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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[298]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/23(土) 15:00:14 ID:jBrO0HR2 放送「ディウセウくんとアマラウくん吹っ飛ばされ…ない!なんとか跳ね返しました! 二人の協力プレイです!ああ〜っとしかし、よりにもよってシュナイダーくんがねじこみにィ!」 観客「危ね〜〜〜っ!」「いや、まだだ!まだ危ない!」「ゲーッ!シュナイダーかよ!」 「止めろゲルティス、止めるんだ!」「もう頼りになるのはお前だけだァ!何とかしてくれ!」 ゲルティス「(ネオファイヤーショット…さっきの軌道をリプレイし、シミュレートするんだ…)」 この場面でシュナイダーのネオファイヤーショットを予期しない者など居なかった。 誰もがあれこそがドイツの最強の主砲だと知っており、この試合でも先制点を上げているそれを 意識しない訳がない。それに匹敵する主砲がもう一つあるなどと誰も予想出来ない。 ピタッ。 ゲルティス「!?」 だが事実、ドイツはネオファイヤーショットに匹敵する切り札をもう一枚隠し持っていた。 それを使う為にシュナイダーは一瞬だけ立ち止まり、何かを待つ。 ダダダダッ! 彼が待っていた物。それはアイコンタクトで呼び寄せていたフライハイトの存在だった。 ゲルティス「(フライハイト!?まさか、ウォッシャードライブ?だが今は晴天…これは!)」 コインブラ「(来た!これが奴の隠していた切り札か!)」 放送「おや?シュナイダーくん立ち止まった…と思ったら誰かが後方から走ってきた!こ、これは!」
[299]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/23(土) 15:01:55 ID:jBrO0HR2 グワアアアアアッ! グワアアアアアッ! ブラジルメンバー「なにィ!」「ツインシュートだとォ!?」「あの二人が!」 ゲルティス「(既存データ無し!参考データ…日本のドライブタイガーで代用!演算…時間不足!!)」 森崎「あいつら…まだこんな物を…!!」 シュナイダー「 F I R E ! ! 」 フライハイト「 D R I V E ! 」 バギュゥゥルゥウウウウウウウウウウウッ!!!! ゲルティス「ハァアアア!!」 そのシュートは翼と日向が使えるドライブタイガーツインシュートと良く似ていた。 物凄い速度と威力を持ったボールが幾重にもぶれながら急上昇から急降下と言う 厄介極まりない軌道を描く点ではそっくりだった。 ゲルティス「(…防御、不能!!)アガアアアアアッ!!」 ドガアアアッ! しかし威力と精度はこちらの方が上だった。 そしてそれ以上にネオファイヤーショットを警戒していた所に 全くの新技を出されたのが大きかった。大きすぎた。 バリィイッ! ブスブスブス… ブギュルルルル… ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
[300]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/23(土) 15:03:07 ID:jBrO0HR2 ブラジル 0−2 ドイツ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 10ゴール シュナイダー、ストラット 9ゴール 日向 8ゴール カルロス、ディアス 6ゴール ザガロ 5ゴール 火野、ビクトリーノ 4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ 3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ 2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉 1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、 カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト アルシオン 5アシスト サンタマリア 4アシスト 岬 3アシスト マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、 2アシスト カペロマン、カルロス、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ 1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、 シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ
[301]2 ◆vD5srW.8hU :2013/11/23(土) 15:04:09 ID:jBrO0HR2 上記7レスのコピペをお願いします。
[302]森崎名無しさん:2013/11/23(土) 15:46:01 ID:??? いってきます
[303]森崎名無しさん:2013/11/23(土) 15:50:10 ID:??? 完了しました
[304]2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/04(水) 00:05:31 ID:ETY9hKHw 放送「ゴ…ゴ…ゴォオオオオオオオオオオオ〜〜〜〜ルゥウウウウウウウ!!! ぜ、前半36分、ドイツが、ドイツが…!シュナイダーくんとフライハイトくんの ツインシュート…ファイヤードライブツインとでも言うべきでしょうか… ツインシュートでゲルティスくんを吹っ飛ばし、2点目…2点目です! ブラジル、無得点のまままさかの2点リードを許してしまいました〜〜〜〜!!」 まさかのドイツの追加点を実況は悲鳴の様にアナウンスした。 ブゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!! 観客「何やってやがんだーーーっ!!」「てめえらそれでもセレソンか!」 「よりにもよって2点リードだと!?わざとやってんのか!」「お前ら負けたいのかァ!」 「ゲルティスッ!貴様イタリアで何を学んできたんだ、八百長のやり方か!?」 「ポブルセンなんかをあそこまで好き勝手やらせやがって!」「まだ1点も取れてないじゃないか!」 「お前ら全員そのユニフォーム脱げ!今すぐだ!」「ブラジルの恥どもめーーーっ!!」 それを聞くのを待っていたかの様に観客の大多数が物凄い騒音を立てる。 彼らはドイツがどれ程凄いプレイをしようとどんな想定外のアクシデントがあろうと そんな事は関係ないとばかりに敵を力で捻じ伏せるブラジルの姿を期待していたのだ。 その期待がこのままでは惨敗しかねない程のペースの連続失点と言う無様な展開で 裏切られては彼らに怒るなと言う方が無理である。 葵「うわっ、凄いブーイング…セリエAにも劣らないやこりゃ」 赤井「ぼ、暴動にならないだろうな…?過去にいくつか例はあるぞ…」 山森「万が一の時は、最寄りの出口に避難した方が良さそうだね」
[305]2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/04(水) 00:06:46 ID:ETY9hKHw 松山「それにしてもまさかドイツが前半の内に2点リードとはなあ…」 三杉「展開的にはむしろ押されていた筈なのに、冷静に戦況を見極めチャンスを物にしたね」 若林「ファイヤードライブと言う切り札を隠し持っていた事、それを躊躇なく切った事、 ポブルセンの予想外の暴走をむしろ好機と見なした事…好判断が重なった結果だな」 日向「あのキチガイの評価を上げざるを得ないか…つくづくバカとハサミは使い様だな」 早田「なんだよこりゃあ。ハッキリ言ってブラジル大ピンチじゃねえか」 次藤「味方の筈の観客まで敵に回しちょるばい。どげんすっとね?」 翼「……………」 森崎「……………」 全日本ユースの面々も予想外のスコアにざわめく中、翼と森崎は沈黙を保っていた。 修行先に選んだブラジルがまさかこんな体たらくになるとはと驚く一方、 リオカップではブラジル人ではない彼らが主役だった事も思い出してある意味納得していたのだ。 間違いなく強いのだが、それでも無敵には程遠いのかも知れないと。 この様に誰もがドイツの快調とブラジルの苦境を否定できなくなったこの瞬間、 当事者達はどんな精神状態で居ただろうか。
[306]2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/04(水) 00:08:32 ID:ETY9hKHw ブラジルメンバー「………」「くそっ…」「やっべぇ〜」「ひゃー、ブーイングが…」 シュナイダー「(よし。流石にダメージは小さくないな)」 ブラジルユースの選手達は精神的ダメージに耐えていた。逆に言えばそれを隠す余裕はなかった。 それをしっかり観察したシュナイダーは満足気に頷き、次に息を荒げるポブルセンに振り返った。 ポブルセン「てめえ…」 シュナイダー「余計な事を、等とは言わんだろうな?お前があのままゴールを決めていたら それはそれでとても有り難かったぞ。その前の活躍だけでも十分だったがな」 ポブルセン「クソが…偉ぶるんじゃねえ…」 シュナイダー「人を威嚇したいのならせめて息を整えてからにしたらどうだ? ついでに治療も今の内に受けてこい。さもなくば負傷悪化で憎いブラジル相手に最後まで戦えず、 日本との決勝戦もベンチから見ているだけと言う下らん結末になりかねんぞ」 ポブルセン「俺に指図…するんじゃねえ…」 ザッザッザッ… ポブルセンは先程のワンマンプレイで激しく消耗していた。勿論怪我も未治療のままである。 それを指摘し嫌々ベンチに向かわせるのはシュナイダーにとって容易い事である。 そのままフライハイトと共にドイツ陣内に引き上げると他の仲間達に歓迎された。 カルツ「奴さんは本当にどうしようもないのう。今回は奴の暴走が役に立ったが」 フライハイト「…ある意味扱いやすい奴ではあるさ」
[307]2 ◆vD5srW.8hU :2013/12/04(水) 00:09:39 ID:ETY9hKHw カペロマン「お前らも大概な性格だよな」 シェスター「ともあれ、ナイスゴール!絶好調じゃないか」 マーガス「そうそう。ブラジルの奴ら顔を引きつらせてたぜ」 シュナイダー「ああ。1点ならまだしも、2点リードされると言うのは非常に大きい。 如何に猛者揃いのブラジルと言えど、ダメージは隠しきれないし自国民まで敵に回した。こうなると ホームアドバンテージも逆にプレッシャーとして害の方が勝り、またブラジルだからこそ “こんな筈じゃなかった”と言う焦りも大きいだろう。奴らの心は最早ヒビだらけになっている」 カルツ「それじゃ、早めに3点目を狙いに行くのかい?」 シュナイダー「…いや、こっちの消耗も激しいからそれは後半に狙った方がいいだろう。 ハーフタイムの時点で2−0のままなら向こうは更に焦り、後半の早い内に隙が生じる。 そこにトドメを刺すのが理想的な展開であり、勝利への方程式だ」 メッツァ「じゃ、前半の残りはマイボールになったら遅攻だね。了解」 シュナイダー「そうだ。今大会優勝候補大本命としてもてはやされ、苦戦らしい苦戦を しなかったブラジルは精神的な限界が近い。そこを容赦なく突き崩すぞ。気合を入れろ!」 ドイツメンバー『おう!!』 ここでシュナイダーは試合の残り時間、自分達の消耗、そして敵の状態を考慮し 勝ちを焦らず改めて冷静に戦う事を呼びかけた。勝負に徹するリアリストの彼らしい指示と言えよう。 だが彼は一つ知らない事があった。 ブラジルユースの選手達が大会前に自信を粉々にされた経験があると言う事を。 驚愕と絶望と屈辱に対する耐性と、そこから立ち直れる強さを持っていると言う事を。
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0ch BBS 2007-01-24