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ソシャゲって楽しいよね!一緒に楽しもうよ!
[250]プラマイゼロ子ちゃん:2013/08/09(金) 08:46:47 ID:??? 2
[251]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 21:02:59 ID:??? プロローグ的なサムシングをゆっくり投下します
[252]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 21:33:56 ID:??? ☆プロローグ 菫に職員室まで案内してもらい、そこから担任教師にバトンタッチ。 平凡そうな教師はこれまた特に変哲もなく、京太郎を担当のクラスへと案内した。 京太郎は新たなクラスメイトたちに向けて通り一遍の自己紹介をし、席に着く。 麻雀部の人は多いのだろうが、京太郎が見た限り知った顔はなかった。 京太郎「(1年、確かいたよな?)」 いくつもクラスがあるこの高校で同じクラスになる方が難しい。 頭を切り替え、早速始まった授業に耳を傾けることにした。 幸いにして進度はさほど違いはなく、なんとかついていけそうだ。 時間は過ぎ、放課後。 やはり麻雀部を見学しに行くべきだろうか…そう悩んでいると、教室のドアが開かれた。 顔を出したのは1年の場にそぐわない、ある意味京太郎がここに来るきっかけとなった女性だった。 菫「京太郎、麻雀部、見学していくんだろう?」 京太郎「はい。でも、部室どこだろうって感じでして」 菫「だろう。だから私がここまで来たんだ、一緒に行こう」 元部長である菫に連れられ、廊下を歩く。 とりとめのない話に花を咲かせていると、ふと気づいたように一角の大きな部屋を菫が指さした。 菫「っと、通り過ぎるところだった。あれが麻雀部の部室だ」
[253]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 21:42:09 ID:??? 京太郎「…よしっ!」 鼻息も荒く一歩を踏み出そうとする京太郎は、とあることに気付く。 菫さん、ここは先導してくれるものではないのでしょうか。 菫「私はちょっと生徒会に用事があるんだ。少し長くなるだろうから、先に部室に入って待っててくれ」 京太郎「アッハイ」 じゃ、と去っていく菫。猛烈な心細さが京太郎を襲う。 だが、ここで負けるわけにはいかないと、一歩を踏み出しドアノブに手を掛ける。 京太郎「よろしくお願いします!」ガチャ ???「………誰?」 ???「えっと…?」 清澄の部内とは全然違う、広い部室、多くの雀卓に目がくらみそうになる。 その京太郎に声を掛けたのは、入り口に一番近い雀卓に座っていた2人だった。 一人は金髪の長い髪の少女。背丈は低い。おもちもない。 もう一人は短髪のスパッツを穿いた…多分上級生。見た目からして快活そうだ。 取っつきにくい相手でもなさそうだ、京太郎は気軽な感じで2人に話しかけることにした。 京太郎「俺、清澄から転校してきたんですけど…すみっ…部長さんから聞いてないですか?」 ???「清澄から…?」
[254]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 21:50:24 ID:??? 短髪の女性が思い出すように考え込む。 それと対照的に、金髪の少女は何を言うまでもなく瞳を輝かせている。 ???「おおっ……清澄!」 京太郎「え、えっと……何?」 ???「あのさ、清澄ってサキのいる清澄だよね」 好奇心で瞳を輝かせ、まるで子供のように話しかけてくる謎の少女。 嘘を言う必要もない京太郎は、ああと頷く。 ???「そっかあ…」 その反応に、先ほどの子供っぽさを吹き飛ばす不気味さを一瞬だけ垣間見せ。 ???「じゃあさじゃあさ!ちょっと麻雀打ってみようよ!」 京太郎「い゛い゛っ!?俺、全然強くないから、打っても面白くねえって!」 実力は初心者同程度、とても全国優勝した女子の面々とは比べ物にならない。 当然遠慮する京太郎だったが、この金髪の少女、押しが強い。 加えて隣の短髪の女性も京太郎の方を興味深げに見つめており、助け舟は出してくれそうにない。 結局、京太郎は折れ、一局だけという約束で二人麻雀を軽く打つことになったのだが……。 ???「ロン、ツモ。ツモ、ツモ、ロン、ロン。ツモ」 京太郎「」 やはりと言うか、歯が立たない。相手にすらなっていない。 例えるならライオンにボール代わりにされているようなものであった。
[255]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 21:58:50 ID:??? 最初の親は京太郎。それが軽く蹴られてから…目の前の少女は一度たりとも親を落としていない。 一方的な展開。最初こそ楽しみに目を輝かせていたが、次第に飽きを含んだ表情へと変わり始める。 そして。 ???「……ツモ。8000」 京太郎「う、うぐ……」 ???「はぁーあ。期待外れだなー。清澄から来たって言うからすごい楽しみだったのに。 清澄ってまさかサキ以外ってこんなレベルなの?」 京太郎「違えよ!ちゃんと俺は最初に強くないって言っただろ!」 ???「ふーん。でもま、あんたみたいな強さの部員がいる時点で清澄もたかが知れてるよね。 あーあー、サキは強かったとは言ってもそんな高校に負けたのかー」 最後の一言にさすがに腹を立てた京太郎は反論しようとし…気付いた。 もはやこの目の前の金髪の少女は京太郎のことを一顧だにしていない。 退屈極まりないという表情のまま、奥の卓へと消えていった。 ???「………悪いね。少しは止めればよかったかも」 京太郎「えっと?」 誠子「私の名前は亦野誠子。白糸台の2年。さっきのが大星淡。君の名前は?」 京太郎「あ、須賀京太郎。1年です」
[256]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 22:06:37 ID:??? 誠子「なんというか、淡の奴は……悪気はないんだが」 京太郎「…なんとなくわかります」 ただ、それと許せるかどうかというのは全く別の問題だ。 正直なところ、すごく腹が立っている。 白糸台に転校したとはいえ、京太郎は清澄の部員たちを大切に思っているのだ。 菫「すまない、遅れたな京太郎。待たせてしまって…ってどうした、亦野」 誠子「あっ、弘世先輩…?ですよね?」 菫「なんだその疑問形は」 誠子「いやー、私の中の弘世先輩は突然男子に飛びついたりしないんで偽物かな?とか」 菫「気にするな」 リアルおもちが当たっている京太郎が一番気にせずにはいられない。 しかしそれを顔に出したら新生活が早々に終焉を迎える気がしなくもない。 誠子「はあ。…えっと、その子入部希望みたいなんですけど」 菫「ああ。私がしっかり麻雀のコーチングをしてやるぞ、手とり足とり」 誠子「そ、そうですか。私はこれで失礼しますね」スタコラ
[257]プラマイゼロ子ちゃん:2013/08/09(金) 22:12:21 ID:??? 菫うきうきだな
[258]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 22:13:09 ID:??? 逃げるようにして誠子は去って行った。 その背をしばし見届けてから、菫は京太郎へ振り返り…。 卓の状況、一目で圧倒的な敗北とわかる状況に気が付いた。 菫「………」 京太郎「あの…」 菫「いや、言わなくてもわかる。淡だな?」 京太郎「………はい」 先ほどの言葉が蘇った京太郎は、若干に怒りを交え頷く。 それだけで菫は何かを察したのか、小さく頷く。 菫「京太郎、淡を一発ギャフンと言わせてやれ。もちろん、麻雀でだ」 京太郎「えっ…」 菫「麻雀なら私が教える。丁度いい機会だ、私が卒業する前にあの天狗鼻をもう一度折っておこう」 勝手に話を進めていく菫。京太郎はそれに驚きつつも…。 だが、決して悪い気持ちはしなかった。 一方的に勝負を吹っかけ一方的に興味を失ったトンデモワガママ娘に一撃食らわせる。 ちょっと想像したら、中々痛快そうだ。 菫「やるか、京太郎」 京太郎「ええ、やってやりますよ!」
[259]◆2pV1gRdG.o :2013/08/09(金) 22:20:09 ID:??? ☆チュートリアルコーナー 菫「と、いうわけでだ。早速キャッキャウフフしよう」 京太郎「おもち!」 誠子「冗談はさておき、須賀くんの目的はまずは【淡相手に二人麻雀で和了すること】です。 淡はカード総合値の下方修正を受けて総合力9になっていますが、それでもかなり驚異です」 照「須賀くんの総合力は0スタート。しかも【淡は総合力を大幅に下げるオカルトがある】」モグモグ 京太郎「そ、そんな…俺じゃああのちんちくりんには勝てないのか!?」 菫「勝たせる、そのための白糸台だ」キリ 菫「では具体的に行動を説明しよう」 1. 部活に行く 2. バイトをする 3. 知り合いに連絡する 4. 雀荘に行く
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0ch BBS 2007-01-24