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【新たな】私の巫女様X【目標】
[974]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/10(火) 23:18:37 ID:??? 二人に対して言う事は、ただ一つだ。 海上中監督 「もっとボールに絡め、ずっとサイドに張り付いているんじゃない。 中央に入って来たりして、もっと試合に関わるんだ」 島風 「そっか……わかりました、提督!」 雪風 「雪風、了解しました、しれぇ!」 一年生だからか、与えられた場所に対する意識が高すぎる。 せっかくの試合なんだ、もっと駆逐艦には動いてもらわねばな……。 //一旦ここまで。
[975]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/14(土) 01:03:10 ID:??? 暫くお休みします。
[976]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:09:26 ID:??? -海上艦隊中 提督Side- 海上中監督 「さて、次は第六駆逐隊だな」 私が第六駆逐隊 ――暁、響、雷、電からなる駆逐艦隊だ―― を見れば。 揃って目を背けたり、バツが悪そうにしたりと……居辛そうな雰囲気を出していた。 暁 (一人前のレディなんて言ってるけど、何も出来てないじゃない、悔しい……!) ギリリ 響 (参ったね。 一年生とは言え、完全に足手まといだ) シュン 雷 (こんなんじゃ、提督に頼って貰えないわ。 もーっと、頼って欲しいのに……) ションボリ 電 (はわわわわわ、怒られてしまうのです……!) ブルブル 活躍出来ない事に負い目を感じているのが、一目でわかる。 特に電あたりは、萎縮し始めている事だろう。 そんな所に厳しい事を言う意味なんて、ない。 海上中監督 「悪いが、バテ切るまで代えてなんて、やらないからな? とにかく、精一杯ぶつかって来い。 結果が出なくて怒るような事は、しないよ」 電 「へっ……?」 キョトン
[977]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:10:51 ID:??? 海上中監督 「最後までがんばれ、って事だ。 もう無理だと思ったら、代えるけどな?」 ナデナデ 電 「はわっ!? ……も、もっとなでて欲しいのです」 エヘヘ 電の、ふわふわとした栗色の髪。 撫でてやると、ふにゃあっ……と表情を蕩けさせ、甘え付いてくる。 これが可愛いので、ついついやってしまう。 雷 (ずっ、ずるい……!) 「い、電。 よ、よかったわね……?」 暁 「わ、私は一人前のレディーだし、ナデナデなんてされなくていいもん!」 (いいなぁ……) 響 「提督、次は私にもして欲しい」 クイクイ 海上中監督 「はいはい」 ナデナデ 響 「すぱしーば……」 ウットリ 響の透き通るような銀髪も、触り心地がいい。 電が綿菓子なら、響は絹のよう。 片手で撫でつつ、最後の問題児へと目を向ける。
[978]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:12:12 ID:??? 赤城 「もぐもぐもぐ……ごくん。 作戦会議でしょうか?」 磨り減った体力を、少しでも取り戻すためか……。 口一杯にボーキサイト・チョコを頬張り、ドリンクで流し込む赤城が、そこに居た。 海上中監督 「……赤城は、出来るものなら完封して見せろ。 いいか、考えるべきはチームの勝利だぞ」 赤城 「はい。 私にお任せ下さい」 こうは言ったが、赤城の体力が限界に近い事は解っている。 はっきりと言えば、私は赤城に失点して欲しいのだ。 対外試合で失点をすれば、自分の慢心に気付くだろう。 それでもダメなら、第一艦隊の正GKは、加賀になるだけの話だ。 とは言え相手のある事。 試合を壊さないように、手は打たねばならない。 控えGK、軽空母の千歳にさりげなくサインを送る。 千歳 「! ……」 トントン 帰って来たサインは "マリアナのようにはいかないわ" ……準備万端、何時でも出してくれ、と言った所か。
[979]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:17:38 ID:??? 海上中監督 「いいか、相手はなかなか強い。 だが、実力は我々が上だ。 真正面からねじ伏せてやれ、信じているぞ!」 艦娘達の合図を聞き、グラウンドへ走らせる。 大丈夫だ。 相手は予想以上に強かったが、勝てない相手じゃない。 私の育てた艦隊の強さを、思い知らせてやろう。 サッカーも戦争も、艦隊戦も。 一隻、一人が強いだけでは勝てない事を、思い知らせよう。 ―――――――――――――――――――――――――― //このスレでの本編進行はここまで。 //艦これとのクロスとか、無謀すぎて何やってるんだろうと。 //このスレは埋めネタに使います。 次スレ案募集中です。 てんぷれ 【】私の巫女様Y【】
[980]森崎名無しさん:2013/12/31(火) 23:22:19 ID:??? 【敵艦隊】私の巫女様Y【撃沈なるか】
[981]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:18:31 ID:??? -Side ボランチくん- 〜外伝 ボランチくん、がんばる〜 ボランチくん。 東京、東邦学園中東部から転校してきた、変わり者。 その理由は凄く簡単、 "君代 命と一緒に居たい" から。 サッカーの実力はそこそこ。 そこそこ以上の何者でもない。 容姿も普通。 鍛えてはいるが、取り立てて鍛え抜かれた〜のような枕事名が付くほどじゃない。 そういう意味なら、同じ男で一年の、村澤の方がよっぽど鍛えられている。 諏訪社中学校に越してきた、彼の朝は早い。 学校に来てまずやる事は、愛しの君代 命。 その下駄箱の、チェックだ。 ボランチくん 「……また、あった。 本当に、懲りない」 ガササ "君代さん 何時もあなたを見ています どんなに見ても、目すら向けてくれない貴女が愛しい 貴女が立ち寄った本屋、立ち読みしていた雑誌は MU でしたね 貴女が手に取った それだけで黄金に思えました 買ったのでいつでもあげます" 朝日に透かして見れば、命をストーキングして得たとしか思えない……そんな内容の手紙が入った、封筒。 迷う事無く、廃棄する。 慈悲は無い。
[982]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:21:16 ID:??? ボランチくん 「こっちは……女生徒からの差し入れか、うん」 人間界に舞い降りた聖女の如き命の事だ、きっと目に付いたから助けたのだろう。 お礼の言葉と共に、小さく小洒落たお菓子が、袋詰めされている。 流石にこれを捨ててしまうほど、外道では無い。 丁寧に下駄箱へ戻すと、自らの教室に入る。 荷物を置くやすぐに、サッカー部室へと直行する。 慣れきった動きであった。 ワザマエ、である。 ボランチくん 「ふぅっ……」 ガチャ 軽くランニングを終え、手にするのは掃除用具。 いち早く来て掃除をする事で、毎日の日課として校庭を走る命を出迎えるのが ボランチくんの朝の日課となっている。 ボランチくん 「……」 サッ サッ 君代 命 「おはようございますボランチさん、今日も早いですねー」 ガチャー ボランチくん 「おはよう、命。 今日も綺麗だ」
[983]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:26:06 ID:??? 君代 命 「おだてても、何も出ませんよーだ。 それより、タオル下さい……汗かいちゃって」 ボランチくん 「うん、ある。 はい」 何を考えたか、ボランチくんはタオルを手にしたまま腕を広げる。 まるで、この胸に飛び込んで来いと言わんばかりだ。 君代 命 「お願いしますねー」 スルッ そこへ、命は躊躇いなく滑り込む。 ボランチくん 「……」 ゴシゴシ コシコシ 滑り込んできた命を、まるで硝子細工でも扱うかのように。 丁寧に、丁寧にタオルで拭く。 拭いてやる度に、何とも言えない、理性の糸を焼き切るような感触が伝わる。 拭くたびに、意思の盾を飴細工のように溶かそうとする、甘い香りが包み込む。 ボランチくん (命は、危ない。 俺が、見ていなきゃ。 何時か絶対、危ない目に合う) と言うよりも、不穏な噂は何度か耳にした事がある。 命に対して、汚れた欲望を叩き付けようと言う噂を。
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0ch BBS 2007-01-24