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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[393]森崎名無しさん:2014/01/24(金) 07:35:22 ID:??? 行ってきます
[394]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:19:20 ID:goDPAxOQ ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 放送「とうとう2−2となりましたこの試合、4度目のドイツのキックオフです! 前半の貯金を使い果たしてしまったドイツはPK戦を狙うのでもない限り攻撃に出なければいけません! さあ彼らは一体どうするのか?まずはシュナイダーくんからカペロマンくんへ」 ジェトーリオ「はいはい、いらっしゃーい」 カペロマン「そういう訳にもいかないんで、なっ!」 バコッ! 放送「あっとカペロマンくん、いったんボールをカルツくんに戻しました。カルツくんここから直進!」 カルツ「どけっ!」 ドガアッ! マウリシオ「うわあ〜っ!!」 サンタマリア「(カルツのキレが増した…これがあいつの底力か。だが恐らく俺を抜きにはかからない筈)」 カルツ「(このまま愚直にサンタマリアに突っ込むのもリスキーだな…)」 バコッ! 放送「カルツくんこのまま上がって…いかない!シェスターくんに展開!シェスターくんは更に メッツァくんに繋ぎます。ドイツ、ここは時間をかけてじっくり攻めるつもりの様です」
[395]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:20:20 ID:goDPAxOQ ルディ「(うむ…それしか選択肢がない。多分ブラジルにも読まれているだろうが、 ここはなんとか遅攻で押し勝つんだ!そうすればまだまだ試合は分からん!)」 ロベルト「(なんだよ、焦って速攻とかしてくれればよかったのに…まあ大丈夫だろ ボール争いでも体力勝負でもウチの方が有利だ。ミューラーが回復しきる前に奪えばそれで勝ちだ)」 若林「これは…ドイツはフィールダー同士での勝負を仕掛けに来たか…」 早田「なるほどな。ミューラーを休ませながら少しずつ戦線を上げていくのが狙いか」 次藤「パスだけで逃げ回っちゃ押し込まれるけん、危険じゃしの」 三杉「同時にブラジルの体力を削る狙いもあるだろうね。ただ、もうしばらくは持ちそうだが」 松山「上手くいくのか、これ?この試合、中盤争いはブラジルが終始リードしていたじゃないか」 岬「いや、ドイツはブラジルを止めるのには苦労していたけど、ブラジルを攻める事自体は出来ていたよ」 中山「この状況では確かにこれが最善の手だ。だけど…これ、ブラジルの思う壺なんじゃないか?」 日向「ああ、読まれているだろうな。ただでさえ決して有利な戦い方とは言えねえのによ」 翼「前半2点リードされて尚この盛り返しぶりと試合運び…これが、ブラジル…」 森崎「(…もしブラジルが決勝の相手だとしたら…俺も、同じ事をやられたら…!)」
[396]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:23:42 ID:goDPAxOQ その後ドイツは必死に走り回った。逃げ回るのではなく相手を疲弊させる為に。 シュナイダー「(まだだ…これでは全然時間が足りていない…!)」 アマラウ「(くそっ、こいつがここに居るせいで前に加勢できねえ!)」 ドトール「(焦るな。焦ったら負けだ。皆を信じるんだ)」 オフサイドラインぎりぎりの位置でブラジルDFを牽制しつつ後ろを見守るシュナイダーの表情は 隠し切れない焦りを無理やり押さえつけていた為か何時も以上に鋭く険しくなっていた。 この時ドイツで最も活躍したのはメッツァだった。 バシュルルルルルルル!! ネイ「くそっ!こういう展開の時は本当にうざったいタイプだなお前!」 メッツァ「褒めても何も出ないよ〜(ああんもう、なんで僕がこんな責任重大な目に…)」 トニーニョ「(メンタルは弱いと見ていたが…まだミスはしてくれないか?)」 アンドレアス・メッツァと言う選手は生粋のパサーである。ドリブルもそれなりに得意ではあるが、 彼の取り柄はトレードマークのトップスピンパスであり、成功率の高いそれに頼って ひたすらパスを供給する事を最優先するのが彼のプレイスタイルである。 はっきり言ってかなり消極的なプレイスタイルであり、それは責任を問われるのを嫌う 自分勝手で弱気な性格の賜物だったが他に優秀な攻撃要員が居るならばチーム貢献度は高い。 相手チームからすれば彼にボールが渡ると高確率で危険なパスを通されてしまうが、 かと言ってマークで人数を割いたりしても本人はパス以外の形では攻撃に関わろうとしない為 結果として他の選手達を活かされてしまうのは変わらないのである。
[397]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:25:10 ID:goDPAxOQ そして勿論、時間を稼ぐ状況ではメッツァの存在感は増す。 相手チームは早くボールを奪わないといけない為、メッツァにボールが渡る度に パスで逃げられる事を覚悟の上でメッツァに駆け寄らなければいけない。 ポジション上マッチアップの機会が多いネイとトニーニョは煮え湯を飲まされる事になった。 無論ドイツはメッツァ一人に頼りきりだった訳ではない。 カペロマン「サイドは俺の戦場だ…そう簡単に渡して堪るか!」 ババッ! キキッ! バッコォオン! サンタマリア「くっ!」 マウリシオ「し、しまった!」 ジェトーリオ「(う〜ん、マーガスが嫌な位置に居るなあ。迂闊に突っ込めない…)」 カペロマンは右サイドでボールキープに貢献し。 バッ! バコォン! マーガス「よし!拾ってくれ!」 シェスター「オーケーだ!」
[398]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:26:45 ID:goDPAxOQ ディウセウ「(畜生〜、あそこまで下がられると間に合わないぜ)」 マーガスはボールを奪われそうになった時の緊急避難先として機能し。 カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねえ!」 ガガガガガッ! ドガアッ! ザガロ「ぐああああああっ!!」 カルロス「がはぁあああああっ!!」 カルツは中央で何度も暴れ周り。 フライハイト「そこだ」 シェスター「右、来ているぞ!」 クランケ「走れ走れ!」 ヨハンセン「ここまで来て負けて堪るか!」 バコッ!バシーン! ポーン!ダダダダダッ! その他の選手達も主に中継地点となる事で上記4人が過不足無く動ける様走り回っていた。
[399]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:28:21 ID:goDPAxOQ ポブルセン「(ちっ、まだかよ…早くブラジルの奴らを血祭りに上げてえのに…)」 シュナイダー「(神経が削られる思いだ…だが俺が迷いを見せる訳にはいかない。 チームメイトを信じるのもキャプテンの仕事だ。耐えろ、耐えるんだカール・ハインツ・シュナイダー!)」 消耗の激しいポブルセンとシュナイダーはDFラインを脅かしつつ休んでいた。 目先のキープ率を優先すれば3点目を奪う力が無くなってしまうが故の苛立ちと戦いながらの休憩である。 彼らの神経戦が功をなしたか、ドイツは未だブラジルにボールを奪われずに済んでいた。 カルロス「(見事だドイツ!お前達は強かった。それも予想以上に!だがそろそろ終わりだ。 この期に及んでここまでキープされ続けたのは屈辱だが、所詮時間稼ぎは時間稼ぎでしかない。 いずれは攻撃パターンが読まれる物なんだ。後ほんの少し…後ほんの少しだ!)」 ズズッ… カルロス「(くっ…足が重くなり始めたか。だがまだだ!まだ俺は戦える!)」 カルロスがもうすぐボールを奪えると自信を得たのと、彼が足を引きずり始めたのはほぼ同時だった。
[400]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/27(月) 13:30:11 ID:goDPAxOQ 上記6レスのコピペをお願いします。
[401]森崎名無しさん:2014/01/27(月) 18:49:06 ID:??? 行ってきます
[402]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:42:38 ID:PaEIpEcE この持久戦の終焉はメッツァのトップスピンパスからだった。 放送「後半33分!ドイツが懸命にボールキープしながらじりじりと戦線をブラジル側に 押し上げています!次の3点目が恐らく決勝点となるのは間違いない所、 両チーム共意地を張り合う踏ん張り所ですが、まだこれと言った動きは見られません!」 観客「何やってんだ、まだ奪えないのか!」「折角ミューラーがヘバッているのに!今がチャンスなんだぞ!」 「運動量落ちてるぞ!根性見せろ!」「いかん、前半から攻めまくっていたツケが来ている…」 ルディ「(よしっ!このまま40分くらいまで粘れれば…!)」 ロベルト「(あわわわわ…まだか?まだ奪えないのか?)」 放送「ここでメッツァくんにボールが渡った!彼のパスはこの試合中何度もブラジルの選手達を 良い様に翻弄しています!今回もマーカー達が振り切られてしまうのか?」 メッツァ「(あ〜もうまた僕!?さっさと逃げちゃえ!)」 グワアッ… バシュルルルルル! ネイ「(くそーーーっ、またか!)」 トニーニョ「(ええい、このままでは本当にこっちの体力が…!)」 シュタタタタッ! バッ!グルンッ! カルロス「ここだああっ!」 バチィッ!
[403]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:43:39 ID:PaEIpEcE メッツァ「あああーーーっ!?」 ヒューーーーーーン… 放送「あーーーっと、ここでカルロスくんのムーンサルトパスカット!メッツァくんの トップスピンパスの軌道があらぬ方向に変わりました!このこぼれ球の行方は!?行方はどうなる!?」 カペロマン「や、やばいっ!」 ダダダダダッ! カペロマン「よ、よし…」 ジェトーリオ「はい、毎度有難う御座います!」 グイッ! バシッ! カペロマン「うわっ!?き、貴様―っ!」 それはメッツァに頼り過ぎた弊害か、それともカルロスを褒めるべきか。ドイツユースが仕掛けた持久戦は 約10分続いた後にカルロスが弾いたボールをカペロマンが奪われる事で終わってしまった。 放送「カペロマンくんがフォロー!しかしジェトーリオくんがすぐさま奪い取った! とうとう待望のブラジルボールになりましたァ!!」 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「よっしゃーーー!良くやった!」「待ってましたァ!」「そのまま3点目を決めるんだーっ!!」
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0ch BBS 2007-01-24