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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】
[909]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 20:18:48 ID:H8Xa3f5Q 妹紅と慧音は、シュートをブロックで打ち返す練習を再び繰り返した。 先着2名様で、 ★妹紅のシュート練習→!card★ ★慧音のブロック練習→!card★ と書き込んでください。数値で分岐します。 【妹紅の成長表】 JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収) 13→+2! 2〜12→+1! 1→効果が無かった。 【慧音の成長表】 JOKER→+2&必殺フラグ習得!(フラグがある場合は回収) 13→+2! 2〜12→+1! 1→効果が無かった。
[910]森崎名無しさん:2013/07/16(火) 20:19:22 ID:??? ★妹紅のシュート練習→ ハート4 ★
[911]森崎名無しさん:2013/07/16(火) 20:20:21 ID:??? ★慧音のブロック練習→ クラブK ★
[912]森崎名無しさん:2013/07/16(火) 20:27:58 ID:??? これで慧音のブロックは47になったかな
[913]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 20:36:42 ID:??? ★妹紅のシュート練習→ ハート4 ★ →妹紅のシュート+1! ★慧音のブロック練習→ クラブK ★ →慧音のブロック+2! 慧音「(妹紅が……あの妹紅が! あんなに激情に打ち震えて…そして、それをコントロールしていたんだ! だが私は――そんなお前にどこまでも着いていかせて貰うぞ!)うおおおおおおっ!」 ギュウウウウウン! 慧音「三種の神器――鏡!」 ギュウウ……バアアアアアン!!! 妹紅「わ、私のフジヤマヴォルケイノが――! すごいや、慧音!」 妹紅の弾丸シュート―フジヤマヴォルケイノを軽々と胸でトラップしてみせる慧音。 ネオヴォルケイノの開発に伴い大分強化された妹紅のシュートの威力は、 フジヤマヴォルケイノでも多くのGKに対して優位に立てるまでに成長していた。 これまでの慧音では、必殺技を使ってでも吹き飛ばされかねなかった威力のシュート。それを完全に防ぎきったのだ。 慧音「――よし! これで昼の分の失敗はおあいこだな!」 いつもの彼女からは想像できない明るさと可愛らしさで笑顔を弾けさせる慧音。 それは自分の練習が上手く行った喜びというよりも。 慧音「(――よし! 私はまだ…取り残されていない! まだ私は一線で戦える――妹紅と共に!)」 長年の相棒に取り残されなかった。また明日からも相棒と戦えるという喜びの方が大きいようだった。 *妹紅のシュートが+1されました。 *慧音のブロックが+2されました。
[914]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 20:42:02 ID:??? 文章パートに入るので、一旦ここまで。 >>912 それで合っています!慧音さんも成長して良かったです…(汗)
[915]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 23:03:08 ID:??? お待たせしました(?)今から文章パートを始めて行きます。 注意事項は相変わらずですが。 ちょっと作者の書いていく幻想郷像やキャラクター像は 原作の物と大きく異なるかもしれません。作者も求聞史記や求聞口授等で勉強して書いているつもりですが、 明らかに矛盾しているとなったら……すみませんが、こういう設定なんだとご理解をお願いします。 ……静葉さんが地獄の住人になりかけたりしてるのに今さらかもしれませんが(汗)
[916]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 23:04:13 ID:??? 【fight one evil with another】 〜???〜 地面が無い空間、空が無い空間。全ての無と有が融合し合ったカオス。 人間の血肉を連想させる濃い赤紫のその空間には無数の瞳が存在しており、 その瞳の一つ一つのレンズには――それぞれ全く別の空間、世界が映る。 ―――来生「ハッハア! 俺様が点取り屋、来生哲兵だ〜!!」 一つの瞳には夜の湖で妖精相手に戯れる天然パーマの少年が。 反町「(――よし、強烈なシュートだ!)」 一つの瞳にはひたすら夜空に向かって右脚を振り上げ続ける優等生風の少年が。 岬「(一体あの人は何を考えているんだろう? 僕たちを招集してからこれまで、ずっとコートの走りこみしかさせないなんて…)」 一つの瞳には深くを考えながらもそれを隠す事に長けた様子の線の細い少年が。 ――――若島津「フンッ! ハアッ! キイエエエエ〜〜〜!!!」 一つの瞳には夜に蠢く野蛮な妖怪共を相手に果敢に立ち向かう長髪の少年が。 パスカル「(もしもアイツがここから攻めて来たら……)」 僅かな明かりと共に今は居らぬ親友とのサッカーを空想する前髪の長い少年が。 中里「ふhhhh! これは中々の上玉でゴザルな! キープしといてやるでゴザル!!」 人里の若い女性が水浴びをしている姿を鼻を伸ばしながら観察する忍者装束の少年が。
[917]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 23:05:17 ID:??? そして、その瞳が映しているのは彼らに留まらない。 ――それらは全て、ここ最近外界から幻想郷へとやって来た少年達。 やはり日本人が多いようだが……中にはチラホラと外国人の姿も見受けられる。 彼らは総じてサッカーを得意とし、幻想郷の各地にて活躍をしているようだった。 総じて一つの瞳が一人の少年の姿を追いかけている様子だったが――。 その中央(この境界が極めて曖昧な世界でこのような表現をしても良いのだろうか) に位置する多くの瞳は、それらが一斉にとある一人の少年の様子を必死に覗き込んでいる様子だった。 「……はあ、はあ…!」 シュッ……バッシイイイイン!! その少年は――夜遅くであるにも関わらずその身体を動かし続けていた。 最近の試合の連続は彼のブランクを解消させるに極めて役立ち、この三カ月で彼の実力はその全盛期。 すなわち、全国中学サッカー大会に臨んだ時の水準にまで回復していたのだったが。 「駄目だ……! まだこの程度の努力では――あいつらに追いつけん!」 しかしそれでも彼は慢心せず、ひたすらに練習に打ち込む。 彼は分かっていた。自分はようやくスタートラインに立ったに過ぎないのだと。 それも自分の仲間やライバルが既に二週も三週も先行しているレースのスタートラインに。 彼は人知れず叫ぶ。 「俺は……俺はきっと追いついてみせるぞ! 翼、岬、日向。 三杉! そして――!!」
[918]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 23:06:36 ID:??? ――――――ガッシャアアアアアアアアアン!! 紫「――下らない」 ……そんなシーンが映し出された頃合いに、世界は壊れた。 ――正確には、その瞳に映し出された映像であるが。 八雲紫はここ最近、自身の為に作られた空間――スキマの中に閉じこもっていた。 そして幻想郷中にばら撒かれた、自らの五感である変容の眼を通し、外来人の様子を観察していたのだった。 紫「……努力で、才能を超える? ――そんな事、出来る筈がありませんわ。 出来るのは、才能があると自惚れた愚か者――あの猫のような――を成敗できるだけ」 彼女は自らの計画を遂行させるに辺り、当初は中山達をあまりに軽視しすぎた。 外来人が数名。それも世代No.1でも何でも無い選手が入りこんでようとも。 否、No.1が入り込んでこようとも。それは脅威ではないと紫は確信していたからである。 その証拠に、外界の大企業の長であり、彼らの世代では世界トップクラスのストライカーが幻想郷に侵入して来た時も、 結局は一瞬の旋風しか巻き起こせずに敗れ去ってしまった。 だが、その一件は結果こそ同じであれど、紫にとっては意外な結末でもあった。 なぜなら……彼らを打ち倒したのは、博麗の巫女でもなければ、吸血鬼でも鬼でも無く。 幻想郷の中ではごく平凡な力を持った妖怪が、キャプテンとして団結したチームであったからである。 紫「(霊夢を際立たせるためのエキストラ……を際立たせる為のエキストラ如きが、まさかあそこまでやるとは)」 粉々に砕け散ったガラスの瞳を拾い上げ――その向こうにまだ映し出せている少年の姿を紫は憎々しげに眺める。 紫「貴方のおかげね、中山政男。 私の恐れる『特異点』に最も近い少年」 中山の存在は、紫にとって完全イレギュラーだった。そしてこの聡明な彼女が見落とすまで、地味であったが。 与えられた運命に立ち向かい、自分自身の道を切り開いていくというある種『幻想郷らしく』ない彼の生き方は、 彼を中心にじわりじわりと広がっていき――いつの間にか紫の足元にまで広がっていた。
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0ch BBS 2007-01-24