※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[65]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 19:08:36 ID:1piHV0wk 一方で、それを見守る永琳達は大人らしくゆっくりと旅館の玄関にまで歩み寄る。 ロープウェー乗り場となっていた一辺を除いた周囲は全て森に覆われており、 その旅館もモリヤスタジアムのような豪奢さを押し出してはおらず。 和風の民家をモチーフとした、景観との調和が見られる平屋建てとなっている。 妹紅「――ま。 輝夜のヤツが半分出してくれる旅行なんだし! 思いっきり寛いで、元を取るどころか元本以上に満足して、輝夜に吠え面かかせてやるぞー!」 鈴仙「(姫様への憎しみと旅館への期待が相まって、妹紅の言ってる事が理解不能状態に なってるわね…。―――ま、まあ、私も折角旅館についた事だし、ちょっとはしゃいでみたいかも…。 ―――ど、どうしようかしら?!)」 A:いや、ここは大人に師匠達に寄り添って、柔和でクールな笑みを浮かべるのよ! B:いや、ここは感情に従って「うわーい!」と叫びつつダッシュで旅館一番乗りするのよ! C:それより理解不能状態の妹紅をフォローしなくては! …とばっちり食らいそうだけど。 D:ううん、皆が気を抜いている時こそ周囲に気を配らなくては! 私は瀟洒な従者だもの、当然ね! E:鈴仙「ヒャッホー! とりあえず全裸になるのよ〜!!」バリィ!!橙「(藍様と同じだ!!)」 F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[66]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 19:10:35 ID:O6wSFw7E D
[67]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 19:48:56 ID:FlKHv9Cs D 吉と出るか虎が出るか
[68]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 20:09:07 ID:1piHV0wk D:ううん、皆が気を抜いている時こそ周囲に気を配らなくては! 私は瀟洒な従者だもの、当然ね! 鈴仙「(とは言っても…大丈夫なのかしら、ここ)」 鈴仙は恐る恐る辺りを見渡す。 周囲の森は、「自然に囲まれている」と言ってしまえば聞こえが良いが、 鈴仙の背丈くらいの柵が囲ってある以外はほぼ野放しになっている。 パスカル「…妖怪の山だっけか。 その名に違わず、妖怪が襲ってくるんじゃあないか…?」 中山「大丈夫だろうと思いたいが、な…」 先行する女子連中の後を行くパスカルと中山も鈴仙と同じような疑念を抱いていたらしく。 互いにお札を掴みながら、警戒を解かずにゆっくりと歩み寄っている。 鈴仙「(もしもこの状態で妖怪に襲われたらひとたまりもないわ! やっぱり私だけは注意を解かずに…!)」 鈴仙は軍人としての五感・六感を最大限に活かして、改めて周囲をキョロキョロと見渡すと、そこには…。 先着1名様で、 ★ルナティックレッドセンス→!card★ と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。 それ以外→店員「ああいえ、大丈夫ですよ。 神社の風祝が妖怪よけの術を施していますから」中山「成程」 クラブ2〜6→それ以外+店員「すみませーん、お連れ様先行きましたけど大丈夫ですかー?」鈴仙「えっ…?」 クラブA→クラブ2〜6+謎の向日葵仮面「何ジロジロ見てるのかしらァ!? ぶっ殺すぞ!!」 JOKER→伝説の野人・ナトゥーがあらわれた! ナトゥー「よろしくな!」
[69]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 20:09:58 ID:??? ★ルナティックレッドセンス→ ダイヤ5 ★
[70]森崎名無しさん:2013/08/10(土) 20:10:33 ID:??? ★ルナティックレッドセンス→ クラブ4 ★
[71]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:54:11 ID:1piHV0wk ★ルナティックレッドセンス→ ダイヤ5 ★ それ以外→店員「ああいえ、大丈夫ですよ。 神社の風祝が妖怪よけの術を施していますから」中山「成程」 そうやってまるで敵軍の基地に居るかのように周囲に対して警戒していた3人だったが…。 店員「ああ…妖怪の心配でしたら大丈夫ですよ」 鈴仙「えっ?」 店員「この旅館のオーナーでもある! 守矢神社の誇る風祝、東風谷早苗さんが強固に結界を作って 妖怪が入らないようにしていますからね。 天狗や河童のような力の強い妖怪相手にはあまり効きませんが…。 彼・彼女達とはすでに不可侵協定を結んでいますから! それに、万一の時でも――」 旅館の店員でもある男は、長台詞の後に懐から数枚のお札を取り出す。 それはパスカルの持つ手作りお札よりは豪華な呪文や装飾がなされており、 いかにも霊験あらたかな一品、という様子である。 店員「この『守矢神社のお札』! これがあるから安心です! 今なら売店にて、特別価格で販売していますよ!!」 そして最後に店員は商品の宣伝をして、解説を締める。 人里の人間も来れるよう、妖怪対策については恐らく人一倍気を使っているのだろう。 男の説明はとても手慣れたものとなっていた。 パスカル「なんだ。 どうやら取り越し苦労だったみたいだな」 中山「どうやらそのようだな。 ははは…少し恥ずかしいよ」 鈴仙「きっと他の人が見てたら、私達ってば挙動不審者だったわね…」
[72]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:55:11 ID:1piHV0wk 店員の説明を聞いて、ばつの悪そうに顔を合わせて笑いあう鈴仙達。 三人の間には良好な空気が流れていたのだが――鈴仙は思いだす。 鈴仙「(ん。 でも守矢神社のお札って確か4枚に1枚ほど、暴発しちゃう不良品が混じっているって、 ヒューガーズ戦の後に立ちよった兵具屋さんが言ってたような…。 い、いやいや! 大丈夫大丈夫よ! だってお札ならともかく、温泉旅館に妖怪が襲撃してきたら大事件だもの! きっと向こうも本気出してるに違いないわ!)」 ――果たして、本当に安全なのだろうか? そんな一抹の疑問を心の底に無理やり仕舞いながらも、 パスカル達の後を追う鈴仙だった……。 *中山とパスカルの評価値がほんの少し上がりました。 *パスカルの評価値が基準を越えたので、今週の定期イベントフェイズで、パスカルとの特訓イベントが発生します。 (旅行イベントが結構長いので大分後になりますが…)
[73]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:56:11 ID:1piHV0wk 鈴仙達が旅館の入り口受付フロントに入ると、中には鈴仙達以外にも数組の人間や妖怪の集団が訪れていた。 入り口から少し奥にあるリクライニングスペースには老若男女、様々な人間や妖怪達が思い思いの会話を楽しみ、 数名はサービスのコーヒーやデザートにも手を付けている。 輝夜「……それでは、宜しくお願いしますわ」 受付「畏まりました。 それでは只今鍵をお渡しします」 輝夜は既に受付を済ませていたようで、鈴仙がその様子を覗き見る頃には受付の店員が フロント奥から鍵を取り出している最中だった。 妹紅「あれっ? 旅館って女将さんが仕切るんじゃないの?」 中山「う〜ん。 外の世界だったら受付は受付であって、女将とかは裏方というか、 最低限の用以外立ち入らない…と、聞いたことがあるが(俺も旅館とか行かないしなァ)」 そうして、輝夜は全員の前に二つの鍵を持ち、満を持して登場する。 輝夜「皆さま。 本日は私の考えさせて頂いた企画にご参集頂き、誠に光栄ですわ。 私の愛する皆さまにおかれましては、どうぞごゆるりと…」 周囲の目を気にしてか、輝夜は何時もでは予想もつかないまでに清楚で可憐に。 それこそ昔話の姫君のようにしっとりと挨拶を述べていくが。 妹紅「普通に話してよ……気持ち悪いから」 輝夜「えー、折角雰囲気出してたのに。 もこたんったら空気読めないわねぇ」 ……と、開始数秒でこの有様である。 雅な雰囲気作りよりも、フランクな性格の方がこの千年の間にすっかり染みついてしまったようだ。 (元々の性格なような気もするが…)
[74]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:57:31 ID:1piHV0wk 輝夜「んじゃ、鍵を渡しつつ、これからの動きを単刀直入に説明するわね。 鍵は大部屋一つと小部屋一つ! それぞれ女の子部屋と男子部屋になるわ! 部屋自体は近いけど、決して夜這いなぞしようとは思わない事ね。 きっと死よりも恐ろしい目に遭うと思うわ! …えーりんの手によって」 パスカル・中山「(ガクガクブルブル…)」 パスカルと中山はニッコリと微笑む永琳の瞳をチラリと見ながら、 そして本能的な恐怖に震えながら、地獄に伸びた蜘蛛の糸を掴みとるかのように、輝夜から鍵を貰う。 この二人に限っては、何が起きようともそうした無謀を行う事はないだろう。 何故なら二人とも、年頃の少年である以前に――自らの存続の危機に対して敏感な「生物」であるのだから。 輝夜「そんで、女の子部屋の鍵は私が預かる、っと…。 だからもし入りたい人が居たら私に言ってね」 そんな二人の態度に対して、輝夜は全く気にする様子も無く話を続ける。 輝夜「で、最後に旅行の予定だけど――こんな感じの予定を考えているわ!」 最後に、輝夜は全員にわら半紙一枚のプリント――月の技術で複製したらしい――を配布する。 てゐ「ほい、鈴仙ちゃん」 鈴仙「ありがと」 一同の後ろに居た鈴仙は、最後の方にそのプリントを見る事になった。 そしてこのプリントには―――次のような予定と、それに付随する各種情報が詳細に組まれていた。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24