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【新たな】私の巫女様Ⅴ【目標】
[977]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:10:51 ID:??? 海上中監督 「最後までがんばれ、って事だ。 もう無理だと思ったら、代えるけどな?」 ナデナデ 電 「はわっ!? ……も、もっとなでて欲しいのです」 エヘヘ 電の、ふわふわとした栗色の髪。 撫でてやると、ふにゃあっ……と表情を蕩けさせ、甘え付いてくる。 これが可愛いので、ついついやってしまう。 雷 (ずっ、ずるい……!) 「い、電。 よ、よかったわね……?」 暁 「わ、私は一人前のレディーだし、ナデナデなんてされなくていいもん!」 (いいなぁ……) 響 「提督、次は私にもして欲しい」 クイクイ 海上中監督 「はいはい」 ナデナデ 響 「すぱしーば……」 ウットリ 響の透き通るような銀髪も、触り心地がいい。 電が綿菓子なら、響は絹のよう。 片手で撫でつつ、最後の問題児へと目を向ける。
[978]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:12:12 ID:??? 赤城 「もぐもぐもぐ……ごくん。 作戦会議でしょうか?」 磨り減った体力を、少しでも取り戻すためか……。 口一杯にボーキサイト・チョコを頬張り、ドリンクで流し込む赤城が、そこに居た。 海上中監督 「……赤城は、出来るものなら完封して見せろ。 いいか、考えるべきはチームの勝利だぞ」 赤城 「はい。 私にお任せ下さい」 こうは言ったが、赤城の体力が限界に近い事は解っている。 はっきりと言えば、私は赤城に失点して欲しいのだ。 対外試合で失点をすれば、自分の慢心に気付くだろう。 それでもダメなら、第一艦隊の正GKは、加賀になるだけの話だ。 とは言え相手のある事。 試合を壊さないように、手は打たねばならない。 控えGK、軽空母の千歳にさりげなくサインを送る。 千歳 「! ……」 トントン 帰って来たサインは "マリアナのようにはいかないわ" ……準備万端、何時でも出してくれ、と言った所か。
[979]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2013/12/31(火) 23:17:38 ID:??? 海上中監督 「いいか、相手はなかなか強い。 だが、実力は我々が上だ。 真正面からねじ伏せてやれ、信じているぞ!」 艦娘達の合図を聞き、グラウンドへ走らせる。 大丈夫だ。 相手は予想以上に強かったが、勝てない相手じゃない。 私の育てた艦隊の強さを、思い知らせてやろう。 サッカーも戦争も、艦隊戦も。 一隻、一人が強いだけでは勝てない事を、思い知らせよう。 ―――――――――――――――――――――――――― //このスレでの本編進行はここまで。 //艦これとのクロスとか、無謀すぎて何やってるんだろうと。 //このスレは埋めネタに使います。 次スレ案募集中です。 てんぷれ 【】私の巫女様Ⅵ【】
[980]森崎名無しさん:2013/12/31(火) 23:22:19 ID:??? 【敵艦隊】私の巫女様Ⅵ【撃沈なるか】
[981]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:18:31 ID:??? -Side ボランチくん- ~外伝 ボランチくん、がんばる~ ボランチくん。 東京、東邦学園中東部から転校してきた、変わり者。 その理由は凄く簡単、 "君代 命と一緒に居たい" から。 サッカーの実力はそこそこ。 そこそこ以上の何者でもない。 容姿も普通。 鍛えてはいるが、取り立てて鍛え抜かれた~のような枕事名が付くほどじゃない。 そういう意味なら、同じ男で一年の、村澤の方がよっぽど鍛えられている。 諏訪社中学校に越してきた、彼の朝は早い。 学校に来てまずやる事は、愛しの君代 命。 その下駄箱の、チェックだ。 ボランチくん 「……また、あった。 本当に、懲りない」 ガササ "君代さん 何時もあなたを見ています どんなに見ても、目すら向けてくれない貴女が愛しい 貴女が立ち寄った本屋、立ち読みしていた雑誌は MU でしたね 貴女が手に取った それだけで黄金に思えました 買ったのでいつでもあげます" 朝日に透かして見れば、命をストーキングして得たとしか思えない……そんな内容の手紙が入った、封筒。 迷う事無く、廃棄する。 慈悲は無い。
[982]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:21:16 ID:??? ボランチくん 「こっちは……女生徒からの差し入れか、うん」 人間界に舞い降りた聖女の如き命の事だ、きっと目に付いたから助けたのだろう。 お礼の言葉と共に、小さく小洒落たお菓子が、袋詰めされている。 流石にこれを捨ててしまうほど、外道では無い。 丁寧に下駄箱へ戻すと、自らの教室に入る。 荷物を置くやすぐに、サッカー部室へと直行する。 慣れきった動きであった。 ワザマエ、である。 ボランチくん 「ふぅっ……」 ガチャ 軽くランニングを終え、手にするのは掃除用具。 いち早く来て掃除をする事で、毎日の日課として校庭を走る命を出迎えるのが ボランチくんの朝の日課となっている。 ボランチくん 「……」 サッ サッ 君代 命 「おはようございますボランチさん、今日も早いですねー」 ガチャー ボランチくん 「おはよう、命。 今日も綺麗だ」
[983]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:26:06 ID:??? 君代 命 「おだてても、何も出ませんよーだ。 それより、タオル下さい……汗かいちゃって」 ボランチくん 「うん、ある。 はい」 何を考えたか、ボランチくんはタオルを手にしたまま腕を広げる。 まるで、この胸に飛び込んで来いと言わんばかりだ。 君代 命 「お願いしますねー」 スルッ そこへ、命は躊躇いなく滑り込む。 ボランチくん 「……」 ゴシゴシ コシコシ 滑り込んできた命を、まるで硝子細工でも扱うかのように。 丁寧に、丁寧にタオルで拭く。 拭いてやる度に、何とも言えない、理性の糸を焼き切るような感触が伝わる。 拭くたびに、意思の盾を飴細工のように溶かそうとする、甘い香りが包み込む。 ボランチくん (命は、危ない。 俺が、見ていなきゃ。 何時か絶対、危ない目に合う) と言うよりも、不穏な噂は何度か耳にした事がある。 命に対して、汚れた欲望を叩き付けようと言う噂を。
[984]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:30:10 ID:??? 自分とて男だ。 東京時代、コンビとして仲が良かった自覚は、ある。 命は、自己主張がニガテな自分にも、分け隔てなく接してくれた。 だから自分も、命に捧げられる物は、出来うる限り捧げてきた。 かといって、これはどうなんだろうか? 体を拭いてあげた命は、何の疑いもなく、目の前で制服に着替えている。 君代 命 「ふんふ~ん♪ いままでっ、とどかなくって~♪」 ルンルン スルスルッ のんきに、鼻歌まで歌っている。 見ようと思えば命の下着から、脱ぐ順番まで余す事無く見ることが出来るだろう。 しかし、しない。 背を向け、必死に自分のスケベ心と戦う。 ボランチくん (落ち着け、俺。 これは命が俺を信頼してるだけなんだ、勘違いしちゃいけないんだ) そう。 彼女は本当に、天然で男でも女でも惚れさせて回る。 元々整った容姿をしているのに、それだけでは無い。 見ているだけで、人を狂わせる魅力がある。 皆言わないが、それが命にあると、皆確信していた。
[985]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:33:23 ID:??? 始めて見た時は、何事かと思った。 息を、呑んだ。 何もかもが美しかった。 宝石そのものだった。 所作一つ一つが絵画のようだった。 清楚さと魅力に満ちた美少女が、俺の目の前にいた。 欲しい、と思ってしまった。 純真なスポーツマンの端くれだ。 規律や規範は人一倍持っているつもりだった。 他人を目にして、欲を浮かべるなど、あってはならないことだ。 けれど、抑えられなかった。 いや、抑える気すらも起きなかった。 肉欲、支配欲、独占欲―――。 欲と名のつく感情が後から後から、溢れ出す。 もっと見たい。 近くに行きたい。 その肌に触れてみたい。 理性すら失念させる美に触れようと、無意識に突き出した腕が――。 君代 命 「わっ、と?」 パシッ 突然振り向いた、命に掴まれた。 俺の理性が焼き切れた時、彼女はそれを抑えつけるように、どんな時でも反応した。 まるで、悪意を見抜く千里眼でも、持っているかのようだった。
[986]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2014/01/05(日) 06:46:30 ID:??? ボランチさん (いや、本当に持っているのかもしれない) 現代において、怪異 ――オカルト―― は、割りあい常識だ。 海には進化論で説明できない怪物がいるし、山には科学で明かせぬバケモノがいる。 そう、教えられている。 実際に見た事は無いけれど。 御伽噺だ、と断じる人も同等に多い。 サッカーで言うなら、サイドに居ると動きが良くなる。 負けていると動きがよくなる。 雨が降ると調子が良くなる、守備の時だけ身体能力が上がる、シュートを打ち返すと龍が見える。 ペナルティエリアで動きが良くなる、一時的に身体能力を増せる――。 こういった現象には、何らかの怪異が絡んでいる事もある――とされた。 統計や数字では計りきれない、その場に居る者しか感じとれない力があると。 ボランチさん (そしてその力は、女性に多く発現する) 古代の女は、みな潜在的に呪的霊能をそなえていたとされる。 時代を遡るほど、皆がそれを顕在化させやすい社会的雰囲気があった、とも。 女、特に少女は霊的守護者であると信じられていた。 多感な時期に自らの霊的才能を顕在化させ、それをスポーツに転用した例は現代において多い。 それでも、身体能力の差からチームの主力となる例は珍しいのだけれど。 ボランチさん (けど、命は立派にチームの主力――いや、エースだった)
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0ch BBS 2007-01-24