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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[325]代理です。:2013/12/06(金) 00:32:21.89 ID:dk6JOTb3 トニーニョ「くっ…まだ入らないのか…」 ミューラー「ふー…」 放送「しかし…ダメです!ミューラーくんのミョルニル炸裂!トニーニョくん通常の ドライブシュートではなく斜め回転のフライングドライブを撃ちましたが、 それでもドイツの雷神には通用しなかった!何という難攻不落ぶりでしょうか!」 観客「だああああ、また防がれた!」「畜生、もっと強力なシュートは撃てないのかよ!」 ドイツメンバー「よーし、流石ミューラー!」「その程度じゃ通用しないぜブラジル!」 森崎「トニーニョのフライングドライブか…まああいつキック力大した事ないしな」 翼「(ブラジルユースはもっと強力なシュートを用意してこなかったのか? チームにゲルティスが居る以上、どれ位のシュートなら世界最高クラスのGKを 現実的な確率で破れるか分かっていなかった筈はないだろうに…本当に数を撃つだけなのか?)」 だがシュートに持っていけても肝心のシュートが悉く防がれる。 いずれはミューラーもミスをするかも知れないが、このままでは逆転は至難の業。 誰もがそう思っていた。 ブラジルメンバー「(良い気になりやがって…)」「(大丈夫だ。必ず作戦の効果は出る!)」 ゲルティス「(………恐らく、次だ。次のシュートで…)」 ブラジルユースの選手達以外は。
[326]代理です。:2013/12/11(水) 08:19:26.82 ID:8mHjKc2b バッゴォオオオオオオン! 放送「ミューラーくんのゴールキック!これは前線に一気に届けるハイボールだ!」 ドイツは再びマーガスのポストプレイからのカウンターを狙った。 ディウセウ「わりっ、ちょっと息切れだ。ドトールカバーしてくれ」 ドトール「そう予想していた」 アマラウ「行くぞドトール!」 マーガス「よし、ディウセウが来ないなら…!」 ドドドッ! バッ!バッ!バッ! ガシィイイイン! アマラウ「甘いなァ!」 バシィイイイイイイン!! マーガス「なにィ!?」 放送「しかし今回はアマラウくんが競り勝った!そうそう何度もポストプレイが成功する物ではありません! このこぼれ球はサンタマリアくんがフォロー!まだブラジルの攻撃は続きます!」 観客「シュートを跳ね返されてカウンター食らうのは見飽きたぞ!」「いい加減何とかしろー!」 これはアマラウが競り勝った事で失敗に終わり、再びブラジルが攻撃権を得る。
[327]代理です。:2013/12/11(水) 08:20:01.95 ID:8mHjKc2b サンタマリア「(何とか、か。確かに何とかしなくてはならないな)」 ポブルセン「考え事してんじゃねえ!」 カペロマン「お前なあ、奇襲なら黙ってやれよ」 サンタマリア「(まずはこいつらからだ。どうせカペロマンは守備はサポートする気しかない)」 シュッ! カペロマン「うおっ!?」 ポブルセン「てめえ、逃げんな!」 サンタマリア「(よってまずはカペロマンに近寄り、手柄を焦るポブルセンを怒らせ)」 パコッ! カペロマン「わっとっ!?」 ポブルセン「おいっ!?」 サンタマリア「(二人の中間、ややカペロマン寄りの位置にボールを蹴りだし)」 ダダダッ! カペロマン「なっ…やられた!」 ポブルセン「クソがっ!」 サンタマリア「(”お見合い”を誘発させてから一気に抜き去る!)」
[328]代理です。:2013/12/11(水) 08:20:52.10 ID:8mHjKc2b 次にサンタマリアが頭脳的なドリブルを駆使し、前線に切り込んだ。 こうして再びブラジルがシュートチャンスを得、今度はどうするのかが注目される。 放送「サンタマリアくん二人抜き!良い位置に駆け込んだ!さあここからパスを出すのか、 それとも自分で撃ちに行くのか?しかし最早攻撃パターンはあらかた試されつくした感が拒めません!」 松山「ブラジルは次はどうするんだ?もうドイツも慣れてきた感があるぞ」 三杉「大きな切り札がない限りは、ドイツの油断を待つしかなさそうだが…」 岬「切り札を持っているとしたら、カルロス・サンターナかな?」 ドイツメンバー「(来るなら来い)」「(何度でも防いでやる)」 ミューラー「(さあ、次はどいつが撃ってくるんだ?)」 サンタマリア「………」 タタッ… ガコッ! ドイツメンバー「えっ」「なんだ!?」 ここでサンタマリアがしたのは走りながらの突如のバックパス。そこには誰もシューターは居ないかと思われた。 ダダダダッ! ジェトーリオ「チャ〜ンス♪」 だが実際にはジェトーリオがマーク無しで走り込んでいた。
[329]代理です。:2013/12/11(水) 08:21:33.19 ID:8mHjKc2b 放送「おっとここでサンタマリアくんヒールパス?これを受けたのは…ジェトーリオくんだ!」 グワアアアアアッ! 放送「ジェトーリオくん振りかぶる!得意のドライブシュートか?」 ジェトーリオ「いけェーーー!!」 バシュゥウウウウウウウウウウウウウッ!! ギュルルルルルルル! 翼「ドライブシュート!…いや、本当にただのドライブシュートだな」 若林「あの程度じゃミューラーにはまず通用しないだろうに…」 ジェトーリオは撃った。得意のドライブシュートを。フリーで撃てた分勢いはあったが、 それでもミューラーを脅かせるとは思い難いただのドライブシュートであった。 ミューラー「…フンッ!」 バッ! バコォオオオオオオオオオオン!! そしてそれは当然の様に悠々とパンチングで跳ね返された。大抵の者はこう思っただろう。 無駄撃ちになった。やはりあの程度のシュートではミューラーのセービングは破れないと。 ブラジルメンバー『!!!』 だがブラジルユースの選手達だけはミューラーのセービングに違う物を見た。 それはすなわち、彼らが待ち望んでいた勝機と希望だった。
[330]:
[331]代理です。:2013/12/12(木) 08:20:48.46 ID:pq4C9zD9 カルロス「(来た!ゲルティスが正しかった!今のセービングを見て確信した!)」 この勝機に誰よりも激しく真っ先に食いついたのがカルロスだった。 ブラジルユースキャプテンとしての不屈の闘志と 世界屈指のストライカーとしてのゴールへの嗅覚両方が彼に叫んでいた。 こここそが勝負所であり、ここで得点しなければならないと。 放送「ダメだ〜〜〜っ!不意打ちのドライブシュートも通用しない!これまたパンチング! そうこうしている内にもう前半44分!このままドイツの2点リードで後半を迎えてしまうのか!? このこぼれ球はヨハンセンくんがフォローします!」 ヨハンセン「よし、カルツ!」 バコッ! カルロス「(ハーフタイムには逃げさせない!前半終了間際のこのタイミングで勝負だ!)」 バッ! グルルッ! パシッ! ヨハンセン「なにィ!」 放送「あっと、ここでカルロスくんがムーンサルトパスカットで華麗にパスカット! まだだ、まだブラジルの攻撃は終わりません!前半終了間際の猛攻は実を結ぶか!? ミューラーくんは既に立ち直っていますが得意のミラージュシュートを決めて欲しい所!」 観客「今度こそ決めろーーーっ!!」「ミラージュシュートをぶちかましてやれェ!」 カルロスは自らボールを奪い、僅かに駆け込んでから足を思い切り振りかぶった。
[332]代理です。:2013/12/12(木) 08:21:25.30 ID:pq4C9zD9 カルロス「いくぜ!」 グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ミューラー「!!?」 その時ミューラーは予感した。今までよりも強力なシュートが来ると。 シュナイダー「(何!?振り足が今までとは違う!)」 フライハイト「(ミラージュシュートではない…!)」 森崎「(うおっ!?この感覚は…!)」 翼「(カルロス!何かやるつもりだな!)」 他にもカルロスが何か切り札を切った事を感知した者は居た。 だが立ち向かえるのはミューラー一人だった。 カルロス「ファントムシュート!!」 ブワッギュゥウウウウウウウウウウウッ!!! ギュゥィインギュゥィインギュゥィインギュゥィイン…! .
[333]代理です。:2013/12/12(木) 08:21:58.85 ID:pq4C9zD9 左右にぶれながら緩やかなカーブを描くそのシュートは一見 ザガロのダブルイールやカペロマンのサイドワインダーに似ていた。 速度はそれらより少し上だったが、ネオファイヤーには明確に劣る。 ミューラー「(…違う!これはただの横ブレじゃない!)」 バッ! だがミューラーはこれがただ単に左右にぶれるだけのシュートではないと予感し、 油断なく全力でセービングに行った。 ブワァアアアアアアアアアアア…!! ミューラー「(…こんな変化かよ!?)」 彼の予感は当たった。 ファントムシュートはミラージュシュートよりも更に幾重にも分裂し、 広範囲のボールの雲を作ったのだった。 今のミューラーには半分以上のボールが残像だと看破出来た。 だが残ったボール数個の内どれが本物かまでは見極められなかった。 ブンッ… ミューラー「くっ…くそォオオオ!!」 当たりさえすれば、の思いで振り下ろした腕にボールがかする事は無かった。 バリィイッ! トントントン… ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! .
[334]代理です。:2013/12/12(木) 08:22:31.54 ID:pq4C9zD9 . ブラジル 1−2 ドイツ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 10ゴール シュナイダー、ストラット 9ゴール カルロス、日向 8ゴール ディアス 6ゴール ザガロ 5ゴール 火野、ビクトリーノ 4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ 3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ 2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉 1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、 カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト アルシオン 5アシスト サンタマリア 4アシスト 岬 3アシスト マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、 2アシスト カペロマン、カルロス、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ 1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、 シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ .
[335]代理です。:2013/12/17(火) 13:15:37.62 ID:U0V23mBA ドイツメンバー「あ…」「そ、そんな…」 ブラジルメンバー「よ、よし…!」「やっと…!」 どんどん先細りしつつあったブラジルユースの命運を盛り返す起死回生の一撃が決まり、 スタジアムがほんの短い間だけ静寂に包まれる。 グッ! カルロス「見たか!これが世界を制する為に編み出した俺の切り札、ファントムシュートだ!!」 ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! それは天高く拳を突き上げたカルロスの雄叫びをキッカケに破られた。 放送「決まった!ゴール、ゴール、ゴォオオオオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜ルゥウウウ!!! 前半ロスタイム直前にカルロスくんの新必殺シュートが炸裂!その名はファントムシュート! ミラージュシュートを上回る恐るべき分裂ぶりでドイツの雷神を惑わしたのです! 0−2のまま終わってしまうかに見えた前半終了間際のこの一撃はブラジルの息を吹き返す 値千金の会心の一撃と言って良いでしょう!意地を見せましたカルロス・サンターナ!」 観客「よっしゃあ!」「ようやくかよ!」「信じていたぞ我らがカナリア軍団よ!」 「やっとミューラーがミスしやがったぜ!」「違う、カルロスがやってくれたんだ!」 「このまま後半さっさと逆転しろよ!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」 ロベルト「(ふーっ…ようやくやってくれたか。本来は後半まで出さない筈だったんだけどなあ)」 コインブラ「(やっと1点か…だがこれで勝てる訳じゃない。どうするつもりなんだ)」 ルディ「(うぬっ…まだ大きな切り札を隠し持っていたとは…この1点は仕方がないな)」
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0ch BBS 2007-01-24