカルツが狙っていたのは自力の得点ではなかった。 カルツ「(よし…いい感じに乱戦になってきたぜ。マーガスの位置を確認して…今だ!)」 ボコォン! ディウセウ「おっ、ロブか!アマラウ、オラと来てくれ!」 アマラウ「分かっていらァ!…えっ!?」 カルツ「おっと、ごめんよっと」 アマラウ「て、てめェ!」 ゲルティス「(…計算外!)」
[278]代理です。:2013/10/30(水) 23:57:21.32 ID:R7VaNLf4 カルツの狙い。それは自分のドリブルでブラジルの守備をかき回してからマーガスを使う事だった。 無論ただ単にマーガスに上げるだけではアマラウとディウセウの二人がかりにやられる確率が高い。 放送「カルツくんボールを横に浮かせた!これにマーガスくんが合わせに… あっと、クリアに行っているのはディウセウくんだけだ!?アマラウくんダッシュが遅れている〜っ!!」 ディウセウ「いっ!?オラだけかよ!」 マーガス「(すまんカルツ!これだけお膳立てされたんだからやってみせる!)」 よってカルツは狭いチャンスエリアに駆け込み、タイミングと位置関係を吟味してからボールを浮かせた。 彼自身の体が障害物となり、アマラウが一瞬だけダッシュが遅れてしまう様にして。 バッ! バッ! ディウセウ「やべっ!キャ!ノ…」 マーガス「無駄だッ!俺は世界一のポストプレイヤーだ!」 ガゴゴゴォオッ!! ドガアアッ! ディウセウ「んぐぁああああ〜っ!!?」 マーガス「後は頼むシュナイダー!」 全てはシュナイダーに絶好のチャンスでシュートを撃たせる為である。 放送「ディウセウくん吹っ飛ばされた!ドイツのポストプレイが…成功してしまったーーーっ!!」
[279]代理です。:2013/10/30(水) 23:58:08.44 ID:R7VaNLf4 シュナイダー「(よくやってくれた、皆)」 グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! ドトール「いかん…間に合わない!」 アマラウ「くそっ、やってやるよ!やりゃあいいんだろ!」 ゲルティス「(ネオファイヤーショットによってゴールを奪われる確率…51%!)」 放送「シュナイダーくん振りかぶる!ネオファイヤーだ、ネオファイヤーが来ます!」 観客「ギャーーー!!」「守れゲルティス!」「何とかしろォ!」「何やってんだ!」 シュナイダー「ここで決める!ドイツユースのキャプテンとして先制点を奪う!」 森崎「………」ゴクリ シュナイダー「 N E O F I R E ! ! ! 」 ズワッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!
[280]代理です。:2013/10/30(水) 23:58:40.64 ID:R7VaNLf4 ギュグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! ドガアアアアアッ! アマラウ「ぐべがーーーっ!!」 ゲルティス「…ハァアアアア!」 バッ! シュィイイイイイイイン…! ガシィイイッ!! シュナイダー「!!」 ギュルギュルギュルギュルギュル…! ゲルティス「(威力…想定以上!推進力…不足!握力で補填…不可!!)ガ、ァッ!」 バチィイイッ! ギュパァーーーーーーン! ドゴォオオオオッ! ポン、コロコロコロ… シュナイダー「…ふぅ」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 前半27分、シュナイダーのネオファイヤーショットがアマラウを吹き飛ばした後に 一度はキャッチに成功しかけたゲルティスの両手を弾き開かせてブラジルゴールを突き破った。
[281]代理です。:2013/10/30(水) 23:59:40.20 ID:R7VaNLf4 . ブラジル 0−1 ドイツ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 10ゴール ストラット 9ゴール シュナイダー、日向 8ゴール カルロス、ディアス 6ゴール ザガロ 5ゴール 火野、ビクトリーノ 4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ 3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ 2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉 1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、 カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト アルシオン 5アシスト サンタマリア 4アシスト 岬 3アシスト マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、 2アシスト カペロマン、カルロス、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ 1アシスト カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、シェスター、 バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ .
[282]代理です。:2013/11/07(木) 12:16:15.48 ID:B+O3NuhO ドイツが先制ゴールを決めた瞬間、ほんの僅かな間だけ競技場の時間が止まった。 放送「ゴ…ゴ〜〜〜ルゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!! 前半27分、シュナイダーくんのネオファイヤーショットがブラジルゴールを突き破りました! 攻めに攻めまくっていた筈の矢先のまさかの失点!ブラジル、カウンターで先制されてしまいました〜!」 ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「なっ…何やってんだーーーっ!」「バカヤロー!あっさりカウンターさせやがって!」 「あれだけ押していたのに何で先制されているんだよ!」「油断しているからこうなるんだ!」 無論それが長く続く訳もなく、動揺しながらの実況が放送されると共に観客が悲鳴混じりに 怒号を上げ、彼らの期待を裏切ったブラジルユースを糾弾する。 ブラジルの先制点は時間の問題だと思われた所に逆に先制されてしまっては彼らの怒りも 無理のない事であり、中立の立場の全日本ユースの選手達も大きな驚きに満たされていた。 日向「…ドイツが先制しやがったか。それも良い時間帯だ」 三杉「ブラジルに隙があった…と言うよりは、ドイツがじっとカウンターチャンスを 伺っていたんだろうね。フライハイトとカルツの働きが絶妙だった」 松山「マーガスも2人がかりじゃなければ抑えられなかったのが大きいんじゃないか?」 若林「マーガスはそれ位はやってくる。一番大きいのはシュナイダーのここぞと言う時の 勝負強さだ。ここで決められなかったらこれ以降の試合展開の天と地程の差が出ていただろうよ」 中山「キープ率やシュート数の比較で思える程ブラジルが圧倒していた訳でもなかったんだな…」 森崎「へっ、どうだ翼。見事に俺の言った通りになってきたぞ」 翼「何を勝ち誇っているのさ。ブラジルがこの程度で参る訳がないだろう?本当の勝負はここからだ」
[283]代理です。:2013/11/07(木) 12:16:47.70 ID:B+O3NuhO ルディ「(よしっ…よし!我慢勝ちだ!良い精神力だ、皆!これでぐっと戦いやすくなる!)」 ロベルト「(えっ?あれ?何でいきなりゴールされているんだ〜〜〜!? い、いや落ち着けロベルト。たった1点、たった1点だ。すぐに取り返せる…よな?)」 無論両チームの監督も心を動かされない訳がなく、ルディは劣勢に晒されながらも 耐え忍んでから掴んだチャンスをモノにした選手達を誇りに思い、 逆にロベルトは混乱しながらも必死に冷静さを装い口を閉ざしていた。 そしてもう一人、このゴールで心を乱された者が居た。 コインブラ「(…それ見た事か)」 ブラジルユースベンチで腕組みをしていたコインブラである。 コインブラ「(ドイツのミューラー相手にあの程度のシュートを連発してもゴール出来る確率は高くない。 ねじ込みを狙うにしても、ミューラーは飛び出しが強いしクリアの得意なフライハイトも居る。 下手な鉄砲数撃ちゃ当たると言っても、その間に大砲を当てられては何の意味も無いだろうに…)」 昨夜、自分の力なしではドイツが勝つだろうと予想していたコインブラは今 腕組みをしながら苛立ちに顔を歪めていた。双方の戦力を比べた上でブラジルユースの戦術を 考慮した結果、自分が懸念していた通りにブラジルがやられていく。 実に不愉快な光景だった。 コインブラ「(このままでは前半中にドイツがもう1点取るかも知れん。 カルロス達が焦って前がかりになれば、ドイツは確実にそれを突いてくるだろう… なによりシュナイダーはまだ何か見せていない切り札を隠している気がしてならん)」 彼の視線の先ではちょうどシュナイダーがブラジルゴール前から引き上げる所だった。
[284]代理です。:2013/11/07(木) 12:17:19.96 ID:B+O3NuhO ゲルティス「……………」 シュナイダー「(なんだコイツの目は…俺を観察しているのか?)」 見事先制点を上げたシュナイダーだったが、クールな彼は派手な ゴールパフォーマンスをせず短くガッツポーズをして息を整えるだけだった。 それが幸いし彼はゲルティスが自分を無表情に見つめている事に気付けた。 ゲルティス「(データは取れた…もう0.2秒早く反応すればいい)」 シュナイダー「(この目…ゴールを奪われた悔しさが何処にもない。だが怯えも全くない。 次こそ止めてみせると言う闘志すらない。まるで機械が別の機械をチェックしている様だ… となると、長時間こいつに観察する時間を与えるのは良くないな)」 ゲルティスは異様な程に冷静にシュナイダーを見つめていた。 それに不気味な脅威を感じたシュナイダーはさっさと自陣に戻り、仲間達と合流する。 マーガス「ナイスゴール、シュナイダー!流石だぜ!」 カルツ「ちゃ〜んと期待に応えてくれたのう。バクチに出た甲斐があったぜ」 カペロマン「全く、何時も何時も美味しい所持っていきやがって」 シュナイダー「…喜びすぎるな。これでやっと互角になった位だ」 メッツァ「えっ?これで互角?」 当然チームメイト達は先制点を大喜びしていたが、シュナイダーはそれを一喝して冷ました。
[285]代理です。:2013/11/07(木) 12:18:05.78 ID:B+O3NuhO シュナイダー「リードは出来たが、カウンターを成功させただけでは戦況は変わらない。 シュート数もキープ率も向こうが圧倒していると言う現実は変わらないんだ」 シェスター「そうだけど、リードされたらあいつ等も萎縮するんじゃないか? もしくはそれを乗り越えようとして、逆に前がかりになるんじゃないか?」 シュナイダー「後者はまだしも、前者は期待できない。こっちに戻ってくる間に 見てきたが、奴らは殆ど動揺していない。元々点を取って勝つつもりだったんだ、 先に一点取られても大した問題じゃない…その思いが奴らを支えている。それともう一つ」 カルツ「なんだ?…あ、さっきゲルティスと睨み合っていた時の事か?」 シュナイダー「そうだ…いや、違うな。あいつは睨んできてなどいなかった。 俺の全てをまるでコンピュータの様に分析していた。恐らく、次にネオファイヤーを 撃たれた時にどうやって止めるかをシミュレートしていたのだろう」 ポブルセン「グダグダ長いんだよ。だったらどうするってんだよ」 シュナイダー「策はある。フライハイト、チャンスだと思ったら上がってきてくれ」 フライハイト「…アレを使うのか?」 シュナイダー「そうだ。ネオファイヤーを止められる自信があるのなら… わざわざそれに付き合う必要もない。最適な手段を使って2点目を取り、奴らの心を折る」 フライハイト「…分かった。だが何時チャンスが来るかは運が絡む。辛抱強くあってくれ」 シュナイダー「そのつもりだ。皆、これまで以上に強い精神力で戦うぞ!」 ドイツメンバー『おう!!!』
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0ch BBS 2007-01-24