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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[482]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:46:10 ID:6H9bjZ/Q ここからの数分間は非常に慌ただしく、そしてとてつもなく長く感じられる物だった。 放送「ポブルセンくんのマーダーショット!ディウセウくん止められない!しかしゲルティスくん なんとか大きく弾き返しました!…がっ!?よりによってフライハイトくんがこのこぼれ球に詰めようとしているーっ!!」 中山「ここでフライハイトが撃ったら…決まる!」 次藤「ディウセウはまだ倒れちょるばい!」 早田「いや、待て!ドトールも駆けつけているぞ!」 ダダダダッ! ドトール「撃たせはしない…!」 雨天時にしか撃てないフライハイトの大技、ウォッシャードライブ。その脅威はブラジルユースもよく研究しており、 ディウセウが起き上がれずゲルティスも万全の体勢ではないこの瞬間に撃たれては命取りになる事は百も承知だった。 ズシャシャーッ! 故にいち早くフライハイトのマークにつけたドトールはたった一人でも彼を止めようと必死だった。 ここで決められてしまっては今までの努力が全てフイになるのだからその気迫はただ事ではない。 フライハイト「良いタックルだ。だが雨を味方につけた俺を止めるには足りない!」 シュパパパパァ…! ビュゥッ! ドトール「くっ…(ダメか!最早ゲルティスを信じるしかない!)」 しかし今のフライハイトを1対1で止める事は難しく、彼は然程時間を稼げずに振り切られてしまった。 ドトールに出来たのはゲルティスが体勢を整えるのに必要な数秒間を稼ぐだけだった。
[483]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:48:16 ID:6H9bjZ/Q フライハイト「今こそ雨の力を借りる時だ!水よ!風よ!ドイツに勝利を〜〜〜っ!!」 グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!! 放送「ドトールくんタックルに行く…しかしかわされた!そしてフライハイトくんが足を振り上げたァアア!!」 ゲルティス「(ウォッシャードライブ…雨による摩擦と下方向へのベクトルを 計算し尽くし落下力に上乗せした強化版ドライブシュート)」 バッギュルゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!! 直後に放たれたフライハイトのウォッシャードライブ。 放送「撃ったァアアアアアアアアアアアアアア!!フライハイトくんのウォッシャードライブ!」 ドイツメンバー「いけェエエエエエ!!」「決まれーーーっ!」 ブラジルメンバー「ゲ、ゲルティス!」「なんとかしてくれー!!」 ゲルティス「(このシュートのデータは日本戦から取ってある。コース予測…成功!)」 バッ!バシィイイイイッ!! ズルッ…ポンポンポン… フライハイト「な、なにィイイ!?」 ゲルティス「(…!?雨のせいでグリップ難度が上がっている!)」 ピィイイイッ! これはゲルティスはキャッチは出来なかったものの、ゴールバーの上に弾く事には成功した。 無論、ドイツ相手にコーナーキックを与えるのは命拾いではなく次なるピンチである。
[484]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:49:26 ID:6H9bjZ/Q 上記2レスのコピペをお願いします。
[485]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 01:07:13 ID:??? 行ってきます。
[486]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:04:41 ID:MIGFJ3z+ 観客「や、やったァ!弾いた!」「コーナーか…命拾いしたぜ」「バカ野郎!何が命拾いだ!」 「忘れたのか、ドイツにはコーナーキックのスペシャリストが居るんだぞ!」「げっ!ヤバい!?」 ルディ「(くっ、ウォッシャードライブも防がれたか!だがコーナーなら…!)」 ロベルト「(あれ?あれ?なんかヤバい?滅茶苦茶撃たれまくってるぞ?)」 放送「ゲルティスくん弾いたァ!ボールはゴールバーを超えた!コーナーキックです! 通常なら命拾いした、と一息つける所ですがドイツユース相手にはそうはならない!それは…」 ダダダッ! カペロマン「来たな!とうとう俺の本領発揮だぜ!」 放送「ドイツにはこの人、テオドール・カペロマンくんが居るからです! サイドからのスナイパーたる彼はコーナーキックをもっとも得意とし、 彼のトレードマークのサイドワインダーはコーナーキックから真価を発揮するのです! 試合は間もなく約3分間と表示されたロスタイムに突入しようとしています! ブラジル、耐えきれるか!?怒涛のシュートラッシュを凌ぎきれるのか〜っ!!」 ブラジルメンバー「くそっ!」「配置を急げ!」「こんな土壇場でやられて堪るか!」 この試合初めてコーナーキックと言う大チャンスをドイツに与えてしまったブラジルは 大急ぎでサイドワインダーに備えようとしていたが、その際守備の要である ディウセウは同じく守護神たるゲルティスの傍に駆け寄り小声で問いていた。 ディウセウ「ゲルティス。おめえ、まだやれるか?」 ディウセウには分かっていた。ドイツの高火力の嵐に晒され続けた自分もゲルティスも限界が近く、 間もなく動きが鈍り出す事を。その瞬間をドイツに突かれたら失点してしまうであろう事を。 ゲルティス「(体力残量確認…完了)」
[487]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:06:24 ID:MIGFJ3z+ スッ。 ゲルティスは口では答えず指を2本上げただけだった。それで十分だった。 ディウセウ「(後2回だけか…)分かった!後1回、オラが何とかする!」 ピィイイッ! 放送「ロスタイム突入と同時にコーナーキック!カペロマンくんが走り…サイドワインダーだァ!」 グワァアアアアアアアアアアアアッ!! カペロマン「唸れェ!サイドワインダー!!」 ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ギュインギュインギュインギュイン!! マウリシオ「くそーっ!」 ジェトーリオ「だああっ!なんでこんなに曲がるのさ!」 ディウセウ「でえじょうぶだ!オラに…任せろーっ!」 バッ! ブゴワァアアアアアアアアアッ!! カペロマン「くっ!悪あがきしやがって!」 ディウセウ「ふぐ…(ダメだ、トラップできねえ…!)」 バーン!
[488]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:07:46 ID:MIGFJ3z+ 放送「ふ、防いだ!ディウセウくんがまたしてもファインプレイ!…あああっ!?」 ディウセウは残り少ない体力と気力を注ぎ込み、顔面ブロックでサイドワインダーを弾いてみせた。 だが彼の献身的なディフェンスを嘲笑うかの様にボールはブラジルにとって一番嫌な場所に転がって行った。 ダダダッ! ダダダッ! ブラジルメンバー「こ、今度はどこ…げえっ!?」「なんでそっちなんだよーーっ!?」 シュナイダー「決めるぞフライハイト!」 フライハイト「任せろシュナイダー!」 シュナイダーとフライハイトの二人の前である。 カルロス「(くっ…だが、もうネオファイヤーを撃てるとは…いや違う!あの二人には!)」 グワアアアアアッ! グワアアアアアッ! 放送「し、しかしこぼれ球はシュナイダーくんとフライハイトくんの前へーーーっ!天はブラジルを見離したのか!?」 アマラウ「ええい、今度はこれかよ!ディウセウ…はダウンか。俺がやるしかない!」 ゲルティス「(ファイヤードライブの確率95%。シュートコース算出…)」 シュナイダー「 F I R E ! ! 」 フライハイト「 D R I V E ! 」 バギュゥゥルゥウウウウウウウウウウウッ!!!! ドイツに残された最後の大技が、ディウセウと言う盾を失ったゲルティスに襲い掛かった。 ゲルティス「(失点の確率…52.1%)」
[489]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:08:49 ID:MIGFJ3z+ 上記3レスのコピペをお願いします。
[490]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 07:33:00 ID:??? 行ってきます。
[491]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/08(土) 00:06:37 ID:MmNRyPYQ ブワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!! 放送「出た〜〜〜っ!!ファイヤードライブだーーーーっ!!!」 ファイヤーショットとドライブシュートの力が同時に加わったファイヤードライブ。 それはファイヤーショットの強さと速さ、ドライブシュートの上昇からの急降下、 そしてツインシュートらしく幾重もの分裂を兼ね揃えた驚異のシュートである。 ドガアアアッ! アマラウ「ぐわああああっ!!」 ドトール「アマラウーッ!」 ディウセウの代わりを果たすべく勇敢に飛び込んだアマラウだったが 彼には残酷な程に荷が重すぎ、何の役にも立たずにあっさり宙を舞う羽目になった。 この運命の瞬間を最も長く感じたのは誰だったか。 それはこのドイツの切り札をたった一人で止めなくてはいけないゲルティスだった。 ゲルティス「………」 機械の様に冷徹な表情に、集中力と緊迫感による感情が籠もっていく。 超高速で急降下してくるボールの雲を見据える瞳の中で、一つの決意が芽生える。 ゲルティス「(キャッチと反応の両立は至難の業。ドイツユースの体力、気力の 残量を考慮すれば警戒すべきシュートはこれが最後…) 0.01秒単位の判断が問われる世界で彼は決断した。キャッチはしなくていい、ゴールに入れさせなければそれでいいと。
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0ch BBS 2007-01-24