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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】
[291]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/04(木) 23:02:54 ID:??? 命蓮寺ロータスの。ひいてはこの試合の華でもある選手の退場に、実況は動揺を隠しきれず、観客は。 観客「ブウウウウウウウウウウウウウウ!!」「なんだそりゃー! こちとら天才と超人の戦いを見る為に来たんだぞー!」 「命蓮寺って怖いとこだったんだなあ…」「でも仕方ないのかな……?」 反則に対する、名選手の退場に対する怒り。あるいは戸惑いに包まれて混沌を創る。 穣子(観客席)「こ……怖いよ一樹くうん…」ギュッ 反町(観客席)「み、穣子さん…!(お――俺は何て人と一緒なチームで戦っていたんだ! あれは……日向の同類的な目だったぞ! そして穣子さん…俺だって怖いのにそう頼りきった目を向けないでくれ…!)」 静葉(トイレ)「(そろそろ地上に出てみようかしら…)」 中里(観客席)「ムチムチのお姉さんのラフプレー(性的な意味で)が見れなくて残念でゴザル… (この試合、八意永琳殿に次ぐ名選手のプレー。 もっと観察していたかったのでゴザったが…)」 リリーW(観客席)「本音と建前が逆ですよ〜? お兄さん? (ブラックちゃんの分のジュースを買いに行ってたら…なんだか会場が春の嵐ですよ……?)」 ミスティア(観客席)「ちょうちょ〜〜〜う! サンバ!! じぐざ〜〜〜ぐ! サンバ!! ……って、アラ? 何だか皆が盛り上がってるわ〜♪」
[292]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/04(木) 23:05:17 ID:??? 村紗「ひ、聖……!」 星「さっきの永琳さんの時は退場じゃなかったのに、今ので聖が退場なのはおかしいですよ!! きっと審判さんは買収されてます! 「ほーむたうんでぃびじょん」ですよ、ナズーリン!!」 ナズーリン「どうして開催地が分割されなきゃいけないんだい、ご主人……。 (これで私達のチームは……攻めの駒と守りの駒。 両方を失ってしまった…!)」 マミゾウ「……悪い風が出ておる」 ぬえ「――だね」 今回の退場に動揺を最も隠せないのは、命蓮寺ロータスのメンバー陣である。 確かに全員サッカーを掲げてパスワークや連携を重視したサッカーを行う彼女達であったが、 超人・聖白蓮はその中でも生じる穴やひずみを埋める存在。 守備陣に不安があれば、彼女はDFの一人として動き、攻撃陣に疲れが見えれば彼女はFWの如く 前線へ果敢にドリブルやダイレクトシュートを行い。 中盤の支配をより盤石にしたければ、彼女はMFとしてパスワークに参加する。 何だかんだ言って個性派ぞろいの命蓮寺ロータスというチームを実力的にも精神的にも支えてきたのは 彼女だった故に、今回の退場は単なる有力選手の退場には留まらない。
[293]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/04(木) 23:06:23 ID:??? 小傘「も……もうだめよ! おしまいだよお…」 響子「みすちー……私泣いちゃいそう…」 彼女の退場というショッキングな出来事に、比較的精神力の低い小傘と響子は一気に不安を覚える。 実際、今日の試合の守備は超人・聖白蓮に大きく依存しており、基礎能力がとりわけ低い彼女達は 多かれ少なかれ、超人・聖白蓮に甘えている節が特にあったため、致し方ないのかもしれない。 マミゾウ「ふ〜む。 こりゃあ参ったのう……」 村紗「――参ったのう、じゃないわよマミゾウさん。 元はと言えば貴女が油断して鈴仙さんにボールを奪われた事で、 今回のピンチが起き……こうなってしまった。 鈴仙さんは危険だと、私はミーティングでも再三言ってきたと言うのに!」 マミゾウ「おーおー。 すまんのう。 じゃがの村紗よ、まずは――」 村紗「――それが謝っている態度というの!? 良い!? 私達のサッカーは全員サッカー! 貴女は確かに個人技には悔しいくらい優れているんでしょうけれど、そんな態度じゃあ――!」 ぬえ「ムラサはそうやって何でも後からグチグチと言って! そんなの結果論じゃあないか! マミゾウを悪く言うな!」 そしてフィールド中央…村紗とマミゾウ、ぬえは言い争いを始めてしまう。 チームプレーを第一に掲げる村紗が、これを機にとマミゾウ達の個人技主体のサッカーを批判しにかかる。 普段冷静な彼女だからこそ…その責任転嫁とも取られかねない激昂は、チームの混乱をますます加速させる。 ナズーリン「(不味いな…聖の退場を引き金に、これまで寺で燻っていた人間関係のもつれや聖への過度な依存。 ――いわば、このチームの『影』の部分が露出してしまっている! この状態が続いたら私達の長所は生かされぬまま 大敗する事はもちろん。 人間達の寺への不信も高まってしまう。 そうなったら、聖の掲げる夢は……。 ――くそっ! 何か行動に出なくてはならない筈なのに、誰かがやってくれるだろう傍観している、卑怯な自分が腹立たしい!)」
[294]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/04(木) 23:11:28 ID:QXT0cLiQ むろん、これまでも超人・聖白蓮が反則を犯し退場する事は(数こそ少ないが)存在しているし、 そうなる度に今のような惨状が繰り広げられてきた訳ではない。――ただ、今回はタイミングが悪かった。 寺の新メンバーへの不満、超人・聖白蓮への過度な依存――。 今まで偶々爆発しなかったものが、今回は爆発してしまった。それだけなのである。 鈴仙「(う……うわあ…。 なんだか別の意味で酷い事になってるわ、敵陣……!)」 その様子には敵である鈴仙も心配してしまう程であるのだが…。 ??「―――皆さん、止めてください!!」 ―――とある人物の一声により、チームの雰囲気は再び一変する。 鈴仙「(この声の主は――?)」 先着1名様で、 ★救世主!?→!card★ と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。 ダイヤ→……星だった。 ハート→……一輪だった。 スペード・クラブ→……いつの間にか魔法を解除した白蓮だった。 クラブA→……日向だった…!? JOKER→……なんと ヤラないか だった!!
[295]森崎名無しさん:2013/07/04(木) 23:13:08 ID:??? ★救世主!?→ ハートA ★
[296]森崎名無しさん:2013/07/04(木) 23:19:03 ID:??? >JOKER→……なんと ヤラないか だった!! なんというバッドエンド直行w
[297]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/04(木) 23:33:10 ID:??? 一輪さんがこの場を上手くまとめるらしい所で、 短いですが今日の更新はここまでにしたいと思います。 >>278 中々PKに行けず申し訳ないです… >>296 ヤラ「ないか」 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[298]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/05(金) 23:33:09 ID:??? ちょっとリアルで色々モヤモヤしてる事がありすぎて、 更新に集中できなさそうなので、今日の更新はお休みにします。 ですが、また明日には楽しく更新して、そのモヤモヤを吹き飛ばしに来るので大丈夫です。
[299]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/06(土) 16:53:24 ID:??? こんにちは。気分が落ち着いたので、また楽しく更新をしていこうと思います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― ★救世主!?→ ハートA ★ ハート→……一輪だった。 一輪「(私は……こんなチームの為に身体張ってた訳じゃあないわ……!)」 村紗「い、一輪…!?」 ともすればチームが空中分解。 そんな修羅場の中で真っ先に声を挙げた人物は――やはり、一輪だった。 雲山を引き連れながら、怒り心頭でPAをどかどかと進み、 相変わらず口論を繰り広げる、村紗とマミゾウ達の居る中盤付近に向かう。 村紗「――あっ、一輪! 貴女も加勢しに来てくれたのね!」 村紗は冷静さを欠き、もはやこの場を収める事よりも、自分達の掲げるチームプレーに対して 非協力的な態度を取るマミゾウ達への日ごろからの不平をあげつらおうとしていた。 そんな彼女に向かって、一輪は―――。 一輪「げんこつちょっぷ」ドゴン! 村紗「ギャッ!」 雲山の拳骨を村紗にかましてやる。 一輪「ちょっとねえ、水蜜ったら…。 一番冷静でないアンタが、マミゾウさんに逆切れしててどうするの。 日ごろの鬱憤か何かは知らないけど、そんな八つ当たりは姐さんだって喜ばないわ」
[300]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/06(土) 16:54:42 ID:??? 村紗「で、でも…一輪…」 ぬえ「へへっ、ムラサの奴怒られてやんの。 ざまあないね!」 一輪「……げんこつちょっぷツー」ドゴッ! ぬえ「ひ、ひえーん!?」 一輪「アンタも。 村紗や皆があれだけ言ってたのにパスの練習をしないから、 結局攻撃が単調になってるじゃない。 アンタやマミゾウさんの言うような 個人技もたしかに重要だけど、それで他がおざなりになってるようじゃあ、 水蜜を馬鹿には出来ないんじゃないかしら?」 ぬえ「べ、別にいいじゃん…。 そんなの人の勝手よ」 ショボンと落ち込む村紗に対して、自分のプレーを否定されたと感じたぬえは、 ますます機嫌を悪くして突っかかって来る。 しかし、そんな風に敵意を向けられても…一輪は全く動じない。 一輪「そう、人の勝手ね。 ――私がこうやってお節介をするのも人の勝手。 そして…私は諦めずに、勝手にやり続けさせてもらうわ。 姐さんが居なくっても、アンタらが意地の張り合いを止めなくても! ……それだけ、お節介ついでにちょっと宣言したくってね」 村紗「い、一輪…!」 マミゾウ「(……若いのう)」 ぬえ「な…なによ、カッコつけちゃって!」
[301]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/06(土) 16:55:47 ID:??? ぬえはまだ不満を抱いているようだが… これ以上の言葉は不要と、一輪は何も語らぬ雲山を連れて颯爽とPA内へと舞い戻り。 続いてと言わんばかりに声を張り上げてDF陣を鼓舞する。 一輪「さあDFの皆! まさか「聖様が居ないからボール奪えませ〜ん」なんて思ってないわよね!? そんな事のたまった奴ァ、私が姐さんの代わりに南無三してやるわよ!(…ホントにするのは雲山だけど)」 小傘「聖様が居ないからボール奪えませ〜ん! ……ハッ!?」 響子「こ…怖いけど……。 南無三はもっと怖いから頑張るよー!」 ナズーリン「(一輪…。 思えばいつも、ここぞと言う時には、彼女が前に出てきてくれていた。 聖を助けると決意した時、日向が命蓮寺に襲撃した時。 そして今、聖を失ってチームの不和が露出した時――。 村紗やご主人がそれぞれ聖の聡明さ、優しさを引き継いでいるとしたならば。 一輪は…その炎の如き激しさ! そして心の強さを特に、引き継いでいるのかもしれないな)」 一輪「さあー! PKばっちこいよー! 天才でも秀才でもなんでもかかって来なさい! 私と雲山は――命蓮寺ロータスは。 そんなヤワなチームじゃあないわよ!」 一輪の一喝により、騒ぎは収まって、チームの様子も一旦元に戻る。 シュウウウウウウ… 白蓮「(一輪…成長しましたね)」 一連の流れを見守っていた白蓮は、ひとまず安心しながら控室へと退場していく。 もっとも、チームの状態は一旦元に戻っただけに過ぎない。 このひと雨がよりチームの絆を深めて行くか、空中分解を進めて行くかの分水嶺は…。 一輪達のこのPK。 そして、これからの彼女の行動に左右されるのかも知れなかった。 *白蓮が退場しました。
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0ch BBS 2007-01-24