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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[427]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:01:53 ID:/8VMpBnE >>424 ペタン「と」ですね…すみません(汗) 鈴仙は中山とは評価値がかなり高いので結構気安いです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★スポーツ医学の権威→ ダイヤA ★ ダイヤ→永琳「そうね。 空いた時間に応急処置の勉強でもしてみましょうか」 中山「…確かに、勉強も必要だしな。 それに負傷者の手当てはサッカー選手としても重要だと思う。 もし良ければ―――お願い出来るだろうか?」 永琳「ええ。 こちらとしても教える事は嫌いじゃあないしね。来るものは拒まず、よ」 鈴仙「(落ち着いているわねぇ…この二人。 落ち着き過ぎて…折角話題を振ったのに、私が会話に入れないわ)」 元々貪欲に知識や経験を吸収する気質の中山と、膨大な知識を持ち、 輝夜や依姫達の教育係として教える事には慣れている永琳。 この二人は意外と相性がいいのではないか―――と思う鈴仙だった。 *中山にスキル・治療上手のフラグが立ちました。永琳か中山に話題を振る事でフラグが進行・回収されます。 *中山の評価値がほんの少しあがりました。
[428]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:02:58 ID:/8VMpBnE そして夜も一層更けて…… 佳歩「う、う〜ん…私は大人だから…起き…」 ウサギE「すう、すう……」 慧音「やれやれ……今日は新月で助かったよ…」 妹紅「ふあーあ……」 輝夜「ギルメンは上手くやってるかしら……」 パスカル「(たまに良く分からない事を言うよな、カグヤさん……)」 ウサギ達を筆頭に、メンバーにも流石に酔いと疲れによる眠気が拭えない。 会話をしている者も居るには居るが…それももう語り尽くした感さえある。 そんな雰囲気を察してか、程なく輝夜が散会を指示して、宴会はつつがなく終了するのだった。 てゐ「んあー…早寝早起きが健康の秘訣というのに……起き過ぎたぁ」 鈴仙「ぷぷっ…凄い顔してるわね、てゐ」 てゐ「うるせーやい。 それに鈴仙ちゃんだって目赤いじゃん」 鈴仙「それは元から!」 鈴仙はてゐと並んで、ウサギ達を引き連れつつもマイルームへと戻る。 明るい宴会場を抜けると外はすっかり宵闇に静まり返っており、 昼時の熱い夏風は涼し気に鈴仙の火照った身体を冷やしてくれる。 歯磨きを済ませて、マイルームの自分用の布団に鈴仙がダイブした頃には、 昨日のような喧騒は全くなく。 すっかり皆も眠りについていたようだった――。
[429]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:06:42 ID:/8VMpBnE その一方で。中山とパスカルの居る男部屋では尚も明かりが付いていた。 中山「……なあ、パスカル」 中山は静かにパスカルに問いかける。元々の性格的に気の合う二人だったが、 彼らもまたこの旅行で互いの絆を幾ばくか深めていた。 パスカル「どうした…ナカヤマ? 眠れないのかい?」 中山「まあ、な――」 パスカル「…相談なら聞くぜ? ―――最も、俺にその悩みをどうこうするまでの力は恐らくないが」 中山「相談というか――少しだけ、思う事があってな」 中山の口調は静かではあったが―――そこまで思いつめたものではない。 むしろ、自分の発見を誰かに伝えたいかのような、驚きが籠っているような物であった。 中山「……俺は今まで、森崎に並び立つ選手になりたい。そして過去の栄光を再びこの手に取り戻したい。 そう考えて、今までブレる事なく鍛錬と行動を行って来たつもりだった」 パスカル「モリサキ、か…。 (俺はアイツと試合をしたが――。確かに、アイツには何かがあった。 それも、ディアスやシュナイダー、日本の10番(翼)とは全く別物の、しかし輝く何かが)」 パスカルはかつて自分と親友を驚かせた、全日本の奇跡のゴールキーパーを思い出す。 どれだけ幸運に恵まれていようとも、自分のシュートではゴールを揺らせないとまで思ったあの驚異的なセーブ力。 世界最高峰の選手に全く引けを取らない――いや、世界最高峰ではないかと疑わざるを得ないまでのボールキープ。 そして、失点しても、疲労しても尚恐ろしい闘志、勇気、そして狡猾さ。その全てを持ったパーソナリティ。 その底知れぬ恐ろしさは確かに、中山に通ずる…いや、中山を遥かに凌駕していた。
[430]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:07:48 ID:/8VMpBnE 中山「だが俺は…今、悩んでいる」 パスカル「……現状ではモリサキに追いつけないから、かい?」 中山は静かに首肯する。 中山「俺は―――永琳さんのお陰で負傷を克服し、そしてブランクからも立ち直った。 しかしそれでも…満足できないんだ。 もっと上を目指さなくては、森崎や翼には追いつけない。 もっと鍛錬を重ねなくては、俺は昔の栄光を取り戻せず堕落するのではないか、と。 そう思ってはいるんだが――『方向性』が見つからないんだ。 森崎に並び立つのは良い。昔の栄光を取り戻すのは良い。 …では、そのために俺は何をすべきか? 現状は――欲張りな性格だからか、つい何でもやろうとしてしまい、中途半端になっているような気がする。 俺はどんな力を手に入れ、どう役に立つべきなのかが分からないんだ」 決して暗い表情でも、打ちひしがれている様子もない。 中山は純粋に、自らの足らざるを分析し、それを足らして行くか。そこを貪欲に考え尽くしているのである。 そして中山は確信していた。パスカルならば、自分の望む答えのヒントを持っているという事を。 パスカル「――読めてきたぞ」 パスカルはそんな中山の意図に気付き、顔を緩ませる。 パスカル「ナカヤマ、君は恐らく俺の方向性を参考にしようとしているな? 最初からディアスの能力を高めるサポーターたらんとし、その方向で分析を続けている俺の方向性を」 中山「――パスカルは器用だと思う。 その反面…俺は不器用だ」 中山は質問には答えずに、そう言ってのける。
[431]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:13:07 ID:/8VMpBnE 中山「パスカルは明確なビジョンを実現させる為の方法を練るのが非常に上手だと思うが。 かたや、俺は広く行動をしてみて、そこから自分の目標とする姿に近い物を選別していくやり方を好む。 自分でこのやり方を絶対に悪いとは思わないし、むしろこの不器用さを死ぬまで愛するつもりだ。 ―――だけど、たまには様々なタイプの選手と、関わり合いを持ちたいものだから。 だから、敢えて悩んだような風に話してしまった。 心配を掛けたなら、謝るよ」 淀みの無い中山の様子に、パスカルは畏敬しつつ肩をすくめる。 パスカル「全く。ナカヤマは折れないな。 まるで大樹のように固く、しっかりとした幹と根を持っている。 それで枝を伸ばそうというならば――俺のような葦は、ひとたまりもないぜ」 中山「パスカルはやっぱり、考える葦なんだな。 随想録でも書いたらどうだい?」 パスカル「ははっ、中山もジョークを言うんだな」 中山「いや…悪いね。 久しぶりにこんなに長く話をしたものだから、つい口が」 そこから二人は、サッカーを極めるに当たっての方法、視点、考え方について互いに語りあった。 不器用ながらも、力を籠めて努力を重ね続け、やがては壁を壊し道を創る中山。 才能の欠如を器用さでカバーし、自分の持つ物の良さを正確に理解し実践するパスカル。 真面目な努力家タイプの二人であるが、その『方向性』は大きく異なる。 パスカル「(ナカヤマ…お前は強い。 だけど――俺は少し不安だ。 こんなにも強いお前が、何かの間違いで負けてしまったとしたら、一体どうなってしまうのか…)」 中山が寝静まった後。パスカルは、『方向性』の異なる友人に対して心強さを抱きながらも、一抹の不安を覚える。 それは奇しくも、彼と良く似た少女――鈴仙の抱いた不安と全く同じものだった。 しかし、それは非常に小さな物であり。不安は明け方になりようやく感じた眠気と共に飛んで行ってしまっていた。
[432]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:14:20 ID:/8VMpBnE 【3日目・昼@:自由行動】 鈴仙「(ふあぁ……眠いし二日酔いで若干頭痛いかも…。 こんな時は寝てるか、温泉でリフレッシュするかのどっちかだけど…。 どうしようかなぁ……)」 A:マイルーム 私達専用の部屋です。ゆっくりするもよし、チームメイトと会話して親交を深めるもよしです。 B:温泉 地底から引いてきた天然温泉です。ゆっくりつかるもよし、客や仲間との親交を深めるもよし、覗くもよしです。 もちろん、コーヒー牛乳の自販機(有料)もあります! C:リクライニングスペース マッサージ機があります。他にもサービスコーヒーとかスイーツ(*無料)とかもあります。他の客と交流しやすいかも? D:妖怪の山散歩道 昼限定で行く事が出来ます。体力がついて壮大な景色を見れて一石二鳥です。お得アイテムが当たるキャンペーンをしてるかも? ×:バー「SKY SERPENT」 夜限定で行く事が出来ます。美味しいお酒と一緒に、仲間や恋人との密度の濃い時間を過ごしてみては? 名物バーテンの常識にとらわれないカクテルも一度は必見!夜更かししても行く価値は充分?(*有料) 鈴仙の所持金:9420 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[433]森崎名無しさん:2013/08/20(火) 23:17:44 ID:/IzTsg7A B 「女なら覗いてみろ!」だ!
[434]森崎名無しさん:2013/08/20(火) 23:18:45 ID:E/UTUlJ6 B
[435]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/20(火) 23:29:47 ID:/8VMpBnE B:温泉 鈴仙「(せっかく温泉宿に来たんだし、やっぱ最後は温泉でしーめよっと……)」 鈴仙は寝ぼけた頭をぼりぼり掻きながら、それでも兎耳はしっかり装着して温泉へと向かう。 女湯ののれんをするりとくぐると、朝早くというのに脱衣籠のいくつかには既に服が入っている。 どうやら先客がいるようだ。 鈴仙「(うん、やっぱり皆考える事は同じみたいね)」 そして鈴仙は再び湯煙に満ち溢れる大浴場へと赴いた。そこから鈴仙が入浴を決意した温泉とは―――? A:渓流風呂に行ってみる。 B:ビタミン風呂に行ってみる。 C:コラーゲンの湯に行ってみる。 D:電気風呂に行ってみる。 E:温泉スライダーに行ってみる。 F:サウナに行ってみる。 G:地底源泉の湯に行ってみる。 H:もう温泉から出てコーヒー牛乳でも飲む。 I:温泉といえば覗き! よし! 男湯を覗くわよ!! 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *あと2回まで行動できます。
[436]森崎名無しさん:2013/08/20(火) 23:31:27 ID:E/UTUlJ6 D
[437]森崎名無しさん:2013/08/20(火) 23:31:51 ID:1Er9O44Y G
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0ch BBS 2007-01-24