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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[101]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 22:46:45 ID:93AUnTOA 翼「ナイスゴール、日向くん」 日向「喧嘩売ってんのかテメェは」 翼「いいや、どんな形でもゴールはゴール、勝利は勝利だよ。それが分からないのなら君に負ける気はしないね」 三杉「フフッ、流石のプロフェッショナリズムだね。見習うべきだよ、日向」 日向「ほざけ。俺の目的意識は俺だけの物、俺の為だけの物だ」 次藤「どまぐるったくなる大概なプライドじゃのう。こげん時くらい喜ばんか」 超モリサキ「そもそも俺様が囮になってやったお蔭だろうが」 翼「うん。ナイスデコイ、森崎(自分で蹴る気満々だっただろうけどね)」 超モリサキ「(くそっ!相変わらず翼も日向も生意気だぜ)」 早田「(ハハハ、まーたやってやがる。でもウチはこれでいいんだよな)」 中山「(いがみあっているのが普段通り、つまり余裕が出来たって言うのは酷いなァ)」 山森「(この雰囲気にももう慣れちゃったな。人って、変わる物なんだな)」 日本の選手達はようやく入ったゴールに大きく安堵しながらも、大して盛り上がっていなかった。 殊勲者の日向を筆頭にこれ程までに決定率を低くしてしまった事を反省せずには居られなかったし、 それとは別に全日本ユースらしい和気藹々とはお世辞にも表現できない空気の為 彼らの喜びの輪は苦労がようやく報われた事に対する安堵の範囲をほとんど越えなかったのだ。 葵「(ジノ…)」 葵だけはその輪に加われなかった。彼は倒れ伏したまま動かないヘルナンデスを遠くから見ていた。
[102]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 22:47:46 ID:93AUnTOA イタリアメンバー「へ、ヘルナンデス…」「おい、返事をしてくれよ…」「しっかりしろォ!」 アルシオン「触るな。恐らくはただの気絶だと思うが、そうでない場合は素人が動かしてはいけない」 イタリアの選手達が悲壮感と絶望に包まれていたのは言うまでもない。 彼らは皆ゴール内にうつ伏せに倒れたまま微動だにしないヘルナンデスを囲み、 何も出来なかった事を、今もただ担架を待つだけな自分たちを呪い嘆いていた。 ストラット「…なあ、皆。俺、さっき見たんだ。ヘルナンデスが凄く虚ろな顔をしていたのを…」 マンチーニ「なんだって…?」 ストラット「それと、俺の気のせいじゃなけりゃ…さっきから全然指示を出していなかったよな。 皆もう指示をされるまでもなく、ヘルナンデスの意図通りに動ける様になっていたんだろうけど…」 バンビーノ「そう言えば…まさか!?」 ストラット「ひょっとしたら…何時からかは分からないけど、もうとっくに意識がなかったのかも知れない。 意識がないまま、それでも体を動かし続けて…戦い続けて…ゴールを守り続けていたんだ…」 そしてストラットが今にも泣きそうな顔で懺悔の様に語り出し。 アルシオン「…まだ過去系じゃないぞ、ストラット」 ストラット「えっ…?」 アルシオン「ヘルナンデスの右手を見ろ。握りしめられている。ボールをつかむ為だな。 まだ過去系にはなっていない…こいつはまだ戦っている。ゴールを守り続けているんだ」 ストラット「…馬鹿野郎。ここまでしろなんて、誰も言っていないだろ…気絶したのならもう休めよ…」 アルシオンが深々とため息をついた。
[103]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 22:49:45 ID:93AUnTOA 上記3レスのコピペをお願いします。
[104]森崎名無しさん:2013/08/01(木) 22:49:55 ID:??? いってきます
[105]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 23:49:10 ID:93AUnTOA 放送「しかし喜びで一息つける日本とは違い、イタリアはまるで葬式の様な状態です。 限界を迎えてしまったのか倒れたままのヘルナンデスくんを囲み…今担架が来ました」 観客「お、おい、まだ起き上がらないぞ…」「そりゃあこんな形で失点したらショックだろ」 「でも全然動かないし、担架が来ているんだが…」「気絶したんだろうか…?」 「なあ…サッカーの試合中に選手が死んだ例って」「バカ!滅多な事言うんじゃねえよ!」 ジョアン「ドクター、容態は?」 ドクター「…大丈夫、極度に疲労していますがそれだけです。精神的消耗も合わせて 意識を失ってしまったのでしょう。安静にしていればすぐに目を…」 ヘルナンデス「…もう起きていますよ」 ムクリ… イタリアメンバー「ヘルナンデス!」「おい、まだ寝てろよ!」 ヘルナンデス「………」 ヘルナンデスの安否が真剣に問われ始めたタイミングで彼は目を覚まし、か細い声と共に起き上がり… イタリアゴールの後ろ側のボールを見、2−1を表示する電光掲示板を見、ため息をついた。 ヘルナンデス「そうか…俺は、ゴールを奪われたんだな…」 ジョアン「ヘルナンデス。交代するか?」 ドクター「監督!?」 ヘルナンデス「…いえ。PK戦を戦わせて下さい」 ジョアン「そうか。ならばその為のキャプテン命令を下せ。何を言えば良いかは分かっているな?」
[106]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 23:50:26 ID:93AUnTOA ヘルナンデス「はい…ストラット、後一本行けるか…?」 ストラット「………!!!お、前…」 ヘルナンデス「無理なら無理でいい。お前の消耗も激しいだろうし…」 ヨロヨロ… 葵「(あ!良かった、大丈夫なんだ…)」 放送「おっと、ヘルナンデスくん立ち上がって担架を拒否!怪しい足取りながらも立ち上がり、グローブをはめ直し…」 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! パチパチパチパチパチパチ!!キャァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! 観客「すげーーー!すげーよお前!」「良く立ち上がった!感動したぞ!」「死んだかと思ったぞ!ヒヤヒヤさせやがって!」 「最後の最後まで戦い続けるなんてカッコ良すぎ!」「この試合で貴方のファンになったわ、ヘルナンデス!」 「ヘルナンデスだけじゃない、イタリアユース全員が凄いんだ!」「見直したぞ!反則ばっかりの汚いチームじゃなかった!」 放送「おおっとここでヘルナンデスくんを筆頭とするイタリアへの大歓声!後半あれ程ブーイングされたチームが 名誉挽回し観客のハートを掴みました!それも当然でしょう、サッカーファンなら彼らの健闘と前線に魅せられない訳が…」 ヘルナンデスが立ち上がり、交代を拒否して最後まで戦う姿勢を見せる。 その勇姿とこれまでの戦いぶりに観客も放送もありったけの賞賛を送り… ストラット「 や め ろ ぉ お お お お お お お お お お お お お っ ! ! ! 」 人間が出したとは信じ難い程大きな大きなストラットの怒号にそれを遮られた。
[107]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 23:51:30 ID:93AUnTOA シィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン……… 大歓声が一瞬で途絶え、7万人以上の収容能力を誇るエスタジオ・ド・モルンビーが静寂に支配される。 今この瞬間、口を開くのを、音を立てるのを許されたのはストラットだけだった。 ストラット「まだ拍手なんかするなァアアアアアアア!!俺が同点ゴールを決めてからにしろォオオオオオオオ!!」 ガシッ。 ダダダダダッ! 超モリサキ「…なんだと?ストラットめ…」 喉も裂けんばかりの絶叫と共にストラットがボールを拾い上げ、センターサークルに向かって走り出す。 そうなっても観客は全く声を出さず、ようやく全日本ユースの選手達が動き始めただけだった。 翼「森崎。ストラットはまだ全力の一撃分のパワーを残している筈だよ」 超モリサキ「そんな事は分かっている!よし…」 A 「ここで負けたら元も子もない。翼と新田以外全員ブロックしろ」 B 「怪我人以外全員ブロックに参加しろ。俺が防いでやる」 C 「これ以上絶対に一人も怪我させられねえ。ブロックするな、俺に任せろ!」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて ☆2013/8/2 20:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 20 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[108]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/01(木) 23:52:54 ID:93AUnTOA 上記3レスのコピペをお願いします。
[109]森崎名無しさん:2013/08/01(木) 23:53:10 ID:??? 行ってきます
[110]2 ◆vD5srW.8hU :2013/08/02(金) 22:53:51 ID:ILL7aZ+I >C 「これ以上絶対に一人も怪我させられねえ。ブロックするな、俺に任せろ!」 葵「ええっ!?」 新田「正気ですか!?」 超モリサキ「ガタガタ抜かすな。折角決勝戦に勝ち上がったのにもうチームは 怪我人だらけでどうしようもない状態でボロ負けしました、なんて笑えないオチが欲しいのか?」 三杉「もう決勝戦に上がったつもりで居たら最後の大博打シュートを成功させてしまい そのままPK戦で負けました、も同じくらい笑えないオチだと思うけどね」 超モリサキ「フザけんな!この俺がそんな間抜けなミスをするか!」 超モリサキは自分ひとりでセーブしてみせるからブロックするなと主張した。 当然味方からは反対意見が噴出するが、ここで意外にも翼が賛同した。 翼「一応戦術上の理由はあるけど、本音は今まで散々屈辱を味わわせてきた ストラットを一番大事な勝負の場面で負かしたいんだろう?」 超モリサキ「なんだと!翼てめ…」 翼「だけど森崎の本音はどうでもいいや。戦術上の理由で俺は賛成だよ」 スタスタ… 超モリサキ「は…?」 日向「まあ流石にこの距離なら、いくら何でも防げるだろう。防げなかったら盛大に嘲笑ってやるがな」 翼は超モリサキはただ単にストラットに借りを返したいだけだろうと述べた上で それでも戦術上の理由で賛成し、輪から抜けて行った。続いて日向も同じく輪から抜ける。
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0ch BBS 2007-01-24