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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[644]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:22:10 ID:??? ―――有り体に言うと、森崎には練習相手が不足していたのである。 森崎の世界トップのセービング・センスを刺激するまでの、強力なストライカー。 それを森崎は求めていた。 正確には、そんな選手と継続的に練習が出来る事を求めていた。 ―――そんな森崎にとって。 魔理沙「……モロサキ…?」 森崎「ちげーよ……」 魔理沙という、彼に匹敵する反骨心と向上心を持った選手と親交を深めるきっかけを作れた事は。 少なくとも、今の彼にとって大きなプラスに作用する。
[645]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:23:38 ID:??? 魔理沙「何だよ、お前さんも練習か?」 森崎「……ちっ。 これからたっぷりと俺の天才っぷりを見せ付けてやる所だったのに。 これじゃあカッコが付かないじゃねぇか」 魔理沙「うわっ、カッコ悪いなお前」 森崎「うぜえっ」 涼しい夜の風が吹くサッカーコートで、二人は暫し談笑を交わしていた。 口の悪さと理不尽なまでの意地の悪さ。そしてその奥に潜む純粋な闘争心と向上心に溢れる二人は、 今までの気まずさが嘘のようにすっかりと意気投合していた。 森崎「……それにしても、どうして今まで俺を避けてたんだよ。 練習には付き合ってくれねえし、 しかも中里には割りと普通だった癖に」 魔理沙「――あー。 それは悪かったよ。 ただ……紫が呼んだ、外界の有力選手という風に聞いててさ。 ちょっと私の方から偏見持ってたんだ」 森崎「何だそりゃ。 三度の飯より奇行が大好きな変態だ、ってか?」 魔理沙「……ううん、違うな。 ―――ただ…何となくなんだが…非の打ちどころの無い「天才くん」が呼ばれたんだと。 そんな気がしていて。 だってそうだろ? 外界で世界一位になったゴールキーパーだぞ? だったら、きっとそんなヤツなのかなー。 ……って。 だけど―――全然私の予想と違った。 お前には、その――私と似たような物を感じる」 森崎「……あん? 逆ナンか?」 魔理沙「さて――久しぶりに汚い花火でも上げるとするか…」
[646]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:25:53 ID:??? 魔理沙が笑顔でミニ八卦炉を持ちだした為に、森崎は前言を撤回して、魔理沙が再び話を戻す事を待つ。 危険に対し、敏感である事はここ幻想郷において特に重要である。 魔理沙「―――ええい、話を本題に戻すぞ。 ……単刀直入に言う、『私と、一緒に練習しないか?』」 魔理沙の率直な。迷いを感じさせない提案に、森崎はシニカルに首を傾げるが。 森崎「…………」 何かを続ける気は無い。魔理沙はそう考えてその理由を述べて行く。 魔理沙「―――私は、自分のシュートをより緊張感を持って鍛えていきたい。 そしてお前さんは恐らく。自分のセービングをより実戦的な、そして強烈な刺激を与えて鍛えていきたいと思っている」 森崎「…………」 魔理沙「更に、今お前は第二GKだ。 話を聞くに、萃香よりも優れたセービング力を持っている筈なのに… それでも、第二GK。 …それは、絶対屈辱だろう? ――少なくとも私だったら憤死三秒前だぜ。 だから、鍛えて、より差を明確に付けなくてはならない! そうだろう?」
[647]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:27:50 ID:??? そんな彼女の必死な態度に、さしもの森崎も折れたのか……コクリと首を縦に振った。 森崎「……ま、互いにデメリットは無いしな。 こちとらガチでやる気と時間のある奴を探してたんだ。 ただ………」 しかし、森崎はタダでは魔理沙の勧誘には乗らない。 森崎は自分の右腕に抱えたボールをコロリと魔理沙の手元に転がし…。 森崎「―――前提条件。 『この俺様のセービングに刺激を与える』! これがマジで出来るのかどうか! 今この場でもやって見せてくれれば「対等に」条件を飲んでやろう! それが無理なら……条件を飲む代わりに、この俺の正GKとキャプテンの座を得る為の手駒となって貰おうか!」 ゴールへと走りながら魔理沙に向かって吼える。 森崎「(……へへっ! これまでのチームの雰囲気を見るに、コイツ(魔理沙)の発言力はそこそこ。 だったら――ここでコイツを俺様の派閥に出来れば、正GKの座も一歩近づくというモンだぜ。 そして、派閥に出来ずとも。 少なくともトニーニョ以上のシューターとの練習は、良い刺激になるぜ!)」 森崎は、先ほどの魔理沙の話を右から左へ聞き流しながら、次の立ち回りを考えていたのである。 この辺りは、純粋で一本気な魔理沙には決して真似の出来ぬ芸当であろう。 そして、勝負事に対して熱くなりやすい性格の魔理沙には、その誘いに…乗った。 魔理沙「ふっ……素直じゃないな。 そこら辺も気持ち悪いくらい共感できるぜ。 だからこそ言ってやる。 ――お前こそ、私が勝った暁には舎弟になって貰うぜ!」
[648]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:30:45 ID:rKs7O8Gs 魔理沙の立っている位置から、ゴールまではおよそ20m。 丁度壁無しのフリーキックのような状態で、魔理沙は助走を始め……。 魔理沙「行くぜモロサキ!!」 グワアアアアアッ……!! その言葉を合図に、魔理沙は右脚を思いっきり振り上げて溜めを創る。 この溜めを創った状態で、ひたすら全力で芯を撃ち抜いて行くシュートこそが彼女の十八番。 あらゆる障害を薙ぎ払い、ただ一直線にゴールのみを目指し続ける恋の魔砲。 これが、これこそが―――! 魔理沙「これが、私の……マスタースパークだァアアアアア!!!!!」 バシュッ! ゴオオオオオオオッ……――――ビイイイイイ……ン!! 森崎「(さて……久しぶりに行くか! がんばりセービング・改。 つまり……全力だああッ!!)」 シュッ……バアアアアアアッ!
[649]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/26(月) 23:32:03 ID:rKs7O8Gs その恐るべき魔砲に向かって、森崎は何の恐れもなく跳んだ。 このようなシュートは、自分の障害にもならないという、大きな自信と力を込めて、大胆不敵に飛んだ。 そして―――! 先着2名様で、 ★魔理沙→マスタースパーク 57 ( !card )( !dice + !dice )+(フリー補正+2)=★ ★森崎→がんばりセービング・改 62 (!card)(!dice + !dice)=★ と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。 【シューター】−【キーパー】 ≧2→魔理沙のマスタースパークがゴールを突き破る! =1、0、−1→ボールはこぼれ球になる。 ≦−2→森崎が悠々とボールをキャッチ! 【補足・補正・備考】 魔理沙の「マスタースパーク」には吹飛係数3があります。
[650]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 23:34:52 ID:??? ★魔理沙→マスタースパーク 57 ( ハートJ )( 3 + 5 )+(フリー補正+2)=★
[651]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 23:34:55 ID:??? ★魔理沙→マスタースパーク 57 ( ハート6 ) ( 2 + 3 )+(フリー補正+2)=★
[652]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 23:34:57 ID:??? ★森崎→がんばりセービング・改 62 ( ダイヤ10 )( 1 + 4 )=★
[653]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 23:35:11 ID:??? ★森崎→がんばりセービング・改 62 ( ダイヤQ )( 5 + 3 )=★
[654]森崎名無しさん:2013/08/26(月) 23:35:13 ID:??? ★森崎→がんばりセービング・改 62 ( ダイヤ7 )( 5 + 5 )=★
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0ch BBS 2007-01-24