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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[397]森崎名無しさん:2013/08/18(日) 22:24:26 ID:??? カオスを制するとは。
[398]森崎名無しさん:2013/08/18(日) 23:04:11 ID:??? その時不思議な事が起こった
[399]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:30:20 ID:paRrajU6 ★一番手・輝夜→新難題のお披露目 9 + ( スペード4 )=13 二番手・妹紅→火吹き芸 10 + ( スペードQ )=22★ ★三番手・慧音→本当は知らない歴史のトリビア 6 + ( ハート4 )=10 四番手・永琳→宇宙的幾何学講座 1 + ( JOKER )+(中山・パスカルドン引き-2)=14★ ★五番手・てゐ→??? 0 + ( クラブQ )+(鈴仙のモノマネ+5)=17 大トリ・鈴仙→私の青春 7 + ( ダイヤQ )(*その時不思議な事が起こったにより強制優勝)=999★ →その時不思議な事が起こり、鈴仙が優勝だ! 輝夜「オホン。――一番、蓬莱山輝夜! 新難題を披露するわ!」 一番手の輝夜は――派手に見えて実に平和な芸を披露してくれた。 新難題と称された、数枚のスペルカードのお披露目だったのだ。 慧音「ちょ…ちょっと待った! この狭い宴会場で弾幕を発射したら流石に危険では――!?」 輝夜「んーん、大丈夫よ。 当たっても威力の無い幻にしとくし、何と言ってもデモンストレーションだからね。 当たった時の衝撃は無いし、子供イナバもびっくりしないようにしといてあるし」 こうして、輝夜は最大限の配慮を見せつつも、激しく美麗な弾幕を放つ。 その弾幕は普段のサッカーの様子では到底考えられぬ程隙が無く、 多色の鮮やかなレーザーと大小様々の弾がバランス良く散りばめられており。 鈴仙や並みの妖怪では到底及ばぬ程の妖力の高さを持つのだという事実を嫌でも認識させられる。 そうして輝夜の弾幕披露はつつがなく終わり―――。 輝夜「…はい、以上です。 お粗末様でした」 パチパチパチパチ!! 輝夜は恭しく頭を下げ――宴会場からは割れんばかりの拍手が溢れる。 輝夜「ふふん。 これで私の優勝は確定ね!」
[400]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:31:20 ID:paRrajU6 妹紅「むぎぎぎ…中々やるじゃない、輝夜…!」 Vサインをする輝夜の余裕に溢れた態度に火が付く妹紅。そんな彼女の芸は二番手。 どうにも旅行が企画された時から一発芸大会があると読んで練習を重ねたらしく、 弾幕でも純粋な攻撃でも無い、曲芸としての火を思う存分に使いこなしており、 少し舞台の幕に燃え移りそうなアクシデントがあったが…概ね好評のようである。 三番手は慧音。 彼女は得意の歴史をふんだんに利用した芸――というか小講義を行って観客の関心を引く。 誰もが知っている歴史の内容に意外なエッセンスを加えて行くという切り口も良く、 やや専門的な内容でありながらも、子供のウサギ達も集中して聞く事が出来ていた。 そして四番手の永琳。彼女も慧音の芸を真似したのかもしれないが。 その内容はとてつもないものだった。 永琳「FthoobNarrathothN'ghaKthss'haaTch'tkaaYeggHaという事ね。 つまりは……uhQuumyaggaSという事。そしてagguaNaggはch'tkaaYにより尚も…」 中山「お、おう…(何だ、この頭にこびりついて離れない、この名状し難き感覚は…?)」 パスカル「頭がおかしくなりそうだぜ…」 佳歩「?…??」 しかし永琳の語る内容は、慧音のようなかわいらしいものではなかった。 この世の成り立ちから始まる説話は、宇宙的存在の偉大さと人間・妖怪の矮小さ、 必ずや訪れるであろう冒涜的存在の降臨の日。 それらが現実感を伴った描写、表現、発音で語られており…… 宴会場は一瞬、異教徒の儀式の場であるかのような混沌に包まれる。
[401]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:32:25 ID:paRrajU6 永琳「…ふう、上手くいったわね」 鈴仙「(どういう意味で上手く行ったんだろう…。 洗脳って意味かな…?)」 このままでは永琳が優勝し、場はおぞましい事になるのではないか。 そんな禍々しい雰囲気をよそにやらんと始まったのが、五番手てゐの演目である。 てゐ(鈴仙のマネ)「はうぅ…お許しくださ〜い、しっしょぉ〜…」 輝夜「あはは! 似てる似てる!!」 中山「やり過ぎな感はあるが…特徴は掴めているかもな」 慧音「何となくいじめのようで良くないと思うな…」 永琳に怒られておやつ抜きになった時の鈴仙のモノマネらしいが…(鈴仙的には)全然似ていない。 てゐとしても、これしかネタが無かったのかもしれない苦肉の策だったのであろうが。 受けはもとより会場の雰囲気を元に戻す事を成功させた。
[402]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:33:39 ID:paRrajU6 そして最後、我らが鈴仙の出番であったが…その時ふしぎな事が起こった。 鈴仙「えっ…? 私の持ってるマイクが…輝いて…!?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 輝夜「…で、優勝はイナバになったわ!!」 鈴仙「あ――ありがとうございます!!」 鈴仙は気づけば、輝夜を始めとするメンバーに優勝を祝福されていた。 まるで歌っている時間を飛ばされてしまったかのような錯覚に陥るが… 鈴仙「(いやあ、良い歌よね「俺の青春」…って、アレ? 私この歌…歌ってた、よね)」 すぐにそれが自分の記憶違いだった事を悟る。どうやら、少し酔って寝ぼけていたのかもしれない。 輝夜「さ、それでこれが景品なんだけど…」 鈴仙のそんな様子には目もくれずに、輝夜は鈴仙に景品を手渡す。 昨日の卓球大会よりも大きく重そうなその箱の中身に、鈴仙は期待せざるを得ない。 そして鈴仙は思うのだ―――『このプレゼントの中身とは、きっと自分にとってもっとも都合の良い物であるに違いない』と。 奇跡が起きるに決まっている。そんな無根拠な全能感が今の鈴仙にはあった。 鈴仙「(何だろう…今なら、どんな景品でも当たるような気がする!?)」
[403]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:35:32 ID:paRrajU6 そして、鈴仙の予言通り、その箱には鈴仙の望み通りの物が入っていた。それは――。 A:ファルコンスパイク(試合中のポスト判定無効、枠外判定は有効、1試合限り) B:河童特製尻子玉型爆弾(使用すると戦闘時に有利になる? 1回限り) C:オフェンス解説書(攻撃系(ドリブル・パス・シュート)練習時、判定に+!dice/2される。2回まで使用可) D:ディフェンス解説書(防御系(タックル・カット・ブロック)練習時、判定に+!dice/2される。2回まで使用可) E:中の里の巻物・偽(使用すると任意の選手の能力が分かる。自由行動を消費しない、一回限り)& 片桐コーポレーション製スカウター(使用すると任意のキャラの評価値が分かる。自由行動を消費しない、一回限り)二点セット 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *「その時不思議な事が起こった」の効果により、本来判定(外れあり)で入手できたアイテムを、選択で入手できるようになりました。 また、商品のグレードも上がっています。
[404]森崎名無しさん:2013/08/18(日) 23:36:11 ID:btRqonLc C
[405]森崎名無しさん:2013/08/18(日) 23:36:47 ID:gFS51xhw E
[406]森崎名無しさん:2013/08/18(日) 23:38:02 ID:gFS51xhw Cに変更します。
[407]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/18(日) 23:39:46 ID:??? Cに決まった所で本日の更新はここまでにしようと思います。 中々文章が書けず、思ったより進めませんでした…。 申し訳ございませんが、もう少しだけ旅行にお付き合い頂きたく思います。 >>395 そうなったら旅館丸焼けで森崎がオレンジジュース吹いてBADENDとかでも面白かったかもしれませんねw >>396 永琳が優勝してたらまさにコズミックホラーですね…。(確率的な意味でも) >>397 確かに中々の混戦でしたねw >>398 実はあまり元ネタを分かってなかったりしてます、すみません(汗) >>406 変更了解です! それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
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0ch BBS 2007-01-24