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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[635]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:24:44 ID:EFIEpwVQ それぞれの事情でチーム内から孤立している者達も居る。 日向と若島津は仲が良い者がおらず、彼ら自身も親交など求めていなかった為この時も二人きりだった。 日向「若島津、お前はこの大会の後はどうするつもりだ?」 若島津「はい、いくつかそれなりのクラブから接触されていますがあまり有望な候補はありません。 ある程度の妥協は必要となりますが、選手を育てて売るタイプのクラブに行こうと思っています」 日向「そうか…言うまでもないが、俺は最初からビッグクラブを狙うぞ。既に列が出来ているからな」 若島津「そうですか…そうでしょうね」 日向「若島津、今更俺から慰めだの激励だのつまらん物は期待していないだろう。 俺はお前を利用する。お前は俺を利用する。それが俺達の関係だったし、これからもそうだ。 周囲は仲良くしているんだと捉えるだろうが、価値観と人生観が似通っているだけの話だ」 若島津「はい。貴方も俺も自ら望んで戦いに明け暮れる修羅です。今俺達の力の差、 立場の差は歴然としていますが…いずれは貴方の首を貰い受けに行きますよ」 日向「それでいい。それが勝負の世界の鉄則だ。どんな屈辱にまみれようとも、 どんな強敵が表れようとも、最後に生き残った奴が勝ち…これだからサッカーは止められんぜ」 若島津「他者を屈服させる喜び…チームスポーツなのにそれがある。堪りませんね」 スポーツマンシップと言う言葉を鼻で笑いたがるこの二人は上機嫌だった。 望んで修羅道を歩む彼らの先にも栄光が見いだせない訳ではない。 勝負の世界に身を置く者達は誰しも多かれ少なかれこの様な覚悟を強いられるのだから。
[636]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:26:15 ID:EFIEpwVQ 翼と若林もこの夜二人きりだった。彼らは日向達とは異なりチームメイトとの親交が無かった訳ではなく、 むしろ現キャプテンの森崎よりも人望自体は多く集めていると言えるかも知れない。 しかし早くから海外に出てプロになっていた為か、その影響でアジア予選には参加しなかった為か、 なんとなく特別扱いされる事が多いこの二人は今夜は特に誘うまでもなく二人きりになっていた。 翼「…とうとうここまで来たね。ワールドカップの前哨戦のワールドユースの決勝… そして相手はドイツを倒したブラジルだ。随分とよく出来たシチュエーションだよ」 若林「俺もお前も子供の頃からこういう日を夢見ていた。そして今、それが現実になろうとしているんだ。 思い返せばお前が南葛小に引っ越してきてからの付き合いか。俺達は夢を…叶えたんだよな」 翼「うん。俺も君も有名なリーグのプロ選手になって、日本代表として戦っている…筈なんだけど」 若林「分かる…分かるぞ。夢を叶えた筈なのに、こんな筈じゃなかった…そう思っているんだろう?」 翼「そう、俺は夢を叶えつつある。子供の頃誰に言っても理解されなかったり笑われたりした夢が 段々現実になりつつあるんだ。武者震いはする。喜びもある。だけど…何か、ね」 若林「お前はまだいいさ。俺はサブGKだ。世界一になる瞬間をベンチから見ているってのは笑いそうだぜ」 翼「何なんだろうね、本当に。俺は森崎さえ倒せば全てが解決すると思っていたけど、 実際に森崎に勝っても何も変わらなかったよ。これが大人になるって言う事なのかな?」 若林「これが人生だ。不満なら自力で何とかしろ…そう言える様になるのが大人になるって事だと思うぜ」 翼「ハハハ…明日も勝とうね、若林くん」 若林「精々頑張って点を取れよ。そうしなきゃ森崎がまた何か馬鹿をやらかすぞ」 二人の表情は19歳とは思えない程大人びていたが、それを目撃したのもこの二人だけだった。
[637]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 00:28:51 ID:EFIEpwVQ 上記2レスのコピペをお願いします。
[638]森崎名無しさん:2014/05/01(木) 00:43:57 ID:??? 行ってきます
[639]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 22:27:23 ID:EFIEpwVQ チームメイト達が思い思いの夜を過ごしている時、森崎はどうしていたのか。 森崎「ん〜、やっぱり世界一になる前夜ってのは独特の雰囲気があるな。 この俺でもほんの僅かばかり緊張せざるを得ないとは…なんちゃって」 森崎は独り言をつぶやきながらホテルの中を探索して暇つぶししていた。 彼がおどけた態度を取っているのはそれだけ余裕なのか、それともそういう心づもりを 作ろうとしているのかは彼自身にも良く分からない所だった。 森崎「…暇だな。まだ眠くないし、かと言って今チームメイトと話すのもダルいし…ん?」 陽子「………ふぅー」 そんなタイミングで彼がホテル備え付のバーの傍を通りがかり、 カクテルを飲みながらくつろいでいる陽子を発見したのは何かの運命だろうか? 陽子の表情からは軽くない疲労が伺え、森崎が通りがかったのにも気付いていない様だった。 森崎「(陽子さん…)」 A 決勝戦前なんだ。声をかけよう。 B 決勝戦前なんだ。黙って去ろう。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて ☆2014/5/1 11:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[640]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/01(木) 22:29:43 ID:EFIEpwVQ 上記1レスのコピペをお願いします。 それと、投票開始は23:30からでした。申し訳ありませんが訂正の上でコピペをお願いします。
[641]森崎名無しさん:2014/05/01(木) 22:35:50 ID:??? 行ってきます
[642]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/02(金) 22:32:35 ID:gvF7ETNA >A 決勝戦前なんだ。声をかけよう。 森崎「陽子さん」 陽子「っ!」 森崎が声をかけた途端陽子はビクッと肩をひくつかせ、それからゆっくりと振り向いた。 その顔には緊張感が隠せない程表れており、まるで隠し場所をみつけられた子供の様だった。 陽子「も、森崎くん…しまったなあ、こんな所で飲むんじゃなかった…」 森崎「なんだよ、俺と会いたくなかったのか?」 陽子「うん…だって、決勝戦前じゃない。こんな日に会うのはちょっと…」 A 「決勝戦前だからこそ、だろ。モヤモヤしたままじゃ嫌だぜ」 B 「俺はそんなの気にしないぜ。こんなプレッシャー、何時もの事だ」 C 「森崎くんに配慮しないと、って思いながら話すのが嫌なのか?」 D 「分かっているが、陽子さんを見たら話しかけられずには居られなかった」 E 「そうか。じゃあ今夜は止めておくよ。邪魔したな」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて ☆2014/5/2 23:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[643]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/02(金) 22:34:26 ID:gvF7ETNA 上記1レスのコピペをお願いします。
[644]森崎名無しさん:2014/05/02(金) 22:52:00 ID:??? 行ってきます
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0ch BBS 2007-01-24