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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】
[168]森崎名無しさん:2013/06/30(日) 09:33:51 ID:??? か【佳】 1 姿形が整って美しい。 2 すぐれている。りっぱな。 「歩みが佳(よ)い」=しっかり努力してる、ドリブルが上手いなんかにも通じるね
[169]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/30(日) 22:47:36 ID:??? 皆さんの多数のご参加のお陰で、ウサギAの名前が「因幡 佳歩」となりました。ありがとうございます。 ですが申し訳ない事に、ちょっと本日は更新できなさそうです。 明日は通常通り夜に更新していきます予定ですので、また参加して頂ければと思います。 >>168 確かにウサギAの性格や特徴にも合った、素敵な名前ですね…。 これからも彼女には鈴仙の相棒(?)として、鈴仙と共に佳く歩んでいって欲しいですね。
[170]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2013/06/30(日) 23:09:49 ID:??? 凄く今更ですが新スレおめでとうございます〜! 中山さんが良い感じで活躍してて中山さん好きとしては嬉しいですね! 勿論、主人公の鈴仙さんにも期待してますけど、鈴仙さんはいつも 何処かでオチをつけてくれそうな気がして安心出来なかったりもw そしてついにウサギAが名無し卒業!ヒロイン補正もありそうですし、 佳歩ちゃんのこれからの活躍に期待大です! このスレでも、鈴仙とウサギ達の活躍をお祈りしております!
[171]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:21:04 ID:??? こんばんは。少し遅れましたが今日も更新をしていきます。 >>キャプテン霊夢さま 新スレの乙をありがとうございます!!全然今さらではないですよ! 中山さんは、実力的にはまだまだ永琳やパスカルには及びませんが、判断力とか戦略的な面では活躍出来ていますね。 もしこれで彼が本スレばりの成長をしたら、もう鈴仙が要らなくなるかもしれませんw 鈴仙は……たまに(別の意味で)美味しい目を引くだけなんです……。 ウサギA改め佳歩の活躍は……まだまだ未熟なキャラでもあるのでこれから次第でしょうか。 霊夢さまのスレでの鈴仙とウサギ達……が活躍したらマズイですねw ですがそちらの鈴仙が見事鼎ちゃんのゴールを割り師匠らしさを見せる所が見たかったりします(爆) 中々私生活がお忙しいようですが、無理の無い範囲で、更新をして頂ければ 一ファンとしてはとても嬉しいなあ…と思っています。これからも鈴仙達を宜しくお願いします!
[172]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:22:46 ID:??? E:因幡 佳歩 鈴仙「―――佳歩」 ウサギA「………?」 鈴仙はピタリ、と控室へ向かう歩みを止めてウサギAの丸くて大きい瞳を見て……呟く。 ウサギAの瞳に移る鈴仙の表情は――微笑んではいたが、少しぎこちない。 ひょっとしたら我ながら、照れくさがっているのかも知れないと鈴仙は思う。 鈴仙「あ…あー。 ウサギAちゃん――って呼ぶのもちょっとどうかなあって思ってね。 ――呼び方とか考えたいなあって思ってたんだけどさ。 そしたら、『佳歩』とかどうかなって…」 ウサギA「……佳歩、ですか? 私が――?」 鈴仙「ええ。 貴女だけに、ってなると他の子に贔屓してるって思われるかもしんないけど。 私達って、ずっと一緒にサッカーとかして来たから。 だから、他の子達とは違う、特別な名前が欲しいなって思ったの。 で、それならどんな名前かなあって考えててね……。 それで考えたのが、佳作の『佳い』に、『歩く』で佳歩。 Aちゃんとは一緒に特訓したり試合を見に行ったりしたけど どれも佳い方向に私を導いてくれた。 だからこれからも私と一緒に歩いて来て欲しいな、 って意味で名前を考えたんだけど……迷惑、だったかしら?」
[173]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:24:19 ID:??? 鈴仙は自分のセリフに気恥ずかしさを覚える一方……少し後悔していた。 永遠亭の主である姫様や、自分なんかよりも文字通り桁違いに長く 地上の兎を従えて来たてゐを差し置いて、彼女と少しばかり親しいからという理由で 自分がこの子に名前をつけようとするなんて、おこがましいのではないかと。 ウサギA「鈴仙さま……?」 鈴仙「――う、ううん! ご、ごめん。 何でも――」 ……やっぱりやめよう。 彼女に名前があろうとも無かろうとも、ウサギAはウサギA。 鈴仙の良き理解者であり、相棒であり、味方であってくれる「彼女」という存在は変わらない。 先ほどの発言をそう撤回しようとした鈴仙は―――。 てゐ「いんや。 いいんじゃないか? ねえ、『佳歩』?」 ……鈴仙の良き理解者であり、相棒であり、味方である(たまに落とし穴に落としてくるが……) もう一人の妖怪兎に遮られるのだった。
[174]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:30:02 ID:??? 〜永遠亭ルナティックス・ロッカールーム〜 ウサギB「うわあ〜! いいなあ、佳歩ちゃん! 鈴仙様に名前考えてもらったなんて!」 ウサギC「へっへ〜。 私ももうすぐそっちに行かせてもらうよん、佳歩!」 輝夜「――『佳』く、『歩』む者か。 イナバにしては、中々普通に良いネーミングじゃない! (あ……アレ? ここは私がカリスマにこの子に名前の入った紙を手渡すシーンじゃなかったの…?)」 永琳「ウドンゲにしては普通ね……私はてっきり『兎詠=零式(ウサギイル・パエーゼ・A)』とかかと思ってたわ」 鈴仙「………やめて下さいよ、姫様、師匠ぉ…(わ、私のスペルカードへの当てつけ!?)」 パスカル「思いつきではなく、レイセンがしっかり考えたのが伝わってくる、良い名前だな。 言葉には言霊が宿る。 こいつはきっと、レイセンの期待に応えて佳い道を歩んでくれるだろうよ」 中山「(言霊とか…。 良くわからんが普通のアルゼンチン人が思いつく表現か? ――こっちに来て詳しくなったのか、それとも日本フリークなのだろうか)あ、ああ。 そうだな」 慧音「『良い』では無く、『佳い』を使うとは中々良い表現だな。 良いには無い、出しゃばらない美しさとひたむきさが出ていると思うな。 良い名だ」 妹紅「何か先生っぱいわね、慧音……」 ――先ほどの会話から三分も待たずに、ウサギAの名前はチームに浸透しきっていた。 主にてゐが、チームメイトや応援の席に居る妖怪兎達にその事を触れ回ったのが大きかったらしい。 小さくて噂とオシャベリ好きなウサギ達の会話は永琳や輝夜、中山達にまで及び――今に至っている。
[175]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:31:50 ID:??? 佳歩「は……恥ずかしいですよぉ……」 てゐ「はっはっは。 照れるな照れるな〜♪ それにあんたは、この試合輝いていたからね。 あんたは今や、このルナティックスの名無しウサギ達の希望でありヒーロー。 もっと胸を張っても良いと思うけど?」 佳歩「そんな事言われましても…他の皆だって頑張っているのに、どうして私だけ…?」 この騒ぎの中心――ウサギAこと佳歩は何やら隅の方でてゐと共にこそこそ話。 考え込みやすい彼女は自身の命名よりも、他のウサギ達への罪悪感について思考の多くを割いていたようだ。 てゐ「――私だけじゃあないよ。 じきに皆がこうして騒がれるようになるさ、賭けてもいい。 あんたはその「皆」の中の、たまたま一人目だったにすぎない。 ……だから、今のチャンスを逃すと、これからはだ〜れも、チヤホヤしてくんなくなるよ?」 佳歩「――う、ううっ。 そうなんでしょうか……?」 てゐ「絶対そうよ」 佳歩「う〜ん……」 ――しかし、その罪悪感もてゐの言葉に影響されて、早くも揺らぎかける。 ……信じやすく流されやすい性格は、名前が付こうが変わらないようだ。 てゐ「そしてあんたは、ただの「佳歩」じゃあない。 強い精神力と技能を持ったあんたは立派な妖怪。 私や鈴仙の妹でもあり、娘でもあり、姪でも孫娘でもある。 それは元の名無しにしたって同じだけど、それでもやっぱりどこか違うと思うわ。 あんたは、そんな一人の立派な妖怪兎――「因幡 佳歩」なのよ」
[176]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:34:42 ID:??? 佳歩「…………因幡、佳歩」 何時に無く真剣な表情と口調のてゐにそう諭される佳歩。 その様子にはやはり戸惑いが多く見られたが…。 その戸惑いは、心に響く鈴仙の声により和らぎ。 心に響くてゐの声によりそれは誇りと勇気に変わる。 佳歩「(――因幡佳歩。 これが私なんだ…! 鈴仙様に与えられて、てゐ様に教えられた、新しい私の姿。 …私は、もっと強くなるんだ。 ――怖いけど、それでもどんどんまた一歩を踏み出して、そして…! 鈴仙様と一緒にサッカーをする! 鈴仙様の相棒として、一緒に『佳』き道を『歩』めるようになるんだ!)」 ―――ウサギA、改め因幡佳歩は、描写し尽くせぬ感情の高ぶりを一筋の涙で表しながら、 彼女の相棒と、仲間達と。 佳き道を往く為に、再び歩きだしたのだった―――。 *ウサギAが名前を貰い、「因幡 佳歩(イナバ カホ)」になりました! 以降は「ウサギA」ではなく、「因幡 佳歩」(もしくは佳歩)と表記します。 *佳歩の読み方は「かほ」で宜しかったでしょうか…。 もし別な意図や読み方がありましたら反映させますので、書き込みお願い致します。
[177]森崎名無しさん:2013/07/01(月) 22:44:22 ID:??? 呼び方は「かほ」であっています。 読み方を併記せず、申し訳ありませんでした。
[178]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/01(月) 22:58:04 ID:??? 【ミーティング】 ……と、一連の騒ぎや会話があらかた収まった頃。輝夜はオホンと軽く咳払いをして、厳かに告げる。 輝夜「みんな おつかれさま このあともがんばってね」 ――と。 慧音「(――どうしてこうも彼女は他人ごとのようにこんなセリフが言えるのだろうか……? やはり不思議だ)」 妹紅「(アンタ2失点もしてるのに、どうしてマネージャーみたいにポカンと口を開けてそう喋れるのよ!)」 輝夜のこの他人行儀(?)なセリフに未だ慣れぬ慧音と輝夜の存在自体に慣れぬ妹紅はそれぞれ疑問や反感を抱くが……。 他のメンバーはこの『お約束』のセリフにすっかり慣れっこであり、さしたる感想を抱く者は居ない。 永琳「――さて。軽く前半戦の総括をするけど……。 あまり良くないわね。 私を含めて」 永琳は少し自信なさげに、申し訳なさげに話す。その様子は少し新鮮だった。 永琳「私のドリブル突破には、常に反則が付きまとっている。 そのせいで一点を奪われ、一点を得るチャンスを失っていたもの。 これは完全に私の過失。 ――けれど、当然それだけでこのミーティングを終わらせる気は無いわ。 攻守において失敗した点は、他にも挙げられるからね。 言わずとも分かっているかもしれないけれど」 ウサギE「(……失敗以前に、ボールに絡めてすら居ないのも居るけどね)」 ウサギC「(あの変なヤツのパス、もうちょっとで取れたのになあ〜)」 慧音「(そうとも。 …この試合が終わったら、もう少しブロック練習にも本腰を入れなくては)」 妹紅「(――ええ、分かっているわよ。 痛いほどにね)」 輝夜「(ぷぷっ。 もこたん怒られてやんの)」
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0ch BBS 2007-01-24