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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[275]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/20(水) 01:52:00 ID:/BJYohSg 上記5レスのコピペをお願いします。
[276]森崎名無しさん:2013/11/20(水) 07:38:56 ID:??? 行ってきます
[277]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/20(水) 20:04:26 ID:ef7QqGDs ファンタジスタと言う世界でも極稀にしか見られない才能をネイが見せた事で ブラジルユースの面々以外全てが驚愕を味わう。 だがそこからの展開はブラジルもドイツも観客も、誰も予想していなかった物になった。 放送「さあネイくん右サイドを深く抉る!ここからどうするのか?」 ネイ「(勿論こうするのさ!トニーニョ!)」 グワアアアアアアッ! トニーニョ「(来い、ネイ)」 バッコォオオーーーーーン! ミューラー「(アーリークロス?…いや、これは!)」 放送「ネイくんここで振りかぶって蹴った!弾丸性のアーリークロス…いや!?」 トニーニョ「(3、2、1…今だ!)」 グワアアアアアアッ! バッシュゥウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! 放送「これはブースターシュートだァ!トニーニョくんがボレーで蹴り 速度を格段に増したボールがドイツゴールを襲う!」 ミューラー「…このっ!」 バッ! バゴォオオオオッ! ネイ・トニーニョ『なにィ!』
[278]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/20(水) 20:06:36 ID:ef7QqGDs それはミューラーがネイとトニーニョのブースターシュートを弾いた所から始まった。 二人分のキック力が足された事で凄まじいスピードで飛ぶこのシュートにはさしものミューラーも 対応に苦慮したが、それでもパンチングで跳ね上げる形で防ぐ事には成功した。 放送「かろうじて弾いた!ボールは高く浮いた!」 カルロス「(チャンス!)」 ダダダッ! バッ! グルルルルッ! フライハイト「シェスター、コースを制限してくれ」 シェスター「任せろ!」 ダダダッ! バッ! 放送「これにカルロスくんがローリングオーバーヘッドに!しかしフライハイトくんも飛びつき…!」 ガシィイイイイイッ! カルロス「くっ!(遠かったか…?)」 フライハイト「(押し返せない…!)」 ポーーーーン! 放送「こぼれ球ーっ!ボールはペナルティエリア外の外へ!これをフォローしたのは…」
[279]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/20(水) 20:08:23 ID:ef7QqGDs 続くカルロスのローリングオーバーヘッドはフライハイトが味方のサポートを得てこぼれさせた。 そしてザガロがこのボールをフォローし、それにポブルセンが追いすがった事でアクシデントは発生した。 ザガロ「邪魔すんな、どけっ!」 ポブルセン「てめえが消えろ!」 ガガッガッガガッ!! 放送「ザガロくん!しかしポブルセンくんが執拗にアタックしてくる!これは撃てないか?」 ザガロ「この野郎ーーーっ!!」 ガシュッ! ブシャアアアッ! ポブルセン「があああああっ!!?」 ドタッ。 ザガロ「あ…」 両チームの最も気性の荒い選手同士がぶつかりあった結果、どちらかが反則を犯すのは自明の理だったかも知れない。 今回先に手ではなく足を出したのはザガロであり、削られたポブルセンは足から流血しながら倒れた。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ! ポブルセン「………フシュルルルルルル…!」 ここからポブルセンの暴走が始まった。
[280]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/20(水) 20:10:05 ID:ef7QqGDs 上記3レスのコピペをお願いします。
[281]森崎名無しさん:2013/11/20(水) 20:17:02 ID:??? 行ってきます
[282]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/22(金) 01:03:32 ID:PflVBqDQ 放送「あーーっとこれは反則!ザガロくんがポブルセンくんの足を削ってしまった! 審判が今ザガロくんに近寄って…ああーーーっ!!」 ビッ! 放送「イエローカード!イエローカードが出ました!この試合初の反則ですが ゴールチャンスに焦って相手を怪我させてしまった事が厳しく判定されました!」 観客「あちゃー、やっちまったか」「ザガロめ。大会中はカードコレクター止めてくれよ」 ザガロ「ぐっ…!」 カルロス「何をやっているんだ。頭を冷やせ」 ディウセウ「まーたやってやがる。ホントにしょーがねーなーアイツは」 シュナイダー「(向こうの攻撃を止めたのはいいが、ポブルセンが負傷か… ザガロにイエローカードが出た事を合わせてもあまり得とは言い難いな)」 ポブルセンが負傷した事で当然試合は一旦ストップし、ザガロはイエローを食らってしまう。 やや厳しめの判定かも知れないがそれに異を唱える者はおらず、 それよりもポブルセンの負傷の深さとこのアクシデントの影響がどう出るかにすぐさま意識を移す。 審判「大丈夫かね、君」 ポブルセン「………ルゥ………」 カルツ「あーこりゃ完全に出血してるな。タンカ持ってきてくれー!」 だが本当のアクシデントはこれからだった。
[283]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/22(金) 01:05:23 ID:PflVBqDQ クリストフ・ポブルセン。暴力的で自己中心的な性格とプレイスタイルで悪名高い旧東ドイツ出身のMFである。 彼の過去についてはあまり知られていない。 東ドイツの少年サッカーリーグでは記録上かなりの好成績を残していたのだが、その当時から既に 激しい気性を隠さなかったとも証言されている。だが貧しく不安定な東ドイツに見切りをつけ 命がけで西ドイツに亡命したのにも関わらず引き取ってくれるクラブが無かった事、 更に南米に渡っても何処にも買われなかった事が彼の性格を決定的に歪めた原因だと推測されている。 また本人はサッカー等好きではないと何回か公言しており、それもまた彼の歪みの一部だろう。 不幸な生い立ちだが同時に自業自得な人物。彼を知る者は大抵この様な評価を下すだろう。 そして似た様な境遇に負けず前向きに生きる者、例えば同じく東ドイツ出身のフライハイトなどが 居るのだから比較対象として見下し、ごく自然に嫌悪感を抱くだろう。 あるいは下を見たらキリがない、過去よりも未来を重視しろ等と正論を説くかも知れない。 ポブルセンはそう言った良識や正論と言った物が大嫌いだった。 彼にとって何よりも大事なのは自分の恨みと怒り、そしてそれらを堪能する為の暴力だった。 八つ当たりこそが自分の生き甲斐であり存在意義だと開き直っていた。 故に憎い日本やブラジルに翻弄されたり上手く復讐出来ていない 今大会のパフォーマンスに彼は満足していない。満足している訳がない。 ポブルセン「…ゥルルルゥァアアアアアアアアアア!!!」 よりにもよってブラジルユースの選手に怪我をさせられた今、彼は爆発した。
[284]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/22(金) 01:07:08 ID:PflVBqDQ シィーーーーーーーーーーン… 獣ですら発するとは思えない不気味な怒声をポブルセンが出した時、誰も何も言えなかった。 彼の容態を案じていた審判も、治療の準備をしていたドイツユースも、仕切り直しを考えていたブラジルユースも、 ブラジルを応援していた観客も、成り行きを見守っていた全日本ユースも、そして実況放送も。 スッ。 トサッ… ポブルセン「シェスター、すぐに俺に渡せ」 シェスター「えっ!?」 審判「お、おい、君、血が出てい」 ギラッ! 審判「る…ん…」 そのままポブルセンは自らボールを地面にセットしシェスターにフリーキックを行い 自分にボールを寄越せと要求した。自分が流血しているのにも関わらずである。 審判はポブルセンの怪我を案じて彼を止めようとしたが、 その気遣いで得られたのは殺気に満ち溢れ血走った眼と見難く歪んだ凶悪な表情だけだった。 ポブルセン「笛を吹け」 審判「!!!」 ピ、ピィイイッ! 哀れな審判は本能的な恐怖に逆らえず要求された通りに試合再開の笛を吹いてしまった。
[285]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/22(金) 01:08:57 ID:PflVBqDQ シェスター「(ゲッ、マジかよ!?…いや、ここでやらせなきゃコイツ確実に乱闘する! ええい、どうせ暴れさせるんだったらインプレー中の方がまだマシだ!)」 バコッ! シェスターはポブルセンを良く知っていた分、ここで試合再開しなかったらポブルセンが 試合を滅茶苦茶にしてしまうだろうと瞬時に判断し要求通りフリーキックを蹴った。 ポブルセン「…シャァアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 ダカダカダカダカッ! ザガロ「なっ!?」 ドゴォオオオッ! ザガロ「グワァアアアアアッ!!?」 ブラジルメンバー『ザ、ザガロ〜〜〜ッ!!?』 そしてボールが受け取ったポブルセンが最初に行った事はブラジル陣内への突撃…ではなく 自分を負傷させたザガロをフレームドリブルで撥ね飛ばす事だった。 放送「…ハッ!?な、なんとポブルセンくん治療を拒否!試合がフリーキックで再開し… ザ、ザガロくんをドリブルで吹っ飛ばしたァ!?何が起きているのでしょうかこれは!」
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0ch BBS 2007-01-24