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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[636]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 20:48:19 ID:??? ★パスカルのコーチング対象→ スペード5 パスカルのコーチング内容→ ハートK ★
[637]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 21:00:23 ID:??? 引きを責めるつもりは全くないけどシュート+1ってなると悲しくなる… 佳歩だったら嬉しいけどね
[638]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 21:12:16 ID:??? ★永琳のコーチング対象→ クラブJ 永琳のコーチング内容→ スペード3 ★ →佳歩のパスカット+1! ★パスカルのコーチング対象→ スペード5 パスカルのコーチング内容→ ハートK ★ →ウサギBのシュート+1! 永琳「(そうね……今日は誰を――)」 永琳が思索している時。 佳歩「あのー、お師匠様…。 私を鍛えてくれませんか……」 佳歩は心配げにそろりと永琳の瞳を覗きこみながら、おそるおそる話しかける。 永琳「――佳歩。 そうね……(いっその事。 ここでこの子をSHとして、より活躍出来るように してみようかしら…。 この間の特訓でも、守備の調子は良かったし) ―――じゃあ、パスカットの練習をしようかしら?(ニコッ)」 佳歩「(ホ…ホントはドリブルかシュートが良かったのに……。 でもここで我儘言ってたら、 一生FWで起用されなくなる事はおろか、さりげない戦力外通告を出される可能性も充分あり得る…!?)…は、ハイッ!」 永琳「(――明らかにドリブルかシュートを練習したかった、って顔ね……。 だけれど、積極性と貪欲さの欠如は、 FWを目指す者にとっては大きな弱点よ、佳歩……)」 永琳はそんな彼女を冷静に、冷酷に品定めしつつも。 質の高いパスカット練習を佳歩に施すのだった。
[639]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 21:13:17 ID:??? そしてパスカルはというと…。 パスカル「――また、シュート練習かい? 先週も、エイリンさんと練習をしていた気もするが」 ウサギB「はい。 本当は穴のあるタックルやブロック、競り合いを鍛えても良いのかもしれませんけど。 でも――わたしは元々SHだったんです! だから、少しはシュートも練習してみたくって!」 パスカル「その意気ごみや方向性については否定する気は更々無いが…中々厳しいぞ? ドリブルやパスカットも磨きながら、実戦で通用するシュート力も身につけるのは」 ウサギB「うっ。 そ――そうかもしれませんが…がんばりますから!!」 パスカル「まあ、確かに首尾一辺倒なのもつまらないかも知れないしな。 やるだけやってみよう!」 ウサギB「あ…ありがとうございます!!」 ウサギBの難しい相談に頭を悩ませつつも、持ち前の丁寧さと真面目さで。 しっかりと彼女にシュートの基礎的な技術を身に着けさせていた。 *佳歩のパスカットが+1されました。 *ウサギBのシュートが+1されました。
[640]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:17:06 ID:??? >>637 ランダムですので、無いよりマシ、上手く行ったらラッキー…程度に思って頂ければ助かります。 本格的に鍛えたければ、やはり鈴仙(PC)自らがテコ入れをするしかありませんね。 ここから少し文章パートになります。博麗連合イベントの続きとなりますが、 いつも通り?展開が急だったり、キャラの描写が拙かったりするかもですが… 頑張って書いたので、読んで頂ければと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜7月2週・固定イベント〜 【深夜の練習】 バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! 魔理沙「はあ、はあ、はあ……!」 真夜中の魔法の森は、月の光すら無く完全な闇である。 その中で彼女――霧雨魔理沙は、一人無心にシュートを撃ち続けていた。 努力を人に見せる事を極端に嫌う彼女にとって、 孤独な深夜こそが、最も高いモチベーションを保ったまま練習出来る最高の時間であり。 日課である全力のシュート練習は一日10回から始まり、いつの間にか一日150回。 あまり裕福でない彼女が蹴りだすボールはその全てがボロボロになっており、その努力の程を思い知らされる。 魔理沙「(――駄目だ…! 私はまだ、未だに自惚れてやがるぜ……!)」 バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! 元々物事に対して全力以上で取り組む事が大好きな彼女だったが。 ここ最近の魔理沙の深夜練習は、何時にも増して鬼気迫る物にも見えた。なぜなら。
[641]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:18:10 ID:??? 魔理沙「(うどんげが伸びている……! この前の試合でのアイツのシュートは時に失敗もしていたが。 既に私のマスタースパークとそう威力は変わらんかった。 ……まだ若干劣ってはいるが。 私が数年かけて積んできた努力も、アイツは…アイツ「等」は、たった数カ月。 いや――酷いヤツに至っては、一瞬で粉々にするんだって事。 そんな当たり前の常識を…忘れていた!)」 彼女は焦っていた。高い才能も、魔力も持たない彼女はひたすらに練習を重ねていき、 幻想郷有数のプレーヤーにまで上り詰めたというのに。 たった今、身に湧いてしまった少しの自惚れが原因で崩れてしまうのではないか。そう感じていたからだ。 最も、彼女は鈴仙もまた、魔理沙に負けぬ努力の結果そうした実力を身に付けたのであるが…。 悲しい事に、現状ではその事実を知る術は無かった。 バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! 魔理沙「(マスタースパークじゃあダメだ! もっと圧倒的な、レミリアや勇儀にも負けない、 強烈な必殺シュートを覚えなくては……! けれど……まだダメだ。 キック力が足りていない…!)」 どうすれば良いのか。 親友の霊夢だったら、すぐにその解決手段を持っていき、一発で解決するのだろうが。 魔理沙は魔法使いではあっても、都合の良い手品も奇跡も持ち合わせて居ないのだ。 だとしたら、雑魚なりに必死に考え、努力するしかない。それしか手段が取れないのだから。
[642]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:19:25 ID:??? 魔理沙「はあ……少し疲れたぜ。 どれ、水筒から水を…って。 アレっ?」 ――しかし、悩んではいても腹は減るし、喉は乾く。 魔理沙はすぐ近くの切り株に置いておいた筈の 水筒に口をつけようとするが……見当たらない。 魔理沙「……おかしいな。 妖精に盗まれたか?」 おかしいと思い、カバンの中や自分の家で心当たりのある場所を見渡しても水筒は見つからない。 魔理沙「――となると、博麗神社か……?」 そうなると落とし場所として最有力なのが、今日も練習を行った博麗神社の裏庭である。 最も、そこにあると決まった訳でもないし、それならば明日に回しても良かったのかもしれないが…。 魔理沙「うーん、何かどーしても気になってしまうし…行ってみるか」 折角の練習へのモチベーションを、ここで完全に切ってしまうのも勿体ない。 そう感じた魔理沙は箒にまたがり、全速力で森を抜けだして、博麗神社へと向かう。
[643]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:20:52 ID:??? そして、一方その頃。 タタタタッ……バシッ! タタタタッ……バシッ! 森崎「くそっ! この俺様がどーしてこんな地味な練習をしなくちゃいけないんだ……!」 悪態をつきながら、森崎有三は深夜の博麗神社の裏庭サッカーコートにて自主練習をしていた。 (森崎自身は、博麗神社から少し離れた蔵に一人で暮らしている) 悪態をついてはいるが、これは誰かに命ぜられたものでもなんでもなく、 純粋に、自分に必要と思うからやっているまでである。 森崎「博麗連合の奴らがロクに練習をしないお陰で、こちとら暇なんだよ! 自主練習でもしないでやってられるか! …ううっ、このままじゃあ翼との差を縮めるどころか、 帰って来たら来生にも負けていた、とかいう悲しい事になりそうだぜ」 紫の言う通り、確かに幻想郷には素晴らしい選手が沢山居た。 この博麗連合だけにしても、各国のエース級の選手がズラリと並んでいたし、 そのテクニックやパワープレイの一部には、世界トップクラス以上の物も存在すると 森崎は評価していたのだが……。 それを見ているだけでは、サッカーは上達しない。 いくらサッカー王国であるブラジルに在住していようとも、そこで揉まれなくては。そもそもサッカーをしなくては。 プロサッカー選手にはどうやってもなれないのと同様に、 いくら選手のプレーが凄くとも、練習に付き合ってくれる者が居なくては意味がないのである。
[644]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:22:10 ID:??? ―――有り体に言うと、森崎には練習相手が不足していたのである。 森崎の世界トップのセービング・センスを刺激するまでの、強力なストライカー。 それを森崎は求めていた。 正確には、そんな選手と継続的に練習が出来る事を求めていた。 ―――そんな森崎にとって。 魔理沙「……モロサキ…?」 森崎「ちげーよ……」 魔理沙という、彼に匹敵する反骨心と向上心を持った選手と親交を深めるきっかけを作れた事は。 少なくとも、今の彼にとって大きなプラスに作用する。
[645]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:23:38 ID:??? 魔理沙「何だよ、お前さんも練習か?」 森崎「……ちっ。 これからたっぷりと俺の天才っぷりを見せ付けてやる所だったのに。 これじゃあカッコが付かないじゃねぇか」 魔理沙「うわっ、カッコ悪いなお前」 森崎「うぜえっ」 涼しい夜の風が吹くサッカーコートで、二人は暫し談笑を交わしていた。 口の悪さと理不尽なまでの意地の悪さ。そしてその奥に潜む純粋な闘争心と向上心に溢れる二人は、 今までの気まずさが嘘のようにすっかりと意気投合していた。 森崎「……それにしても、どうして今まで俺を避けてたんだよ。 練習には付き合ってくれねえし、 しかも中里には割りと普通だった癖に」 魔理沙「――あー。 それは悪かったよ。 ただ……紫が呼んだ、外界の有力選手という風に聞いててさ。 ちょっと私の方から偏見持ってたんだ」 森崎「何だそりゃ。 三度の飯より奇行が大好きな変態だ、ってか?」 魔理沙「……ううん、違うな。 ―――ただ…何となくなんだが…非の打ちどころの無い「天才くん」が呼ばれたんだと。 そんな気がしていて。 だってそうだろ? 外界で世界一位になったゴールキーパーだぞ? だったら、きっとそんなヤツなのかなー。 ……って。 だけど―――全然私の予想と違った。 お前には、その――私と似たような物を感じる」 森崎「……あん? 逆ナンか?」 魔理沙「さて――久しぶりに汚い花火でも上げるとするか…」
[646]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:25:53 ID:??? 魔理沙が笑顔でミニ八卦炉を持ちだした為に、森崎は前言を撤回して、魔理沙が再び話を戻す事を待つ。 危険に対し、敏感である事はここ幻想郷において特に重要である。 魔理沙「―――ええい、話を本題に戻すぞ。 ……単刀直入に言う、『私と、一緒に練習しないか?』」 魔理沙の率直な。迷いを感じさせない提案に、森崎はシニカルに首を傾げるが。 森崎「…………」 何かを続ける気は無い。魔理沙はそう考えてその理由を述べて行く。 魔理沙「―――私は、自分のシュートをより緊張感を持って鍛えていきたい。 そしてお前さんは恐らく。自分のセービングをより実戦的な、そして強烈な刺激を与えて鍛えていきたいと思っている」 森崎「…………」 魔理沙「更に、今お前は第二GKだ。 話を聞くに、萃香よりも優れたセービング力を持っている筈なのに… それでも、第二GK。 …それは、絶対屈辱だろう? ――少なくとも私だったら憤死三秒前だぜ。 だから、鍛えて、より差を明確に付けなくてはならない! そうだろう?」
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0ch BBS 2007-01-24