※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[341]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:17:19 ID:IHXEVdyg ★みらくるカクテル!→ ダイヤJ ★ ダイヤ→「空高く跳べそうになる、天上の奇跡! 名付けて、奇跡「客星の明るすぎる夜」です!」 鈴仙に手渡されたそのロングカクテルは透き通った空の色に輝いており、 そして中には白いフルーツが光る、見た目としてはとても優れたものだった。 鈴仙「わあ、綺麗…!」 鈴仙は試しに一口、そのカクテルに口を付けてみると。 鈴仙「うん…! 見ため通りのスッキリとした味に、飲んだ途端に目が冴えるかのようなアルコールの感覚! これを即興で作っちゃうなんて――貴女…タダものじゃあないわね!?」 早苗「ふふん! 奇跡さえあれば、このくらいお茶の子さいさいです!!」 サナァ、と胸を張る早苗だったが、この時ばかりは大言壮語とは鈴仙にも思えない。 鈴仙「(凄いわね…。 多分やると決めたら突っ走るってのがこの子の性格なんでしょうけど、 それできちんと諦めず、一分野を完成させているというのが、本当に凄い所。 凝り性とかマニア気質とかとも言いかえられそうだけど……。 ――うーん、それにしても良いお酒ね。 まるで高い所に浮かんでしまいたくなるわ!)」 こうして、鈴仙は早苗に対する個人的評価をちょっとだけ改めながら、 奇跡が作った美酒の旨みに酔いしれるのだった。 *鈴仙の早苗に対する評価が、鈴仙→(凄い凝り性?)→早苗 になりました。 *鈴仙に浮き玉成長フラグが立ちました。次に競り合いかダイレクトシュートで覚醒すると、 元の覚醒に加え、浮き玉上昇判定が発生します。 *所持金が減りました。10420→9420
[342]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:18:20 ID:IHXEVdyg そうして美酒をごちそうになり、暫く落ち着いた頃。 バーに流れる流麗なピアノ演奏を聴きながら鈴仙は独り思索に耽る。 鈴仙「(ふう…。 最近色々あり過ぎて、とっても充実してるわね…。 それはとても良いんだけど、ちょっと疲れちゃったかも)」 元々自分から何かを働きかける性格ではなく、どちらかというと消極的な方であった鈴仙。 そんな彼女が、今、自分から練習を計画し、多くの他者に働きかけて、皆の輪に寄り添いながら生活している。 鈴仙「(――そういう意味でも、変わったかも、私)」 パスカルとの出会いにより、天才に従う者のコンプレックス、苦しさを認識し、 中山との出会いにより、その苦しさを自分の糧へと昇華する術を知った鈴仙。 そんな中で駆け抜けて来たこの4カ月余りの生活は忙しくもあったが、充実していた。 鈴仙「(師匠やてゐの悪戯に心の中で文句を言いながら、サッカーでは誤魔化し誤魔化し。 そして仕事以外では極力外に出ない、か…。 今じゃあ考えられないなぁ)」 今の生活が楽しい事ばかりかというと、そうでもない。充実している事は、それだけ疲労するという事でもあり、 これを楽しみ切るというのはやはり、そうした天性の気質を持つ者に限られるだろう。 鈴仙「(―――だけど、たまにはこうして自分自身を見つめ直す機会がないとね。でないと…きっと壊れちゃうもの)」 鈴仙は見ためは少女だが――妖獣として、玉兎として並みの人間よりは遥かに長い生を送っている。 その中で、色々な人や仲間と出会い、そうして色々な道理を学んで来たつもりであった。 鈴仙は次に、この永遠亭ルナティックスの中で出会った仲間について想いを馳せる事にした。 鈴仙「(私だけじゃあない。 皆色んな考えや悩みを背負ってサッカーをしたり、人と関わったり仕事をしたりしている。 でも、その中で特に気になる人といえば―――)」
[343]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:19:30 ID:IHXEVdyg その生き方に、感じ方に、気質について鈴仙が特に深い印象を持った人物とは――。 A:自分では考えられない程の深い思慮を持つ、気高き月の賢者、八意永琳だった。 B:普段はおちゃらけて居ながら、時折永琳よりも理解し難く瞳を輝かせる月の姫、蓬莱山輝夜だった。 C:半妖の身でありながら、人間を誰より愛し守る人里の守護神、上白沢慧音だった。 D:不死の呪いを身に背負い、孤独と殺意とともに千年の時を生きた蓬莱の人の形、藤原妹紅だった。 E:万年の時を生きつつも、子供らしい愛らしさを捨てずに様々な物を背負い続ける幸運の白兎、因幡てゐだった。 F:か弱き存在であったにも関わらず、努力を重ねて才能を開花させた愛らしい妹分、因幡佳歩だった。 G:課せられた運命という壁に対して、幾度も無謀な挑戦を挑み続け、そして道を切り開く少年、中山政男だった。 H:決して超えられぬ天才の親友として、コンプレックスを抱きながらも自分らしさを模索し続ける少年、アラン・パスカルだった。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *どのキャラクターを選択しても、特にメリット・デメリットは起きず、そのキャラについての描写が若干掘り下げられるのみとなります。
[344]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:19:56 ID:dcCu2aNY G
[345]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:21:07 ID:HBOcqE4g E
[346]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:22:28 ID:DORM0kiU F
[347]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:28:15 ID:TWhPYB8A G
[348]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:06:55 ID:IHXEVdyg >>340 美味しそうですよねwもし出てたらささやかなボーナスがあったかもしれません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― G:課せられた運命という壁に対して、幾度も無謀な挑戦を挑み続け、そして道を切り開く少年、中山政男だった。 鈴仙「(中山さんは、疲れないのかなぁ…)」 疲れを感じた鈴仙は、逆に今の一度も疲れを見せた事のない少年の顔を思い浮かべる。 鈴仙にとって、中山政男は疲れ知らずの鉄人にも感じさせる中山の姿は尊敬の対象であり、目指すべき存在だった。 鈴仙「(でも中山さんも…目標に向かったらそれを目指して止まないだけの人…なのかもしれない)」 その中山が無謀な歩みを止めぬ原動力――以前に話した森崎と並び立ちたいという夢。 ただそれだけを信じてここまで奇跡を起こし続けて来たのだとしたら。 鈴仙「(中山さんがその夢をあきらめない限り、あの人は立ちあがり続けるでしょうし、疲れる事も倒れる事もないのかもしれない)」 中山は決して倒れる事はないだろう。ここまで歩き続けて来たのだから。 もし彼が倒れる時があるとするならば、それは―――。 鈴仙「(もしも…自分の目指す夢に疑問を抱いたとしたら? ここまで歩いてきた理由が本当に正しい物だったのか。 そう考えるようになってしまったら―――?)」 中山の理念という大きな大木は頑丈だが、嵐が来ればいとも容易く倒れてしまうのではないか。鈴仙はそう不安を抱く。 鈴仙は中山の考えは正しい、尊敬できると出来ると思う反面に、あまりにストイックであり、理解し難いと感じていた。 もし彼が深い挫折を感じた時に、鈴仙は、パスカルは、ルナティックスのメンバーは――。 彼を理解出来た上で、それを受け止められるのだろうか、不安を感じてしまうのだ。
[349]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:08:26 ID:IHXEVdyg 鈴仙「(私達は―――どうしたらいいんだろう)」 鈴仙もまた、どうすれば良いのかは分からない。 ただ、自分が中山のように強くあろうとした事で強くなれた事は厳然たる事実である。 鈴仙「(私は練習のお陰で、かつては格上だと思っていた星と並び称されるまでのストライカーとなり。 奇跡が起きない限り決まらないと思った萃香さんへのシュートも、2、3回に一回は決まるんじゃあないか、っていうくらいまで 進歩したという自信がある。 師匠には及ばずとも、このルナティックスの重要人物にはなれている気がする。 だけど――それだけじゃあ、巧くはなっても。 どこかで行き詰まりが出ちゃう気がする。……どこで、どうなっては分からないけど)」 鈴仙は独りで深く考えて、そして答えが出ないままにバーを後にする。 自分は、自分達は、中山が良く語る『森崎』という人物のように、彼に寄り添う事が出来る選手足り得るのか。 実力的な意味だけでなく、それ以上の『何か』を掴めていけるのか…。 後回し後回しにしていたこの問題も、何れは答えが出る時が来る。その時は、着実に迫ってきていた。 *書き忘れましたが…さっきのカクテルで早苗と楽しく会話をしつつ美味しいお酒を飲んだので、 早苗の評価値がやや上がっています。
[350]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:10:02 ID:IHXEVdyg 【夜A・大宴会!】 鈴仙はしっとりとした雰囲気で酒を飲み終わり、うっすら紅潮した顔で早苗に千円札を渡す。 そしてそこから宴会場に向かうと…既に大方のメンバーが揃っているようだった。 輝夜「あれっ? イナバ若干顔赤いわね。 ひょっとして0次会してたの?」 鈴仙「…ええ、まあ……」 永琳「珍しいわね。 普段はセーブしている事が多いイメージだったけど」 鈴仙「あはは……まあ折角の旅行なんで、気分ですね(それは何時も師匠や姫様がしれっと飲ませて来るから、 少しでも酒量が増えない為にしているだけなんですが……)」 30畳ほどのやや小さめの宴会場は貸し切りとなっており、13人分の机が並んでいた。 そこには夕食後とあってか酒の肴となるようなちょっとした一品料理が揃っている。 小さい舞台も一応揃っており、出し物も一応は出来そうである。 ウサギB「ね、ね。 今日はお師匠様からお許しも出たしさ、お酒飲んでみようよ佳歩ちゃん」 佳歩「ええー…。私多分弱いからいいよぉ…」 ウサギC「やっぱお酒はウイスキーだよね〜。 1000円程度のスコッチで充分だ、ロックグラスにちょいと注いで 溶けるのを待ちながら、舌でなめつつその香りを楽しむ。 まさに大人の醍醐味よね〜♪」 てゐ「とりあえずアンタはまだ子供でしょ…いや私に言われたくないかもしれんけどさ」 ウサギD「ねぇEちゃん! 姫様がよきょうで何かイベントするって言ってたけど、私不安だよ…出たくないよ……」 ウサギE「大丈夫よ。Dちゃんは試合ではちゃんと頑張れてるし、それに姫様だってきっと気遣って下さるわ(多分…)」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24